仁を使った名前30選~仁の意味や由来と読み方を徹底解説!

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目次

「仁」という漢字について

音読み:じん、にん、に
訓読み:
字画数:4画

名前の読み方は他にもある

名前に使われる場合は、「きみ」、「きむ」、「さと」、「さね」、「じ」、「しのぶ」、「ただし」、「と」、「とく」、「とし」、「のり」、「とよ」、「ひさし」、「ひと」、「ひとし」、「ひろ」、「ひろし」、「まさ」、「まさし」、「み」、「めぐみ」、「めぐむ」、「やすし」、「よし」と多くの読み方で使われます。

「仁」の意味や由来や成り立ちと特徴

「仁」の意味については、主に4つあります。

・他人を思いやる心
・人そのもの
・徳をそなえた人
・果物の種

「仁」の漢字の成り立ちは、横から見た人の形と二本の横線は、敷物をあらわした形との組み合わせからできた会意兼形成文字になります。

人と人が敷物に座り、会話などをして、親しむ様子から、「思いやる心」と解釈されるようになりました。

特徴としては、音読みの「じん」と読むことが原則ですが、仁徳天皇や応仁の乱など「にん」と読むのは、奈良時代以前からの古い読み方になります。

男の子の名前で使われることが多い漢字ですが、仁美(ひとみ)など女性らしい漢字との組み合わせで用いられることも多いです。

「仁」を使った熟語

仁を使用した熟語をいくつか紹介していきます。

志士仁人

「志士」は、学問において意識の高い人のこと、「仁人」は徳のある人のことを指し、学徳をそなえた立派な人をあらわす言葉です。

同仁一視

すべてのものを区別することなく、平等に慈しむことを意味しています。

仁者無敵

人徳がある人には、敵になる人がいないということを意味しています。

知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ

ものの道理を理解している人は、判断に迷うことがないことから、淀むことなく流れる川を愛し楽しむ。

また仁徳をそなえた人は、穏やかな心で何ごとにも動じないことから、どっしりと構えた山を愛し楽しむということをあらわします。

過ちを観て仁を知る

人の過ちをいくつか見ることで、その人の人柄がわかるということを意味しています。

大道廃れて仁義あり

世の中の秩序が乱れ、人が守るべき正しい道が失われると、仁義という道の教えを唱える必要があることを意味する言葉です。

「仁」の説明の仕方

電話でのやり取りの際、あなたの名前がどの漢字を使っているか聞かれることがありますよね?

そういったシーンで「仁」を説明する例を紹介しておきます。

例えば、

A「名前は、○○悠仁といいます。」
B「○○ゆうじんさんですね。「ゆうじん」はどういった漢字を使いますか?」

と聞かれた場合、仁の部分の説明の仕方としては、

A「じんは、にんべんに漢字の二です。」
A「じんは、草野仁さんのひとしです。」

などが挙げられます。

いくつかパターンを持っておくと、説明しやすく、確実に相手に伝えられます。

「仁」を使った有名人・芸能人

佐藤 智仁さん
江戸 清仁さん
松永 久仁彦さん
小谷 建仁さん
丹羽 貞仁さん
西沢 仁太さん
赤西 仁さん
平牧 仁さん
西村 仁さん
飯塚 仁樹さん
中山 仁さん
池田 仁さん
松澤 仁晶さん
小沢 仁志さん
日野 陽仁さん
花川 仁教さん
北川 悠仁さん
梶野 輝仁さん
渡邊 亮仁さん
金田一 仁志さん
内川 仁朗さん
佐藤 仁哉さん
城咲 仁さん
加藤 仁志さん
高橋 仁さん
遠藤 仁さん
照井 健仁さん
平尾 仁さん
遠藤 保仁さん
井口 資仁さん
秋山 仁さん
伊藤 智仁さん
岩瀬 仁紀さん
岡野 昭仁さん
炭谷 銀仁朗さん
草野 仁さん
多村 仁志さん
辻 仁成さん

「仁」を使った名前候補

仁(じん、ひとし)
晃仁(あきと、あきひと、あきよし、あきのぶ)
篤仁(あつと、あつひと、あつよし、あつのぶ)
綾仁(あやと、あやひと)
郁仁(いくと、いくひと)
壱仁(いちと)
栄仁(えいと)
快仁(かいと)
和仁(かずと、かずひと、かずよし、かずのぶ)
貫仁(かんじ)
公仁(きみひと、きみのぶ)
奏仁(かなと)
清仁(きよと、きよひと、きよのぶ)
匡仁(くにひと、ただとし、ただのぶ)
雅仁(まさひと、まさとし、まさのぶ)
昊仁(そらと)
莉仁(りひと)
龍仁(りゅうと、りゅうじ、りゅうじん)
銀仁(ぎんじ)
慶仁(けいと)
雅久仁(がくと)
仁義(じんぎ)
仁太(じんた)
仁吾(じんご)
仁翔(じんと、よしと、のぶと)
仁弥(じんや)
仁騎(とき)
仁環(とわ)
仁周(にちか)
仁紀(さとき)

「仁」を選ぶ親の気持ちとは?

さまざまな響きや漢字の中から選んで、子どもには最高の名前をプレゼントしてあげたいものです。

名前に使う漢字それぞれには、どんな想いが込められるのでしょう。

そこで、「仁」の漢字に込める親の想いについて紹介しましょう。

人を慈しむ心を持つ人に

「仁」は、儒教の考えの中で、とても重要な徳の一つである「思いやりの心」、「愛」をあらわします。

相手を思いやり、愛情を持って接することのできる立派な人になるようにと願いを込めることができますね。

度量の大きな人に

「仁」のある人は、高い徳を持ち、仲間を思いやることのできる人のことです。

生まれてからの人生、どんな困難が待ち受けていようとも、その困難を乗り越え、自分の徳にできるような度量の大きな男性に育つことを願うこともいいでしょう。

まとめ

千年以上も昔から、天皇家では徳仁様、悠仁さまと「仁」を名前に使ってきています。

それは、国民を慈しむ心を持って見守っていくことを意味しているのではないでしょうか。

男性皇族に使われる漢字ということを考えると、気品高く、子どもの名前にも使いたいところですね。

多くの人と関わっていく人生において、この「仁」を名前に持つ男の子は、きっと思いやりの心あふれる人に成長することでしょう。