子どもが小さいうちは出かけるのが億劫になったり、遊ぶ場所がワンパターンになったりしますよね。
そんな時にぜひお出かけしてもらいたいのが『園庭解放』。
「園庭解放ってなに?」
「園庭解放ではどんなことをしているの?」
「どんな人が園庭解放に参加できるの?」
など、園庭解放についてよくわからないという人もいると思います。
私が住む地域では、各幼稚園や保育園が平日の午前中などに園庭解放をしていたり、子育て支援室として園の一室を開放したりしています。
園庭解放は、
・子育て支援の一環で園庭を開放している
・未就園児ならだれでも参加できる
・園によって実施日は異なる
・親や子供にとってメリットもある
といった特徴があります。
園庭解放に行くことで子どもも楽しめますし、親もちょっとした息抜きになったという人も少なくありません。
私も新しい世界が広がったような気がして、園庭解放に行ってよかったと感じています。
しかし中には園庭解放に通うことでストレスを感じる人も少なくありません。
上手に園庭解放を利用するために、ちょっとしたポイントも併せて紹介しますね!
目次
園庭解放ってなに?
園庭解放の特徴は、
・子育て支援の一環
・未就園児ならだれでも遊びに行ける
・担当の保育士が見守ってくれる園もある
といった点が挙げられます。
園庭解放は保育園や幼稚園に気軽に足を運ぶことができるはず。
「ちょっと遊びに行ってみようかな」という気持ちで遊びに行ってみてくださいね。
まずは園庭解放について詳しく見ていきましょう。
子育て支援の一環
園庭解放は、子育て支援の一環として行っているという保育園や幼稚園が多いです。
普段園児が使っている遊具や砂場を利用することができますよ。
私がよく通っていた保育園の園庭解放は、園児たちの外遊びの時間になると園児も一緒に遊びます。
小さな園児がさらに小さな子どもや赤ちゃんのお世話をする姿がとってもかわいかったのが印象的でした。
子育て支援の一環なので、
・子どもを自由に遊ばせることができる
・保育士に子育ての相談ができる
・園児との交流もある
・園のイベントに参加できることも
といったことが特徴です。
一般の親子に園庭を開放している
「園庭解放って誰が参加できるの?」
「限られた人しか行けないのでは?」
というのも気になるところですよね。園庭解放は、
・未就園児ならだれでもOK
・赤ちゃんからOK
・必ず親子で参加
・どの地域に住んでいても参加できる
という園がほとんどです。
『誰でも参加できる』というのが嬉しいですよね!
私も娘が幼稚園に入るまではいろいろな園に足を運びましたが、どの園も「初めてさん大歓迎!」という感じでした。
いろいろな園に足を運んでみてくださいね。
保育士が見守ってくれることも
園庭解放では、園の保育士が見守ってくれるケースも少なくありません。
園庭解放専門の保育士がいて、開放している時間は未就園児への対応もしてくれます。
子どもも保育園や幼稚園の先生と触れ合えるのが新鮮に感じますし、親も保育士に育児に関する悩みや対応の仕方を相談することができます。
保育士が見守ってくれていることで、子どもを安心して遊ばせることもできますね。
園庭解放は園によって異なる
未就園児ならだれでも利用することができる園庭解放に、ぜひ行ってみたいと思っている人も多いと思います。
「園庭解放っていつやっているの?」
「利用できる時間は?」
「どうやって利用すればいいの?」
など、わからないことも多いですよね。
ここでは園庭解放の利用の仕方やいつ園庭解放をしているのかなどについて、紹介します。
開催日時は園によって違う
園庭解放の実施日は、園によって変わるので注意が必要です。
一例をあげると、
・平日の9時から12時まで毎日実施
・決められた曜日の午前中
・月に2回
・お昼を挟んで2時まで実施
などなど。園庭解放の実施は直接保育園や幼稚園に確認してみてくださいね。
夏にはプール解放をする園も!
夏になると園庭解放の一環としてプール解放をしている園もあるようですよ。
幼稚園などでは、夏休みを利用してプール解放をしているというケースも。
娘が通っていた幼稚園ではプール解放はありませんでしたが、市内の別の幼稚園ではプール解放をしていたようでした。
在園時はもちろん、兄弟や地域の未就園児も参加可能だとか。
家だとプールの準備をするのも一苦労!
保育園や幼稚園でプールができたら親も助かりますね。
ビニールプールの園もあれば、立派なプールの園もあるそうで、いろいろ情報を集めてみる価値はありそうですね!
登録が必要な場合も
園庭解放の利用方法は、都合のいい時間に自由に出入り可能としている園が多いようです。
私が通っていた園庭解放の園でも、9時から12時の間ならいつでも出入りすることができました。
初めて来園した時にだけ、氏名や住所を書きましたが、その後は名簿に記名するだけOK。
利用の仕方も園の方針によってかなり違いがあるようですね。
毎回住所まで記入しなければいけない園や、利用登録をしてからでないと園庭解放に参加できないという園もあります。
最近ではセキュリティの問題で、園への出入りが簡単ではなくなっているそうです。
園庭解放の魅力は?
園庭解放の魅力は、
・保育園や幼稚園の普段の様子も見ることができる
・園のイベントを知るきっかけになる
・平日の子どもの遊び場として利用できる
といったことが挙げられます。
私も保育園の園庭解放に通うようになって、子どもと過ごす日中の時間が苦痛でなくなりました。
子どももたっぷり遊べるので、午後のお昼寝もぐっすりというメリットも。
いろいろな園の様子を見ることができる!
園庭解放に参加することで、その園の特色や方針、過ごし方など普段の様子を見ることができるという点が最大の魅力ではないでしょうか。
私も実際に園庭解放に行くようになって、保育園や幼稚園の雰囲気や先生の様子などを実際に見ることができたことがとてもよかったと感じています。
特にこれから入園を控えている場合、園選びの参考にもなるはずです。
・園庭の遊具は楽しそうか
・先生の対応はどうか
・園の方針と子どもの性格があっているか
・在園時の過ごし方
など、園選びのひとつとしても園庭解放に足を運びました。
いろいろ通ううちに、子どもはもちろん親も居心地のいい園を見つけるきっかけになりますよ。
季節のイベントなどを把握するきっかけにも!
園庭解放に通い始めると、その園のさまざまなイベントについての情報もたくさん得ることができますよ。
・運動会
・発表会
・参観日
・その他季節のイベント
など、イベントが近づいてくると、自然とイベントに関する話題が出てきます。
「運動会は園庭じゃなくて小学校の体育館でやるんだよ」
「発表会の衣装は親が作るんだよ」
「豆まきやクリスマスなどのイベントも楽しいんだよ」
といった情報を先生や保護者から聞くことができます。
特に気になっている保育園や幼稚園なら、こういった情報はとても嬉しいですよね。
子どもの遊び場に困らない!
そしてもうひとつの魅力は、子どもの遊び場に困らないということですよね。
平日の午前中は、早起きの子どもがいると意外と長いもの。毎日同じ場所では飽きてしまうという子どももいると思います。
いつもは公園だけど、たまには園庭解放に行ってみると新鮮に感じていいかもしれませんね。
保育園や幼稚園の遊具なら、子どもも安心して遊ばせることができます。
砂場なども手ぶらで行ってもスコップやバケツがあるので、子どもも楽しめるはずですよ。
子どもにとって園庭解放に行く3つのメリット
園庭解放に行くことは、子どもにとっても大きなメリットとなります。
特に注目なのは、
1. 同年代の子どもと遊ぶことができる
2. いつもの公園とは違う遊具で遊ぶことができる
3. 登園するイメージが膨らむ
この3つではないでしょうか。
「なかなか同世代のお友達が見つからない」
「公園にはあまり行きたがらない」
「登園に不安がある」
という人は、園庭解放に足を運んでみてください。
きっと子どもにとってもいい影響を与えてくれますよ。
同年代の子どもと関わるきっかけに
赤ちゃんのうちは同年代のお友達がいなくてもあまり気になりませんが、2~3歳になると「そろそろ同年代のお友達とも関わらせたいな」という気持ちも出てきますよね。
だからといって公園に行っても仲良くなれるとは限りませんし、公園に子どもがいないこともあるかもしれません。
親御さんに話しかけるのもちょっと・・・ということもあるでしょう。
園庭解放なら、遊びに来ているのは大体1歳から3歳くらいの小さな子どもたち。
園庭解放に行けば、同年代の子どもたちと関わるきっかけになります。
私の娘は園庭解放で気の合うお友達が見つかり、その子に会うために園庭解放に出かけるようになりましたよ。
違った遊具で遊べることが刺激になる
私が住んでいた場所の近くには公園があったのですが、ブランコと滑り台、砂場とシーソーがあるだけの広場のような公園でした。
行ってもすぐに飽きてしまって、10分くらいで帰宅することもしばしば。
園庭解放では、遊具も普段遊んでいる遊具と違います。
それが刺激になるようで、飽きることなく時間いっぱい遊ぶことがほとんどでした。
おままごと道具などもあり、ほかの子と譲り合いながら遊べるということもメリットだったと感じています。
園に足を運ぶことで登園のイメージが付きやすい
園庭解放のために保育園や幼稚園に通うことで、子どもにとって登園することのイメージが付きやすいということもメリットだといえるでしょう。
我が家では、予定がない日は毎回ほぼ同じ時間に園に着くように出かけることを心がけていました。
この習慣によって、子どもにも
「春から自分も通うんだ」というイメージが漠然と浮かんでいたのかな、と感じます。
保育園って楽しいところ、先生も優しいということを子ども自身が実感することができるはずですよ。
ママにとって園庭解放に行く3つのメリット
園庭解放は子どもだけでなくママにとってもメリットがあると考えています。
私が実際に園庭解放に足を運んで、「よかったな」と感じたのは、
1. 園の方針や普段の様子を見ることができる
2. 同年代の子を持つ保護者と話す機会ができる
3. 外に出ることで気晴らしになる
といった3点です。
園の方針や活動など様子を見ることができる
前の項目と重なる部分もありますが、私が園庭解放に積極的に通うようになったのは、娘が入園する園を決めることが一番の理由でした。
園庭解放に足を運ぶことで、
・園の方針
・園で行っている活動
・先生の様子
・在園時の普段の様子
などを知ることができました。
何度も通うと先生とも仲良くなり、気になることや知りたいことを質問しやすくなります。
子どもを遊ばせるということが大前提ではありましたが、子どもに合った園を見つけるためにも園庭解放はとても役に立ったと感じています。
ママ友作りのきっかけにも!
これも大きなメリットと感じます。
「ママ友なんていらない!」
と思っている人もいるかもしれませんが、園庭解放に通っているうちに、ママ友を作ろうと思わずとも気の合う人が見つかることだってあります。
私も大人になってからがんばって友達を作ろうとは思いませんでしたが、何度も顔を合わせるうちに仲良くなったママ友もいます。
子どもは別々の園に行き小学校も別なので交流はありませんが、親同士は今でもつながっています。
外に出て遊ばせるだけでも親子の気晴らしに!
園庭解放に行くのって、初めはちょっと億劫なんですよね。
「仕度をして出かけるのって大変」
「初めて行くところは緊張する」
「知らない人ばかりだけど大丈夫かな」
など、不安なこともあるでしょう。
だからといって家の中ばかりでは、子どもはもちろん親だって息が詰まってしまいます。
ちょっと外に出て子どもを思い切り遊ばせるだけでも、親にとっても気晴らしになります。
「園庭解放に行ってみたいけど勇気が出ない」という人は、10分だけ、という気持ちで遊びに行ってみてくださいね。
園庭解放が苦痛だというママも少なくない!?
ここまで園庭解放の魅力やメリットについて紹介してきましたが、
「毎日は疲れる」
「ほかの保護者との関わりがつらい」
「子どもは行きたがるけどちょっと面倒」
など、園庭解放に行くことが苦痛だと感じているママも少なくないとか。
これはちっともおかしいことではありません。
園庭解放のもうひとつのメリットは、足を運ぶことが義務ではないということ。
もっと気軽な気持ちで園庭解放を利用できるといいですね。
子どもは行きたがるけど親は苦痛という人も
子どもは保育園や幼稚園の園庭解放に行きたいけど、親はちょっと・・・というのはよく聞く話です。
私の娘も園庭解放に行きたがりますが、私の体調や予定などによっては
「今日はいけないよ、ごめんね」ということもよくありました。
人間関係で苦痛を感じたことももちろんあります。
人間関係で苦痛を感じた時は、足を運ぶ園を変えてみるのもひとつの方法。
また、園庭解放に行ったら誰かとつるまなければいけないということでもありませんよね。
行ってみようかな、と思ったときだけ行ってみるという通い方でもいいと思っています。
いろいろな園に行って合う園を探すのもおすすめ
いくつかの園に行ってみると、同じ園庭解放でも雰囲気がかなり違うということがわかります。
先生の雰囲気もそうですが、来ている子どもやママによってもその雰囲気は変わります。
なんとなく行ってみて、「ちょっと違うかも・・・」と感じることってありますよね。
そんな時は無理に通い続けずに、別の園にも足を運んでみてください。
無理して行く必要はない!
園庭解放が苦痛だと感じているなら、無理に行く必要はありません。
子どもが行きたがっている場合はちょっとかわいそうに感じるかもしれませんが、子どもの遊び場は園庭解放だけではないはずです。
ちょっと遠くの公園に出かけてみたり、児童館や図書館を利用したりしてもいいかもしれません。
前の項目でも言いましたが、行ってみようかな、と思ったときに園庭解放を利用すればいいのです。
まとめ
園庭解放は、
・園の特徴や雰囲気を知ることができる
・親にも子にもメリットがある
といったことが大きな魅力ですよね。
園庭解放に行くことで子どもには同世代のお友達ができるかもしれませんし、ママには気の合うママ友ができるかもしれません。
子どもが思いっきり遊ぶことで、心も体も大きく成長することにつながります。
園庭解放は、すべての保育園や幼稚園が行っているわけではありません。
まずはお住まいの地域でどのくらいの園が園庭解放を実施しているかを調べてみましょう。
役所に問い合わせると教えてくれることもありますよ。
園庭解放を利用して、楽しく子育てしましょうね!