生理中に妊娠する可能性はある?した人はいる?生理最終日の確率と体への変化

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『生理中でも生理最終日に妊娠する可能性はあるの?』

生理中は妊娠しないって聞いたことがあるなという方、きっとたくさんいらっしゃいますよね。

確かに生理中は妊娠しにくい時期ではあります。

でも、全く妊娠しない時期ではないということがポイントです。

・生理最終日に妊娠する可能性はあるのか

・生理中に妊娠する確率はどのくらいあるのか

・もしも妊娠したらどんな変化があるのか

・生理中の妊娠をさけるために

この記事では上記のように、生理最終日に妊娠する可能性があるのかどうかを中心にお話します。

生理最終日に妊娠する可能性があるかどうかを知ることで、正しい知識を持ってパートナーとの仲を深めることが出来ますし、自分自身を守ることにもつながります。

それでは1つずつみていきましょう。

目次

生理最終日に妊娠する可能性はあるの?

生理中は妊娠しないと思われがちですが、特に生理最終日は排卵日との兼ね合いで、妊娠する可能性は十分あります。

生理周期と排卵

正常な生理周期は25日~38日と言われています。

生理周期は、生理が始まったその日から次の生理が来る前日までの間を指します。

①排卵に合わせて子宮内膜を厚くする

②排卵

③排卵された卵子が精子との受精の時を待つ

④受精しなければ、排卵2週間後に子宮内膜が剥がれて体外へ排出(生理)

生理周期の間に上記の①~④のサイクルが繰り返されます。

精子と卵子が受精して妊娠すると、子宮内膜は剥がれないので生理はストップします。

毎月生理がいつ来たか手帳に書き記すと、大体何日の間隔で生理が来るのかが分かるようになりますよ。

この生理周期、私は今30日周期で大体決まって30日後に毎回生理が来ます。

でも、体調が悪かったりストレスが溜まったりすると、簡単に生理が遅くなったり早くなったりしてしまうんです。

この乱れが1回だけなら問題ありませんが、何度も続いて安定しないよう出あれば生理不順となります。

排卵と受精

排卵は28日周期の人の場合、生理開始日から14日目頃に起こります。(28日-14日)

25日の生理周期の人は、排卵が生理から11日目頃に起こります。(25日-14日)

30日の生理周期の人は、排卵が生理から16日目頃に起こります。(30日-14日)

一般的に一番妊娠しやすいのは、排卵日3日前~排卵日翌日です。

ただこの排卵日、生理の周期から計算する場合には、確実にこの日というのを割り出すのは難しいので、だいたいこの時期に排卵されているという“排卵期”で示すことが多いです。

この排卵期前後に精子が体内に送り込まれると、受精する可能性が高くなります。

精子の寿命が3日~5日(最長で7日生き続ける精子もある)、卵子の寿命が約24時間ということを考慮すると、ぴったり排卵日に精子が体内に入らなくても、排卵日の数日前から性交していれば十分受精する可能性はアップします。

いわゆるこの排卵日前後の時期が妊娠を希望する人からすると“チャンス日”、妊娠を希望しない人からすると“危険日”となるわけです。

排卵日を確実に知るにはどうしたらいいの?

(1)排卵検査薬

排卵検査薬は尿をかけることで、排卵が起こる前にドバっと放出される黄体形成ホルモンが分泌されているかをチェックすることが出来ます。

要は排卵検査薬に尿をかけて反応があれば、排卵が1日~2日後に起こるという目安になります。

(2)基礎体温を毎日つける

毎朝目が覚めたと同時に横になったまま基礎体温計を測りましょう。

毎日続けることで、自分自身の身体のサイクルを把握することができます。

低温期から高温期に移行する時が排卵となりますが、ちゃんと排卵をしているのか、低温期と高温期に別れておらずホルモンバランスが乱れているといったことも知ることができます。

生理最終日に妊娠する条件

(1)精子が体内に数日残り、排卵日がずれる

精子の寿命は大体3日~5日と言われていますが、最長で女性の身体の中に入って7日間生き延びる精子もいます。

生理最終日に女性の身体の中に入った精子が卵管までたどりついていたとします。生理周期がたまたまその月は23日周期で、生理開始から9日目に排卵(23日-14日)があった場合は、十分受精して妊娠する可能性がありますよね。

つまり、生理最終日に女性の身体の中に精子が入り、生理周期が早いことが重なると妊娠しやすくなります。ちょっとした偶然が重なってということになりますが、私もよく生理が早くなったり遅くなったりする誤差はあるので、そう考えると妊娠する可能性は十分あるなと感じますね。

(4)生理だと思っていた出血が実は排卵の出血だった

排卵前後に一時的なホルモン変動で少量の出血をすることがあります。人によっては生理の出血かと思うくらいの出血量のこともあるんです。私も35歳を過ぎて初めて排卵時の出血を体験しました。

生理が2週間前にきたところだったので、また来たのかと思ってドキッとしましたが、1日で治まったのでなんだったんだろうと病院へ行ったところ、排卵の出血ではないかと言われてそんなことがあるんだと初めて知りました。

この排卵の出血が終わってすぐに、女性の体内に精子を取り込むと妊娠の可能性はかなり上がりますね。

生理と排卵時の出血の区別がつきにくい場合には、基礎体温をつけるのがおすすめです。基礎体温で低温期から高温期に変化する時期が分かれば、出血は排卵が原因だったなと判断することができますよ。

女性の身体は機械のような正確さはない

女性の身体は生理周期があって、それに合わせて排卵をするわけですが、排卵がいつも決まって生理が始まって14日目にあるというわけではありません。

もちろん生理周期や排卵の仕組みを考えると、生理中に排卵があるということは考えにくいですが、たまたまストレスや体調が悪くて生理中に排卵してしまうことだってあります。

女性の身体は機械ではないので、正確ではないんです。

ストレス社会で生きる女性の身体は、ダイレクトにその影響をうけますし、いつもより早い生理にそれにともなっていつもより早い排卵、十分考えられます。

だから、生理中だから妊娠しないなんてことは全く言えないですね。

生理中に妊娠する確率はどのくらい?

妊娠しているかどうか気になる場合、どのくらいの確率で妊娠しているのか気になるという人は多いですが、実際のところ確率は条件から言って高い・低いしか言い切れません。

でも、女性の身体は体調やホルモンらバンスの影響を受けやすいので、妊娠しない確率は常にあるということを覚えておきましょう。

生理から何日目?

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生理が始まった初日であれば、妊娠する確率は低いです。

これは排卵日の兼ね合いと、生理が始まって出血量が多い時期は例え受精したとしても不安定な子宮に着床するのが難しいと考えられるためです。

一方生理始まりに比べると生理最終日は妊娠する可能性は高いです。

生理周期が一定か

生理周期が一定であれば、生理中に妊娠する確率は低いです。

生理周期が一定でなければ排卵が妊娠中に起こることも稀にありますし、排卵が早まることも十分考えられるため、生理中に妊娠する確率も高くなります。

体調はいいか

体調が悪かったりすると、それだけでも女性の身体は影響を受けます。

体調が良い場合は、生理中に妊娠する確率は低いです。

それに対して体調が悪い場合は、妊娠中でも排卵が早まったりすることがあるので、妊娠する確率が高くなります。

もしも妊娠していたらどんな変化があるの?

妊娠したら、体に変化が起こります。

(1)無月経になっていませんか?

妊娠したら、当たり前ですが生理がきません。月経不順の人は「いつものことだから」と気づきにくいかもしれません。でも生理周期が大体誤差1週間以内で毎月生理がある人は「あれ?生理がこない」と気づきますよね。

(2)基礎体温が高温期続いていませんか?

基礎体温をつけている方は、高温期から低温期になるはずが、2週間以上高温期が続くと「もしかすると…」と変化を感じ取る方も多いのではないでしょうか。

生理が始まると低温期に入るのですが、妊娠すると高温期がずっと続きます。

(3)つわりがありませんか?

生理が来る予定日から1~2週間経つと、吐き気や頭痛といった体調不良がみられる人が多いです。

私もご飯の炊ける臭いや、シャンプーの臭いなどこれまで全く気にならなかった臭いがすごく気になるようになりました。

中には全くつわりが無い人もいますが、つわりがひどすぎて入院しなければならない人まで、個人差があります。

妊娠の判断はどうしたらいい?

正確な妊娠の判断をするためには、妊娠検査薬です、ドラッグストアで1つ500円ほどで購入することができます。

尿を検査薬にかけて妊娠しているか否かを判断しますが、排卵日から2週間で陽性かどうか判断することができます。でも、誤差を考慮しても生理予定日から1週間経過してから検査をした方が、確実に陽性かどうかの判断ができるので、早く検査をしたい気持ちも分かりますが、生理予定日から1週間まってから検査をするようにしましょうね!

受診のタイミングはどうしたらいい?

妊娠検査薬で妊娠が分かったら、出来るだけ早めに受診をするのが望ましいです。

というのも、妊娠は全てが正常ではないからです。

異常妊娠の場合は子宮外妊娠だったり、胞状奇胎といった早急に処置が必要なものがあります。私の友人も昨年妊娠は分かっていましたがなかなか病院を受診出来ずにいたら、職場で大量出血を引き起こし病院へ運び込まれたところ、体外受精だったことが分かりました。命の危険があるくらいの出血を引き起こすこともあるので、怖いですよね。

妊娠初期の受診は、そういった異常妊娠ではないか確認するという意味でも、とても重要な

んです。

正確な妊娠の診断は早めに病院できちんと受けるようにしましょうね。

生理中の妊娠を避けるためには

生理中も妊娠する可能性は十分あるわけですから、生理中でもしっかり避妊はする必要があります。

(1)ピル

ピルを飲むことで、体内のホルモンバランスを妊娠中の状態にするため、排卵がなくなり避妊の効果が得られます。

21日間ピルを飲み続けて、7日飲まないというサイクルをくりかえして服用しますが、

毎日決まった時間に飲むことがポイントになります。

ただし、下痢の時にピルを飲むと効果が半減することがあります。現に私の友人も、ピルを毎日飲んでいたけれど、下痢が続いていた時に受精してしまいましたので、気を付けてくださいね!下痢が続く時は腸が弱っているのか、妊娠しちゃうこともあります。

人によってはピルを飲むことで副作用がある場合があります。

けだるさだったり、太りやすかったり、つわりのような症状が現われたり人それぞれです。慣れてくると症状が落ち着きますが、落ち着かない場合は薬を変えることも出来るので、医師に相談しましょう。

ピル自体が病院で処方されるので、避妊のためにピルを服用したい場合は病院へ行きましょうね!

(2)コンドーム

コンドームをつけることで完全に妊娠を防ぐことが出来るわけではありませんが、それでも精子が射精の前に膣内で出てしまうことを防ぐことが出来ます。

何よりも感染症を防ぐことが出来るので、感染症にかかりやすい生理中はコンドームをつけるのがおすすめです。

射精する前にコンドームを装着する人もいますが、射精前に膣の中で出てしまっていることも考えられますので、過信せずに挿入前からきちんとつける癖をつけるようにしましょうね。

膣外射精は効果があるの?

コンドームをつけていない場合、膣外射精をしても妊娠しないなんて言い切れません。

というのも、精液1滴でもものすごい量の精子が含まれています。

射精直前に膣の外へ出しても、本人が無自覚のうちに出てしまっている可能性は大いにあるんです。

だから「外で出したから大丈夫」なんてことを聞きますが、結局後になって「妊娠してた!」なんて話もよくありますよね。膣外射精は避妊とは言えませんよ。

確実な避妊は性交しないこと

結局のところ、妊娠しない安全な日なんてありません。

だから確実な避妊方法は「性交しないこと」これに限ります。

でも、なかなかそういうわけにもいきませんよね。

妊娠を望んでいないのであれば、とりあえずコンドームは確実につけるようにしましょう。

まとめ

私自身、漠然と生理中は妊娠しないものだという認識がありました。

私と同じ認識をしていて、生理中だから大丈夫だと思っていたら妊娠していたという経験のある方、沢山いらっしゃるのではないでしょうか。

女性の身体はとても繊細で、常に変化しています。

だから生理最終日で問題ないと思っていても、奇跡的に妊娠することはあるんです。

もちろん、妊娠を望んでいてなかなか妊娠できなかったけれど、ちょっとずらして生理最終日に目標を定めたら妊娠したという場合はとても喜ばしいことですが、みなさんがそうではないですよね。予期せぬ妊娠に喜びよりも戸惑いの方が大きいという方もいらっしゃるはずです。

生理中は大丈夫という漠然とした認識は捨てて、生理中もコンドームをつけて避妊はしっかりするようにしましょう。

そして、自分自身の身体を知りましょう。

基礎体温計を付けたり、前回の生理がいつだったかを記録することからはじめましょうね。

そうすることで、望まない妊娠を防ぐことができますし、自分自身を守ることにもなります。逆に妊娠を希望している場合には妊娠のチャンスを知ることができますよ!