妊娠後期に入るとお腹がとても大きくなりますよね。
妊娠後期の妊婦さんは足下が見えにくかったり、しゃがみにくかったりと何かとしんどいものです。
そこで今回は妊娠後期のしんどさを乗り切る方法についてお伝えします。
- 妊娠後期のママと胎児の成長の様子
- 妊娠後期のよくある10つのしんどいことと改善策
- 妊娠後期のしんどいを乗り切る4つの方法
妊娠後期の大きなお腹でも楽に生活できるよう、対策や方法を知って残りわずかなマタニティーライフを楽しみたいですね。
目次
妊娠後期のママと胎児の成長の様子
妊娠後期の大きなお腹の中で、実際に赤ちゃんは大体どのくらい大きくなっているのでしょうか?
妊娠8カ月の胎児とママの様子
胎児の成長の様子
28週0日、体重:約1160g
29週0日、体重:約1300g
30週0日、体重:約1450g
31週0日、体重:約1600g
ママの様子
胎盤、300~360g
羊水、約700~800ml
子宮底長、約27cm
妊娠9カ月の胎児とママの様子
胎児の様子
32週0日、体重:約1800g
33週0日、体重:約1950g
34週0日、体重:約2150g
35週0日、体重:約2300g
ママの様子
胎盤、約350g~400g
羊水、約700~800ml
子宮底長、約28~33cm
妊娠10カ月の胎児とママの様子
胎児の様子
36週0日、体重:約2500g
37週0日、体重:約2650g
38週0日、体重:約2800g
39週0日、体重:約2980g
ママの様子
胎盤、約400~500g
羊水、約500~700ml
子宮底長、約33cm
妊娠後期に入ると、赤ちゃんは1週間で約200g前後ずつ成長していきます。
それに合わせて、ママの子宮や子宮底長も大きくなっていきます。
妊娠後期のよくある10つのしんどいことと改善策
妊娠後期ではお腹が大きくなるにつれて、大変さは増えていきます。
なかには「眠れないほどつらい」という人もいるほど。
妊娠後期の妊婦さんには、特有の悩みがあるのです。
- 腰痛
- 恥骨痛
- 頻尿・尿漏れ
- 便秘
- 痔
- 後期つわり
- 動悸・息切れ
- むくみ
- 妊娠線
- 激しい胎動
妊娠後期では実に多くのトラブルや悩みが出てきます。
1,2.関節をゆるめるホルモンが分泌されていることや、大きなお腹による重心の変化から、腰痛や恥骨痛などの関節痛を感じることがあります。
長時間同じ姿勢でいることは避けましょう。
また腰を反らせるような姿勢も注意が必要です。
必要に応じて骨盤ベルトの着用をすることで改善が期待できますよ。
3.内臓が圧迫されるために頻尿や尿漏れを経験する人も多いです。
尿漏れがあるときには尿漏れライナーなどを使用し、こまめに交換しましょう。
4.大きくなった子宮で内臓が圧迫されると、便秘になることも。
5.便秘で力んでしまったり、妊娠中は粘膜が柔らかくなることから、痔になる妊婦さんもいます。
まずは便秘改善のために食物繊維を積極的にとり、ヨーグルトやオリゴ糖など腸内環境を整えることを意識しましょう。
6.個人差がありますが、お腹が大きくなることで内臓が圧迫されて、後期つわりが始まる妊婦さんがいます。
脂っこいものや味が濃いものは避け、薄味、消化にいいものを選ぶようにしましょう。
一回の食事量を減らし、食事回数を多くするのがおすすめですよ。
7.お腹が大きくなると横隔膜が圧迫されるため、呼吸が浅くなったり、貧血による動悸や息切れを起こしやすくなります。
貧血予防には、鉄分や葉酸を積極的に摂取するようにしましょう。
また動悸が激しい時は座るか、体の左側を下にして横になり体を休めましょう。
8.妊娠中、特に妊娠後期は、生理的な要因でむくみやすくなります。
赤ちゃんに十分な栄養や水分を送れるように血中の水分量が多くなったり、大きくなったお腹でリンパを圧迫してしまうことが原因です。
食事の塩分量に気をつけたり、軽いマッサージをすることで対処しましょう。
9.後期に入り急激にお腹が大きくなることで、中期にはなかった妊娠線ができてしまうこともあります。
後期では妊娠線予防のためにクリームをたっぷり塗るようにしましょう。
10.また、妊娠後期は激しい胎動で思わず顔が歪んでしまうことがあります。
特に夜寝る時に胎動が激しいと感じる妊婦さんが多いようです。
お腹の胎動が激しい時はママ自体の体勢を変えてみたり、赤ちゃんに向かって話しかけたりしてみましょう。
関連記事⇒妊娠後期に疲れる!出産間近に疲れやすい原因と7つの対策方法
妊娠後期のしんどいを乗り切る4つの方法
妊娠後期では「しんどい」をできるだけ減らしくて行くことが大切です。
そこで妊娠後期の妊婦さんの日常の過ごし方についてポイントをまとめました。
- 長時間同じ姿勢でいることは避ける
- ストレッチやヨガを取り入れる
- 家事は短時間にする
- 家族の協力を得る
妊娠後期はむくみやすい為、長時間同じ姿勢でいるのは止めましょう。
仕事や家事で立ちっぱなし、座りっぱなしが続くのもよくありません。
歩いたり、屈伸したりすることで適度に体を動かすことが大切です。
程よい運動は腰痛などの関節痛予防にも効果があります。
おすすめの運動法は、ストレッチやヨガです。
妊娠後期の腰痛やむくみ、尿漏れなどにはストレッチやヨガを取り入れると予防や改善が期待できます。
とはいえ、妊娠後期はとても疲れやすい状態ですので、無理はせずにスッキリする程度で抑えておきましょう。
同じように家事も、短時間で適度に済ませるように心がけましょう。
時間に余裕ができるとアレもコレもと家事をしたくなります。
ですが妊娠後期に無理をするのはよくありません。
家事は短時間にし、休憩をはさみながら行うようにしましょう。
料理を作るのがしんどい時は、スーパーのお惣菜を利用したり、レトルト食品を活用したりしましょう。
毎日の洗濯が大変なときには2日に1回でも構いません。
産後は新生児のお世話が中心で、家事が思うようにできないことも多いはずです。
予行練習を兼ねて、旦那さんにも積極的に家事に参加してもらうようにしましょう。
どうしても家事への参加が難しい時はこれを機に便利な生活家電の購入を検討するのも良いですね。
乾燥機付き洗濯機、食器洗い乾燥機、自動お掃除器など家事を自動化するのもオススメです。
関連記事⇒妊娠後期にだるい!何もしたくない、動けない時の7つの対処法
まとめ
妊娠後期では、お腹が大きくなるにつれて大変さが増していきます。
腰痛や動悸、息切れなど、妊婦さん特有のトラブルを体感する時期でもあります。
妊娠後期は疲れやすい事も踏まえ、日常生活を少し工夫することで、「しんどい」をできるだけ減らしていきたいですね。
出産までは残り僅かです!短いマタニティライフを存分に楽しみましょうね♪