里帰り出産、引っ越しや行事などで、赤ちゃんを飛行機に乗せる理由は様々です。
どんな理由にしても、赤ちゃんとの空の旅は不安や心配でいっぱいですよね。
特に初めての飛行機となると、お母さんだけでなく赤ちゃんも環境の変化に驚くことでしょう。
赤ちゃんが小さいときは飛行機に乗せちゃだめよ!と周りの家族に言われることもあります。
そうなると、車での長時間移動となり、これもまたお母さんや赤ちゃんの負担になりますね。
「赤ちゃんはいつから飛行機に乗せられる?」
「赤ちゃんの運賃や予約はどうすればいいの?」
「赤ちゃん向けのサービスを知りたい!」
「耳抜きができるか不安…」
これから、赤ちゃんと初めてのフライトを迎える人へ、楽しい移動時間になるためにも、赤ちゃんとの飛行機の旅について、詳しくご紹介していきます。
- いつから飛行機に乗っていい?
- 赤ちゃんと飛行機に乗るときの9つのポイント
これをマスターしておけば、旅の準備から着陸までスムーズに過ごせるようになるでしょう。
これからのフライトで、参考になれば嬉しいです♪
目次
赤ちゃんはいつから飛行機に乗せていいの?
航空会社で定められている
まず、赤ちゃんは生後どのくらいから飛行機に乗せてもよいのでしょうか?
実は、インターネットで調べてみると公式HPに詳細が載っています。
ANAやJALの場合は、国内線と国際線のどちらも、生後8日以降であれば飛行機に乗せてもよいと、定められています。
ということは、例えば、里帰り出産をして、産院で入院後、3~4日ほどしてから、飛行機に乗っておうちに帰れるということです。
ご実家が遠方の人は、とても助かりますね。
できれば生後1ヶ月以降がおすすめ
とはいえ、やはり生後8日から赤ちゃんとお母さんで、飛行機に乗ると、どちらにも大きな負担がかかるでしょう。
初めての育児であれば慣れないことも多く、なおさらです。
赤ちゃんとの生活に、少しずつ慣れてから、飛行機に乗ることをおすすめします。
里帰り出産であれば、1ヶ月ほど実家で甘えて、ゆっくり帰れると良いですね♪
飛行機での移動はママや赤ちゃんの負担が大きい
もう一つ、心構えとして、赤ちゃんとのフライトは楽しい事ばかりではないことを覚えておきましょう。
移動時間が長ければ、授乳やミルク、おむつ替えをしなくてはいけませんし、周りの環境の変化や耳が痛いなどが理由で、赤ちゃんが泣いてしまうことがあります。
周りのお客様へ迷惑をかけてしまうことで、お母さんも辛い思いをすることもありますし、赤ちゃんがずっと泣き止まなくて大変だったという話も聞きます。
でも、「運」がよければ、赤ちゃんがフライト中、ずっと眠ってくれることもありますし、外の景色や周りの景色を楽しむこともあります。
どちらにも、対応できるように心に余裕をもっておくとよいですね。
赤ちゃんが飛行機に乗るときの料金はどうなるの?
基本的に新生児は、国内線で座席を使用せずお母さんの膝の上に座らせることがほとんどです。
この場合は、運賃は無料となっています。
しかし、座席を使用しない赤ちゃんの分の搭乗券は必要となります。
座席を使用して、赤ちゃんを寝かせておく場合などは、その席の分の小児運賃が必要となります。
ANAやJALでは、大人1人につき、満3歳未満の子どもが2人まで同伴でき、1人のみは無料で、2人目からは小児運賃が必要となります。
国際線では、座席を使用しなくても、運賃が必要なことが多いようです。
詳しくは、それぞれの航空会社のHPにも記載されているので確認してみてください。
赤ちゃんと飛行機に乗るときはこのポイントを押さえておこう!
赤ちゃんと飛行機に乗るときには、いくつかのポイントを押さえておくことで、フライトがスムーズにできるようになります。その9つのポイントをみていきましょう。
赤ちゃんの座席、どうするのがおすすめ?
赤ちゃんが、外の景色をみて楽しむことができそうであれば、窓際がおすすめですが、赤ちゃんは周りの環境に驚き、泣いてしまうこともありますよね。
おむつ交換も必要な場合があるので、すぐに移動できるように、通路側にしたほうがよいでしょう。
また、最後列のほうが最前列よりも乗客が少ないこともあるので、最後列で座席を予約しておくのもおすすめです。
出入りに時間はかかりますが、前もって搭乗できるサービスもあるので利用してみましょう。
また、トイレの近くがおむつ交換のときに楽かなと思いますが、逆にトイレが近いと、人がよく通るので、授乳や、あやしている際に気を遣うのでおすすめしません。
搭乗予定の飛行機の席を一度確認してから、予約しておくとよいですね。
また、電話での予約をするのであれば、相談しながら席を決めると間違いないでしょう。
バシネット・ベビーベッドの確認
航空会社によっては、赤ちゃんを乗せるバシネットと呼ばれるベビーベッドが、あるところと無いところがあります。
例えば、ANAでは、国内線・国際線ともに、体重10㎏までの座席無しの子どもに限り、ベビーベッドを無料で貸し出ししています。
ベビーベッドやバシネットを希望するときには、座席や数が決まっているので、事前予約が必要です。
ベビーベッドやバシネットを利用する際には、その分席を確保するので、小児運賃が必要です。
でも、お母さんもゆっくりと座ることもできるのでおすすめのサービスです。
逆に、ベビーベッドに寝かせると泣いてしまう赤ちゃん、車のチャイルドシートが苦手な赤ちゃんであれば、お母さんの膝に座らせておく方が、落ち着くかもしれませんね。
手荷物にはこれを持ち込んでおくと便利!
赤ちゃんを連れての長旅は、準備もしっかりとしておきたいものです。
何を機内に持ち込んだ方が良いのか悩みますね。
手荷物として持ち込んでおくと便利なものをご紹介するので参考にしてください。
(移動時間2時間の場合)
- おむつ3枚とおしりふき
- 授乳ケープ(ミルクの場合は、粉ミルクと哺乳瓶)
- 着替えを1枚ずつ
- おやつやおもちゃ・絵本
- おむつやゴミを入れるビニール袋を数枚
- お母さんの着替え
国外への移動で、長時間になるときには、寝かしつけの時などに抱っこひももあると便利ですね。
赤ちゃんが機内でも楽しめるように、おやつやおもちゃをいくつか準備しておくとよいでしょう。
お気に入りのおもちゃでもよいですし、新しいおもちゃもおすすめです。
国際線の場合は、各席にパーソナルモニターがあることもあり、アニメなどが放送されていることも♪
JALでは、Wi-fiビデオプログラムがあり、無料で子ども向け番組が放送されており、また貸し出し用の絵本も用意されています。
赤ちゃん向けの機内サービスもチェックしておく
機内では、お湯や粉ミルクが備えてありミルク作りを手伝ってくれるところもあります。
赤ちゃん用の毛布やおむつがもらえることも。
JALではベビーおでかけサポートがあり、搭乗手続き・手荷物預かり・保安検査場など、行列に並ぶことなく、優先的に案内してもらうことができ、赤ちゃん連れには嬉しいサービスです。
優先搭乗サービスは、機内に乗り込み、離陸まで30分近く待たなければなりません。
そのため、動くことが大好きな活発な赤ちゃんは、サービスを利用せず、空港内のキッズスペースなどで遊ばせてから、ゆっくり飛行機に乗せると、疲れもあり寝てくれることもありますよ♪
おむつ交換台は飛行機内にある?
授乳やおむつ交換は、搭乗前に一度済ましておきましょう。
しかし、そうは言っても授乳が必要な時もあります。
機内は授乳室が無いものが多いので、授乳ケープなどで隠しての授乳になります。
また、おむつ交換台は、トイレについているものが多いようです。
まれに、ついていない飛行機もあるので、乗る前に確認しておくとよいでしょう。
もし、トイレや化粧室に、おむつ交換台が無い場合は、皆さんはトイレの蓋をしめて、その上でおむつ交換をしているそうです。
飲み物が飛び出すことがある
これも知っておくと便利です!
ストローマグにお水や麦茶を入れて持参しているときには、上空で蓋を開ける時に、気圧の変化により中身が飛び出すことがあるので、注意しましょう。
飛び出してしまうと、赤ちゃんもお母さんも洋服が汚れてしまうことがあります。
蓋を開ける前に、タオルで周りをガードしておくとよいですね。
また、国際線に乗る際には、液体物の持ち込みは制限があります。
しかし、赤ちゃん用の麦茶やイオン飲料は対象外となる場合が多いです。
こちらも、事前に確認しておくとよいでしょう。
機内にベビーカーを持ち込める?
ベビーカーは基本的には機内に持ち込むことができません。
受託手荷物カウンターで預けます。
ベビーカーに、おもちゃやフックなどを付けていると、外れることや無くなることもあるので、先に外しておいた方がよいでしょう。
空港内では、搭乗ゲートまで使えるベビーカーを貸してくれるサービスがあるところもありますよ。
また、機内持ち込むことができる手荷物許容量内のコンパクトなベビーカーもあります。
そちらは、折りたたんでケースに入れた状態で、機内に持ち込むことができます。
耳抜きが上手くできるか心配…
初めての赤ちゃんとのフライトで、心配なのは「耳抜き」です。
これに失敗すると、耳が痛くて赤ちゃんが泣いてしまうことがあります。
上手に耳抜きできる1番の方法は、授乳です。
ストローで麦茶などを飲ませても、耳抜きができることがあります。
授乳のタイミングとしては、「離着陸時」がベストです。
すぐに離陸しない場合もあるので、しっかりと見計らって授乳をしてみましょう。
その他にも、少し大きくなっていれば、あくびをさせてみる、キシリトールタブレットなどを舐めさせると、耳抜きができることがあります。
周りに迷惑をかけてしまうか不安なときは
飛行機での移動中、赤ちゃんの寝かしつけや泣き声、授乳などで周りに迷惑をかけてしまうことが、
お母さんにとっては不安で負担でもあります。
もし泣いてしまった時のために、飛行機に乗ったら、事前に前後左右の席の人に、挨拶をしておくとよいでしょう。
まとめ
まずは、利用予定の航空会社のHPを確認しておきましょう。
席を予約するときには、インターネットでの予約が主流なのですが、初めての空の旅であれば、いろいろな不安や心配事を電話で聞いてみて解決しておく方がよいです。
その際に、赤ちゃん向けのサービスやおすすめの席なども紹介してもらえるので、電話での予約がおすすめです。
ベビーベッドや席順などを決める時には、赤ちゃんの性格なども把握していると、その赤ちゃんに合った席を決めることができます。
赤ちゃんとの飛行機は、準備をしっかりとして、不安を解決してから望むとよいでしょう♪