妊娠初期のシートベルトが苦しい!楽な着用方法や便利グッズと3つの注意点

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妊娠中に車を運転するとき、シートベルトの装着は皆さんどうしているのでしょう。

妊娠初期は流産しやすいので気になります。

また妊娠後期もお腹が大きくなるので、圧迫感がありますね。

シートベルトはどんなときでも着用するように定められているはずですが、妊婦は例外なのでしょうか?

今回は妊娠中のシートベルトについて、4つのポイントに重点をおいて解説していきます。

  • シートベルトと道路交通法
  • シートベルトの装着方法
  • シートベルト、3つの注意点
  • シートベルト便利グッズの紹介

ぜひ参考にしてください。

では、解説していきます。

目次

シートベルトと道路交通法

妊婦になるとシートベルトはしなくてもいいの?

そう思っている妊婦さんもいらっしゃいますね。

そこで気になるシートベルトの道路交通法について解説していきます。

道路交通法・妊娠中でもシートベルトは装着する義務がある

結論からいいますと、妊娠中でもシートベルトを装着する義務はあります。

統計でも、シートベルトをしていた妊婦はしていなかった妊婦に比べて安全という結果がでています。

妊婦のシートベルト装着義務免除の例外

日本道路交通法(第七一条の三)

座席ベルトを装着しないで自動車を運転してはならない。

ただし、疾病のため座席ベルトを装着することが療養上適当でないものが自動車を運転するとき、緊急自動車の運転者が当該緊急自動車を運転するとき、その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りではない。

と定められています。

とても曖昧な表現ですね。

他政令で定めるやむを得ない理由とはどういったことでしょう。

道路交通法施行令(第6条の3の2の1)

負傷若しくは障害のため又は妊娠中であることにより座席ベルトを装着することが療養上又健康保持適当でないものが自動車を運転するとき

とあります。

つまり妊婦でもシートベルトを着用しなくてもいい場合があるということになります。

妊婦がシートベルトを着用しなくてもいい場合とはどんなとき

多胎妊娠

お腹が大きすぎて椅子に座ることもできない場合。

大量出血等の異常

急を要する異常妊娠がある場合。

陣痛が起こっているとき

陣痛が起こっている場合は痛みに耐えられなくて車の中で横になるほうが楽。

以上のような緊急を要する場合や異常妊娠の場合はシートベルト着用を免除されます。

妊娠中でも、シートベルトは妊婦や胎児の身体を守ってくれる大切なものです。

そのためには妊婦に負担がかからないシートベルトの着用方法が大事になってきます。

シートベルトが苦しい思いをしない!妊婦の着用方法

妊娠中のシートベルトは妊婦や胎児を守ってくれる大切なものです。

苦しいと思う時も、お腹に負担がかからないシートベルトの装着方法があるのでぜひ参考にしてください。

警察庁推奨のシートベルト着用方法

警察庁が推奨するシートベルト着用方法をご紹介します。

  • 腰ベルト、肩ベルト共に着用する
  • 肩ベルトを首にかからないようにする
  • 肩ベルトは胸の間を通し、腹部の側面に通す
  • 腰ベルトは腹部のふくらみを避け、腰骨のできるだけ低い位置を通す

シートベルトを正しく着用することで母体や胎児を交通事故から守ることができるため、母体に負担がかからない以上の着用方法でしかり身体を固定するようにしましょう。

ただし、健康保持上シートベルト着用が心配なかたは医師に相談することをおすすめします。

妊娠中の便利なシートベルトグッズの紹介

妊婦さんのなかには、シートベルトを着用してもしっくりこないというかたも中にはいます。

そんなかたのために妊婦のためのシートベルトグッズがあるのをご存じでしょうか?

妊婦用補助シートベルト

通常のシートベルトをすると圧迫感があって着用したくないというかたのために、妊婦用の補助シートベルトがあります。

補助シートベルトは、大きくなったお腹を締め付けることなく母体をしっかりガードする補助ベルトです。

お値段は4,000円以上から高額なものは20,000円近くするものまであります。

里帰りなど長距離を運転する場合などに安全のため、購入するかたが多いようです。

妊婦がシートベルトを着用する際の3つの注意点

妊婦がシートベルトを着用する際の注意点を3つご紹介します。

妊婦のシートベルト着用の3つの注意点

  1. 正しい着用方法で装着する
  2. 長距離運転は控えるようにしよう
  3. 緊急を要するときは無理に着用する必要がない

以上3つの注意点があります。

シートベルトが腹部にかからないように、警察庁が推奨する正しい着用方法を実践してください。

また、長距離運転は同じ姿勢でシートベルトを着用するので、母体の身体も疲れます。

妊娠中の長距離運転は控えるようにしましょう。

妊婦でもシートベルトは安全のため着用する必要があります。

ただし、緊急を要する場合(陣痛、大量出血、多胎妊娠など)はこの限りではありません。

まとめ

妊娠中のシートベルト着用は、緊急を要する場合や多胎妊娠などを省き安全のために着用する義務があります。

特に妊娠初期は、お腹も大きくなっておらず、シートベルトの着用を免除できる条件に当てはまりませんので、必ず着用するようにしましょう。

妊婦がシートベルトを着用する際は3つの注意点を必ず守ること。

妊婦は自分一人の命ではありません。

大切な赤ちゃんの命も守らなくてはいけません。

そのためにはシートベルト着用を実践し、安全な自動車運転を行うようにしてくださいね。