五を使った名前25選~五の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「五」という漢字について

音読み:ゴ
訓読み:いつ、いつ(つ)
画数:四画

姓や名前に用いられる場合には、他にも読み方があります。

「い」「いず」「かず」「さ」「ゆ」「ゆき」などです。

目次

「五」の意味や由来や成り立ちと特徴

漢字の由来は、「天と地が交わり合うこと」。

成り立ちは、天を表す横線と、地を表す横線の間に「×」を用いた諸事文字。

(諸事文字とは、絵では表せない状態を線や点で表した文字をいう)

特徴は、二本の横線の間に用いた「×」。

これは、地球を構成する「火、水、木、金、土」の元素を指している。

その五元素から、「五」という漢字が生まれました。

意味は、「数の名前。四の次の数字」。

「五」とは、数を表しただけの単純なものです。

それ以上でもそれ以下でもありません。

けれども、その単純さゆえに人々は様々なものに用いました。

年齢を表す歳と五を合わせて五歳(ごさい)とし、季節を表す月に五を合わせて五月(ごがつ又はさつき)、五月に降る雨のことを五月雨(さつきあめ)と呼びました。

「ゴ」「いつ」以外の読みは、これらのことから派生した当て字です。

「五」の部首

この漢字の部首は「二」になりますが、形の上から便宜上使用されただけで、意味の関係はありません。

「五」を使った熟語

「五」は数を表す漢字のため、あるものに用いて数量や状態を示す熟語ばかり見受けられました。

数も多くはなかったのですが、一部書き出してみました。

二字熟語・・・九五、五悪、五位、五衣、五陰、五浦、、五雲
三字熟語・・・五悪趣、五紀暦、五月晴、五月雨、五言律、五七調
四字熟語・・・五音音階、五言批律、五陰盛苦、五音相通

「五」の漢字は熟語よりも、名詞や表現、格言などに使われることが多いようです。

「五」の説明の仕方

口頭で名前を伝える際、どういった漢字を書くのか聞かれる時があります。

例えば、あなたの名前が「五十鈴(いすず)」だとします。

その場合、「五」をどのように説明すればよいのでしょうか。

ここで例を挙げてみます。

・「いすずのずは、漢数字の五です」
「いすずのずは、五月の五です」

これは簡単ですね。

「漢数字の五」「五月の五」と説明されてわからない人はいないでしょうから。

「五」を使った名前の有名人・芸能人

野口 五郎さん(のぐち ごろう・歌手、俳優)
稲垣 五郎さん(いながき ごろう・俳優、歌手、声優、司会者)
石川 五右衛門さん(いしかわ ごえもん・安土桃山時代の盗賊の首長)
鬼面山 谷五郎さん(きめんざん たにごろう・幕末期の大相撲力士)
前田山 英五郎さん(まえだやま えいごろう・昭和の大相撲力士)
奥村 五百子さん(おくむら いおこ・明治期の社会運動家、女性の地位向上に尽力)
吉田 五十八さん(よしだ いそや・昭和の建築家)
吉田 文五郎さん(よしだ ぶんごろう・明治から昭和の人形浄瑠璃の人形遣い
羽仁 五郎さん(はに ごろう・昭和期の歴史学者、評論家)
橋口 五葉さん(はしぐち ごよう・明治から大正の浮世絵研究者)
菊池 五山さん(きくち ござん・江戸後期の漢詩人)
河島 英五さん(かわしま えいご・シンガーソングライター)
村上 信五さん(むらかみ しんご・タレント、歌手、司会者)

「五」の当て字の響きから生まれる印象

五の由来や成り立ちが天地に欠かせない五元素であることから、占いや儀式に用いられて神秘的なものとされてきました。

しかしそれだけではなく、当て字にされた読みの響きから男女関係なく名付けに用いられてきました。

「い」は一途さ、「かず」は実直さ、「さ」や「ゆき」はやわらかさや優しさを感じさせます。

「五」を使った名付け候補

五々奈(ここな)
五澄(いずみ)
紗五莉(さゆり)
五華(いつか)
五希(いつき)
美五羽(みゆう)
五与(いつよ)
紗五(さゆき)
五乃(いつの)
五輝(いつき)
五月(さつき)
燦五(さんご)
五瑠(いつる)
五結(ゆゆ)
五砂(かずさ)
優有五(ゆうこ)
五巴(かずは)
凪五(なゆ)
紘五(ひろか)
五鈴(いずず)
瑠五子(るいこ)
五奈(さな)
菜麻五(なおか)
波留五(はるい)
美五(みみ)

「五」は漢字の形も響きも可愛い

「五」は、名前の頭に使っても、真ん中に使っても、止めに使っても見映えがよい漢字です。

アクが強くないので、使い勝手がよいのです。

組み合わせる漢字によってカッコよくなるし、可愛くもなります。

読み方が豊富なことも名付けのメリットです。

「五」の読み方は今なお増えている

「ゴ」や「いつ(つ)」の本来の読み方以外の読みはすべて当て字です。

そのため、何の漢字に合せるかで読みは増え続けています。

最近ではキラキラネームの影響もあり、「五」の読みはいっきに増えました。

「五」は単体としては弱い漢字であるため、名乗りには好きなように読みをつけられるからです。

新しく考えられ、それがメジャーになると辞書に載せられる。

そうやって漢字の読みは増えて行くのです。

まとめ

もとが数の意味しかもたない漢字なので、本来の読み以外は全て当て字です、名乗りには好きなように読みをつけられると書きました。

つまり、名付けにするにはこれ以上なく都合のよい漢字なのです。

行き過ぎたキラキラネームはひんしゅくを買いますが、適度な当て字は周囲の人を感心させます。「こんなに可愛い名前も作れるのね」と。

そして、あなたが考えた当て字を真似する人が出てくるかもしれません。

あなた発祥の読みを考えられてみてはいかがでしょうか。