妊婦はあぐらをかいても大丈夫?妊娠中の胡坐の影響と4つの注意点

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妊娠中にお腹が大きくなってくると、座るのも一苦労です。

妊婦さんは、どうやって座れば楽になれるのかと考えることがあるはず。

しかし、なかなかしっくりと来ずに自分流で座ってみたり、アイテムを使ってみたりと、試行錯誤していませんか?

座り方を間違えると、骨盤がゆがみやすくなり、便秘や腰痛、肩こりの原因になります。

さらには産後に骨盤が戻らず、腰痛や生理痛がひどくなる場合もあります。

妊娠中の座り方によって、妊娠生活が快適に過ごせるようになるので、座り方はとても大切です。

では、どのような座り方が骨盤やお腹の赤ちゃんにとってよいのでしょうか?

色々な座り方がありますが、今回はその中でも『あぐら』の姿勢に注目を置いてみましょう。

  • 妊娠中にあぐらの姿勢は良いのか?
  • あぐらをかくときに注意すること4つ
  • あぐら以外の座り方
  • 座るときの便利なアイテム

以上4つについて順序を追ってご紹介していきます。

妊娠中の肩こりや腰痛、そして座り方に悩んでいる方の参考になれば幸いです♪

目次

妊娠中にあぐらをかいても良いの?

そもそも、あぐらの姿勢というのは、周りから見ると男座りのようで行儀良く見られずに、恥ずかしいと思う人もいます。

しかし、妊娠中は、何よりお母さんの身体と赤ちゃんの負担がかからない座り方が1番ですね♪

そんな『あぐら』姿勢ですが、妊婦さんはあぐらをかいても平気なのでしょうか?

あぐらは骨盤をしっかりと開くので、安産に繋がると言われています。

産婦人科やマタニティヨガでも推奨されており、妊娠後期のお腹が大きな時期は特に、あぐら座りが楽な座り方と言えます。

あぐらは子宮を圧迫しない座り方でもあり、お腹の赤ちゃんも苦しくならずゆったりと快適に過ごせます。

出産の際は足を大きく開く姿勢になるので、開脚をするため股関節を柔らかくしておかなければなりません。

股関節が硬い人は、なおさらあぐら座りがおすすなのです。

あぐらの姿勢をとり、両肘を両膝に乗せ、ゆっくりと下に押してあげることで柔軟体操もできます。

また、あぐらの姿勢のまま左右にゆっくり揺れるだけでも柔軟できますよ♪

テレビを見ながらでもできるので、おうちで試してみてください。

あぐらの姿勢が周りの人に見られると恥ずかしいなと思う人は、先に「あぐらの姿勢が骨盤に良い!」と伝えておくと気にせずできますね。

妊娠中のあぐら座りはこれに注意して!

妊娠中、特に臨月に入った頃のあぐらは、出産に向けておすすめの方法です。

あぐら座りをする際には、いくつか注意点もあるので、以下のポイントを確認してくださいね。

正しいあぐらの姿勢をしよう

どんなあぐらの姿勢でも骨盤に良いのかと言えば、違います。

あぐらにはあぐらの正しい姿勢があります。

『背筋を伸ばしひざはしっかりと外側に向ける。』

これがあぐらをかいたときの正しい姿勢です。

股関節がかたい、または身体の柔軟性が低い人は、あぐらをかいて背筋を伸ばすことが一苦労かもしれません。

無理をせずに、少しずつ股関節を柔らかくするためにも、あぐらをかいての柔軟体操を毎日数回繰り返していきましょう。

マタニティヨガでもあぐらをかいて柔軟体操するポーズがあります。

産院やジムでのヨガ教室や、マタニティヨガのDVDを観ながら挑戦してみてくださいね♪

また、妊娠中は『首を伸ばし、下腹部を引っ込める』姿勢を意識してみてください。

これは座っているときも、立っているときも同じです。

お腹が大きくなると自然と背筋をそってしまい、後ろに倒れそうな姿勢になってしまいます。

そうなると腰痛を引き起こすことも。

重心は後ろではなく上に向けて、首筋を伸ばすような感覚で姿勢を正すように頑張ってみましょう。

関連記事⇒妊娠初期のヨガでやってはいけないポーズって?マタニティヨガの影響と効果8ポイント

あぐらで尾骶骨(びていこつ)が痛くなる!?

あぐらをかいていると、痛くなってくる場所として尾骶骨があります。

フローリングの上や薄いマットの上であぐらをかいていると、尾骶骨が痛くなり、あぐらの姿勢が辛くなってきます。

妊娠中は座るだけでもお腹の赤ちゃんの重みで、いつも以上にお尻に負担がかかりますよね。

そのため、普段からバスタオルやマットを敷くようにすると良いですよ。

バスタオルは三つ折りに畳んだものを座るだけで、だいぶ尾骶骨にかかる負担が和らぎます。

マタニティヨガや柔軟体操をするときも、必ずマットやバスタオルを敷くようにしましょう。

長時間同じ姿勢で座り続けないこと

あぐらが良いと言っても、ずっとあぐらの姿勢でいるのはおすすめできません。

あぐら以外の姿勢でも、長時間座り続けたり、同じ姿勢でいたりすると、血流が悪くなってしまいます。

血流が悪くなってしまうと、足や手のむくみ、しびれに繋がります。

また、赤ちゃんへの栄養が届きにくい状態となってしまいます。

適度な時間で姿勢を変えることや足を組み替えるなどして、血流が悪くならないようにしましょう。

同じ姿勢が続く場合は、立ち上がって軽く体を動かすなどして、体と赤ちゃんへの負担がないようにすると良いですね♪

座ることさえ疲れる場合は…

あぐらをかく姿勢は疲れにくい姿勢ではあるのですが、

妊娠中は座ることさえ疲れることがあります。

そんなときには、無理をせずに横になって休むことも必要です。

とにかく、無理をしないようにして、毎日を過ごしてくださいね!

関連記事⇒妊婦の坐骨神経痛って?妊娠中にしたい坐骨神経痛対策ストレッチと治し方

こんな座り方には注意して!

妊娠中の座り方としておすすめできない座り方があります。

それは、ペシャンコ座り(正座をして両足を両側にずらす)、女の子座り(両足を片側に寄せる)、

椅子に座って足を組む、スマホ(パソコン)座りなどです。

どれも、骨盤に負担がかかったり、重心が片方にかかりバランスがよくなかったりしてしまいます。

背筋が曲がってしまう体勢は、骨盤変形や腰痛に繋がる原因になりかねません。

妊娠中は、椅子に深く腰掛けたり、地べたに座るときにはあぐらをかいて座るようにしましょう。

関連記事⇒妊娠中期の腰痛がひどい!激痛の原因と流産リスクや影響、7つの対処法

座るときにおすすめのアイテム

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あぐらをかく、また椅子に座るときなどにお尻が痛くならない、腰を支えてくれるようなアイテムを合わせて使うと、楽に座ることができます。

おすすめのアイテムとして、形が変形するビーズクッションがおすすめです。

大きなサイズもあるので、よく座る場所に適したサイズを探してみましょう。

椅子の背もたれにおいても良し、お尻の下においても良し、眠るときには抱き枕としても活躍してくれる優れものです。

その他にも、ドーナツクッションもおすすめです。

産後も授乳時や座るときに、骨盤を優しく支えてくれるのでとても楽に座ることができますよ♪

外出が多い人は、携帯用クッションを持ち歩くのも良いですね。

運転中や仕事中にもさっと出せるので便利ですよ。

それぞれの生活に合ったアイテムを使ってみてください。

まとめ

妊娠前に色々な座り方をしていたと思いますが、妊娠中だけでもあぐらをかくようにしてみましょう。

柔軟体操にもなりますし、お母さんの身体にも負担の少ない座り方なので、とてもおすすめです。

また、あぐらをかく時だけでなく、普段から『姿勢』に気を付けることで、腰痛や肩こりなどの症状が改善される場合があります。

あぐらで快適なマタニティライフと、安産を迎えてくださいね!