お子さんがいる家庭では、泥汚れに頭を抱えるお家の方、多いのではないでしょうか!
分かります!我が家も小学生と幼稚園に通う娘たちが、雨の日や翌日にグラウンドで遊んで帰ってきた際には、泥をいっぱい服につけて帰ってきます。
泥汚れを落とそうとしても、普段の洗濯物を洗う感覚だと、いくら洗剤を多く入れても汚れは落ちきらないので余計に困ってしまいますよね!
・泥汚れは厄介!
・泥汚れは他の汚れと何が違うの?
・泥汚れに効果的な洗い方はこれ!
・スニーカーの泥んこ汚れはどうすればいいの?
・事前に素材の確認を!
この記事では、泥汚れは他の汚れとは違った洗い方をする必要があるということを踏まえた上で、どういった洗い方をすればすっきり泥汚れを撃退することが出来るのかについてお話します。泥汚れが綺麗に落ちれば、もう泥汚れで悩まされることもなくなりますし、新しく体操服やユニフォーム、靴を買い替えるペースも下がるので経済的ですよ!
それではみていきましょう!
目次
泥汚れは厄介!
我が家の長女の運動会前日に大雨が降り、グラウンドが泥でグチョグチョの中運動会を迎えました。
帰ってきて帽子を見てびっくり!
グラウンドに落としたらしく、白帽にはべっとり泥がついてしまっていました。
またよく見ると白ソックスにも沢山の泥が飛び散っていて、これはどうしたものかと頭を抱えました。
実は泥汚れは以前一度洗い方で失敗してしまったことがあるので、泥汚れに対して苦手意識があったんです。
長女が小学1年生の時、買いたての体操服を転んで泥だらけにして帰った際に、下洗いをしてから洗濯機に入れることにしました。当たり前のように泥んこの体操服をゴシゴシ水で洗って、酸素系漂白剤に漬けおき洗いまでしました。
でも、洗いあがったものは汚れがくっきりシミみたいに残ってしまい、結局汚いので捨てることになってしまいました。
泥汚れは下洗いが通用しないんだと衝撃的でしたし、とっても厄介だなと感じましたね。
泥汚れは他の汚れと何が違うの?
泥汚れは水や洗剤でサッと落とすことが出来る汚れとは、性質が全く違うことを抑えておかなければなりません。
泥汚れは油性汚れや水性汚れと性質が違う
1.油性汚れ
2.水性汚れ
3.泥汚れ(不溶性汚れ)
1.油性汚れ
油性汚れは例えば口紅や、調理の際に飛んできた食用油、皮脂などです。
油性汚れに対しては、まず食器用洗剤を馴染ませて油分を浮かせてすすいでから、洗濯機に入れるとすっきり綺麗に汚れを落とすことができます。
2.水性汚れ
水性汚れは例えば汗や、ジュース、醤油などが挙げられます。
水溶性汚れに対しては、服についてすぐであれば水ですすぐだけで十分綺麗に落とすことができますよ。
食器用洗剤があればより綺麗に落とすことができます。放っておくと、シミになってしまうので初期の処置が重要ですね。
3.泥汚れ(不溶性汚れ)
泥汚れは、水洗いや食器用洗剤は効果がありません。
ましてや先に良かれと思って行った水洗いをすることで、泥の粒子が線維のもっと奥まで入り込んでしまい、皮脂が粒子をコーティングしてしまうため、より頑固な汚れへとパワーアップしてしまうんです!
長女の体操服の汚れが全く落ちなかった理由も納得です。
泥汚れがついたらすぐ水洗いはNG!
泥がついてしまった服を見ると、「すぐに落とさなければ!」と水洗いしたくなりますよね。
私もまさにその心理で、「早く水洗いしないと落ちなくなっちゃう!」という気持ちで、大慌てで何よりも先に娘の体操服をジャブジャブ水につけて洗いました。
でもこの行為が一番やってはいけないことだったんです。
泥汚れに効果的な洗い方はこれ!
1.泥汚れを乾かして、汚れを叩き落そう!
2.まだ水は我慢!固形石鹸を直接塗ろう!
3.固形石鹸をつけたら良くもみ洗いしてすすぐ
4.洗剤と漂白剤につけおきしよう
5.洗濯機に入れて洗う
1.泥汚れを乾かして、汚れを叩き落そう!
泥汚れを水洗いする前に、まず泥汚れをしっかり乾かしましょう!
「乾かしちゃうの?」とびっくりする気持ちも分かりますが、泥汚れを乾かすことで、余計な泥の粒子が布の中に入って線維に絡みつくのを防ぐことが狙いです。
ドライヤーを使って渇いていない泥汚れを乾かすのも効果的です。
しっかり乾かしたら、泥汚れを叩き落としましょう!
パンパン叩いて泥を落としてもいいですし、乾いたブラシを使って泥汚れを掻き出すのもいいですね。
ここでしっかり泥汚れを落としておくことが、洗い上がりを左右します!
私も長女の体操帽をしっかりドライヤーで乾かして、使わなくなった歯ブラシを使って念入りに叩いたり、掻き出したりしました。
2.まだ水洗いは我慢!固形石鹸を直接塗ろう!
しっかり泥を落としたら、さあ水で…と思った方も多いかと思いますが、まだです。
まだ水につけて洗ってはいけません。
ここで水につけて洗ってしまうと、「泥を落とさないよりは綺麗になるけれど、やっぱり泥よごれが落ちきらなかったな」という状態になってしまいます。
表面の泥を落としても、まだ残っている泥もありますし、布の中に入ってしまっている泥もあるわけですから、水をつけて洗ってしまうとこの残りの泥がどんどん繊維の奥に入って皮脂にコーティングされてしまいます。
だから、表面の泥を取った所に固形石鹸少し水に濡らして塗り込みましょう。
直接塗ることで、洗剤が泥をコーティングしてくれるので、泥の粒子が中に入り込まず外に出やすくなりますよ!
3.固形石鹸をつけたら良くもみ洗いしてすすぐ
固形石鹸をつけたら良くもみ洗いをします。布の中に入ってしまっている粒子に届くようにもみこんで、粒子を洗剤でコーティングするようなイメージを持ってみてくださいね!
しっかりもみ洗いをしたら、お湯ですすぎます。
水でも良いのですが、個人的に温かいお湯の方が洗剤が良く溶けて汚れが落ちるイメージなので私はぬるま湯ですすいでいます。
頑固な汚れの場合は、また固形石鹸をつけて、もみ洗いをしてすすぐ作業を繰り返しちゃっています。
4.洗剤と漂白剤につけおきしよう!
この時点で十分汚れが落ちていればそれでいいのですが、後々残っていた汚れがシミになるのが嫌なので、私はつけおき洗いもします。
泥汚れ用の洗濯洗剤があれば一番効果的ですが、我が家は洗濯用洗剤と酸素系漂白剤を40度のぬるま湯に混ぜて、そこにもみ洗いしてすすいだ洗濯物を入れちゃいます。1時間ほど置いておきますが、汚れがひどい時には一晩つけちゃいます。
5.洗濯機で洗う
つけおき洗いした洗濯物は、絞って洗濯機の中に入れて他の洗濯物と一緒に洗います。
お勧めの固形石鹸はこれ!
私がこれまで試して愛用しているのは、まず「ウタマロ」石鹸です。
緑色の固形石鹸で、ドラッグストアで安く購入することができます。
洗浄力があるので、主人のカッターシャツの首回りにも愛用していますよ。
最近はジェルタイプのウタマロ石鹸も販売されているので、ジェルタイプを直接塗り込んでもいいですね。
後は友人が一緒に通販で購入してくれる「ブルースティック」も洗浄力抜群です。
子どもの上靴を洗うのに欠かすことが出来ないですね。
泥汚れに強く、油汚れにも強い優れものなので、まさに布の奥に入り込んで、泥と皮脂が合体したスーパー汚れにも立ち向かうことが出来ちゃうんです。
そしてもう一つ、「アタックプロEX石鹸」もいいですね。
ブルースティックもウタマロもない時に使いますが、泥汚れがよく落ちますし、石鹸を直接持たなくてもいいところが使い勝手がいいです。
ブラシを使って、主人のカッターの首回りをゴシゴシこすったら、生地が傷んでしまったので、ブラシは使わなくなってしまいましたが、石鹸は落ちがいいので重宝していますよ!
スニーカーの泥んこ汚れはどうしたらいいの?
スニーカーの泥んこ汚れに関しても基本的に同じです。
まず、靴ひもがある場合は靴ひもをインソールと一緒に外します。
泥んこになったスニーカーを、よく乾かして泥をしっかり落とします。ブラシを使って掻き出すようにしながら泥を落としましょうね。
この時、スニーカーの裏にも泥が入り込んでしまっている時には、丁寧にスニーカーの裏の泥も取り除きましょう。
スニーカーの泥を全体的に良く落としたら、固形石鹸を少し水に濡らしてスニーカーにまんべんなく塗り込みます。
あとはブラシを使いながら丁寧に洗ってきます。
ただ、スニーカーってメッシュ素材が使われているところがありますよね?
ここをブラシでこすってしまうと、傷んでしまうのでおすすめできません。
私も一度主人のスニーカーを洗った時に失敗して、主人に怒られてしまいました。それからはメッシュの部分は台所で食器を洗うスポンジの、粗い方を使って洗うようにしています。それでも結構汚れが落ちますよ!
しっかり洗ったら、後はすすぎます。
何回もすすいで泥汚れや石けんが全く出なくなったら、軽く絞って外に干して出来上がりです!
重曹を使っても綺麗に落ちる
スニーカー汚れは重曹を使っても綺麗に落ちます。
重曹を水で溶いてトロリとしたペースト状にします。
重曹のペーストをスニーカーに塗りつけて、ブラシでしっかりこすって洗います。
洗ったら
40度のぬるま湯に洗濯洗剤と酸素系漂白剤をよく溶かして、そこに重曹をつけてこすったスニーカーをいれてつけます。
1時間~2時間ほど漬けおきしたら、ぬるま湯で洗剤や重曹、汚れが出てこなくなるまでしっかりすすいで出来上がりです!
重曹のペーストを一度洗って、つけおき用の洗剤に重曹を新たに混ぜてもいいかなとは思うのですが、私は重曹ペーストがついたままポイっと入れてしまいます。
重曹は消臭効果があるので、スニーカーの臭いが気になる時には重曹を使って洗うようにしています。
日頃からスニーカーに防水スプレーを
綺麗になったスニーカーは、日ごろから防水スプレーを使ったりしてケアをしておくと、汚れがつきにくく長持ちします。
サッとスプレーをふりかけるだけなので、玄関の目につく場所へ置いておき、日ごろから防水スプレーを使用する癖をつけるのがおすすめですよ!
事前に素材の確認を
服も靴も、事前に素材を確認してから石鹸や洗剤、重曹を使うようにしましょうね。
服のタグに、洗濯する際の扱い方が記載されているので、それを確認してから洗うようにしましょう。
せっかく汚れが落ちても、服の素材が傷んでしまっては元も子もありませんよね。
また、靴もスニーカーはスニーカーでも丸洗いできないものもありますし、革靴なんて素人が洗剤を使って洗ったりするものではありません。
汚れを落として陰干しするとか、革靴専用のクリーナーを使ったりしましょうね。
靴屋さんで扱い方を確認すると、長く綺麗に使うことができるので、ぜひ聞いてみましょうね。
まとめ
お子さんがいる家庭では泥汚れ、大敵ですよね!
特にサッカーや野球をされているご家庭では、ユニフォームや練習着の洗濯には本当に大変な労力を使います。
私も子どもの頃兄と弟が野球をやっていたので、祖母が洗濯板を使って力強くゴシゴシユニフォームをこすっては、「泥は落ちんなー」と困り果てていたのを覚えています。
しっかり泥を乾かして落とすこと、石鹸をしっかりこすり入れてから水で洗うこと、それでも落ちなければ漂白と言った具合に、一つずつ工程を丁寧にしていけば、泥は怖くありません。
ただ、やはり早期対応が大事です。
泥汚れの洗濯物は放置せずにすぐに処置に取り掛かってくださいね!
ユニフォームにしても体操服にしても、決して安いものではありません。
綺麗に長く使えるよう、泥汚れの落とし方、ぜひマスターしてみてくださいね!