赤ちゃんが成長してくると、体の成長とともに行動にも成長が見られます。
5~6ヶ月頃になるとおすわりが上手にできるようなる赤ちゃんも増えます。
私の娘も6ヶ月頃からおすわりをし始め、8ヶ月になればひとりで座って遊べるようになりました。
ひとつずつできることが増えれば親としてはとっても嬉しいものですよね。
しかしこういった赤ちゃんの成長はつい周りと比べてしまいがち。
「まだおすわりをしないけどいつからするようになるの?」
「いつからおすわりの練習をしたらいい?」
「おすわりができないのはうちの子だけ?」
など、不安に感じることも増えてきます。
一般的に赤ちゃんのおすわりは、
・生後5~9ヶ月の間にできるようになる子が多い
・いつからできるようなるかは個人差が大きい
・親の支えなしで座れたらおすわりの完成
といったことが大きなポイントとなります。
いつからおすわりができるようなるかは個人差が大きいことはわかっていても、やっぱり我が子のおすわりが遅いと気になりますよね。
赤ちゃんのおすわりの目安と併せて、おすわりの練習法についても紹介します。
参考にしてみてくださいね。
目次
赤ちゃんがおすわりするのはいつから?
赤ちゃんの成長は、
・手足を動かせるようになる
・「あーうー」と声が出すようになる
・首がすわる
・手をなめるようになる
・うつぶせ寝ができるようになる
・寝返りをする
という経緯を経て、ようやくおすわりができるようになることが多いです。
「寝返りができてもおすわりができない」
「おすわりに興味がなさそう」
という赤ちゃんもいますよね。
赤ちゃんがいつからおすわりをするようになるのかは個人差が大きく、一概にいつからとは言えません。
ここではいつから赤ちゃんがおすわりをするようになるのかの目安について紹介しますね。
5ヶ月から9ヶ月の間におすわりができるようになる
首がすわる時期も個人差がありますよね。
お座りができるようになるためには、腰がすわることが大きなポイントとなります。
先にも紹介したように、赤ちゃんは順を追うようにいろいろなことができるようになります。
おすわりができるようになるのは、
・しっかり首がすわっていること
・寝返りがじょうずにできていること
この2つができてからようやく腰がすわり始めるといわれています。
・首すわり・・・生後3ヶ月から4ヶ月頃
・寝返り・・・生後4ヶ月から6ヶ月頃
首すわりと寝返りの目安は上記のとおりなので、お座りができるようになるのは生後5ヶ月から9ヶ月の間ということが多いようです。
冒頭でも紹介したとおり、私の娘が完全におすわりできるようになったのも8ヶ月頃。
友人の赤ちゃんもほとんどがこの時期におすわりができるようになっていましたよ。
個人差が大きい
赤ちゃんが産まれてからの1年は成長が目まぐるしく、成長過程は個人差が大きいことが特徴です。
ここではいつからおすわりができるようになるのか、ということに関しては、5ヶ月から9ヶ月と紹介しました。
しかし10ヶ月頃になっておすわりを始めたという子もいますし、おすわりが上手にできないままつかまり立ちをし、いつの間にか座れるようになったという子もいます。
あくまで『いつから』というのは目安。多少の前後は気にすることはありません。
月齢別にお座りの様子を紹介!
いつからおすわりができるようになるのかは個人差が大きいとして、それでも
「うちの子は目安どおりに成長しているかしら」
「遅れがあったら心配・・・」
という気持ちがあるのも当然です。
できれば目安どおりに、もしくは目安よりちょっと早くいろいろなことができたほうが安心感が強いですよね。ここでは
・5ヶ月
・6ヶ月
・7ヶ月
・8ヶ月
・9ヶ月
に分けて、それぞれのおすわりの様子を紹介します。
5ヶ月頃のおすわりの様子
生後5ヶ月になると、首すわりはほぼ完ぺきになります。
うつぶせ寝にすると顔をしっかり持ち上げることができ、もっとしっかりしてくると手で体を支えて胸まで持ち上げることもできるようになります。
このころからおすわりに興味を持ち始める赤ちゃんも増えますが、まだ大人の支えがなければおすわりをすることはできない子がほとんどです。
この時期におすわりができなくても全く心配する必要はないでしょう。
6ヶ月頃のおすわりの様子
生後6か月頃には体つきもしっかりし始め、自分で寝返りができるようなる赤ちゃんもいます。
おすわりに興味がある赤ちゃんは、短時間であればグラグラしながらもひとりでお座りができるようなる赤ちゃんも。
両手で床をしっかり押さえて座るような形になります。
しかし長時間ひとりで座ることはまだ難しく、サポートが必要な時期です。
7ヶ月頃のおすわりの様子
赤ちゃんが7ヶ月頃になると、ひとりでお座りできる赤ちゃんもだんだん増えてきます。
両手をついてしか座れない
↓
片手を離せるようになる
↓
短時間なら両手を離せるようになる
背中はまだ丸まっているものの、短時間であれば両手を床から離しておすわりできるようになっていきます。
8ヶ月頃のおすわりの様子
順調におすわりが上達してくると、赤ちゃんが8ヶ月になるとほぼおすわりは完成した状態に。
・背中がまっすぐ伸びている
・後ろに転がる頻度が減った
・両手が自由になっている
・後ろを振り向くことができる
このような様子が見られれば、おすわりはほぼ完成といってもいいでしょう。
9ヶ月頃のおすわりの様子
さらに9ヶ月頃になると、おすわりのレベルもグッとアップします。
7か月頃からハイハイをし始める赤ちゃんも多いですが、おすわりが上手になってくると
ハイハイ→おすわり→ハイハイ→おすわり
といったように、行動パターンの中におすわりができるようになっていきます。
お座りが上手になると、今度はつかまり立ちにも興味が出てくる赤ちゃんもいます。
おすわりができるようになるとどんどん行動範囲が広がっていきます。
ますます目が離せなくなりますね!
おすわりがなかなかできない赤ちゃんもいる
ここまで、いつから赤ちゃんがおすわりできるようになるのか紹介してきました。
いつからおすわりができるようになるかは個人差があるとわかっていても、なかなかおすわりができないと心配になってしまいます。
「何か対策をとったほうがいい?」
「おすわりはいつごろまでにできたほうがいいの?」
「おすわりをしないままつかまり立ちをしてしまった」
など、おすわりに関する心配事や疑問もあると思います。
ここではおすわりをしない時の心構えについて紹介します。
ゆっくりタイプの赤ちゃんかも
前の項目でも紹介したように、おすわりをする時期については個人差があります。
私の周りにもなかなかおすわりをしないので心配だという友人がいました。
この時期の『なかなか』というのは、あとから思い返せばそんなに長いものではないんですよね。私の娘も8ヶ月頃だったので特別早いわけではなかったので、
「安定しなかったらどうしよう」
という不安はありました。
この友人の赤ちゃんも、ひと月後にはしっかりおすわりすることができるようになりました。
成長がゆっくりタイプの赤ちゃんもいますから、しばらくは様子を見ておいても問題ないでしょう。
首すわりや寝返りが完成しているかチェック!
それでも心配になってしまうのが親心というものです。
同じころに生まれた赤ちゃんがみんなおすわりができているのに我が子だけおすわりできていない、という場合は
・首はしっかりすわっているか
・うつぶせ寝をさせると顔を上げるか
・寝返りはできるか
・縦抱っこで安定しているか
など、おすわりまでにできるものについてチェックしてみましょう。
首が据わっていて寝返りもできるようであれば、ほとんど問題はありません。
おすわりの時期になっても首がすわっていない場合や寝返りをする様子がまったく見られない場合は、一度かかりつけの医師に相談してみてくださいね。
おすわりはハイハイやつかまり立ちへのステップ
おすわりができるようになるということは、
・背中の筋肉
・太ももの筋肉
・お尻の筋肉
これらの筋肉が発達してきているということです。
さらに背骨もしっかりしてきます。
ハイハイやつかまり立ちをするためにはおすわりに必要な筋肉が発達していることが大切です。
おすわりをしないままつかまり立ちやハイハイができるようになる赤ちゃんもいますから、あまり神経質にならなくても大丈夫ですよ!
おすわりをしない赤ちゃんに練習は必要?
おすわりが上手にできないと、
「練習させたほうがいいのかな?」
「どうしたら上手におすわりができるようになるんだろう」
という気持ちになりますよね。
おすわりができない赤ちゃんには練習をする必要はあるのでしょうか。
おすわりをしない赤ちゃんには、
・無理におすわりの練習をさせる必要はなし!
・おすわりの楽しさを教えるのがポイント!
この2点を押さえてみてくださいね。
無理にさせる必要はない
おすわりができないからといって、嫌がる赤ちゃんを無理に座らせるようなことは逆効果です。
赤ちゃんがおすわりをしない場合、
・おすわりに興味がない
・おすわりをするための筋肉がついていない
・おすわりに恐怖心がある
などが挙げられます。
赤ちゃんが嫌がるようなら無理におすわりの練習をする必要はありませんが、興味がない・恐怖心があるといった場合は、上手にケアしてあげることでおすわりができるようになるかもしれませんね。
おすわりの楽しさを教えよう!
おすわりがまだできない赤ちゃんには、まずはおすわりに興味を持ってもらうことが大切です。
・おすわりをすると両手を自由に使える
・目線が高くなって見方が変わる
など、赤ちゃんにとってメリットがたくさんあることを知ってもらいましょう。
「おすわりをすると楽しい!」
「おすわりって便利!」
と赤ちゃんが感じてくれるようにするといいですね。
具体的な方法については次の項目で詳しく紹介します。
3つのおすわり練習法
赤ちゃんがスムーズにおすわりできるようになるには、
1. 大人のひざに乗せておすわりをさせよう!
2. おもちゃを両手でつかませよう!
3. サポートチェアを使おう!
この3つの練習法がおすすめです。
「さあ!おすわりの練習!」
と意気込むようなものではなく、あくまで生活の一部として、コミュニケーションのひとつとして取り組めるといいでしょう。
まずは大人のひざの上で練習!
おすわりの最初のステップともいえるのが、大人の膝の上でおすわりをさせる方法です。
赤ちゃんがある程度大きくなってくると、自然と大人の膝の上で抱えて抱っこすることがあると思います。
大人の膝の上で座ることを覚えると、座ることに対して抵抗が少なくなります。
大人の膝の上に慣れてきたら、床に座らせて大人が後ろから抱えるような形で座ってみましょう。
おもちゃを両手でつかむ練習も効果的!
大人に支えられながらもおすわりの体勢に慣れてきたら、赤ちゃんの手の届くところにお気に入りのおもちゃを置いてみましょう。
それまで両手で床を支えていたのに、床から手を離しておもちゃを取ろうとするはずです。
おすわりができればこの目線のままおもちゃで遊べる、おすわりは楽しい、と感じてもらうことが大切です。
サポートチェアを上手に取り入れるのもカギ!
離乳食が始まると、ご飯のときにはイスに座る習慣をつける家庭もあるでしょう。
我が家でもある程度腰がすわったら離乳食のときは抱っこではなくイスに座って食べさせていました。
まだ腰が完全に座っていない赤ちゃんでも座ることができるサポートチェアを使えば、おすわりの練習にもなりますし、安心して赤ちゃんを座らせてあげることもできますね。
おすすめは3つ!
『バンボ ベビーソファ』
赤ちゃんのお尻にフィットするので安定感抜群!
赤ちゃんの初めてのイスとして取り入れる人も多いですよ。
『カリブ ベビーチェア』
お値段もお手ごろで、1歳頃まで長く使えるのが魅力!
トレイセットなので離乳食用のイスとしてもおすすめですよ。
『リッチェル 2wayごきげんチェア』
7ヶ月から5歳までと長く使えるベビーチェア!
ダイニングチェアでも床でも使うことができるのが魅力です。
おすわりに慣れるまでは親のサポートが必要!
赤ちゃんのおすわりは、急にできるようになるものではありません。
少しずつグラグラしなくなり、片手を離せるようになり、最後にしっかり座れるようになるのが一般的。
おすわりをし始めたころはまだまだ不安定で目を離すことはできません!
おすわりに慣れるまではしっかりサポートしてあげてくださいね。
周囲の危険なものを排除!
おすわりをし始めたばかりのころは、安定して座っていると思ってもいきなり後ろにひっくり返るということもよくあります。
私の娘も安定していると思っても、笑った拍子に後ろに倒れて頭をぶつける、なんてことがよくありました。
おすわりがしっかり安定するまでは、
・周りに危険なものは置かない
・家具などのそばでおすわりをさせない
・周りにクッションや座布団を置いてけがを防ぐ
といったように、危険がないようにしてあげてくださいね。
おすわりの練習は短時間!
おすわりができない理由は様々ですが、まだおすわりをするための筋肉が備わっていないというケースも十分考えられます。
筋力がしっかりついていないのに長時間おすわりの姿勢を取り続けると、赤ちゃんにとっては大きな負担に。
おすわりの練習をする場合は短時間にし、楽しくすごすことを心がけてくださいね。
おすわりができたら褒める!
赤ちゃんだって褒められるととっても嬉しいもの。
赤ちゃんにもやる気やモチベーションがあります。おすわりができたら、
「おすわりできたね!やったね!」
「おすわりできると楽しいね!」
とプラスの声かけをしてあげることも大切です。
おすわりに恐怖心があった赤ちゃんでも、プラスの声かけをすることでスムーズにおすわりができるようになりますよ。
まとめ
赤ちゃんの成長は嬉しいものですが、育児書や周りの赤ちゃんよりも成長が遅れていると感じると不安になってしまいますよね。
特におすわりは、なんとなく赤ちゃんから子どもへのステップアップをしたような感じもしますから。
なかなかおすわりができないと、
「おすわりっていつからできるようになるのが普通なんだっけ?」
「いつになったらおすわりするの?」
と不安を感じてしまいます。
でも、赤ちゃんの成長は個人差が大きいものです。
・周りと比べない
・赤ちゃんのペースに合わせる
・練習するときは短時間で楽しく
・サポートチェアも上手に活用
おすわりがなかなかできなくても焦る必要はありません。
赤ちゃんが楽しくすごせるように、上手にサポートしてあげてくださいね。