祈を使った名前10選~祈の意味や由来と読み方を徹底解説!

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目次

「祈」という漢字について

字画数:8画
音読み:キ
訓読み:いの-る

「祈」の意味や由来や成り立ちと特徴

“神や仏に願う、祈りをささげる”ことを意味する漢字です。

「祈願」「祈祷」などがその例になります。

熟語で音読みの「キ」が使われる場合は、神社やお寺に参拝する意味の言葉が多くなります。

訓読みの熟語は神社やお寺からは距離を置いたものになっており、「健闘を祈る」「祈るように見守る」など、日常的な場面で使われる言葉です。

漢字の成り立ちですが、「祈」は古代中国では「祈」と書くのが正式な形でした。

「祈」は、「示」と「斤」から成り立っていたのです。

「示」は、脚が付いている祭壇を表しており、神という意味があります。

一方の「斤」は、石で作った斧を使って物を切ろうとしている姿を表している漢字です。

「祈」という漢字はその意味や字面からも、神秘的なベールに包まれた印象を与えます。

清らな修道女がひざまずいて神に祈りを捧げているイメージもあり、清楚な女性に育ってほしいという願いを込めたいときにはおすすめの漢字です。

名づけに使われるときの読み方は「き」しかありませんが、みなさんご存知のように「き」は先頭字としても、止め字としても人気の音です。

しかし、「祈」という漢字を当てはめて使われることはまだあまり見られませんので、人とかぶらない名前にしたい方は、この漢字を使われてみてはいかがでしょうか。

新鮮味のあふれる名前になり、人から「お、そうきたか」と思われる可能性が大です。

先頭字として「き」の音がくる場合ですが、「き」は発音するときに息の力が最も強い音です。

生命力に満ちた元気の良い女の子に育ちます。気が強く、負けず嫌い。

そして並外れた個性の持ち主でもあります。

しかし、自分をコントロールする才能に恵まれていますので、周囲から浮いてしまう事もなく、社会に出たときには成功するタイプです。

他人と自分を比べることもないため、劣等感に悩まされたり、自己嫌悪に陥ったりすることもありません。

ひたすらに自分の行く道を突き進みます。

「女の子にしておくのはもったいない」と言われることもあるかもしれませんが、女性としての魅力にもあふれています。

可愛い、というよりは美女というイメージです。端正な顔立ちにクールな雰囲気を漂わせ、街を颯爽と歩けば誰もが振り返るような女性です。

止め字に「き」の音を使うと、しっかり者で物事を冷静に判断できる女性に。

他人の評価を気にするよりも、今の自分を超えるにはどうしたら良いか、を考えられる合理的な思考の持ち主です。

「祈」を使った熟語

腰祈(こしいのり)

意味:狂言の一幕。

修行を終えその成果を試そうとした山伏が、自分の祖父の曲がってしまった腰を真っ直ぐに直そうと祈願するが、伸び過ぎてしまったり、逆に曲がり過ぎてしまったりして、祖父に怒られる場面のこと。

祈年(きねん)

意味:その年の穀物の豊かな実りを神に祈ること。

祈雨(きう)

意味:雨が降らず困っている時に、神や仏に頼り祈りをささげること。

祈願(きがん)

意味:目的や目標が達成されるように、神や仏に祈りをささげること。

祈願所(きがんじょ)

意味:祈願のために建立した神社やお寺のこと。

天皇や将軍・大名といった位の高い人物が建てることが多かった。

祈祷書(きとうしょ)

意味:キリスト教の典礼書。

式典や礼拝の進め方や基準などが記載されている。

加持祈祷(かじきとう)

意味:病気や厄災などのおはらいのために行う祈祷やそのための儀式。

御祈奉行(おいのりぶぎょう)

意味:鎌倉幕府や室町幕府にもうけられた緊急時に要請される職業。

将軍家に病気や災害をよせつけないために、お坊さんや陰陽家にお祈りをさせ、将軍家の繁栄を願った。

祈年穀奉幣(きねんこくほうへい)

意味:平安時代から室町時代にかけて、伊勢神宮や賀茂神社、春日神社など近畿で力を持っていた有名な22の神社に奉幣した儀式。

その年の穀物の豊かな実りを願って2月と7月に2度行われた。

「祈」の説明の仕方

例えば電話で自分の名前を名乗った際に、「どういう漢字を使われますか?」と尋ねられることがあります。

そんな時に、あらかじめ漢字の説明の仕方を何パターンか考えておくと、いざという時に慌てなくてすみます。

例:美祈(みき)の場合

・A「きは、祈祷の祈です」
・A「きは、祈りの祈です」
・A「きは、祈願の祈です」

この3パターンであれば、どれかひとつは大抵の人に通じるはずです。

「祈」を使った名前の有名人・芸能人

坂本 祐祈さん(女優・元アナウンサー)
名嘉 真祈子さん(歌手)

「祈」を使った名付け候補

一祈(いつき)
祈莉(いのり)
祈恵(きえ)
祈織(きおり)
祈花(きか)
颯祈(さつき)
碧祈(たまき)
真祈(まき)
美祈(みき)
祈乙璃(きおり)

まとめ

「祈」という漢字についてくわしくご説明してきました。

神や祈り、といった神秘的なイメージの強い「祈」を使って、お子さまに素敵なお名前をプレゼントしてあげてください。