妊婦はCCレモンを飲んで大丈夫?妊娠中のCCレモンの影響と注意点

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妊娠初期に起こる悪阻で口の中が気持ち悪くなる妊婦さんは多いです。

そんな悩みを解決してくれるのが、シュワシュワとした感覚で口当たり爽やかな炭酸飲料です。

悪阻に悩む妊婦さんには、レモンのフレーバーが人気です。

レモンの酸っぱさが悪阻時の胸やけや口の中のネバネバをさっぱりさせてくれます。

レモンフレーバーと炭酸が合わさった「CCレモン」が悪阻に苦しむ妊婦さんに人気の飲み物ですが、そもそも妊娠中に飲んでも良いのでしょうか?

そこで今回は、妊婦さんは「CCレモン」を飲んでもいいのか?

「CCレモン」に含まれる原材料や注意点、お腹の赤ちゃんへの影響についてご紹介します。

  • 妊婦は「CCレモン」を飲んでもいいの?
  • 原材料「果糖ぶどう糖液糖」について
  • 原材料「ビタミンC」について
  • 「CCレモン」を飲む際の注意点
  • お腹の赤ちゃんへの影響

炭酸飲料やジュースには沢山の糖分が含まれていますし時には「カフェイン」が入っている物もあります。

「CCレモン」には、どのようなものが含まれているのでしょうか・・・

目次

妊婦は「CCレモン」を飲んでもいいの?

悪阻に悩む妊婦さんには、レモンの酸っぱさと爽やかな口当たりの炭酸飲料「CCレモン」が大変好まれます。

つわりの酷い時は「CCレモン」しか飲めなかった、「CCレモン」で口の中の煩わしさが解消されたと言う人も少なくありません。

アルコール飲料の場合は、妊娠中や授乳期の飲酒は胎児・乳児の発育に悪影響を与える場合がありますと注意喚起がされていますが、「CCレモン」には記載がありませんので妊娠中でも飲んで頂くことのできる飲料です。

しかし、ジュースには多くの砂糖が使われています。

「CCレモン」も他のジュースと同様に砂糖が沢山入っていますので、飲みすぎには注意が必要です。

関連記事⇒レモンはつわりの救世主?妊娠中のレモンの効果や影響と3つのポイント

原材料「果糖ぶどう糖液糖」について

原材料は、使用した重量の割合の高い順に表示されています。

「CCレモン」の原材料のトップに記載されているものは、糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)です。

<果糖ぶどう糖液糖って何?>

正式名称は「高フルクトース・コーンシロップ」と言います。

別名で「異性化糖」とも言われます。名の通りコーンシロップを原料に作られた甘味料です。

現在では炭酸飲料、果汁飲料、スポーツドリンク、ジャム、ヨーグルトなどのあらゆる食品に使われています。

果糖ぶどう糖液糖は、通常の白い砂糖とは異なり、甘味が強く口の中に残りにくいという特徴があります。

また低温でより甘味が強くなるので炭酸飲料や果汁飲料の清涼飲料水によく使われています。

しかし、困ったことに身体に入った果糖はエネルギーになりにくく、肝臓で中性脂肪に変換し蓄積されてしまうのです。

妊娠中に過剰に摂取すると体重が増えてしまうだけでなく、妊娠糖尿病のリスクも高まるので注意が必要です。

妊娠糖尿病になると食事療法やインスリン注射で血糖値コントロールをしなければなりません。

妊娠糖尿病についての詳しい内容は、妊娠糖尿病とは?胎児への影響と妊娠中に気をつける7つの予防策と解決策 の記事をご参照ください。

原材料「ビタミンC」について

「CCレモン」にはビタミンCも多く含まれています。

ビタミンCは妊婦さんに欠かせない栄養素の1つです。

妊婦さんに必要とされるビタミンCの4つの働きをご紹介します。

<ビタミンCの4つの働き>

①免疫力の向上

身体に入った風邪の菌やウイルスを白血球が防御したり駆除したりしますが、ビタミンCが体内に入ると、白血球の働きをサポートしてくれるのです。

ビタミンCが白血球を刺激して免疫機能を向上させ、風邪を引きにくい身体にしています。

妊娠中は免疫機能が低下し、風邪を引きやすくなってしまうので免疫力を高めるビタミンCを摂取することが大切です。

②葉酸・カルシウム・鉄の吸収力を高める

赤ちゃんの先天性の障害を防ぐと言われている栄養素「葉酸」や、妊婦さんに不足がちな「カルシウム」「鉄」は、ビタミンCと一緒に摂る事で吸収力がアップします。

妊娠をすると、赤ちゃんへ優先的に栄養と酸素が送られます。

これらは胎盤を通して赤ちゃんへ送られるので、妊娠中は血液量が増えます。しかし、ヘモグロビンは増えない為、貧血が起こりやすくなるのです。

身体の骨を作るカルシウムも優先的に赤ちゃんへ送られるので、妊婦さんはカルシウム不足となり、虫歯になりやすくなってしまいます。

葉酸・カルシウム・鉄の3つの栄養素は、ビタミンCを摂取するとより吸収力を高めるので、一緒に摂るようにしましょう。

関連記事⇒ベルタ葉酸サプリ7つの特徴と口コミや成分から知るホントの評価

③美肌効果

妊娠をするとホルモンバランスによりお肌が荒れやすくなったり、シミやソバカスが増えたりします。

ビタミンCにはコラーゲンの生成をサポートする働きやメラニン色素沈着を防ぐ美白効果があります。

妊娠中にお肌トラブルに悩んでいる方は、是非ビタミンCを沢山摂って下さいね。

④妊娠ストレスを軽減する効果

妊娠中は慣れない環境とホルモンバランスや身体の変化、悪阻でストレスを溜めてしまいがちです。

ビタミンCには抗ストレス作用があるので、妊娠中のストレスを軽減してくれる働きがあります。

「CCレモン」を飲む際の注意点

「CCレモン」には過剰摂取すると身体に害のある「果糖ぶどう糖液糖」と、妊婦さんには欠かせない栄養素「ビタミンC」のどちらも多く入っています。

妊娠中は過剰に飲まず、適度に飲むことで身体の栄養バランスが保てますので、飲み方には十分注意しましょう。

「CCレモン」には数種類のラインナップがあり、カフェインやクエン酸が入っているものもあります。

原材料に少し違いがあるようですので、飲む際には原材料を確認してから飲むようにしましょう。

また、妊婦検診の前に沢山飲んでしまうと尿検査で尿糖が多く出てしまうケースがあります。

妊婦検診前は極力飲むのを控えるか、量に気をつけて飲むようにしましょう。

お腹の赤ちゃんへの影響は?

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「CCレモン」を飲むこと自体でお腹の赤ちゃんに影響を及ぼすことはありませんが、過剰に飲みすぎると糖分の摂りすぎで「妊娠糖尿病」のリスクが高まる危険があります。

もし妊娠糖尿病になってしまうとお腹の赤ちゃんに影響を及ぼしてしまうことがあるので、妊娠中の体重の増加や糖分の摂りすぎには注意が必要です。

<妊娠糖尿病になった場合の赤ちゃんへの影響>

  • 巨代児
  • 先天奇形
  • 低血糖
  • 呼吸障害

妊娠糖尿病になると、お腹の赤ちゃんへぶどう糖が多く供給される為、インスリン分泌量が増えて4000g超えの巨代児になると考えられています。

巨代児になると難産になったり、産まれた後に低血糖や呼吸障害が起こるリスクが高まります。

お腹の赤ちゃんの臓器が作られている妊娠初期に血糖コントロールが悪いと先天性奇形のリスクが高まってしまいます。

様々な器官に影響を起しやすくなるので、妊娠初期は特に注意が必要です。

まとめ

妊娠中はお腹の赤ちゃんの影響と母体の健康を考えると、何でも摂りすぎは良くありません。

赤ちゃんの臓器が作られる妊娠初期は特に注意が必要な時期です。

しかし、ホルモンバランスの影響で、普段は炭酸飲料には見向きもしないのに、妊娠をしてから炭酸飲料ばかりが飲みたくなったという人も少なくありません。

どうしても毎日炭酸飲料が飲みたい場合は、お砂糖の入っていない炭酸水をお勧めします。

たまのご褒美として「CCレモン」を飲んで、リフレッシュさせるのも良いですね♪