思い切って購入した洗濯乾燥機。ホントに買ってよかった(*^_^*)そう思えるくらいに使ってみるととっても便利。もう手放せません。
しかし、その便利さを享受するには、どうしても手間をかけなければいけませんよね。ちょっと面倒に感じますが(-_-;)でも、快適に使うためにはガマンなのです(^_^.)
実はこのメンテナンスって、正しく実践すれば効果絶大、そうでなければあまり意味をなさないのだとか。そのうえ、電気代の無駄使いや、洗濯乾燥機そのものの寿命に関係してくるのだそうです。
と、そんなちょっと怖い話をテクニカルサポート担当の方とお話しする機会に恵まれましたので、ここで紹介しますね。
メーカー・機種・年式などなど、それぞれに違いがあると思うのですが、該当する方、あるいは基本的な考え方の部分は参考になるかと思います。
目次
我が家の洗濯乾燥機と洗濯乾燥機の寿命について
これが我が家の洗濯乾燥機。2015年の日立社製品です。
洗濯乾燥機の寿命は5~10年程度と言われていますので、短くて後2年、長ければあと7年も使える計算になります。
思い切って買ったのですからできるだけ長く&快適に使いたいものです。なのでメンテナンス頑張ってます。
洗濯乾燥機のフィルターサインが出たらやるべきことと正しいやり方
ここからは、洗濯乾燥機のフィルターサインはいつ出る?フィルターサインが出たらやるべきメンテナンスの基本・正しいやり方・便利な道具について紹介します。
フィルターサインはいつ出るの?
我が家の洗濯乾燥機の場合、フィルターサインは乾燥回数で表示される仕組みになっています。ですので、指定回数稼働したら、内部の状態がどうあれ表示されるようにプログラムされているのだそうです。
しかしこのフィルターサインが表示されるタイミングはメーカー・製品ごとに違うみたいです。ですのでこれについては必要に応じて個別の情報をチェックしてみましょう。
フィルターサインが出た時のメンテナンスの基本
フィルターサインが出たら、まずは通常のメンテナンスを実施します。
キレイにすべきは......
ここと......
ここ。繊維のゴミがびっしりついていますので、キレイにふき取っていきましょう。
詳しくは以下URLを参考にしてくださいね♪
参考元:洗濯乾燥機のメンテナンスは毎回が鉄則!1分未満でできる超簡単お手入れ方法♪
次に行うのが、洗濯乾燥機奥の部分。ここにはフィルターに付着している以上の繊維のごみがたまっていますので、専用のツール&掃除機でメンテナンスをしていきます。
まずは、奥の掃除ができる状態を作りたいと思います。
我が家の洗濯乾燥機はこの部分を長押しすることで奥まで掃除ができる状態になります。
これはそれぞれの洗濯乾燥機ごとに操作方法が異なります。説明書などを参考にしてください<(_ _)>
準備ができたら、専用ツールを......
掃除機にがっしりつけてから......
この部分から奥に向かって......
差し込んでいきます。この時、イメージすべきは......
この位置なのだそうです。この中に空洞があって、そこに繊維のごみがたまったり張り付いているので、それを吸い込んで処理するのです。ですが目で見て確認はできないですので......
こんな風に位置をイメージしながら順番に吸い込んでいきます。
奥をキレにするには、これくらい差し込んで吸い込みます。
これでまず最初のステップのメンテナンスは完了です。
そして今度はこのツールの登場です。どうしてこれが必要かというと......
この4~5の部分には......
この専用ツールではどう動かしても届かないことがわかりました。これはテクニカルサポートをうけたことで判明しました。
しかし、そこに繊維のごみがたまったままだと乾燥の能力が低下します。そうなると乾燥時間が長くなり、電気代の負担が増えます。その上、本体への負担が大きくなり寿命を縮める原因にすらなるのだそうです。
そこで、このツールの出番です。
これはスーパーやホームセンターなどで購入できるコップ洗いです。
これを教えてくださったのはメーカーのテクニカルサポートの方。自分たちもホームセンターなどでメンテナンスに必要な道具を入手するのだと話されていました。
その時に見せていただいたのがこれとよく似た形状・素材のブラシだったので購入して使うことにしました。
専用ツール以外を自分で購入して使用する時のポイント |
・洗濯乾燥機に負担をかけないようなやわらかい素材を選びましょう。
・選んだツールの先端部分などが離脱すると本体内部に入り込んで故障の原因になりますので、丈夫な作りのものを使用しましょう。 ・ある程度の長さがなければ奥まで届きませんので、その点に注意して選ぶようにしましょう。 |
購入したツールで掃除していきましょう。掃除したい場所に向けて......
ぐっと差し込んでいきます。中から繊維のごみを掻き出すように動かすと......
ゴミがいくらか出てきました。
そして、ツールの先端にはこんな風に繊維のごみが付着しています。
反対側はこんな感じです。たったこれだけのことでも、洗濯乾燥機の動きを左右するのですから、洗濯乾燥機って大きくても繊細な電化製品なのですね。
これで、洗濯乾燥機のフィルターサインが出た時の基本メンテナンスは終わりです。
洗濯乾燥機通常のメンテナンスのポイント |
・本体奥の部分は基本的には専用ツール+掃除機の組み合わせでメンテナンスしましょう。
・専用ツールが届かない場所があるなら、フィットするツールを探してメンテナンスをしましょう。 |
それでも解消されないなら、スペシャルメンテナンスをやってみよう!
こんな風にメンテナンスを頑張っても、乾燥時間が長くなることがあります。そうなると本来ならばテクニカルサポートへの連絡となりますが、これが案外ハードルが高い。電話をかけて状況を伝え、メンテナンスを要請する。
このステップまでは電話ですむことなのですが、メンテナンスを依頼するとなると、家に来てもらうことになります。日程調整や家の中の片付けなどを考えるとすぐにとはならないこともあります。
ですので、テクニカルサポートを呼ぶ前に、まずは自分でできるスペシャルメンテナンスをしてみませんか?これをしただけで、洗濯乾燥機の状態が劇的に改善することもありますのでオススメ。
やるべき内容そのものは難しくありませんが、少々時間がかかるのが難点です。それに要する時間は約15分から30分程度。洗濯乾燥機の状態によって違ってきます。
ですが、ここにはアイドリングタイムを含んでいますので実働時価はさほど長くありません。
では、実践していきますので、見ていきましょう!
まずチェック&掃除すべきはここ。
この表面は使うたびに掃除していますし、掃除すればサクッときれいにすることができます。
しかしこちらの裏側は写真のように仕切りがあって掃除がカンタンではありません。ですのでどうしても表面ほどはキレイにできません。そのため、目ずまりを起こします。それが原因で乾燥機能が低下するのだとか。
ですので、この裏面を水洗いして、フィルターに詰まった繊維のホコリをキレイにとり除きましょう。とはいえ、こびりついた汚れはそう簡単には取り除くことができませんので、10分間程度漬け置き洗いをします。
その後、やわらかい布でやさしくこすり洗いをすると......
写真ではわかりにくいのですが、かなりキレイになって繊維の汚れが取り除かれました。ただし、角っこ部分の頑固なごみは10分間の漬け置きでは取り除くことはできませんでした。
次回はもうちょっと長めにつけてみるか、40度くらいのお湯で試してみたいと思います。
とはいえ、アップで見るとかなりキレイ。すみっこのごみだけなら、乾燥時間に大きく影響することはないでしょう。
これで、1つめのフィルター掃除は完了デス。
次はここ。洗濯機本体側のフィルターです。ここもとっても大切なのだそうで、ここが目詰まりすると致命的なのだそうです。
乾燥時間が長くなったら外して掃除してくださいと言われました。そこでこのフィルターを見てみると......
裏はこんなにも繊維の細かなごみがびっしりと詰まっています。致命的な状態に近いかも、や、やばいデス(-_-;)
ということで、さっそくメンテナンス開始。と言っても、最初のフィルターと同じく洗うだけなのですが(*^_^*)
洗いかたも同じく10分間の漬け置き洗い。フィルター1と同時に漬け置いて、時間が来たら同じくやわらかい布でやさしく洗います。すると......
なんと、こっちは写真でもはっきり分かるくらいにキレイになりました。これは表側。
裏から見ても、すごくキレイ。これはちょっと写真に問題があり、わかりにくいですね。スミマセン。
洗濯機本体の上においているのですが、本体が透けて見えています。こっちもところどころこびりついたごみが残っていますが、乾燥の邪魔になる・ならないの視点で見れば合格です。
ちょっと比較してみましょう。
これだけきれいになりました!
最後にこの中もキレイに掃除して......
フィルターを本体にセットしたら、スペシャルメンテナンスはこれで全部が終了です。
フィルターのスペシャルメンテに関するポイント |
・こびりついたごみは簡単には撮れませんので、10分間~の漬け置き洗いをしましょう。
・浸けてごみが取れやすい状態になったら、やわらかい布でやさしく洗いキレイにすすぎます。 ・それでもごみが残るなら、もう少し長くつけるか、40度くらいのお湯につけてみましょう。 ・洗濯機の種類によって、開けて良い場所が異なります。詳しくは取扱い説明書で確認しましょう。 |
改善した?していない?チェック方法は......
基本メンテ&スペシャルメンテナンスの効果の有無は、実際に洗濯乾燥機を使用して確認します。
普通にセットして、表示された時間と実際に動いている時間の差をチェックしてみましょう。
ここで表示に近い時間で仕上がればOKですが、表示よりも数時間単位で長くなるなら、ここはやはりテクニカルサポートの方の出番です。
私たちにはどうすることもできない内部奥深くにごみがたまっているか、あるいは別の問題が生じているかもしれません。
メンテによる改善の有無のポイント |
・メンテナンス後実際に洗濯乾燥を稼働させ、表示時間と実稼働時間の差をチェックしましょう。
・数時間単位で長くなるなら、テクニカルサポートへの相談をおすすめします。 |
洗濯機乾燥機のフィルターサインが出たら、まずは基本メンテを。それでもダメならスペシャルメンテで対処してみましょう。
洗濯乾燥機のフィルターサインが出た時の基本メンテナンスについて紹介しました。加えて、スペシャルメンテナンスの方法を合わせてご紹介しました。
ここに書かれているメンテナンスの方法は、メーカーさんのテクニカルサポート担当者の方に教えていただいた情報を元に実践しているものですので、これらの方法はお墨付きのようなもの。
せっかくメンテナンスするのならば、正しく行いできる限り快適な環境で洗濯乾燥機を使いましょう。
そうすれば、電気代の節約も、あなたの洗濯乾燥機の寿命も最大限まで伸ばせるかもしれません。