妊娠初期に茶色いおりものが続く…。茶色のオリモノの原因や影響と3つの対策

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妊娠がわかってから、茶色いおりものが続いているけど何か問題があるのかな?

と不安になっている妊婦さんは少なくはありません。

妊娠をしても出血を伴う事もあります。

妊娠中の出血には様々な原因があり、医師ではない人には判断がとても難しいです。

  • 茶色いおりものの原因って何?
  • 妊娠中の出血って危険?
  • おりものの対策を知りたい!

今回は、妊娠中の茶色いおりものが続く場合についてまとめています。

不安に感じている妊婦さんは是非参考になさってください。

目次

茶色いおりものが出る原因は?

おりものに血が混ざって茶色く見える事があります。

この出血は過去の出血で、体内に残っていた血が体外へ出てきたものがほとんど。

しかしそんな茶色いおりものも、危険な場合もありますので注意が必要です。

茶色いおりものが出る理由として考えられるのは、以下の2つです。

1.着床出血

妊娠していると判明する前後に、茶色いおりものが出たという人も多いでしょう。

少量の場合は、着床出血が考えられます。

だいたい1~3日程度で治まる方がほとんどです。

着床出血が見られないと言うケースも多々あります。

関連記事⇒着床出血はいつからいつまで?生理との違いや症状、検査薬で陽性反応が出る時期

2.胞状奇胎

胞状奇胎とは、胎盤をつくる絨毛組織がどんどん増殖してしまい子宮の中に充満してしまう状態の事を言います。

原因は受精卵の染色体異常です。

しかし、妊娠初期には正常な妊娠との区別がなかなか付きにくい事も。

胞状奇胎の症状は、茶色いおりものや出血がだらだらと続くことです。

何日もおりものや出血が続く場合には、早めにかかりつけの産婦人科を受診しましょう。

~かゆみや悪臭がある場合は注意~

外陰部にかゆみがあったり、おりものから悪臭がする場合には細菌などによる膣炎の可能性があります。

少しでも異常を感じた場合には、医師へ早めに相談をしましょう。

妊娠中の出血は危険?異常出血とそうでない出血

おりものに血が混ざって茶色くなると、もともとがおりものなのか、単なる出血なのかが分かりづらいですよね。

そんな時に焦らずに対応できるようにしておきましょう。

妊娠中の出血で、危険な場合とそうでない場合を紹介します。

異常出血

異常な出血とは、いわゆる流産に関係している危険な出血のことです。

妊娠初期の流産はほとんどが受精卵の染色体異常で、どのような治療をしても流産を止めることはできません。

これはお母さんがどんなに食生活や、毎日の生活の中で気をつけていても防げないものですので、自分を責める事はやめましょう。

少量の出血の場合は、産婦人科へ連絡しても自宅で経過を見て下さいといわれる事が多いのです。

しかし、注意しなければいけないのは、月経の多い日以上の出血の場合や、強い下腹部痛を感じた時です。

このような場合は流産の可能性もありますので、すぐに病院へ連絡をしましょう。

また、中には子宮外妊娠による出血のこともあるので、やはり強い下腹部痛を伴う出血には注意が必要です。

関連記事⇒妊娠初期の不正出血!続くのはいつからいつまで?原因と対策7ポイント

危険を伴わない出血

お腹の赤ちゃんが順調に育っていても、出血を伴う事があります。

胎盤のもととなる絨毛組織が子宮の中へと進入するときに出血が起こってしまう事もあり、その出血が茶色いおりものとして体の外へと排出されることも。

この出血は自然に止まりますし、お腹の赤ちゃんにも影響はありません。

しかし、自分ではなかなか判断が難しいので、念のため産婦人科医へ相談する事をオススメします。

いつ頃から出血、茶色いおりものが続いているなどの具体的な内容を伝えることで正確な判断をしてもらえますよ。

おりものの対策方法3つ

妊娠中はホルモンバランスの関係で、妊娠前よりもおりものが増える事が一般的です。

おりもの対策にはどのようなものがあるのでしょうか?

①清潔を心がけて

まずは何よりも清潔を心がけましょう。

おりものライナーを使用したり、下着が汚れてしまった時にはこまめに着替えたりなどの対策が必要です。

汚れたままの下着や、おりものライナーを替えずにそのまま使用する事は、感染症や膣炎の原因となりますので注意しましょう。

②おりものの変化を見逃さない

普段からよくおりものを観察していると、自分の体の変化に気づくことができます。

通常のおりものは白色から淡黄色で悪臭はありません。

それが、茶褐色になってきたり、ポロポロとしたカッテージチーズのような状態になると要注意です。

おりものから異臭がしたり、形状が変わってきた場合には早めに産婦人科医へ相談するようにしましょう。

関連記事⇒妊娠初期のおりものの色がピンク、茶色、黄色に!原因や影響と6つの対処法

③洗いすぎてもダメ

少しかゆみがあるからと言って、トイレのビデを使って膣のなかまで入念に洗おうとしたり、陰部をゴシゴシと洗うのはやめましょう。

膣の自浄作用を保つ為に必要な菌まで洗い流してしまう可能性があるからです。

普段の入浴の際に、お湯やデリケートゾーン用の石鹸で丁寧に洗い流す程度にすると良いでしょう。

まとめ

妊娠初期のおりものには注意が必要です。

普段からおりものの状態をしっかりと観察をしておき、少しでも変化があった場合には体からのサインと受け取るようにすると良いでしょう。

異臭や形状が変わった場合には、産婦人科医へ相談することをオススメします。

参考資料

「たまひよ新・基本シリーズ 初めての妊娠・出産」

「HUMAN+ Baby+ お医者さんがつくった妊娠・出産の本」