春を使った名前25選~春の意味や由来と読み方を徹底解説!

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目次

「春」という漢字について

字画数:九画
音読み:しゅん
訓読み:はる

「春」の意味や由来や成り立ちと特徴

「春」は、「太陽」「地面から生えた草」「地面の中で、今から生えようとしている草」の、3つの絵から生まれた漢字です。

冬を超え、温かな陽の光を浴びて植物が伸び始める様子から季節を表す「春」という意味になりました。

伸びて行くのは植物だけではなく人も同じであることから、「春」がよく用いられます。

代表的なのは、心身ともに子供から大人に成長する時期を表す「思春期」です。

この頃になると異性への関心が芽生え始めて好きな人ができたりすると「春が来た」などと言ってみたりします。

また、思春期の年齢層だけではなく、社会に出て仕事にも私生活にも勢いが出てくることを「人生の春」などとも言いますね。

それから、何事もうまくいかない状態が続いたあとにようやく明るい兆しが見え始めると「やっと冬が終わって春が訪れた」と安堵します。

「春」は季節を表すだけではなく、人の一生にも深く関わる漢字なのですね。

春といえば、代表的な花は「桜」でしょうか。

東京では上野公園の桜の木が毎年キレイに花を咲かせていますね。

しかし明治の一時期、その上野公園の桜がなくなるかもしれないという危機があったことはご存知でしょうか。

桜の木をすべて切り倒して更地にするという計画が着々と進んでいたのです。

それを食い止めたのが、明治政府を支える薩長閥の内の長州の長である木戸孝允という人でした。

彼はよく薩摩の長である大久保利通の強引なやり方に反発しては何度も辞表を提出して政府を去り、大久保を困らせていました。

木戸は四季の美しさを愛する風流な人でした。対して大久保は近代化を推し進めるためなら邪魔なものは排除するという合理的思考の持ち主でした。

そして、大久保の邪魔な物の中のひとつに上野の桜があったのです。

道路を舗装してインフラを整えるためには桜の木が邪魔だったのです。

その時には木戸は何度目かの辞表を出して政府から去っていましたが、そんな木戸のもとに地元の住人達が押し寄せました。

「大久保が桜をすべて切り倒そうとしている、なんとかしてほしい」と陳情に来たのです。

木戸は憤慨してすぐさま大久保に手紙を書き、それだけでは足りずに大久保の屋敷に直接出向いて捲し立てました。

「高額な税金に苦しむ庶民の癒しである桜の木を切るとは何事か!」

大久保はあまり感情を表に出す人ではありませんでした。

木戸の怒声を静かに聞き流しながら別のことを考えていたのです。

大久保は木戸を政府に呼び戻したいと常々考えていました。

そんな大久保にとって木戸を呼び戻せるなら桜の木など放置していてもなんの問題もなかったのです。

そうして大久保は桜の木を切らないことを条件に木戸を政府に呼び戻すことに成功したのです。

食い止めたというよりは、うまく大久保にのせられた感じの木戸ですが、現在も上野の桜を眺めることができるのは紛れもなく彼のおかげなのです。

「春」を使った熟語

賀春

意味:新しい春を迎えること。年賀状などに用いて新しい年が来たことを慶び挨拶する。

春雨

意味:春に多い静かに振る雨。

春画

意味:男女間の性風俗を描いた絵。江戸時代に流行した。

春暁

意味:「春眠暁を覚えず」の漢詩のタイトル。

春一番

意味:おもに日本内陸部で、立春から春分までの間に初めて吹く強い風。

思春期

意味:人間が心身ともに子供から大人に成長する時期のこと。

呉越春秋

意味:中国、春秋時代の呉と越について書かれた歴史書。

小春日和

意味:肌寒い初冬なのに、温かく穏やかな晴天の日のこと。

「春」の説明の仕方

電話や役所の受付などで名前を伝える際、どういう漢字を書くのか聞かれる時があります。

その場合、どのように説明すればよいのか悩みますよね。

ここではその例を紹介したいと思います。

例えば、あなたの名前が春子(はるこ)だとします。

・「はるこのはるは、季節の春です」

これは簡単ですね。

「春」はいろんな言葉に使われています。

自分が説明しやすいように例をいくつか考えておくとよいですね。

「春」を使った名前の有名人・芸能人

金崎 千春さん(女優、タレント)
泉 春子さん(昭和期の女優)
若原 春江さん(昭和期の女優、歌手)
木崎 春さん(女優)
矢吹 春奈さん(女優、タレント)
杉村 春子さん(昭和期の女優)
田中 春男さん(昭和期の俳優)
久里 千春さん(歌手、女優)
三浦 春馬さん(俳優)
真白 由春さん(女優、タレント)
川口 春奈さん(女優、ファッションモデル)

「春」を使った名付け候補

菜乃春(なのは)
明春美(あすみ)
小埜春(このは)
春祢(ときね)
心春(こはる)
春陽(はるひ)
春紗(かずさ)
春音(はるね)
胡々春(ここは)
美春留(みはる)
春重子(すえこ)
有春(ありす)
千春(ちはる)
春和(ときわ)
春妃(はるき)
春流(はるる)
春由紀(はゆき)
望々春(ももは)
春海(はるみ)
春風(はるか)
春羽(かずは)
真春子(ますこ)
未諏春(みすは)
季春(きはる)
春夢(はるむ)

まとめ

「春」のもともとの意味は季節を表すものですが、人の成長も表しています。

異性を意識しておしゃれに目覚め始めるのもこの頃ですね。

親の心配など、どこ吹く風。

当の子供達は何をやっても楽しくて仕方ないのです。

それは春に草木が芽生える活力と同じ。

穏やかな気持ちでお子さんのことを見守ってあげてくださいね。

爽快感と愛らしさを併せ持つ素敵な女性になるように。