フランスパンは、日本でも人気のパンで食パンのように朝食に食べたり、シチューや煮込み料理の主食にしたりと、食べられる頻度が多いフランスのパンです。
小麦粉、塩、イーストというシンプルな3つの材料で作られていて、皮の部分はパリッと硬く、中は白くて柔らかく、大きな気泡があるのが特徴。
フランスパンといっても、実は種類がいろいろ。
もっともよく食べられているバゲット、バゲットよりも太くて短いバタール、一番長くて太いパリジャンなど、形や材料の量の違いで色々な種類がありますね。
職人の良し悪しが現れやすいパンなので、おいしいパン屋のフランスパンは、焼きたての時間に行列ができるほど。
フランスパンを食べた人ならわかると思いますが、購入した次の日は、パンが固くなって風味もなくなってまるで別物になっていますよね?
そんなフランスパンは、どうやって保存すると、おいしさをキープすることができるのでしょうか?
ここでは、フランスパンの正しい保存方法、消費期限、おすすめのメニューを紹介します。
目次
フランスパンはどのくらい日持ちする?賞味期限は3~4日!
フランスパンは、いくつかの種類があって好みや料理に合わせて購入します。
もっともポピュラーなバゲットはチーズフォンデュなどに使われることが多いですね。
バタールは、短く整形されるので、かたいクラストと呼ばれる部分よりももちっとしたクラム部分が多いので、硬いのが苦手という型にも好まれます。
シチューやカレーに合わせられることが多いです。
フランスパンは、長いものを購入するときが多いので、どうしても1食では食べきれないですよね。
そこで、正しい保存方法で、保存することが大切なのです。
フランスパンの保存方法!
フランスパンは、どうしても1回で食べきることができないので、おいしく食べやすく保存することが大切。
フランスパンは固く焼いているので、他のパンよりも保存性が高いのですが、次の日は硬くなってしまいますよね。
正しいフランスパンの保存方法を紹介します。
フランスパンの正しい冷凍保存方法
フランスパンをおいしく食べるためには、購入して1~2日で食べきるのがポイント。
でも、食べきれない場合は、冷凍保存がおすすめです。
フランスパンを冷凍保存するときは、食べやすい大きさに切って1個ずつラップでぴったりと包んで、保存袋に入れて保存します。
保存袋に入れたときは、パンが重ならないように注意してくださいね。
また霜がつくのを防ぐためには、ラップの代わりにキッチンペーパーかアルミホイルで包んでもいいです。
解凍するときは、自然解凍して表面に霧吹きで水をかけトーストすると、購入したときのモチモチ感が戻ります。
薄く切ったものは、凍ったままオーブントースターで焼いても大丈夫。
冷凍保存で1ヶ月は保存が可能ですが、風味が落ちていきますのでなるべく早く食べてくださいね。
フランスパンの正しい冷蔵保存方法
フランスパンに限らず、パンは冷蔵保存にむいていません。
ラップでぴったりと包んで、空気に触れないように保存しても、乾燥して硬く、ボソボソになりおいしくありません。
フランスパンは、すぐに食べるときは常温で、長期間の保存は冷凍で保存してください。
その他の方法
フランスパンは1~2日で食べきる場合は、常温保存で大丈夫です。
購入したときは紙の袋に入れられるフランスパンですが、大体のパン屋さんではビニールの保存袋をつけてくれます。
紙の袋に入れたまま保存すると、硬くなってしまいます。
ビニールの袋に入れて保存すると、硬くなることはないですが、フランスパンのパリッとした硬さがなくなってしまうことがあります。
保存するときはラップでぴたっと包み、空気に触れないようにして保存すると、おいしさがキープされます。
夏場や梅雨の湿気が多い時期は、パンにカビが生えやすいので常温での保存よりも冷凍保存がおすすめ。
カビが生えた場合は、カビの部分以外にもカビの菌がいっている可能性があるので、廃棄しましょう。
ワンポイントアドバイス
フランスパンは、すぐに食べない場合は冷凍保存がおすすめですが、パンには匂いがつきやすいという特徴があります。
ラップやアルミホイルで包んで保存して、さらに保存袋に入れて保存すると匂いがつくのを防ぐことができます。
常温で保存するときは2日で食べきるようにして、それ以上は冷凍保存してください。
冷凍しておいたフランスパンを使った3つのメニュー
冷凍したフランスパンは、自然解凍して霧吹き、トースターで焼くとおいしさがよみがえります。
冷凍したフランスパンを使ったおすすめのメニューを紹介します。
バゲットサンド
ピクニックのお弁当にピッタリのおしゃれなバゲットサンド。色々な具材をはさむことができて楽しいですね。
【材料】
冷凍バゲット 12cmくらい
サニーレタス 適量
スモークサーモン 1枚
むきえび 4尾
★ アボカド 1/2
★ マヨネーズ 大さじ1
★ レモン汁 小さじ1/4
★ 塩コショウ 少量
① バゲットは自然解凍して、トースターで少し焼きます。中央に切り込みえを入れて下さい。
② アボカドを薄くカットして、4切れは残してあとはみじん切りしてボールに入れます。
③ ボールにマヨネーズとレモン汁、塩コショウを加えて、フォークの背でアボカドをつぶして、混ぜます。
④ バゲットを広げて、レタス、えび、アボカド、③を切りに入れます。
⑤ バゲットで閉じたら出来上がり。
フランスパンのフレンチトースト
【材料】
冷凍バゲット(3cm幅でカットしたもの)4個
卵 2個
プレーンヨーグルト 大さじ4
バター 適量
無塩バター 10g
はちみつ 適量
とけない粉砂糖 適量
① 卵をボールに割りいれホイッパーで、卵白の腰がなくなるまでよく混ぜます。ヨーグルトを入れて滑らかになるまで混ぜます。
② バゲットは自然解凍しておきます。バゲットの両面に卵液を絡ませてください。
③ できるだけ長時間浸しておきます。焼く前にも卵液をひとかけ。
④ フライパンにバターを入れて、バゲットを炒れ、両面が固まるまで焼きます。焼き目がついたら出来上がり。
明太子トースト
だれでも大好き、明太子トースト!食パンでもおいしいですがフランスパンでもカリカリでおいしいです♪
【材料】
冷凍フランスパン 2枚
★ 明太子 1/2腹
★ マヨネーズ 55g
★ マーガリン 10g
もみのり 適量
粉チーズ 適量
① 明太子は真ん中に包丁を入れて、開きにして包丁でそぐように皮を取ります。
② 明太子とマヨネーズを加えてよく混ぜます。マーガリンを加え塗るように混ぜ込みます。よく混ざったらOK。
③ 薄く切って冷凍したパンをトーストして解凍します。
④ トーストしたフランスパンに明太マヨを塗ります。
⑤ 粉チーズ、もみのりをトッピングして出来上がり。
フランスパンの作り置きメニュー
フランスパンは、常温では2日くらいしか持たないですが、作り置きメニューだとしばらく持つのでしょうか?
おすすめのフランスパンの作り置きメニューを紹介します。
ミートバゲットピザ
作り置きして置けば、トースターで焼くだけなので、忙しい朝にとても便利。
【材料】
バゲット 適量
ミートソース 適量
ピザ用チーズ 適量
① バゲットは好きな枚数薄く切って、アルミホイルに並べます。
② バゲットにミートソースを塗ります。
③ とろけるチーズをのせて、トースターで焼きます。
ミートソースも作り置きしておくとすぐにできます。
保存するときは1枚ずつアルミホイルに包んで冷凍。解凍しなくてもトースターで焼けば出来上がり。
まとめ
昔と比べると、日本でもとてもおいしいフランスパンが販売されるようになり、子供から大人まで人気のパンになりました。
皮のパリッと感と中のもっちりとしたおいしさが魅力のフランスパンですが、正しい方法で保存すると、このおいしさをキープして保存することができます。
正しい保存方法を紹介しましたので、参考にしてくださいね。
また、解凍方法によってもパンのモチモチ感が違います。
正しい保存と解凍方法で、おいしいフランスパンを楽しんでください。