生理が40日以上こないのはどうして?妊娠の可能性と周期・排卵日について

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『毎月ちゃんと決まってきていた生理が40日こないのはどうして?これって大丈夫?』

これまで順調だった生理が、急に40日こないと焦ってしまいますよね。

原因も思い当たらなければ不安もそれだけ大きくなります。

私も妊娠したのかなとか、病気かなと焦ることが何度もあったので、お気持ちよくわかります。

生理が40日来ないことはどうしてなのか、体にとっては大丈夫なのか。

この不安を解消するために、この記事では次のような内容をお伝えします。

・生理周期と体の中の変化

・生理が40日こないのは異常なのか

・生理が40日以上こない原因は何か

・遅れた生理周期を改善するにはどうしたらいいのか

・病院ではどんな治療をするのか

生理が遅れることがどういうことなのか、正しい知識を持つことで、適切な対処が出来るようになります。

この対処が後々の自分健康や妊娠に関わってくるので、おろそかにされないことがおすすめです。

ぜひ参考にしてみてくださいね!

それでは1つずつみていきましょう!

目次

生理周期と体の中の変化

生理の周期は人によって違います。

生理周期は生理が始まってから、次の生理開始日前日までの期間のことを言います。

私は10代の頃、生理は毎月あるから面倒だなとしか思っておらず、自分の周期がどのくらいとか全く把握していませんでした。

カレンダーや手帳に「生理開始」なんてマークも付けたことがありませんでした。

でも、22歳の時にたまたま先月の生理開始日を覚えていて、「そういえば1ヶ月半生理が来てない」と呟いた所、友人から妊娠してるかもしれないし、病院に行った方が良いと勧められました。

病院で生理周期を聞かれて、私は全く把握していなかったのですが、医師より女性は自分の生理周期を把握しておくことは当たり前のことだと怒られて、無知な自分がすごく恥ずかしかったです。

それくらい、女性の身体は赤ちゃんを産むために周期的に変化しているので、生理周期と自分の身体の変化が大きく関係していることを知ることができますよ。

生理周期の間に、女性の身体は次のように変化します。

①卵子を育てて子宮内膜を作り、妊娠に備える準備をする

②育った卵子を排卵する

③2週間ほど卵子が受精するのを待つ

④卵子が受精しなければ、子宮内膜を捨てて血液と共に外へ排出する(生理)

正常な生理周期であれば、25日~38日の間で①~④を繰り返しています。

正常な生理周期

22歳の時に生理が遅れて病院を受診した際、45日間生理が無い状態でした。

結局超音波検査で綺麗な卵子を確認することができ、2・3日中に生理が来るよと言われて帰宅したら翌日本当に生理が来てホッとしましたね。

病院を受診した際に、生理が始まる日を自分で記録して、生理周期が毎月25日以上38日以内なら問題ないと教えてもらいました。

また、人間の身体は機械みたいに正確じゃないので、1週間くらい前後しても問題ないし、たまには今回の私のように、ガッツリ生理が遅れることもあるけれど、また戻れば問題ないからあまり深く考えないようにとアドバイスをいただきました。

それを機に自分の生理の周期を把握するために毎月手帳に生理が始まった日を書き込むようになりましたが、独身時代の私の生理周期は28日でした。

面白いことに、ずっと生理の日をチェックをしていると、私の場合は季節の変わり目になるとちょっとずつずれるのが分かるようになり、体ってちょっとした変化に左右されるんだなと実感しましたね。

特に寒い時期は3日くらい早くなる傾向がありました。

ちなみに3人を出産した30代の今は、生理周期は大体30日です。

異常な生理周期

・頻回に生理のような出血がある(頻発月経)

・生理が39日以上毎月あいて遅れがち(稀発月経)

・3ヶ月以上生理がない(無月経)

普段は生理周期に大きな変化はないけれど、今回だけ遅れたという場合には、問題が無い場合が多いので受診する必要はありませんが、妊娠の可能性があったり、上記のような異常な生理周期の場合は受診をするようにしましょうね。

ただし、10代はとても不安定です。10代の生理不順は体が未発達なので仕方のないことです。だから気にしなくても大丈夫ですよ。

正常な生理

・3日~7日で終わる

・血液がサラサラ

・生理痛などの症状があっても、日常生活を問題なく送れるのであれば正常

異常な生理

・経血の中にレバーのような塊が混じっている(月経過多)

・極端に少ない(過少月経)

・腹痛や頭痛などがひどく、日常生活に支障をきたす(月経困難症)

出産を経験して30代に突入してからの生理は20代の時に比べると、まず経血の量が少なめになりました。

20代の時は生理3日目までは日中も夜用ナプキンをつけていなければ、漏れてきていましたが、30代になると2日目は十分日中用のナプキンで対応することができます。

また、20代の時は経血がドロッとどす黒く、レバーの塊みたいなものがよく一緒に出てきていましたが、30代になると全くなくなりサラサラの鮮血になりました。

出産をすると子宮や体の中がリセットされると言われますが、その通りだったのかもしれないなと感じています。

ただ、生理痛に関していえば、ほとんど日常生活に支障をきたさなかった20代に比べて、30代は鎮痛剤を飲んだり横にならないと耐えられない月が時々ありますね。

生理が40日こないのは異常なの?

生理が40日こないのは、異常な場合と正常な場合があります。

もともと生理周期が規則正しく正常にあるものが、今回だけ突然40日きていない場合、これは正常といえます。

でも、もともと毎回生理周期が40日以上だったりするのであれば異常です。

40日以上生理がこない原因は?

40日以上生理がこない原因は色んなことが考えられます。

妊娠している

普段25日~38日で月経がきているのであれば、突然40日以上月経がこなかったら焦ってしまいますよね。

もしも妊娠の心当たりがあるのであれば、妊娠していないかどうか検査をする必要があります。

(1)妊娠検査薬

ドラッグストアで購入することができる妊娠検査薬は、尿をかけて使用しますが、かなり信ぴょう性が高い結果が出ます。ポイントとして生理予定日の1週間後を待ってから検査を行いましょう。

私は待ちきれなくて、生理予定日3日後にフライング検査をしましたが、それでも検査の結果は陽性でした。

仮に生理予定日前や1週間後に検査をして“陰性”でも、もう少し日にちを置いて検査をしたら“陽性”が出る場合があるので、焦り過ぎは禁物です。

(2)基礎体温計

基礎体温計を毎日つけている人は、基礎体温計の結果で判断するのも一つの方法です。

毎朝目覚めてすぐに、横になったまま測定しますが、正常なリズムであれば月経期間に女性ホルモンのバランスから“高温時期”と“低温時期”にくっきり分かれます。

低温期から高温期になった時が“排卵期”で、高温期から低温期になった時が“生理開始日”となりますが、妊娠すると高温期がずっと続きます。

ただ注意しなければならないのが、基礎体温って普段風邪をひいただけでも変化するんです。つまり体調によって変化するので、妊娠検査薬の方が確実です。

妊娠検査薬にでも基礎体温計でも、妊娠の可能性がある場合は速やかに病院を受診しましょうね。

ホルモンバランスの乱れ

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ホルモンバランスの乱れが原因で生理が遅れているというのは、よく聞く話です。

私も現在30日周期で大体生理はきますが、それでも何日か遅れたり早く来たりすることはあります。

・ストレス

・生活習慣や食生活の乱れ

・年齢

現代人はストレス社会で生きているので、ストレスによってホルモンバランスが乱れる人はとても多いです。

早期閉経

普通閉経は55歳くらいに迎える人が多いですが、最近では43歳未満で閉経を迎える女性も多いです。

稀発月経

生理周期が39日以上90日未満の生理周期を言います。

・排卵が起こっていない“無排卵性”

・時々排卵する“排卵性”

稀発月経は上記の二つに分けることができます。

無排卵性の稀発月経は、思春期や更年期によくみられます。

閉経が近かったり、性的に熟していない時期に起こりやすいですが、この場合は特に治療の必要はありません。

でも20代から40代の無排卵性の稀発月経の場合は、急激な肥満や無理なダイエット、糖尿病や肝臓の病気が原因となることもあり、妊娠を希望している場合は治療をしなければ妊娠できません。

治療の方法は、“排卵誘発剤”を使って排卵を起こしたり、排卵までの日数を短縮させたりしますよ。

排卵性の稀発月経はホルモンバランスの乱れが原因ですが、これも“排卵誘発剤”を使って規則的に排卵を起こるようにします。

その他に考えられる病気

・早発卵巣不全

40歳を迎える前に生理が来なくなることをいいます。

卵巣に卵胞が残っていなければ、若年性更年期の診断を受けます。20代から30代でも閉経のような状態となり、イライラしたり、ほてりや冷えなど更年期障害のような症状が現われます。

・多のう胞性卵巣症候群

始めは問題ない生理周期でも、次第に35日、40日と延びていき最終的に無月経になってしまいます。

症状として肥満、ニキビ、毛深い、不妊などが挙げられます。

・甲状腺機能障害

喉にある“甲状腺”という場所から出るホルモンに異常があると、生理が遅れたりすることがあります。医療機関で治療をしましょう。

薬の副作用

・抗精神薬

・高血圧治療薬

・制吐剤

・抗アレルギー剤

以上のような薬を飲む場合は、生理が遅れるという副作用が現われることがあります。

遅れた生理周期を改善するにはどんな方法がある?

生理周期は自分で改善できないと思い込んでいる方も多いかと思いますが、日々の生活を改めるだけでも少しずつ改善できるので試してみてくださいね。

バランスの良い食事

食事は体の基本です。

バランスよく脂質や糖質の多い食事をとり過ぎないようにすること、身体を冷やすような食事よりも身体を温める食事を心掛けましょう。

また、ダイエットのために偏った食事内容を取り続けると、生理がストップしてしまいます。

暴飲暴食も食生活が乱れて、一気にホルモンバランスが乱れてしまうので、生理が遅くなったり早くなったりしますよ。

適度な運動

適度な運動は肥満を防いだり、程よく疲れて寝つきが良くなったり、体の代謝を挙げてくれたり、生活のリズムを整えてくれるため、積極的に行いたいですね。

運動不足でもホルモンバランスは乱れてしまうので、気を付けましょう。

お風呂でリラックスタイム

女性ホルモンはストレスや冷えが大敵なので、お風呂に毎日しっかり浸かってまずは自律神経を整えましょう。

自律神経の乱れはホルモンバランスの乱れを引き起こすため、生理周期が乱れてしまう原因になってしまいます。

ストレスを排除して、身体をしっかり温めることで夜の寝つきもよくなりますよ!

身体を温める

女性の身体に一番良くないのは“冷え”です。

身体が冷えることで血流が悪くなりますし、ホルモンバランスも乱れます。

私も冷えがひどいので、出来るだけ身体を温めることが出来るように、一人暮らしでもお風呂に入ったり、出来るだけ温かいものを食べたり、首を温めたりしながら冷え対策をするようにしてきました。

しっかり寝る

睡眠は基本です。寝ている間にホルモンは分泌されるので、睡眠時間が足りないと月経周期も乱れてきてしまいます。

寝ないと日中眠くて集中力も欠きますし、イライラしてしまいがちです。

だから、寝る前はスマホを早めに切り上げて、部屋を真っ暗にしてできるだけ入眠しやすい環境を整えるようにしましょうね。

病院で治療を受ける

妊娠を希望している場合は特に、生理周期を安定させてしっかり排卵をする必要があります。病気で生理周期が遅れているのであれば病院での病気の治療が先決です。

自分でどうしようもないこともありますし、なかなか赤ちゃんが授からなくて悩んでいる場合や、病気で生理周期が遅れている場合には一度病院を受診して治療を受けることも必要です。

基礎体温を測る

基礎体温を測ることで、体が排卵をきちんとしているかどうか把握することができます。

病院ではどんな治療をするの?

病院に行ってどんな痛い治療を受けなければならないんだろうと不安な気持ちになってしまいますが、実際のところはどんなことをするのでしょうか。

生理を誘発する薬の投与

生理を人工的に誘発して、女性ホルモンがしっかり分泌されているかどうかを調べます。

生理の周期を一度リセットするお薬です。

私も産婦人科を受診した際に、卵子が確認できなければ生理を誘発する薬の投与をすると説明を受けました。

採血

採血をすることでどんな種類の女性ホルモンが分泌されているかどうか、把握します。

超音波検査

卵巣や子宮内膜の状態を調べます。

私も超音波検査で、卵子を見ることができましたよ!

もちろん、このほかにも辛い治療を受けることもありますが、初めは超音波検査や採血、投薬といった治療の場合が多いです。

まとめ

生理が1ヶ月過ぎても来なかったりすると、「あれ?」と気になりますよね。

女性の身体は環境や心の変化にすごく敏感なので、自分で全く自覚していなくてもストレスで生理が遅れることはよくあります。

それが一度きりなら問題は全くありませんが、何ヶ月も続くようならば病気が潜んでいることも考えられますので、病院を受診する必要が出てきます。

また、生理が遅れることが当たり前になってしまって、いつの間にか全く生理が無くなってしまったなんてことになると、治療にも時間がより多くかかってしまいます。

10代で生理周期が不規則というのはまだ様子を見ても大丈夫ですが、20代に入って生理周期が長くなるという場合は、妊娠も関係してきますので一度医療機関を受診して、治療が必要ならしっかり治療をした方がいいですよ!

どうか当たり前に慣れないで、自分の身体とじっくり向き合ってみてくださいね!