千を使った名前15選~千の意味や由来と読み方を徹底解説!

スポンサードリンク

目次

「千」という漢字について

字画数:3画
音読み:せん
訓読み:ち

読み方は他にもある

名乗りの場合には、「かず」「ゆき」という読み方があります。

「せん」は他の漢字と組み合わせて様々な名前に使うことができます。

「人」と「一」を組み合わせて多くのものを意味する

少しわかりにくいですが、実は「千」は「人」と「一」を組み合わせてできた文字です。

たくさんのものを表す「人」と数字の1を表す「一」を組み合わせて数字の1000を意味する漢字になりました。

長寿や幸福の象徴としての「千」

「千」は単に数字の1000を表すだけではなく、たくさんの数をも意味する漢字でもあります。

そのため、「長生きできるように」といった長寿の願いや、「たくさんの幸せが訪れるように」といった子どもの幸せな人生を「千」という漢字に託すという人はやはりたくさんいます。

また、「千」という字には「ち」「かず」「ゆき」といった男の子の名前に付ける音として人気の読み方があるので、男の子の名前にたくさん使われているみたいですよ。

「千」を使った熟語

千貫…一貫の千倍。価値が高いことや重いことのたとえ。

千客…たくさんの客。

千金…千枚の黄金や千両の金のこと。非常に価値が高いことのたとえ。

千言…数えきれないほどたくさんの言葉。

千歳…千年。長い年月。

千思…色々なことに思いを馳せること。

千乗…千台の兵車。たくさんの兵車を持てるほどの大国の諸侯。

千尋…山が非常に高いことや谷や海が非常に深いことを表す。

千夜…千の夜。数えきれないほど多くの夜。

千里…一里の千倍。きわめて遠い場所のこと。

千慮…色々と考えを巡らせること。

以一当千…たった一人で千人分の働きをしてみせること。

一字千金…詩や文章が巧みであることのたとえ。

一日千秋…時・人・物などが来るのを今か今かと首を長くして楽しみに待つこと。

一日千里…並外れた才能を持つことのたとえ。

一諾千金…一度引き受けた約束には、千枚の黄金と同様に非常に重みがあるものだということ。

一人当千…大変勇気があること。大きな力を持っているということ。

一念三千…ふとした一瞬の思いの中にも、全宇宙のすべての物事が備わっているということ。

一望千頃…遥か遠くまで景色を見渡すことができること。

一騎当千…優れた能力を持つ勇敢な人物のこと。とびぬけた経験や能力を持つ人物のこと。

一刻千金…ほんのわずかな時間でも千の黄金に負けずとも劣らない価値を持つということ。

一壺千金…一見価値が無さそうなものでも、時と場合によっては大変役立つものになるということ。

一瀉千里…言葉が立て板に水のごとくスラスラと出てくること。物事がトントン拍子に進んでいくこと。

一笑千金…美人の笑顔には千の黄金の価値があるということ。

一飯千金…わずかな恩義だとしても恩を受けたことを決して忘れず、丁寧に恩に報いること。

鶴寿千歳…長生きをすること。

皓月千里…月の光が遥か遠くまで照らし出している様子。

三千世界…この世の全て。

千違万別…物事にはたくさんの種類があり、その中にもまたたくさんの違いがあるということ。

千客万来…数えきれないほどの客が途絶えることなく続々と訪れること。

千歓万悦…両手離しで喜ぶこと。

千紅万紫…色とりどりの花々が美しく咲き乱れている様子。たくさんの色のこと。

千古万古…遥か遠くの過去。もしくは、昔から現在までのこと。永遠ということも意味する。

千古不易…未来永劫変わらないということ。

千古不朽…いつまで経っても変わらない価値を保ち続けること。

千載一遇…千年に一度あるかないかの絶好のチャンスのこと。

千思万考…何度も何度も繰り返し深く考えるということ。

千磨百錬…多くの苦境を乗り越えて、鍛え抜かれたもののこと。

千里之足…優れた才能を持つ人物のこと。

千里之志…優れた能力を持つ人が持つ、遥か未来を見据えた大きな志のこと。

「千」を使った芸能人、有名人の名前

大江 千里さん
松山 千春さん

「千」という字を人に説明するときは?

基本的に漢数字の「せん」という説明で通じますが、1000を意味する漢字は「阡」や「仟」といったものもあるので、「3画の簡単な漢数字のせん」と説明した方が間違いなく伝わるでしょう。

また、「千歳飴のち」という説明や「千里万里のせん」という説明も相手に伝わりやすいですよ。

「千」を使った名づけ候補

千(せん)
千翔(かずと)
千徳(かずのり)
千寛(かずひろ)
千樹(せんじゅ)
千里(せんり)
孝千(たかゆき)
千畝(ちうね)
千聖(ちさと)
千颯(ちはや)
千紘(ちひろ)
尋千(ひろかず)
広千(ひろゆき)
千士朗(せんしろう)
千加良(ちから)

まとめ

子どもの人生がより豊かなものになるようにと願うのが親というものですよね。

更に、わが子が健康に長生きできればそれ以上言うことは無いでしょう。

これらの願いを全て叶えてくれるような名前を付けたいのであれば、「千」という文字を使うのがおすすめです。

最近は平均寿命が延び、長生きすることが当たり前のようになってきました。

子どもに長生きできるようにと願う人は少なくなっているかもしれません。

しかし、長い人生を歩むからこそ、その分多くの幸せが訪れるようにと「千」の字を名前に付けるのも素敵なことなのではないでしょうか。