薬味の中でも爽やかな香りと、シャキシャキとした食感が人気の、みょうが。
旬の時期は6月~10月と夏の前後、素麺やザルそば、冷奴などの夏の食材によくあいますよね。
また薬味だけではなく、みょうがのおひたしや和え物、漬物などにもぴったり。
爽やかな味は、大好きな方も多いのではないでしょうか?
みょうがは切り方によって、味や香り、合う料理がかわってきます。
ビタミンK、カリウム、カルシウム、マグネシウムなの栄養があり、食欲促進、消化を助ける効果があります。
食欲のない夏ばての時期にぴったりの野菜といえるでしょう。
香りの成分は切って時間がたつとなくなるので、食べる直前に切ると、香りよくおいしく食べることができます。
目次
みょうがはどのくらい日持ちする?賞味期限は1週間!
みょうがは傷むのが早い食材なので、できれば買ってすぐに食べるのがおいしく食べるコツです。
時間がたつと乾燥してみずみずしさがなくなり、みょうがのおいしさのひとつ、爽やかな香りもなくなってしまい、せっかく薬味にしてもおいしくないですよね。
新鮮なみょうがは、切り口が白くて中身が固くしまっているもの。
丸くてボリュームがあり、色とつやがいいものがおいしいみょうがです。
古くなると、切り口と先端が褐色になり、半透明になるので避けましょう。
また触ったときに中身がスカスカしているものも、おいしくないですね。
花が開いているものも、時間がたって成長しているので避けてください。
みょうがの保存方法!
みょうがを保存するときは、乾燥に注意。
乾燥すると、味や香りも落ちるので、乾燥させないように保存します。
みょうがの正しい保存方法を紹介します。
みょうがの正しい冷凍保存方法
みょうがは傷みやすい食材なので、残ったときは早く冷凍して保存すると長く使うことができます。
冷凍保存するときは、薄切り、輪切り、みじん切りなど使う料理に合わせて切って保存。
1回分をラップに包んで保存用の袋に平らにして保存してください。
使うときは凍ったまま、薬味や料理に使うことができます。
温かいおそばやうどんにすぐにのせることができるのが、嬉しいですね。
生で直前で切ったものより、やはり多少は風味や香りが落ちます。
みょうがの冷凍保存期間は1ヶ月。
みょうがの正しい冷蔵保存方法
みょうがは傷みやすいので、少量を購入して食べきるのがおすすめ、一番おいしく食べることができます。
保存するときは冷蔵庫の野菜室で保存。
乾燥するとせっかくの爽やかな香りがなくなりますので、乾燥しないように湿った新聞紙にくるみ、保存袋に入れて保存するといいでしょう。
この方法で、1週間の保存が可能。
またタッパにみょうがを入れて、水をひたひたに入れて保存する方法だと2週間おいしいみょうがを食べられます。
切ってから水につけると、シャキッとするし乾燥しないのでいいのですが、長期間水につけると風味が飛ぶので、短時間にしましょう。
ワンポイントアドバイス
みょうがはなんといっても、シャキシャキの食べ応えと香りがおいしさの秘密。
保存するときはこのシャキシャキ感と香りを失わないように保存することが大切です。
冷蔵庫に保存するときは乾燥に気をつけて、濡れた新聞紙に包むか水の中に浮かせて保存して下さい。
食べきれないときは冷凍保存がおすすめ。
切って冷凍保存すると、風味を失うこともないですし、すぐに使えるので便利です。
冷凍しておいたみょうがを使った4つのメニュー
冷凍したみょうがは、切ってあるのですぐに使えますね。
おすすめの冷凍みょうがを使ったメニューを紹介します。
冷汁
九州の郷土料理の冷汁。
みょうがのさわやかさと冷たさがマッチしておいしさ。
初めて食べる方にもぜひ食べてほしい一品です。
みょうがはお好みの量で!
【材料】
さば缶詰 1缶
麦味噌 お玉いっぱい
だし汁 適量
砂糖 小さじ1
きゅうり 2本
ねぎ 1本
白ごま 大さじ3
みょうが 適量
① 昆布といりこでだしをとります。
サバ缶は水気をきります。
② サバとお味噌をすり鉢に入れて、すり鉢の側面に貼り付けてください。
③ 縁をアルミ箔で包んで15分焼き目がつくまで焼きます。
④ だしを少しずつ入れて、のばしていきましょう。
⑤ 砂糖を入れて、味の素を少々。
⑥ しっかり混ぜたら容器に移し替えて、一晩冷やします。
⑦ きゅうりは薄くスライス、ねぎは小口きり。
⑧ 食べる前にきゅうり、ねぎ、ごま、みょうがをいれて出来上がり。
みょうがとなすの和え物
【材料】
なす 2本
みょうが 4個
アジの干物 適量
昆布 5cm
白いりごま 大さじ2
白ねりごま 大さじ2
だし汁 小さじ1
お酢 大さじ2
① アジは焼いて細かくほぐします、骨が入らないように。
② なすを縦半分に切って、斜めに3~4mm幅に切って3%の塩水に昆布と一緒に入れておきます。
③ 茄子がしんなりしたら、水気を絞ります。
④ みょうがは千切りにして冷凍したものを使います。
常温において水が出たら絞ります。
⑤ 白いりごまをすり鉢でよくすり、白練りごまを加えて混ぜます。
だし汁とお酢を加えて、醤油を少し足して味を調えます。
⑥ すり鉢の中に、アジ、なす、みょうが入れて、ざっくりあえて出来上がり。
みょうがの味噌汁
みょうがだけのシンプルな味噌汁。
簡単ですがおいしくておすすめ。
【材料】
味噌 25g
和風だし 4g
みょうが 1個
水 300ml
① 鍋に水と和風だしを入れて沸騰させます。
② みょうがは薄切りにして冷凍したものを、凍ったまま使います。
③ 沸騰した鍋にみょうがを入れて1分煮ます。
味噌を入れて火を止めて出来上がり。
ささみとみょうがあえ
【材料】
ささみ 6切れ
みょうが 6個
大葉 10枚
料理酒 適量
★ 熱湯 100cc
★ 鶏がらスープのもと 小さじ1
★ ごま油 大さじ1
★ 白味噌 小さじ1
★ 塩 適量
① ささみは料理酒に浸し、レンジでチンします。
10分くらい。赤いところがないように気をつけましょう。
② 冷凍みょうがは凍ったまま、大葉の千切りとボールに入れて、★の材料を入れます。
③ ささみが冷めたら、細かく裂いて混ぜます、出来上がり。
みょうがの作り置きメニュー
みょうがは、添えるだけではなく、単体で食べることもできるので、薬味以外にも使うことができます。
おすすめのみょうがの作り置きメニューを紹介します。
みょうがの甘酢漬け
みょうがが大量にあったときのおすすめ作り置きメニュー。
さっぱりとしたおいしい味です。
【材料】
みょうが 200g
★ 酢 150ml
★ 水 100ml
★ 上白糖 1/2カップ
★ 塩 小さじ1
① みょうがは縦に半分に切ります。
さっとゆでてザルに揚げます。
② ★の材料を火にかけてよく溶かします。
③ 清潔に消毒した瓶の容器に、みょうがと②の調味料入れて、粗熱が取れたら出来上がり。
冷蔵庫で保存して冷やして食べます。
薬味たれ
常備しておくと、冷奴やごはん、納豆などにかけるだけでとってもおいしいたれ、薬味たっぷりです。
【材料】
大葉 10枚
白ねぎ 1/3本
みょうが 2本
ごま油 大さじ3
お酢 大さじ1
白だし 大さじ1
きび糖 小さじ1
粗塩 ひとつまみ
白すりごま 大さじ1
かつお節 3g
① 大葉、みょうが、みじん切りにします。
② 容器に入れて全ての材料を入れて満遍なく混ぜてできあがり。
まとめ
夏に欠かせない食材のみょうがは、薬味としても料理に使っても大活躍。
みょうがは旬の時期が比較的長いですが、保存がきかない食材なので、おいしく食べるには、正しく保存することが大事になります。
冷蔵庫では乾燥させないように保存すると2週間は保存が可能ですが、できるだけ早めに食べきったほうがいいですね。
傷む前に冷凍で保存するのがおすすめ。
どちらにしても風味が多少落ちるので、早めに食べてください。
みょうがのおいしいメニューも紹介していますので、ぜひ作ってみてくださいね。