お手頃な価格で手に入りやすい豚肉は、食卓でも大人気♪栄養価も高く、とんかつやしゃぶしゃぶ、鍋に炒め物まで、様々な調理方法で美味しくいただけます。
食事からしっかり栄養を取って、妊娠体質を作っていきたい妊活中ですが、豚肉は妊活にどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか?食べる際の注意点などもあわせて知っておけば、妊活中も安心していただけますよね。
そこで、今回の記事では、妊活中に食べたい豚肉を使った料理のレシピや、妊活に効果的な栄養素など、妊活中の豚肉の情報についてまとめてみました。
記事のポイントは3点です。
妊活中に作りたい豚肉を使ったお料理レシピ
妊活に効果的な豚肉の栄養素
妊活中に豚肉を食べる際の注意点
妊活中だけど、豚肉はどうなんだろう?食べてもいいの?そんなふうにお悩みの方の疑問が解決できましたら幸いです。
それでは早速、気になる豚肉の栄養素から解説していきたいと思います。
目次
程よい脂身がおいしさの元!豚肉の栄養価とは?
生活習慣や食事から体質改善を図っていきたい妊活中。
栄養を効果的に取り入れながら、食事を摂っていきたいですよね。お手頃で食卓にも並べやすい豚肉は、牛肉とは異なり部位によって大きく味が違う事はなく、タンパク質やビタミンが豊富に含まれています。
これらの栄養素は、妊活中どのように役に立つのでしょうか?豚肉の栄養素と、その栄養が妊活中にもたらす効果について見ていきましょう。
動物性たんぱくが豊富な豚肉!体への吸収率も◎
人の体のほとんどを構成している、重要な栄養素がこのたんぱく質です。
タンパク質は、筋肉や皮膚だけではなく、内臓や骨、髪の毛や爪のもととなっています。さらに、ホルモンや酵素までもが、このたんぱく質から作られているというので驚きですよね。
もちろん、妊活中の体作りにも欠かせないもので、鉄やビタミンの他にも、様々な栄養素を体に運んだり、活性化させる働きも担っています。
たんぱく質は二種類に分かれています。主に肉や魚といった動物から摂取できる、動物性たんぱくと、大豆や野菜から摂取できる植物性たんぱくです。動物性たんぱく質は、植物性よりも吸収率が良く、また体内でも活用されやすいのが特徴。
豚肉に含まれるたんぱく質は動物性たんぱくになるので、ぜひおかずとして取り入れたいものでもあります。
妊娠前の方が一日にとってほしいたんぱく質の目安は、体重1㎏につき1g~1.5g。
例を挙げると、体重が50㎏の方は50g~75gはタンパク質を摂っておきたい!という事になりますね。
豚肉に含まれるたんぱく質は、100gあたり豚ヒレ肉が22.8g、脂身付きのもも肉だと20.5g、豚ひき肉は18.6g、脂身付きの豚バラは14.2gと、全体的に見てもたんぱく質を豊富に摂取する事ができるのがわかりますね。
豚肉料理は植物性食品と組み合わせて、効果的にたんぱく質を取り入れていきましょう!
疲労回復だけでなくスタミナのもとにも!ビタミンB1の効果
お疲れ気味の毎日、妊活をするにもなかなか元気が出ない…そんな方にもおすすめなのが、ビタミンB1が豊富に含まれる豚肉なのです。
ビタミンB1は水溶性のビタミンの一種で、糖質をエネルギーへ変える力を持っている他、脳や神経の状態を保つ効果もあります。
ビタミンB1が不足すると、疲労の原因となる他、不足すると脳や神経に異常をきたしたり、脚気になる恐れが出てきます。
スタミナ丼に使われているお肉が豚肉なのも、疲労回復やスタミナが付くビタミンB1が豊富だからなんですね。
豚肉(もも)に含まれるビタミンB1の量は、100gあたり1.01㎎。
一日に必要なビタミンB1の量は、男性が1.4㎎で女性が1.1㎎ですので、豚肉だけで一日に必要なビタミンB1を殆ど補う事ができてしまうのです。
また、玉ねぎやニンニクには、ビタミンB1の吸収を促すアリシンという成分が含まれているので、豚肉はこれらと一緒に調理するのがおすすめですよ。
妊活中は、高たんぱくでカロリーの低いヒレがおすすめ!
栄養豊富な豚肉ですが、妊活中に食べる際はヒレ肉がおすすめです。
ヒレ肉は100gあたり赤身と同じくらいのカロリー(122kcal)でありながら、たんぱく質は22.1g、ビタミンB1は0.92と、カロリーが低いながら栄養価は高いという、いいとこどりの部位なんですね。
肩ロースの赤身、ロースの赤身も、成分がヒレ肉と似ています。
逆にバラ肉はカロリーが305kcalと高く、脂質も24.4gとかなり多い為、バラ肉ばかり食べてしまうのはあまりお勧めしません。スペアリブも同じく、カロリーと脂質が高めです。
妊活中にこの部位を食べてはいけない!という事はありませんが、頭に入れておくと栄養バランスやカロリーを考慮した献立も考えやすいですね。
豚肉を食べる際の注意…しっかりと火を通さないと危険です!
豚肉を生で食べてしまうと、E型肝炎や重い食中毒にかかる可能性があります。
生の豚肉には、食中毒の菌や、寄生虫が含まれているケースもある為です。
中心部まで十分に加熱して調理することで、菌を殺し感染のリスクを無くすことができるので、豚肉は十分に加熱するように心がけましょう。
特にロースなどの厚切りの豚肉は、しっかりと火が通っているか確認しながら調理してくださいね。
妊活中におすすめ!豚肉を使った食事レシピ4選
せっかく食べるのならば、栄養を効果的にとれる美味しい組み合わせで調理したいですよね。こちらの項目では、豚肉をメインにした妊活オススメレシピの動画をご紹介致します。
妊活中に豚肉を使ったレシピを知っておきたい!という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
豚肉と高野豆腐の組み合わせで、たんぱく質たっぷり!
豚肉には動物性たんぱくしつが豊富なことは先ほどの項目でも上げましたよね。
ここに植物性たんぱく質が大変豊富な高野豆腐を組み合わせる事で、更にたんぱく質を体に取り入れる事ができます。ヘルシーなうえに食べ応えもアリ、おかずとしても大活躍ですよ♪
シンプルな作り方もポイントが高いですね。
ビタミンたっぷりの野菜に豚肉をまいて焼くだけ♪
野菜もたっぷりとれるため、豚肉の栄養だけではなくビタミンなども合わせて摂取する事が出来ます。
ビタミンCが豊富なパプリカとミネラルが多くカロリーの低いきのこは、豚肉には無い栄養を補ってくれます。
一緒に焼くニンニクやたまねぎは、アリシン効果でビタミンBをさらに体に取り入れやすくする効果も。
スタミナがつき、バランスの良いおかずです♪
ハイテスターH 夫婦二人の妊活レシピ「パプリカときのこの豚肉巻き」篇
豚しゃぶを使ってヘルシーかつ栄養たっぷりな鍋物を
さっぱりとした塩レモンの豚しゃぶは、夏でも食べやすいあっさりとしたレシピです。
レモンからはビタミンC、ほうれん草からは葉酸も摂取できるのが嬉しいところ。大根おろしも良いアクセントになっています。
スープには栄養がたっぷりと溶け出しているので、シメまで美味しくいただきましょう!
スタミナがつき元気が出る豚肉で、パートナーとの妊活も頑張ろう
いかがでしたか?調理のバリエーションも豊富で、おいしくいただきながらスタミナをつける事ができる豚肉は、妊活中のおかずにもとってもおすすめです!
ただし、食中毒等の恐れがありますので、しっかりと中まで火を通し、生食にだけは注意してくださいね。
脂質が多い分、あっさりとした野菜との相性も抜群です。効果的に栄養を取り入れるために、他の食材とバランスよく組み合わせてくださいね。
参考URL|アメリカン・ポークに含まれる栄養成分|栄養の話