妊娠初期に息苦しい!動悸や貧血がひどい原因と症状別5つの対策・対処法

スポンサードリンク

妊娠初期に息苦しさを覚えることがあります。

単純に『息苦しさ』とひとくくりにしてしまいましたが、症状は動悸や咳、貧血など、人によってさまざまです。

どうしてこんな不調に見舞われるのか原因がわからないと、赤ちゃんや自分の身体が悪いのかもしれないって、とても心配になってしまいますよね。

でも安心してください、この息苦しさにはちゃんと理由があります。

妊娠したら仕方のない事ばかりなんです。

この記事では妊娠初期の息苦しさの原因と症状別の対処法をご紹介いたします。

ポイントは大きくわけて2つです。

  • 妊娠初期に息苦しさを覚える原因
  • 息苦しさの症状別対処法(動悸・貧血・眠れない・咳・喘息)

最後までお読みいただくと、仕方のないことなのだと理解していただけるはず。

対処法も覚えて、上手に乗り切る参考にぜひしてくださいね。

目次

妊娠初期に息苦しさを覚える原因

妊娠すると身体が赤ちゃんを産むために変化をしていきます。

代表的なものはホルモンバランスの変化=プロゲステロンの分泌量が増え、高温期が続いたり、つわりの症状が出始めたりします。

『息苦しさ』も妊娠をしてから身体や心が変化していくことにより起こる症状のひとつ。

妊娠初期の息苦しさには、大きく分けて3つの原因があります。

それではひとつずつ、ご説明していきましょう。

血液量の増加による息苦しさ

まず、妊娠をすると血液量が1.5倍も増えます。

しかし血液の循環を良くするためと、急に呼吸法を変えたりする人はなかなかいません。

今まで貧血気味と感じたことがなければ、大概は普通の呼吸をして、普通に生活を送っているはずです。

ところが、そういった需要と供給のバランスがうまくとれてないことが心臓への負担が大きくなり、息苦しさを覚えることが増えるのです。

もともと貧血ぎみだった妊婦さんだと、血が薄まることで貧血が悪化して倒れてしまう危険性も。

こちらが身体の変化の影響での息苦しさとなります。

自律神経の乱れによる息苦しさ

次は心の変化での息苦しさです。

妊娠をすると生活が激変しますね。

妊娠4ヶ月頃でしたら見た目ほど変わらないものの、お腹に気を配ったり栄養を考えたりなどという、衣食住の行動1つ1つがガラッと変わります。

そして赤ちゃんの成長に対する不安や心配などから、大小個人差はありますが、大多数の方が自律神経を乱します。

こういった些細な変化が、楽しみの一方で知らず知らずのうちにストレスが溜まっていってしまい、息苦しさを覚えることがあります。

風邪や喘息など、別の病気による息苦しさ

咳も併発している息苦しさですと、この可能性が高くなります。

寒気や節々の痛み、長く続く咳など、他の症状も現われている場合は、病院を受診して、風邪や喘息かどうかを調べてもらいましょう。

他にも胎児が成長するにつれて、胃や肺など内臓が圧迫されることで息苦しさを覚えることがありますが、これは妊娠後期頃に見られる症状ですので妊娠初期ではこちらの理由は当てはまりません。

よって『血液量の増加と自律神経の乱れ、風邪などの病気』この3つが、妊娠初期の息苦しさの原因であると考えられます。

息苦しさの症状別対処法

原因でお伝えしたように、妊娠初期の息苦しさは赤ちゃんが大きくなっていくためにいわば必要な過程です。

しょうがない症状だとしても、ちょっとでも不快感を楽にしたいですよね。

症状別の対処方法をご紹介いたします。

動悸

横になると症状が改善される場合があります。

その際は、枕などで頭を少し高くして、身体の左側を下にして横になりましょう。

血流が良くなり、楽になるはずです。

貧血

貧血を改善する食べ物を摂るようにしましょう。

鉄分が効果的です。

ほうれん草や小松菜、大豆製品は鉄分が豊富でオススメです。

サプリメントで摂取することもできますが、できるだけ食べ物から摂るようにしたいですね。

あまりにも貧血が酷い場合は、病院から薬を処方してもらえますので、

悩んでいる方は、一度相談してみるのもいいかもしれません。

眠れない

息苦しさで眠れないときは、上半身を起こして眠ってみましょう。

リクライニングベッドであればベストですが、そうではない場合はクッションや座布団などを布団の下に入れて、カーブを作りましょう。

その際、横向き(左側を下に)して眠るのがおすすめです。

まず、咳の原因をしっかりと見極めましょう。

風邪のようなら、部屋を加湿してのど飴や咳止めになる食べ物(生姜や大根)などを摂り、安静にします。

一度咳が出始めたら止まらなかったり、あまりにも長く続くようなら他の原因が考えられますので、病院を受診するようにしてください。

喘息

咳が長く続く場合、『咳喘息』かもしれません。

放っておくと、お腹が張りやすくなって早産の危険がでてきたりと胎児への悪影響になりかねません。

咳が2週間以上続いたら、病院を受診するようにしましょう。

喘息の薬は、妊婦に使用できるものもありますから早めの治療が大事です。

息切れは妊婦の半分の人が経験しています

妊娠期間中に約半数の妊婦さんが、『息切れ』を感じるという結果が出ています。

いうなれば妊婦にとって『息切れ』はとてもポピュラーな症状というわけですね。

上手に対処をして乗り切るのが一番ですので、身体が不調を訴えても、「妊娠中は仕方がないんだ」と割り切ることが大切です。

さらに赤ちゃんが大きくなる後期以降は、息苦しさを覚える機会も増えていきます。

私は毎日といっていいほどでした。

そんなに頻繁なのとげんなりしたかたもいらっしゃるかもしれませんが、安心してください。

出産すると嘘のように『息切れ』とは無縁になりますので、その日が来るのを楽しみにしつつ、自分にあった対処法を見つけてくださいね。