日本の食卓に欠かせない食材、海苔。
味付け海苔も焼き海苔も、色々なメニューに使いますよね。
おにぎり、のりまき、手巻き寿司と使う頻度も多いのり。
海苔は通年スーパーに並んでいますので、旬の時期とかは関係ないと思いがちですが、11月ころからつみ取りが始まります。
摘み取って出回るものは、新海苔といわれ、香りが強く、通常の海苔より柔らかいのが特徴。
食べたことがない方は、新海苔が出回る時期にぜひ食べてみてください、通常の海苔との違いに驚くと思いますよ。
海苔のおいしさは、その風味とパリパリとした食感。
しかし、海苔はきちんと保存しないと、湿気てしまい食感も風味も失ってだいなしです。
ここでは、正しい海苔の保存方法、消費期限、おすすめのメニューを紹介します。
目次
海苔はどのくらい日持ちする?賞味期限は2~3ヶ月!
海苔は、私たちの食生活にとても身近で、よく購入する食材ですが、値段がピンからキリまであって、どれを購入したら良いのか迷いますよね。
海苔の値段は、加工方法、品種、種類の違いで価格が変わってきます。
日本でとれる海苔は、アサクサノリ、スサビノリと呼ばれる品種。
日本のおにぎりや海苔巻きによく適している海苔です。
また、海苔の色が違うのも気になりませんか、黄色、緑、黒と商品によって違います。
海苔の色は、たんぱく質内の色素の状態によって、色に差が出ます。
黒っぽく見える海苔は、栄養が十分で育った海苔なので、購入する時は黒いものを選ぶといいですね。
海苔は、長期間保存できる食材ですが、保存方法によって保存状態に差が出るので注意が必要です。
海苔の保存方法!
海苔は保存方法によっては、風味を失ってしまいます。
せっかくおいしい海苔ですから、風味とパリッとした食感を保ちながら保存したいですよね。
正しい海苔の保存方法を紹介します。
海苔の正しい冷凍保存方法
海苔を保存するときに気をつけなければ生けないのは、湿気です。
湿気に弱く、湿気ると本来のおいしさを失ってしまいます。
開封したらなるべく早く食べるのがおすすめですが、長期間食べられないときは冷凍保存がおすすめ。
冷凍保存するときは、しっかりと口が閉まる保存袋に入れて、できれば乾燥剤と一緒に保存してください。
未開封の場合でも、購入した袋のまま保存袋に入れると良いでしょう。
缶に入れると、更に持ちがよくなるのでおすすめ。
海苔は冷凍で1年と長い期間の保存が可能です。
使うときは、使う枚数だけ袋から出して、軽くあぶって使うと香ばしさがよみがえります。
常温においてしばらくして海苔も常温に戻ったら、封を開けてください。
海苔の正しい冷蔵保存方法
海苔は開封したときは、基本的には冷蔵保存してください。
常温でも保存が可能ですが、湿気る場合が多いので、特に夏場や梅雨の時期は必ず冷蔵庫に入れましょう。
冷蔵で保存するときは、購入したときの袋のまま保存袋に入れて乾燥剤を入れて保存。
使いやすいように、数枚ずつラップに入れて保存袋に入れると便利ですね。
開けるときに湿気がつくことが多いので、常温で少し置いてから開けて下さい。
使う分だけラップしていたら、他の使わない海苔が湿気るのを防ぐことができます。
湿気ないように、とにかくしっかり密封することが大切。
冷蔵保存では、2~3ヶ月を目安に使い切りましょう。
その他の方法
未開封のものは常温保存で大丈夫です。
保存期間は、賞味期限を参考にしましょう。
未開封の場合は、そのままで保存可能ですが、開封した場合は密封できる容器に入れて乾燥剤と一緒に保存します。
夏と梅雨の時期は、冷凍保存か冷蔵庫に入れましょう。
ワンポイントアドバイス
海苔は本当に湿気に弱い食材です。
冷蔵保存、冷凍保存した海苔を開封するとき、温度差により湿気がすぐについてしまいます。
一度常温の温度に戻して開封するのは、この湿気を防ぐため。
できれば1度に使う分ずつ保存袋に入れたほうがいいですね。
また海苔をおにぎりに使ってお弁当に持っていくときは、巻かずに別にラップに包んで持っていくのがおすすめ。
食べるときにパリパリの海苔を巻きましょう。
これは、食感が楽しめるというのもありますが、暖かいご飯に海苔を巻くと傷みやすくなってしまうからです。
冷凍しておいた海苔を使った5つのメニュー
冷凍した海苔は、そのまま使うことができるので便利ですね。
おすすめの冷凍海苔を使ったメニューを紹介します。
手巻き寿司
海苔を使ってたくさん巻きたい手巻き寿司。パーティーのときもいいですね。
【材料】
すしめし 4人分
刺身用まぐろ 1さく
いか刺し 1パック
ホタテ貝柱 3個
鮭 1/2
卵 2個
納豆 80g
青じそ 16枚
きゅうり 1本
冷凍やきのり 適量
① 鮭は焼いて骨と皮をとってほぐします。
卵はいり卵にします。
② マグロは5~7mmの厚さに切り、ホタテは厚みを1/3にします。
③ 納豆と鮭、いり卵は器に入れて青じそ、千切りきゅうりとともにお刺身を盛ります。
④ 冷凍海苔は常温に戻して、軽く焼いて寿司飯とともに添えて出来上がり。
のりの天ぷら
海苔をあげるだけですが、ボリュームのあるおかずになるのでおすすめです。
【材料】
海苔 2枚
塩 少々
天ぷら粉 適量
① のりは、常温にしばらく置いて冷たくなくなってから、食べやすいように1/4くらいに切ります。
② 天ぷら粉を作っておきます。
③ 海苔に天ぷら粉を薄めにつけて、さっと揚げて出来上がり。
海苔とレタスのサラダ
ヘルシーでおいしいサラダ、毎日食べてもいいですね。
【材料】
レタス 1玉
かつお節 1パック
海苔 1枚
すりごま 適量
ポン酢 大さじ2
寿司酢 大さじ2
① レタスは洗って細かくちぎってしぼって水気をきります。
② 海苔は、常温に戻し握りつぶして、もみ海苔にします。
③ 材料を全部混ぜて、しばらく置いてしんなりしたら出来上がり。
焼き海苔韓国風
【材料】
焼き海苔 10枚
醤油 大さじ1.5
砂糖 小さじ0.5
おろしにんにくチューブ 小さじ0.5
ごま油 大さじ2
塩 少々
七味 少々
コチュジャン 小さじ0.5
すりごま 大さじ1
① 海苔以外の調味料を全部混ぜ合わせます。
② 海苔は細かくちぎります。
10円玉の大きさくらい。調味料を入れた①のボールに入れます。
③ よくあえて、数時間置いてなじませて出来上がり。
長芋の磯辺焼き
【材料】
長いも 1個
卵 1個
海苔 3枚
ごま油 適量
塩コショウ 適量
① 長芋は皮をむいてすりおろします。
② すりおろした山芋に卵を割って混ぜ、塩コショウで味付けします。
③ 海苔は常温に戻して1/4の大きさに切ります。
④ フライパンに油を敷いて、のりを置いて、②をのせて、焼きます
⑤ 焼き色がついたら出来上がり。
海苔の作り置きメニュー
海苔を使った作り置きメニューは、子供のおやつにも便利。
おすすめの海苔を使った作り置きメニューを紹介します。
海苔のつくだ煮
海苔が大量に余ったときにおすすめの海苔のつくだ煮。
自分で作ったのりの佃煮は市販品よりおいしいですよ!
【材料】
焼き海苔 10枚
醤油 大さじ4
みりん 大さじ4
酒 おさじ3
砂糖 大さじ1.5
水 大さじ1
① のり以外の調味料を鍋に入れます。
② 海苔はちぎって細かくします。①の鍋に入れます。
③ よく混ぜて調味液に浸してください。
④ 弱火でかき混ぜながら、汁気がなくなるまでゆっくり煮ます。
お好みの硬さになったら火を止めて出来上がり。
まとめ
海苔の正しい保存方法、おすすめのメニューを紹介しました。
海苔は乾物なので、常温で保存していた人が多いのではないでしょうか?
とにかく湿気を回避することが、海苔をおいしく食べるのには大切。
乾燥剤と一緒に、冷蔵もしくは冷凍で保存して、食べるときは、温度差が出ないように常温に戻してから開封しましょう。
海苔のおすすめのメニューも紹介していますので、参考にしてくださいね♪