妊婦健診はいつから受けるの?内診頻度と内容や費用・注意点8ポイント

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妊婦さんになったら、必ず受ける妊婦健診。

元気な赤ちゃんを産むためには、お母さんの健康を保つことが1番大切です。

でも、どんな検査を受けるのか、どのくらいの頻度なのか、知らない人って多いですよね。

『初回の妊婦健診はいつ受ければいいの?』

『妊婦健診は全て無料なの?』

など、こまかな疑問点を挙げるときりがないほどです。こちらで、疑問点を解消しましょう!

・妊婦健診の回数

・妊婦健診にかかる費用

・妊婦健診の検査項目

・妊婦健診を受ける時に気を付けること

など、妊婦健康診査の頻度や検査内容について8のポイントで解説します♪

目次

妊婦健診とは?

正式には、妊婦健康診査と言います。胎児の心拍を確認して妊娠が確定した後の初回検査から、分娩までの検査をします。

市区町村が、

「元気な赤ちゃんを産むために、お母さんの健康を保つことが大切である。」

「お母さんの健康のために、定期的な健康診査を受けましょう。」

として、妊婦健診の推進と助成の事業を行っています。

 妊婦健診は何回あるの?

健診の頻度は、妊娠週数によって異なります。妊娠週数は、病院での妊娠確定時に医師から告げられたものが基準となります。

・妊娠満23週まで→4週間に1度

・妊娠満24週~35週まで→2週間に1度

・妊娠満36週~分娩まで→1週間に1度

妊娠23週までは、1か月に1度なので、少なく感じるでしょう。赤ちゃんもお腹も小さいので、赤ちゃんの存在は、エコーでしか確認することができません。

わたしは、1か月に1度の健診が楽しみでもあり、何かあったらと不安でもありました。特に、妊娠初期は、染色体異常による流産が全体の15%ということもあり、どきどきのマタニティライフを送ったのを覚えています。

問題がなければ、週数に応じて次の健診の予約をして、定期的に病院に通うということになります。

妊婦健診はどこでするの?

妊娠したかな?と思ったら、次の3つで産科にお世話になります。

・妊娠判定

・健診

・分娩

妊娠判定、健診、分娩を同じ病院で行う方もいますし、違う病院で行う場合もあります。

里帰り、仕事、憧れの産院で分娩したいなど自分の都合で考えてよいでしょう。

しかし、健診と分娩場所が異なると、通常のお産でない場合は問題が生じることもあります。

わたしの母親の経験談ですが、検診時に逆子と判明していたにも関わらず、分娩先に伝わっていなかったそうです。他にも、次のようなリスクがあります。

・分娩を考えていた産院の予約が埋まってしまっていた。

・高齢出産で、分娩リスクが高く、近所の産院に断られてしまった。

・多児出産で、総合病院でしかお産できなかった。

・健診を受けた場所では、希望している無痛分娩を引き受けていなかった。

このようなリスクを避けるためには、分娩予約を早めにすることをおすすめします。

その際に、分娩リスクや無痛分娩、立会出産などを考え、自分の希望するお産ができるかを確認しましょう。

 妊婦健診の検査内容は?

これも週数によって異なります。

毎回基本的な検査を行い、さらに時期に適した検査を追加します。

基本的な検査は

・問診

・体重測定

・血圧測定

・尿検査

・保健指導

初回は、これらの基本検査に加えて、様々な項目を検査するので、時間がかかります。

・血液検査

・血液型検査

・貧血

・HIV抗体

・梅毒

・B型肝炎

・風疹

・子宮頸がん検診

2回目以降は、基本検査に加えて、時期を見ながら少しずつこれらの検査をします。

・クラミジア抗原

・C型肝炎

・HTLV-1抗体

・貧血

・血糖

・B群溶連菌

など、血液検査等で受診します。

どれも、自分で時期を決められるものではありません。

また、病院によっては、この他に甲状腺の検査やトキソプラズマ検査をすすめられます。

健診の助成を受けるにはどうしたらよいの?

市区町村から健診の補助券が交付されます。助成を受ける手順は次の通りです。

・産婦人科にて妊娠判定

・市区町村の窓口で、妊娠報告、母子手帳を交付してもらう。

・健診の補助券をまとめて交付してもらう。(2回目~14回程度)

・診察時、事前に補助券を提出する。

ここで気を付けるのは、妊娠判定をしてから、母子手帳・補助券がもらえるということです。

つまり、妊娠判定は自己負担です。

だからと言って、妊娠検査薬では済ませないようにしてください。

フライング検査といって、しっかりと判定が出る以前に検査をしては、正しい結果がでません。

また、化学的流産といって、検査薬上では反応が出たものの、正常着床していなかったということもあります。子宮外妊娠も怖いです。

健診の助成を受ければ、検査は無料なの?

残念ながら、「1部が無料になる」程度です。これは、市区町村によって違います。

東京都の一例です。

・妊娠判定後1回目

初期検査 ¥6550 (差額)

甲状腺検査 ¥3100

子宮がん検診 無料

・2回目

基本的な検査 無料

クラミジア検査 ¥2780

超音波検査 ¥5300

・3回目

基本的な検査 無料

胎児スクリーニング超音波健診 ¥無料

・4回目

基本的な検査 無料

超音波検査 ¥4140

と言った具合に、毎回かかる費用が異なります。

超音波健診も基本は有料ですが、補助券が使える場合もあります。

使うタイミングは、決められます。が、わたしの場合は、医師から、

「この時期は、胎児をよく見るスクリーニングに適しているから、補助券を使って、超音波健診をしましょう。」

と提案されました。

健診を受ける時に気を付けること!

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わたしの実体験から、事前に知っておけばよかったなあと思うことを挙げます。

・クレジット払いができる病院があること。

病院によっては支払をクレジット払いにできるところがあります。

合計金額を考えると、かなり大きな額になります。こだわりがなければ、クレジット払いのでき医院を選ぶのもよいでしょう。

・お手洗いはタイミングを見て。

毎回尿検査があります。「さっき済ませちゃった!」となると、待ち時間を自ら長引かせることになります。

・母親学級に参加すること

多くの産科で実施しています。それぞれ、適した週数があるので、事前にチェックをしておきましょう。

・補助券は検診前に提出のこと

母子手帳をもらう前に、早まって2回目の健診をしてしまうと、後から助成を申請するのは、非常に面倒くさいです。流れを守ることをおすすめします。

妊娠判定→母子手帳→補助券交付→健診

健診を里帰り先で受けたら?助成は?

住んでいる場所と違う地域で健診を受けても、助成は受けられます。

里帰りで健診や出産を検討している場合も大丈夫です。

ただ、そのままの補助券で助成を受けることはできないので、補助券交付時に窓口で相談しましょう。

病院では自費で支払、出産後にお住いの市町村から補助金の範囲で交付されるのが一般的です。

まとめ

今回は、妊婦健康診査について解説してきました。

伝えたかったのは、次の4つです。

・妊娠週数によって、健診の回数が変わること。

・毎回、健診の費用が変わること。

・全て助成されるわけではないこと。

・補助券の交付と使用のポイントがあること。

妊婦さんが必ず受ける健診ですが、受けてみないとわからないことも多いです。

実際にわたしも、医師の言われるがままに健診を受けていました。

健診後、費用や内容について疑問に思うこともありましたが、聞けず仕舞いだったこともあります。

ただでさえ、妊娠中は見通しがもてず不安になりがちです。

こちらの記事が、妊婦健診について不安に思っている方のお役に立てると嬉しいです。