みずみずしくシャキシャキとした食感がおいしい、秋の果物“なし”。
種類によって収穫する季節が違い、7月~9月までが旬の果物です。
古くから日本でも栽培されていて、改良を重ねて現在のなしになりました。
なしの種類は多く、代表的なものですと、幸水、豊水、二十世紀などは皆さん聞いたことがありますよね。
ビタミンCや食物繊維、カリウムなどの栄養が含まれていて、糖質が多くとても甘くておいしい果物。
みずみずしく水分が多いのが特徴で、乾燥に注意して保存してください。
なしの良さといえばシャキシャキとした食感とみずみずしさですよね。
これらを失わないように保存して食べるのが大切。
ここでは、なしの正しい保存方法、消費期限、おすすめのなしのメニューを紹介します。
目次
なしはどのくらい日持ちする?賞味期限は1週間!
なしはどのくらいの期間、おいしく食べることができるのでしょうか?
まずは、おいしい梨の選び方を紹介します。
枝がついていた側は肩が張っているように、膨らんでいるもの。
おしりの側は、ふっくらとして豊かなものが甘くておいしいです。
なしは、おしりの側が甘いので、おしりがどっしりと丸みのあるものを選びましょう。
また、大きさがあって重さがあるものが甘いです。
なしの軸の部分にも注目しましょう。
軸が干からびていなくて、しっかりとついているものが時間がたっていないなしで新鮮です。
なしの保存方法!
なしのみずみずしさを失わないようにして保存するには、どうしたらいいのでしょうか?
なしの保存方法を紹介します
なしの正しい冷凍保存方法
なしは、冷凍すると違った食感になります。
冷凍するときは、皮をむいて芯を取り除いて、8等分に切ります。
冷凍袋に並べて保存して、食べるときは自然解凍で食べます。
すこし凍った部分を残して食べると、シャーベットのようでとてもおいしいです。
また、皮をむいてレモン汁を少し加えて、スムージー状にして保存袋に入れて保存してもいいですね。
薄く板のようにして保存すると、割って使うことができるので便利。
スムージーに使うか、煮込み料理に使うこともできます。
なしは、冷凍保存で1ヶ月保存することができます。
なしの正しい冷蔵保存方法
なしはやっぱり生で食べるのが、食感とジュワッとみずみずしさを感じることができるので、一番おいしいです。
冷蔵保存するときは、乾燥しないように1個ずつラップで包み、保存袋に入れて、野菜室で保存。
保存するときは、ヘタを下にして保存すると、より長持ちします。
冷蔵庫で保存する場合は1週間の保存期間です。
その他の方法
なしはすぐに食べるのであれば、常温保存でも大丈夫。
風通しのいい冷暗所に保存して、食べる数時間前に冷蔵庫に入れて食べると、冷たくておいしい梨を食べることができます。
カットしたなしは、空気に触れると酸化して変色しますので、ラップにぴったりと包んで保存してください。
食塩水に漬けて保存すると、酸化することなく保存することができます。
ワンポイントアドバイス
洋なしは収穫した後に、完熟するまでまって食べますが、日本のなしは、追熟することがないので、食べごろの状態で収穫されます。
買ったその日が一番食べごろなので、できるだけ早く食べるとみずみずしく、おいしいなしが食べることができます。
冷凍しておいたなしを使った4つのメニュー
冷凍したなしは、自然解凍で食べますが、どんなメニューに活用できるのでしょうか?
冷凍したなしを使ったメニューを紹介します。
なしと小松菜のスムージー
スムージーにして冷凍した梨を使います。
【材料】
冷凍なし 1個分
小松菜 2株
バナナ 1本
① なしはスムージーにして冷凍したものを、凍ったまま使います。
② 小松菜は根を切り落としてざく切りにします。バナナも適当に切ります。
③ なしは適当に割って、他の材料と一緒にミキサーに入れます。
④ ミキサーでスムージーにしたら出来上がり。
鮭のムニエル なしソース
なしの特性ソースで、いつもと違ったおいしさです。
【材料】
生鮭 2切れ
スムージーにしたなし 半個分
なし 半個
白ワイン 少々
塩コショウ 適量
小麦粉 適量
にんにくスライス 1かけ
醤油 大さじ2
粒マスタード 小さじ1
オリーブオイル 適量
バター 少々
プチトマト 2個
パセリ 少々
① 鮭は骨を抜いて、大目の塩を振り5分おきます。水気が出たら、キッチンペーパーでふき取ります。
② 冷凍なしのスムージーは、自然解凍します。
③ 鮭に白ワインをふって、にんにくスライスをのせます。
④ 冷凍じゃないなしは半分を8等分くし型にカットします。
⑤ 自然解凍したなしに、醤油とマスタードを加え混ぜ合わせます。
⑥ ③の鮭に塩少々、こしょうを両面に振って、小麦粉を全体にまぶしてください。
⑦ フライパンにオリーブオイルを入れて暖め、にんにくスライスを入れて火にかけてください。
⑧ にんにくから香りが出たら、さけを焼きます。中火でふたをして、両面香ばしく皮はカリっとなるまで焼きます。
⑨ にんにくはこげる前に取り出し、鮭が焼けたら皿らにとり上に乗せます。
⑩ フライパンをきれいにして、バターを入れて、なしのスライスを強火で炒めます。色がついたら取り出し、ソース作りをします。なしのソースを入れて軽く煮詰めてください。
⑪ きれいに盛り付けて出来上がり。
なしプリン
なしのソースがおいしいミルクプリンです。
【材料】
ミキサーにかけて冷凍したなし 500g
砂糖 50g
レモン汁 小さじ2
シナモン お好み
★ 牛乳 500ml
★ 砂糖 50g
★ ゼラチン 10g
① ゼラチンは大さじ3の水でふやかします。牛乳と砂糖をフライパンに入れて、砂糖が溶けるまで煮ます。
② 砂糖が溶けたら火を止めて、ふやかしたゼラチンを入れて混ぜます。
③ カップに均等に注いで、冷蔵庫で冷やして固めます。
④ 冷凍したなしは自然解凍しておきます。
⑤ 解凍したなしと、砂糖とレモン汁を鍋に入れて煮ます。
⑥ 水気が減ってきたら火を止めて、シナモンをお好みで混ぜて冷まします。
⑦ 冷蔵庫に入れたプリンが固まったら、なしのソースをかけて出来上がり。
鶏肉のなしマリネ
なしでマリネすることによって、お肉がすごく柔らかくなります。
【材料】
鶏もも肉 2枚
すりおろして冷凍したなし 1/2個
ローズマリー 小さじ1
たまねぎ 1/2個
しめじ 1/2パック
顆粒コンソメ 小さじ1/2
牛乳 60ml
マヨネーズ 大さじ2
塩コショウ少々
① なしは皮ごとすりおろして冷凍したものを自然解凍して、ローズマリーの葉を混ぜます。
② 鶏もも肉をフォークで穴を開けて、半分に切ります。①のなしを満遍なくすり込んでバッドに並べ、冷蔵庫で30分おきます。
③ マリネした後は、なしをよく落として、キッチンペーパーで水気を拭き、マリネの残りは残しておきます。
④ 鶏肉の両面に塩コショウをして、オリーブオイルで火が通るまでソテーします。皮目はカリッと仕上げましょう。
⑤ 肉を焼いた後のフライパンの汚れをふき取り、オリーブオイルを加え、たまねぎ、しめじをソテー。たまねぎが透き通ってきたら、マリネの残りを加えて、軽く煮詰めます。牛乳とマヨネーズ、コンソメを入れて、煮詰めてソースを作ります。
⑥ 鶏もも肉に、ソースをかけて出来上がり。
なしの作り置きメニュー
果物の作り置きメニューは、あまり種類がありませんが、その中でもおすすめのなしの作り置きメニューを紹介します。
なしのジャム
果物の作り置きといえば、やはりジャム。なしは甘いのでジャムに最適ですね。
【材料】
なし 1個
砂糖 50g
レモン汁 大さじ1
①足は小さく切って、耐熱ボウルに入れて砂糖とレモン汁を加えて、500wで2分30秒加熱します。
② 一度レンジから取り出してかき混ぜ、再びレンジで1分加熱します。なしがとろとろになったらできあがり。
まとめ
秋の果物なしの、正しい保存方法、消費期限、おすすめのメニューを紹介しました。
なしは買ったその日が一番おいしく食べられますので、食べるその日に購入するのがおすすめ。
また冷凍すると、食感が失われますのでスムージーにして保存するのがおすすめです。
冷蔵するときは、乾燥と冷やしすぎに注意して保存してください。
秋の季節の味覚を、おいしく味わってくださいね!