妊娠中の汗がすごい!妊婦の汗かきの原因と止まらない時の3つの対策方法

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妊娠中の身体の変化により様々なマイナートラブルが起きます。

なかでも「身体が熱くて汗が止まらない」と汗をかきやすくなったというトラブルをよく耳にします。

臨月ともなれば、お腹の成長に比例して汗の量も増えることでしょう。

坂道はおろか、家事を少ししただけでも汗だくです。

それでは、なぜ妊娠中は汗をかきやすくなるのでしょうか。

そこで今回は、妊娠中の汗かきの原因とそれによって起こるトラブル、3つの対策方法についてご紹介致します。

  • 妊娠中の汗かきの原因とは
  • 汗をかくことでの母体や赤ちゃんへの影響は?
  • 汗が原因の2つのトラブル
  • 対策方法1 マタニティ用の通気性の良い下着を着る
  • 対策方法2 お肌保湿
  • 対策方法3 水分補給

妊娠中は、ホルモンバランスの変化により、あらゆるマイナートラブルに悩まされます。

特に肌質が変わったというのはよく聞きますが何が原因なのでしょうか。

汗をかくことによって汗疹ができたりと汗からまた違うトラブルにも悩まされてしまいます。

汗かきの原因と対策をしっかりと行って他のトラブルが起こらないようにしましょう!

目次

・妊娠中の汗かきの原因とは

妊娠中は女性ホルモンの分泌により様々なトラブルに悩まされますが、「汗かき」の原因もやはり女性ホルモンが深く関わっています。

〈汗かきの3つ原因〉

黄体ホルモン「プロゲステロン」の分泌によるもの

女性ホルモンの1つである黄体ホルモン「プロゲステロン」は、排卵直後から卵巣で作られます。

排卵直後から開始し次の生理まで分泌を続けますが、妊娠をするとずっと分泌を継続。

そして黄体ホルモンが分泌をされることで基礎体温が上がり身体を温めます。

そのことから代謝が良くなることで、より汗をかきやすくなるのです。

妊娠中は身体が温かくポカポカしているとよく言われますが、これも又黄体ホルモンの分泌によるものなのです。

乳腺の血流の活発化

妊娠中に最も汗をかく場所が胸と言われているのをご存知ですか?

上記の①で説明した黄体ホルモン「プロゲステロン」が分泌をされることで、出産後の準備として乳腺を発達させます。

妊娠をすると、血液量が増え発達した乳腺にも血液が沢山送られることに。

そして血流が良くなる事で、胸の辺りが温かくなり代謝が良くなって汗をかくようになるのです。

脂肪が増える

妊娠をするとお腹の赤ちゃんを守ろうとお腹やお尻、腰回りに脂肪が付きやすくなります。

脂肪は体温を保持しやすいので汗をかくようになります。

妊娠の周期が進むほど脂肪がついてきますので、妊娠後期は更に汗をかきやすくなってしまいます。

上記の3つの原因から、身体が温まり妊娠中は普段以上に汗をかくようになります。

最近の真夏はとても暑いので、真夏を過ごす妊婦さんは特に汗に悩まされてしまいますね。

・汗をかくことでの母体や赤ちゃんへの影響は?

妊娠によって汗をかくことは病気ではありませんので、母体や赤ちゃんへは特別に影響はありません。

むしろ身体を温めて代謝を上げ、老廃物を外に出すので健康的にはとても良いこと。

『汗だくなんて恥ずかしい』なんて思うことはしなくていいんです♪

汗をかくことで体内の毒素が排出されるので、赤ちゃんにも綺麗な血液が流れ、質の良い栄養素を届けることが出来ます。

ただし妊婦さんは汗をかくことで水分が失われてしまうので、こまめな水分補給は必要不可欠。

臨月で汗が止まらないという方は、特に水分補給を大切にしてくださいね。

それから、汗をかいてそのままにしておくと肌トラブルもおこってしまいますので、日頃からのお肌ケアも大切でしょう。

・汗が原因の2つのトラブル

妊娠中は、かく汗から下記の2つのトラブりがおこりがちです。

きちんとケアをして少しでもトラブりがおきないようにしましょう。

汗疹やかゆみ・かぶれの肌トラブル

汗をかいたままで特にケアをせずにしていると、服や下着の締め付けで皮膚が密閉された状態になり、かゆみやかぶれ、汗疹の肌トラブルを引き起こしてしまいます。

特に妊娠中は、ホルモンバランスにより肌も敏感になりますので、余計にトラブルが起きやすくなってしまうのです。

妊娠中に強いかゆみや発心が現れたら「妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)」の可能性も。

これは妊娠中のホルモンバランスの影響で敏感になった肌に起こりやすい疾患です。

〈妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)とは?〉

妊娠中期から後期に多い皮膚疾患です。

手や足、お腹、胸、背中と身体の至る所が痒く発疹が現れます。

直径1cm位に皮膚が赤く盛り上がり酷い痒みを伴います。

かゆみによって酷くかぶれてしまった場合は産婦人科の主治医の先生に相談しましょう。

お腹の赤ちゃんへの影響もある可能性があるので自己判断で薬は使わないようにして下さいね。

皮膚科で診てもらう時は妊娠中であることを必ず伝えて下さい。

脱水症状

汗を沢山かけばかくほど身体の中の水分が奪われてしまいます。

特に夏場などは普通の人でも水分を奪われがち。

そのうえお腹が大きくなるほど体の負担も比例しますし、発汗量も増えます。

特に夏場、妊娠後期~臨月の方は動くのもやっとではないでしょうか?

もしそのような状態で脱水症状が起きてしまうと、頭痛やめまいを引き起こしてしまいます。

そしてめまいで転倒してしまうと、妊婦さんだけでなくお腹の赤ちゃんにも危険を伴うことに。

また、体内の水分が奪われると血流も悪くなるので、赤ちゃんへの栄養や酸素が滞ってしまうので注意が必要です。

・対策方法1マタニティ用の通気性の良い下着を着る

妊娠前の下着を着用していてお肌を締め付けていませんか?

妊娠をすると胸も大きくなり、お尻や腰回りに脂肪が付きやすくなるので、妊娠前の下着ではきつく締め付けてしまいます。

汗をかくと締め付けた部分に汗がたまり、放っておくとかゆみやかぶれ、汗疹の原因に。

赤ちゃんの成長には、母体のリラックスが何より大切です。

身体のサイズにあった、マタニティ用の下着を着るようにしましょう。

また妊娠中のお肌はとても敏感ですので、通気性が良くお肌に優しい素材の物を選ぶよう心がけて下さいね。

特に真夏の場合は汗だくになりがちですので、こまめな着替えも重要です。

・対策方法2 お肌の保湿

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汗をかいたお肌にはきちんとしたケアも必要です。

汗だくのまま不衛生の状態で何もケアをしないでおくと、皮膚が炎症してしまい酷い痒みが発生してしまいかねません。

汗をかいた後はしっかり拭いたりシャワーやお風呂で清潔にして下さい。

その後、保湿力が高くお肌に優しいナチュラル系のクリームやオイルでスキンケアして下さい。

保湿力が高ければ高いほどお肌トラブルを防ぐことができます。

・対策方法3 水分補給

妊娠中は沢山汗をかきますので十分な水分補給が必要です。

身体の中の水分が奪われてしまうと、血液の循環が悪くなったり、脱水症状を引き起こしますので注意が必要です。

妊婦さんは1日2リットルから3リットル程の水分が必要です。

こまめにお水かミネラルたっぷりの麦茶を飲むようにしましょう。

外へ散歩する際は水筒を用意して、いつでも飲めるように準備しておくととても便利ですよ。

まとめ

妊娠中はホルモンバランスの影響により様々なマイナートラブルに悩まされがちです。

予防できるトラブルはきちんとケアすることで回避ができます。

汗トラブルは他のマイナートラブルと比べても自分で予防ができますので、快適なマタニティライフを過ごすためにも日頃からきちんとケアをしましょう!