突然、くしゅん!と出る赤ちゃんのかわいいくしゃみ。
反応が面白くて、ついつい動画に納めたくなってしまうママさんもいらっしゃるのではないでしょうか?
赤ちゃんのくしゃみは、多くのお母さんが癒されるシーンのひとつでもありますね♪
ですが、あまりに頻繁にくしゃみや咳が出ていると、もしかしてアレルギーや風邪などの病気?と心配になってしまいますよね。
赤ちゃんのくしゃみが生理現象によるものなのか、アレルギーや風邪などの体調不良によるものなのか…
お母さんはどう判断したらいいのでしょうか?
気になりますよね。
今回はそんな赤ちゃんのくしゃみについて、出る原因やお母さんができる対策をまとめてみました。
この記事のポイントは3つです。
- 赤ちゃんのくしゃみが出る原因とその対策について
- こんな症状が出ているくしゃみは注意が必要
- くしゃみが出て困ったときはどうすればいいか
この記事を読めば、赤ちゃんのくしゃみや咳について、正しい判断や対応がしやすくなります!
まずは気になる赤ちゃんのくしゃみの原因から解説していきますね。
赤ちゃんがくしゃみをしやすい理由についても、合わせて説明していきます。
目次
赤ちゃんがくしゃみをしてしまう原因は?なぜ出やすい?気になる理由とその対策
産まれて間もない赤ちゃんの器官や体はまだまだ未熟。
そのため、くしゃみが出やすい構造になっているのです。
赤ちゃんがくしゃみをしやすい理由としては、以下ような事が挙げられます。
赤ちゃんには鼻毛がまだあまり生えていないから!
大人のとっては身だしなみの面で手間がかかるイメージの鼻毛。
実は空気中のほこりや異物、病原菌が体内に入らないようにガードしてくれているという、体にとって重要な役割を果たしています。
そのため、鼻毛を処理をし過ぎてしまう事で、くしゃみが出やすくなるというケースも。
赤ちゃんの鼻を見てみると、奥の方までしっかり見る事ができますが、鼻毛は全然見当たらないですよね。
目で確認できる分には、ツルツルと言ってもいいほどです。
鼻毛がほとんど生えていない赤ちゃんは、空気中のほこりや異物などを、ダイレクトに吸い込んでしまいやすい状態です。
吸い込んだほこりや異物で、鼻の粘膜が刺激されやすく、それがくしゃみが出やすい原因の一つとなっているのです。
生まれたての赤ちゃんは鼻の粘膜がまだまだ敏感
新生児の赤ちゃんの鼻の粘膜はとっても敏感。
鼻の穴自体がまだ小さなこともあり、花水や鼻くそが詰まってしまいがちです。
このように鼻水や鼻くそが鼻が詰まる事で、むずむずしてくしゃみが出る事も。
鼻くその塊が目立つときは、ベビー綿棒でふき取ってあげたり、鼻水を吸引機で吸ってあげたりすると赤ちゃんも息がしやすくなります。
ただし、強くふき取ったり鼻の奥に綿棒を入れすぎたり、吸引機を使いすぎるのは避けてください。
粘膜が傷つき、出血などに繋がりますので、頻繁な処理は必要な場合は医師に相談しましょう。
気温の寒暖差や、突然明るい場所に出てもでもくしゃみが出る!?
個人差はありますが、カーテンを開けるなどして突然明るくなった時にくしゃみが出る赤ちゃんもいます。
これは「光くしゃみ反射」と呼ばれており、お母さんやお父さんから遺伝する反射のひとつであります。
科学的に解明されていない点も多く、くしゃみ対策としては突然部屋を明るくすることを避ける、むやみにまぶしい物を見せない、などの心掛けをする位しかないのが現状です。
また、気温や湿度の違いで鼻が刺激される事もあります。
急に温度や湿度の変化が激しい場所に出入りすることによって、くしゃみが出るケースもあるんですね。
この反応は「寒暖差アレルギー」ともされています。
くしゃみの他に鼻詰まりや苛立ちなどの不快感、じんましんなど人によっては様々な症状がでる場合も。
酷い場合は薬を処方されることもあります。
赤ちゃんがくしゃみをする時は肌寒い?服を着せた方がいいの?
くしゃみ=風邪というイメージもあり、赤ちゃんも寒いからくしゃみが出るのかな?
とも思いますよね。
ですが、赤ちゃんの体温は大人より高く、くしゃみを少ししたからと言って厚着をさせてしまうのはあまりお勧めできません。
赤ちゃんは体温調節がまだ上手にできないので、厚着をさせ過ぎてしまうと必要以上に体温が上がってしまい、汗をかきすぎて脱水症状になってしまう場合もあります。
もし本当に肌寒い場合は、赤ちゃんも震えていたりと様子が違いますので、そういった場合は厚着をさせる前にまず部屋を暖めてあげましょう。
冬場は20~25℃程度だと安心です。
温度の調節をしたにもかかわらず、くしゃみがあまりにも多い場合は、風邪やアレルギーの可能性も考えた方が良いですね。
鼻水が出たり涙目になっている?それってアレルギー性鼻炎かも…
赤ちゃんがくしゃみを頻繁にする他に、さらさらとしていて透明な鼻水が多く出ていたり涙目になっている場合は、アレルギー性鼻炎の可能性もあります。
ですが、月齢の低い内は病院にかかっても薬を出したり治療する事が難しい為、まずはなるべく症状を和らげてあげるために環境の改善をしましょう。
ハウスダストの他、花粉などが原因ですので、なるべく空気を綺麗に保つように心掛けましょう。
赤ちゃんが過ごす部屋では、空気清浄機を稼働させるのも良いですね。
アレルギーの体質は遺伝しやすい為、もしもお母さんやお父さんがアレルギー性鼻炎ならば赤ちゃんに遺伝している可能性も視野に入れておいてください。
症状が改善せず気になる場合は、医師への相談やアレルギー検査を行う事をおすすめします。
くしゃみの他に鼻水や咳、発熱があるのなら風邪の可能性も?
赤ちゃんのくしゃみが多いだけではなく、鼻が詰まって呼吸が苦しそうだったり、発熱がある場合は赤ちゃんが風邪をひいている可能性が高いです。
新生児は抗体があり風邪をひきにくいとはいえ、かかる可能性が0という訳ではありません。
赤ちゃんの風邪の特徴としては、
- ひきはじめは水っぽい鼻水だが、粘着性のある鼻水に変化する
- 飲んだ母乳を吐いてしまう
- 体温が37.5度以上ある
- のどに痰が絡み、ゼェゼェと呼吸している
このような特徴が見られます。
赤ちゃんの風邪は、悪化すると中耳炎や肺炎、髄膜炎に繋がる可能性もある為、早めの診療や治療を心掛けてくださいね。
生理現象から稀に出るくしゃみなら、心配しなくても大丈夫♪
赤ちゃんの体はもともと、くしゃみが出やすい状態です。
体調が良くご機嫌であれば生理現象から出る物ですので、あまり心配しなくても大丈夫ということが分かりましたね。
ですが、くしゃみだけではなく赤ちゃんに発熱あったり、咳や鼻水が止まらないなど、様子が少しでもおかしいようであれば医療機関にかかるようにしましょう。
お部屋の環境によってくしゃみが出てしまう場合は、温度や湿度を適正に保ったリ、掃除を行い空気を綺麗にするなど、赤ちゃんの為にできる限りの改善を行ってあげてくださいね。