赤ちゃんが伸びをする!伸び起きる原因と震える時の4つ対処法

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赤ちゃんが伸びをするポーズは、とても愛らしくてずっと見ていられますよね。

伸びの中にはバンザイのポーズや、びくっと伸びるなど色々な伸びがあります。

中には、伸びをしながら顔を真っ赤にして「う~ん…」とうなる赤ちゃんもいます。

あまりに顔が真っ赤になるので、それに驚くお母さんも多いようです。

他にも、夜な夜な苦しそうにうなる赤ちゃんをみて、心配になるお母さんもいます。

「赤ちゃんが伸びをするのはなぜ?」

「震えながら伸びをするけど大丈夫なのかな~」

「これって痙攣してるの?」

など、赤ちゃんの伸びに関するお母さんたちのお悩みを解消していきましょう。

  • 伸び起きる原因
  • 震えを伴う伸びの4つの対処方法

この2つを柱にして、ご紹介していきます。

目次

赤ちゃんが伸び起きる原因とは?

伸びをしたり、うなったり、反り返ったりと赤ちゃんの仕草にもいろいろありますが、

この原因はいったい何なのでしょうか。

赤ちゃんの成長はとっても早いもので、1ヶ月に5㎝ほど身長が伸びていきます。

子どもたちも成長痛など体に異変があるくらいで、赤ちゃんはさらに伸び幅があり身体が対応しているのです。

寝ているときもバンザイのポーズで伸びをするのは、成長の証と言われています。

しかし、寝ているときに伸びにより起きる赤ちゃんや、抱っこで寝かせてベッドに寝かせると、伸びて起きる赤ちゃんもいて、寝かしつけが難しく、お母さんを困らせます。

そこで、他の先輩ママたちはどのようにしているかおすすめの方法をご紹介しますね♪

一番効果があるのは「おくるみ作戦」です。

毛布や大きなバスタオルで体をくるんであげましょう。

夏場ではガーゼ素材のおくるみもおすすめです。

赤ちゃんはお腹にいたときの体勢になり落ち着いてゆっくりと安眠してくれるようです。

試してみてくださいね♪

モロー反射

生後0ヶ月から3ヶ月くらいにびくっとする伸びをすることがあります。

これは生まれながらのもので原始反射のひとつで、外部刺激から身を守るための反射動作と言われています。

寝ているときにびくっとする、驚いたように手の指が広がる、抱き着こうとするなどの反応があります。

その他にも、大きな音に驚くときや、光が急にあたりまぶしいときなどもなりますよ。

このモロー反射により、びっくりして起きてしまう赤ちゃんもいます。

原始的な反射なので、問題はなく生後4ヶ月くらいからはなくなっていきます。

臍(へそ)ヘルニアや鼠径(そけい)ヘルニアの可能性

大きく伸びをしながらうなっている場合のほとんどは、特に問題はありません。

しかし、まれに臍ヘルニアや鼠径ヘルニアなどの病気によりうなっていることがあります。

臍ヘルニアはいわゆる「でべそ」のことで、ほとんどは1歳くらいまでに自然完治します。

1歳過ぎでもへそが突き出ていて心配は場合、医師への相談をしてください。

鼠径ヘルニアは、小腸などが下腹部に飛び出し血流が悪くなり痛みを伴い、嘔吐する赤ちゃんもいます。

脚の付け根に、こぶのようなものがないか確認してみましょう。

鼠経ヘルニアは、自然に治ることもあるのですが、手術により治療します。

どちらも目視にて発見することができるので、赤ちゃんが異常に伸び起きて機嫌が悪い時には、赤ちゃんのお腹やお臍を見てみてください。

普段はこぶが目立たなくても泣いたり、踏ん張ったりするときに出てくることもあるので注意して見てみましょう。

震えを伴う伸びの場合の対処方法

赤ちゃんは、伸びをしながら「ぶるぶる」や「わなわな」と震えることがあります。

問題がないものもありますが心配なものもあるので、ご紹介していきます。

うんちやおしっこ、寒い

生理的なものが原因で震えがでることもあります。

うんちやおしっこをして体温が少し下がることで「ぶるっ」と震えたり、また寒いために震えることもあります。

室温は大丈夫か確認したり、おむつを交換したりして対処してあげましょう。

高熱がある

高熱が出て寒い場合、ぶるぶると震えることがあります。

初めての高熱の時などには「熱性けいれん」になる可能性があり、発症率は約1割と言われています。

熱性けいれんは、生後6か月から60ヶ月までの乳幼児に起こるけいれんですが、脳や生活などに問題は出ず、6歳になる頃にはなくなるけいれんです。

遺伝性もあり、また2回目なる子は1回目の3割、3回目痙攣する子はその3割と、だんだんなる確率が減っていきます。

熱性けいれんの症状としては、意識がない・手足をピンと伸ばしている・口から泡をふく・白目をむくなど、初めて見たときは本当に驚きます。

対処方法としては、そのまま何もせず仰向けにして寝かせておき、痙攣する時間をはかっておきましょう。

熱性けいれんになった場合には、必ず救急車を呼ぶ・すぐに医師に相談するなどしてください。

点頭てんかんの可能性

点頭てんかん(ウエスト症候群)といって、生後3か月から1歳頃の間に発症するてんかんです。

男の子に多く発症します。

これは回復がとても難しいと言われており、またこの病気を知らない人もたくさんいます。

てんかんにもいろいろな種類があります。

しかし、この点頭てんかんは将来において運動機能や知能などに影響が出て治りにくいのです。

主な症状としては、頭をカクカクとするような痙攣症状や手足の脱力・寝ているときに手足を上に何度も挙げている・口に何も入れてないのにもぐもぐとしている・お座りが急にできなくなるなどが挙げられています。

先ほどのモロー反射と似ている症状もあるので間違えられやすく注意が必要です。

点頭てんかんになる原因としては、大脳に傷がついている、生まれつき障害である、代謝異常があるなどで、

生まれつきのものが多いようです。

赤ちゃんが伸びだけでなく震えている場合であれば、てんかんの可能性も視野にいれて、早めにかかりつけ医に相談してください。

チアノーゼを起こしている?

赤ちゃんが泣き止まずに息継ぎがうまく行えず、震えながら真っ青な顔になっているときは、脳が酸素不足になっている状態が考えられます。

この時には全身が伸びきって痙攣することもあり、口や手足先が紫色になっていることもあります。

生後6か月頃から発症しますが、小学校入学前には自然に治っていきます。

まとめ

赤ちゃんの可愛い伸びですが、震えやひきつけを起こすものもあります。

その中にはてんかんやチアノーゼ、臍ヘルニアや鼠径ヘルニアなど病気の可能性もあるので、しっかりと赤ちゃんの様子を見ておく必要がありますね。

いつもと様子が違い急を要するときには、救急車を呼ぶという方法もありますが、自己判断が難しい場合には小児救急電話相談(#8000)に相談してもよいでしょう。

お母さんも驚いたり不安になったりすると思いますが、まずは深呼吸して落ち着いて対応してくださいね。