妊娠するといつもの生活では大丈夫だったことが、注意が必要になります。
妊娠中は意外と制約が多いものです。知らなかったということが意外に多いものです。
そこで今回は妊娠経験のある先輩ママからのアドバイスを元に、妊娠初期に気を付けることをお伝えします。
- 妊娠に気づいたらまずすること3つのステップと周囲への報告のタイミング
- 妊娠が分かったらすぐにやめたい3つの注意点
- 妊娠初期の4つのつわり対策と3つの食事対策
- 妊娠初期の食事上の6つの注意点と生活上の3つの注意点と仕事上の4つの注意点
妊娠初期は体の変化がめまぐるしく、思い通りに行かないことも多々あります。
先輩ママからのアドバイスを上手に活用して、仕事をはじめ生活を少しでも快適に送ることができるようにしましょう。
目次
妊娠に気づいたらまずすること3つのステップ
- 妊娠検査薬を使用する
- 妊娠検査薬で陽性反応がでれば産婦人科に予約をする
- 産婦人科の超音波で胎嚢がちゃんとみえるか確認をとる
これが大まかな妊娠成立までのステップです。
多くの女性は妊娠検査薬が陽性反応の時点で旦那さんには報告し、産婦人科に掛かっているようです。
とはいえ、旦那さん以外への報告はまだ控えておきましょう。
妊娠検査薬は多くが生理予定日の1週間後からの使用が可能なタイプです。
中には生理予定日から使用できるものもあります。
とはいえ妊娠検査薬での陽性反応があまりにも早く出過ぎると、産婦人科に行った際に胎嚢の確認ができないこともあるので注意が必要です。
周囲への報告のタイミング
産婦人科にて妊娠が確認できたら、いつ、周囲の人へ報告するかが悩みどころです。
実両親、義両親、職場、友人への4つに分けています。
実両親
実両親への報告は産婦人科にて胎嚢が確認できてから、あるいは安定期に入ってから報告する人がおおいようです。
義両親
義両親への報告は安定期に入ってからという方が多いようです。
中にはトラブル防止のために、実両親と報告する時期を同じにする人もいるようです。
このいつ報告するかは義両親がどんな方達で、仲良し具合にも左右されるようです。
妊娠初期は流産の可能性が高いため、安定期前に報告する場合には、義両親が他の人へ言ってしまわないように口添えしておく必要あります。
また旦那さんが報告してしまうことも考えられるので、旦那さんにはいつ義両親に報告するか打ち合わせをしておく必要があります。
職場
職場への報告は直属の上司には産婦人科に掛かったあとに報告し、職場仲間などには安定期に入ってから報告する人が多いようです。
安定期前に直属の上司に報告するのは、初期のつわりなどで体調が安定しないためお休みを貰う可能性があることや、仕事の内容によっては業務内容の変更などをしなくてはいけないからです。
また産休前の引き継ぎなども踏まえて、直属の上司には早めに報告する方が多いようです。
友人
友人への報告は安定期に入ってからの報告が多いようです。
仲がいいとはいえ、妊娠初期には報告はしません。
また友人によっては妊活や不妊治療をしている場合もあるので、軽めに報告している人が多いようです。
妊娠が分かったらすぐにやめたい3つの注意点
妊娠が分かったら、すぐに注意すべきことがあります。
- アルコールをやめる
- 喫煙をやめる・受動喫煙を避ける
- 薬の服用をしない
上記の3つはお腹の赤ちゃんへの影響が著しく、できれば妊娠が疑われる時点で避けておきたいことです。
妊娠が分かったら、お腹の赤ちゃんへの影響を考え速やかにやめましょう。
妊娠初期の4つのつわり対策
妊娠初期に一番大変なのはつわりです。
つわりは大体妊娠5週ごろから始まり、安定期前の15週ごろに終わる人が多いようです。
つわりには種類があり、食べつわりと吐きつわり、においつわり、よだれつわりなどがあります。
- 空腹だとつわりがひどくなるので少量を口にする
- 匂いつわりの時にはマスクの着用をし、日用品を無香料のものに変更する
- つわりで食べられない時は、水分補給をメインに食べられるものだけを食べる
- つわりで体力の消耗が激しい時は産婦人科で点滴を打ってもらう
つわりの時期は思うように食べられなかったり、気持ちが悪かったりして体調が安定しません。
また妊娠初期は匂いに敏感になります。
普段は平気だった匂いがダメになることがよくあります。
洗濯洗剤を始め、柔軟剤、シャンプー、ボディーソープなどの匂いがダメになることがよくあります。
そんな時は無香料タイプのものを選ぶか、香料無添加を選ぶと、つわり中でも問題なく使用できる人が多いようです。
妊娠初期は体調が中々安定しないので無理をせずに過ごすようにしましょう。
つわり中の3つの食事対策
つわりの時に困るのがごはんです。
つわりの時は食べられるものだけを食べていて大丈夫です。
食べられるものを探しましょう。
多くの先輩ママがつわり中でも食べられるものを挙げてみます。
- つわり中は食べられるものを食べる
- 水分補給を心がける
- 家族の食事はスーパーの総菜や宅配弁当などを活用する
つわり中には自分の食事でも大変なことです。
家族の食事に関しては、期間限定と割り切って、手作りにこだわるのは止めましょう。
旦那さんにスーパーで惣菜を買ってきてもらったり、宅配弁当などを積極的に活用していきましょう。
つわり中のママでも食べられたもの
トマト、スイカ、麺類、炭酸飲料、ポテトなどをたべられたと感じた先輩ママが多いようです。
トマトやスイカなどのさっぱり系の食べ物なら比較的食べられるようですね。
また麺類もこってりしたラーメンなどではなく、そうめんや冷麺などのさっぱり系が多かったようです。
同じ理由ですっきりする炭酸飲料も飲んでいた先輩ママが多かったようです。
先輩ママの中にはファーストフードのポテトが無性に食べたくなることもあるようです。
とはいえつわりは個人差があります。
自分が食べられるものを探すのが一番ですね。
つわり中は栄養を気にすることよりも食べられるものを優先して食べましょう。
つわりが終わったら栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
妊娠初期の食事の6つの注意点
妊娠中はお腹の赤ちゃんの為に栄養バランスの良い食事を心がけたいものです。
ですが、栄養バランスよく食べるのは大変なことでもあります。
妊娠中には必要に応じてサプリメントを活用していきましょう。
では妊娠中にはどういった栄養素が必要なのでしょうか?
- 葉酸を積極的にとる
- 鉄分不足に注意する
- カフェインの摂り過ぎに注意する
- ビタミンAの摂取量に注意する
- 食中毒や感染症予防のために、生もの、半生状態のものは避ける
- 食べる魚の種類や量に注意する
葉酸不足はお腹の赤ちゃんの神経管閉鎖障害を引き起こす可能性があるとされています。
神経管閉鎖障害は先天異常の一つです。
閉鎖障害が起こると、二分脊椎や無脳症を発症してしまいます。
また妊娠初期は循環血液量が増加します。
そのため血が薄まり、貧血になる妊婦さんが多いのです。
妊娠初期は思うように食事が取れないかと思いますが、サプリメントを活用して上記の2つの栄養素だけでも取れるようにしておくのが良いでしょう。
また妊娠中はカフェインの摂取量に注意が必要です。
妊娠してからはコーヒーなら一日1~2杯程度までにしておきましょう。
ビタミンAの過剰摂取は胎児奇形を引き起こす可能性があるとされています。
ビタミンAには動物性ビタミンAであるレチノールと、植物性ビタミンAのβカロテンの2種類有ります。
注意するのはレチノールの摂取量です。
レチノールはうなぎや各種レバーなどに豊富に含まれています。
過剰摂取にならないように注意し、心配であれば、ビタミンAは植物性のβカロテンから摂取するようにするのがいいでしょう。
魚によっては水銀を多く含む魚がいます。
胎児には水銀を排出する力がないため、水銀を多く含む魚を妊娠中に大量に食べると、生まれた赤ちゃんの運動機能や聴覚に影響を及ぼす可能性があるとされています。
大きな魚ほど水銀量が多いため、クジラやイルカ、キンメダイなどには食べる時に量に注意する必要があります。
とはいえ魚には胎児の成長に必要な成分も含まれているので、水銀に心配が無い魚を活用するなどして魚を上手に取り入れるようにしましょう。
妊娠中は抵抗力が下がっている状態です。
豚肉を始め、鶏、牛、馬などのお肉は必ず中まで火が十分に通っているものを食べるようにしましょう。
レアやミディアムレアなどの料理は避ける必要があります。
また生ハムなやチーズの種類にも注意が必要です。
生ハムは、妊娠中は避けましょう。
またチーズは多くの種類がありますが、ナチュラルチーズは生の状態のチーズになるので必ず加熱してから食べる必要があります。
妊娠中の生活上の3つ注意点
妊娠するとしてはいけないことがいくつか出てきます。
具体的には何に注意すべきなのでしょうか?
- 重いものを持たない
- 激しい運動を控える
- ガーデニングをする人、猫やインコを飼っている人はトキソプラズマ感染症に注意する
重いものを持つとどうしてもお腹に力が入ってしまいます。
妊娠中はお腹に力が入ることが続くと子宮の収縮を招くため良くありません。
また激しい運動を繰り返すとお腹の赤ちゃんへの酸素供給が減少する可能性があり、お腹が張ってしまうこともあるので、妊娠が分かったら激しい運動をするのは避けましょう。
家庭でガーデニングをする人やペットを飼っている場合にはトキソプラズマ感染症に注意する必要があります。
妊娠中に初めてトキソプラズマ感染症に感染すると、早産~死産、あるいは胎児へ先天性異常を引き起こす可能性があります。
猫やインコの糞から感染する可能性があるので、妊娠したらお世話する時には注意が必要になります。
またガーデニングなどの土いじりをする場合にも野良猫のフンから感染すること考えられるため、注意していきましょう。
妊娠初期の仕事上の4つの注意点
妊娠初期は体調が安定せず、仕事を急に休むことも十分に考えられます。
体調を優先して無理しないように生活していきましょう。
以下は妊娠初期に仕事をする際の注意点です。
- 妊娠初期で体調が安定しないときは職場と相談し、時短勤務へ変更する
- 仕事内容によっては妊婦には不向きなことがあるので仕事内容を変更する
- 体調がすぐれない時は遅刻や早退をする
- 急に休むことなどを踏まえて、自分が抱えている仕事でも他の人に分かりやすいようにしておく
妊娠初期は中々体調が安定しません。
必要に応じて、勤務時間の変更や、内容の変更をするなどして無理しないようにしましょう。
また自分が抱えている仕事でも、急に休むことがある初期では、他の人にお願いする可能性も多いに出てきます。
何がどこまで進行していて、次に何をすればいいのかなどが他の人からみても分かるようにしておきましょう。
まとめ
妊娠すると、いくつかの制限がでてきます。
それは食べ物であったり、生活上の注意であったりと実に様々です。
知らなかったと後悔するよりも、先輩ママからの経験をもとに、上手に活用し、より安心したマタニティーライフを送りたいものですよね。