公立・私立でどのくらい違うの?小学校6年間で必要な費用をまとめました♪

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義務教育のスタートである小学校。

来年から第一子が新一年生になる我が家では親も子もドキドキしております…!

自分が小学生の時の記憶はうっすらありますが、親として小学生の子どもを持つとなるといったいどんな生活になるか不安がありますよね。

生活面はもちろんですが、経済面もこれまでとは大きく変わります。

幼稚園や保育園の時ほど手がかからず、中学生以降ほどお金がかからないので貯金をするなら小学生のうちに!と考える方が多いようです。

今回は小学生にかかる費用について

・学習費
・生活費

ふたつの項目に分けてそれぞれ費用を調査しました!

生活スタイルが変わることに伴って変化していく学習費と生活費をきっちり把握し、計画的に小学生生活をスタートできるように参考にしていただけたら嬉しいです♪

目次

小学生の学習費とは?


小学生になると保育料や幼稚園の月謝に代わって学習費がかかるようになります。

学習費とは、小学校に通い、学習するためにかかるあらゆる費用のことです。

学習費は大きく分けて学校教育費学校外活動費のふたつに分類され、それぞれ以下のような内容の費用を含みます。

学校教育費

小学校での教育費直接的に付随する費用です。

・授業料
・修学旅行や遠足の積み立て
・学級/児童会/生徒会非
・PTA会費
・寄付金
・教科書などの学用品
・通学費
・制服など

上記の費用は学校教育費に該当します。

主に学校に直接支払う費用、通学に必要な諸経費を含みます。

学校教育費は通う小学校によって差はありますが、決められた出費なので家庭ごとのばらつきはほとんどありません。

私立か公立か、という部分では大きな差があります。

学校外活動費

小学校以外で家庭ごとに自発的に行っている教育に付随する費用です。

・家庭内学習費(教材費)
・学習塾/通信教材費/家庭教師費
・体験活動/地域活動
・習い事費用
・図書費

上記のものが含まれます。

スポーツであっても芸術であっても教養であっても、子供自身の成長にかける費用であれば学校外活動費に含まれます。

学校外活動費は家庭の裁量次第で増減自在なので、保護者の方針次第でかなり差があるようです。

娯楽のための旅行はレジャー費なので別計算ですが、水族館や動物園は楽しいだけでなく子供の学習に繋がりますよね。

この場合学校外活動費として計上するようです。

子供にとっては遊びも大事な経験になりますから線引きが難しいですね。

学習費を項目分けする理由

これらは内閣府の統計をもとに項目分けしていますが、家計簿上で細かく仕分けするときにも役立ちそうですよね。

入学前にはあらゆる試算ができますが、一度入学してしまえば学校教育費は節約のしようがない出費です。

無駄が無いか見直すことができるのは学校外活動費のみになります。

お子さんが小学校に上がる前にそれぞれの学習費の予算を組んでおくことで、進学先の選択にも判断材料として活用できるかと思います。

公立小学校の学習費総額

公立小学校の費用 (年間)
学校教育費 60,043円
学校給食費 44,441円
学校外活動費 217,826円
学習費総額 322,310円

出典:文部科学省「平成28年度 子供の学習費調査」

公立小学校の年間学習費は約32万円。

月額にすると2万7千円ほどでした。

保育園の平均保育料が2万円ほどで習い事費平均が7,500円だったので、出費自体はあまり変化が無いようですね。

学校外活動費には習い事だけでなくこまごまとした経費も含まれているので、ひょっとしたら未就学時代よりお金はかからないのかもしれません。

ですが、この統計は6学年全ての平均額。

学年別の統計を見ると、1年生より6年生のほうが費用は増えています。

学校外活動費における補助学習費(学習塾・家庭教師・教材など)は1年生のときと比べると6年生はなんと倍近くに上ります。

学年が上がるにつれ授業内容が難しくなり補修が必要になることももちろんですが、中学受験することも要因のひとつのようです。

受験を考えていれば3~4年生から学習塾に通う子が多いですから、そのための予算組も必要ですね。

私立小学校の学習費総額

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私立小学校の費用 (年間)
学校教育費 870,408円
学校給食費 44,807円
学校外活動費 613,022円
学習費総額 1,528,237円

出典:文部科学省「平成28年度 子供の学習費調査」

私立小学校の年間学習費は約153万円……!

月額にすると12万7千円ほどでした。

公立小学校は授業料が無料なので学校教育費は教材などの実費と会費くらいでかなり少額に抑えられましたが、私立の場合は授業料が必要なためとても高額になります。

私立小学校における学校教育費の内訳は、約半分が授業料・次いで学校納入金・そのほかは制服や通学費用など細々した出費になります。

学校納入金は入学金や考査料、施設費などが含まれます。

給食に関しては大きな差は無いようですね。

私立だとお弁当の小学校も多いので、その影響もあるでしょう。

そして注目は学校外活動費。

公立小学校の2.8倍の61万円、月々5万円程度かかっている計算になります。

私立小学生の学校外活動費

私立小学校に支払う学校教育費が高額なのはわかりますが、なぜ学校外活動費も高額になるのでしょう。

これには二つの理由が挙げられます。

子供を私立小に通わせる家庭は教育熱心

私立小に進学させる理由は様々だと思いますが、どの家庭にも言えるのが教育熱心であるということ。

我が子に良い教育を、良い環境を…と考え、それに伴う出費を厭わない家庭だということです。

私は庶民なので選択肢がいくつもあるときは内容の良さももちろんですが費用も大きな判断材料になります。

が、私立小学校に通わせられる経済力のある家庭では内容重視であり、良いと思う教育を惜しみなく与えることができるため学校外活動費も高額になるのでしょう。

生活水準が高くならざるを得ない

もう一つの理由として、生活水準を上げざるを得ないということも考えられます。

小学校のうちは学校での活動に親が介入する機会も多く、ママ友文化は健在。

私立小学校に通うご家庭は生活水準が高いですから、お付き合いのための費用もそれだけ高くなります。

〇〇ちゃんと同じ習い事教室に通いたいと言うかもしれないですし、お友達の影響でお金のかかる習い事に興味を持つかもしれません。

旅行のお土産なども気を遣うかもしれませんね。

私立小学校に通うということは、学校に支払う学費だけでなくその他の様々な費用も嵩むということを頭に入れておかなければならないでしょう。

小学生の生活費


学習費のほかに必要なのが生活費です。

食費・レジャー費・被服費など生活に必要な費用を指します。

小学生の食費

小学生の生活費において、一番割合の大きなものは食費です。

総務省の統計によると、小学生の食費は月々23,163円、年間28万円弱になります。

小学校高学年の男の子なんて大人顔負けの量を食べますから、これでは収まらないほどでしょう。

レジャー費

毎月15,000円程度として、年間18万円の支出になります。

夏休みや冬休みなどの長い休み中や年末年始の帰省を考えると、少なく見積もっても20万はかかりそうです。

休みの日に家族の時間を持つことはとても大切ですが、だらだらとした出費を重ねるよりも計画的にガツンと大きなイベントを計画した方がメリハリがあっていいかもしれないですね。

小学校低学年のうちは、お金のかからない大きな公園や公共施設でもじゅうぶん楽しんでくれます。

とはいえ、小学校高学年になると一緒に出掛けるのを億劫がる子も…。

そうなると友達と出かけたがりますから、お小遣いの方が嵩みます。

我が家は男の子なので、一緒に旅行などのレジャーを楽しんでくれるうちにはたくさん出かけたいなと思って大目に予算をとっています。

レジャー費は家庭の方針次第で増減可能な支出なので、家族でよく話し合って計画しましょう。

被服費

小学生は保育園児ほど一日に何度も着替えをするようなことはありません。

幼児時代よりは少ない枚数で済みますが、おしゃれに興味を持ったりこだわりを持ち始めて、自分で服選びをするようになる子もいます。

幼稚園出身であれば私服を着る機会が増えますから、今までより多く予算をとる必要があります。

私立小学校に通う場合は平日は制服ですが、私服はハイブランドを着せている家庭が多いです。

着る機会が少なくても、公立小に通う子供より高額な被服費が必要でしょう。

まとめ


進路によって必要な費用も多様化することがわかりましたね。

公立小学校へ進学した場合は学校へ支払う固定費はとても少なくて済みますから、将来の学費の貯金をしつつレジャーを楽しんだり美味しいものを食べたりと楽しい小学校生活を送ることができそうです。

私立小学校に通う場合は公立小学校に比べて学費が高額なだけでなく、生活費も比例するように高くなる傾向にあることがわかりました。

しっかり準備が必要ですね。

家計は家庭ごとに様々ではありますが、全国の統計を見ることで収入とのバランスなどを冷静に判断できます。

今記事を参考に、お子さんの将来のためにも収支はしっかり計画して生活したいですね。

私も子供が小学校に上がるにあたって、家計を見直してみようと思います!

ここまでお読みくださりありがとうございました。