赤ちゃんによっては夜間の授乳なしで、朝までぐっすり眠る子。
夜に何度も起きてしまう子など、さまざまな性格があります。
さっき寝たばかりなのに、すぐに起きてしまう。
赤ちゃんが夜になると1回は必ず起きる。
など、よく眠ると思っていた赤ちゃんが夜起きるようになると、ママやパパも寝不足で疲れてしまいますよね。
ママにとって赤ちゃんが寝ている時間が、唯一のひとときな方も多いでしょう。
夜起きる原因はノンレム睡眠が関係している他、赤ちゃん特有の原因もあります。
今回は、どういった原因で赤ちゃんが夜起きてしまうのか。
また、私が実際におこなった対策で、効果的だった5つの方法をご紹介します。
目次
赤ちゃんが夜に起きる原因は?
妹尾小児科のサイト「赤ちゃんの睡眠」によると、生後0ヶ月と生後5ヶ月あたりの赤ちゃんを比べると、一回に眠る時間が異なると伝えています。
生後0~1ヶ月:1回に3時間半ほど
生後4~5ヶ月:1回に8~10時間ほど
一日のほとんどを寝て過ごす新生児期は、授乳時間の関係から日中や問わず3時間おきに起きます。
もちろん、赤ちゃんによってきっちり3時間おきとは限りませんが、平均すると2.3回は起きることが多いでしょう。
睡眠は、脳が動いているレム睡眠と脳と体が休んでいるレム睡眠を繰り返しています。
赤ちゃんは大人より頻繁に繰り返すため、夜にどうしても1回は起きてしまうのです。
赤ちゃんが夜起きる原因はノンレム睡眠の他、環境や成長の変化などで起きてしまう場合があります。
たとえば、以下のような原因ですね。
・両手がビクッとしてしまうモロー反射
・お腹が減って起きる
・おむつがパンパンで気持ち悪い
・怖い夢を見て起きる
・鼻が詰まっているなど病気が関係
・暑くて喉が乾く など
おむつをしている赤ちゃんは、眠っている間もおしっこやうんちをします。
夜に起きて、おむつが汚れた状態が気持ち悪いと、起きて訴えている場合もあるでしょう。
他にも、両手がビクッと動いてしまう原始反応のモロー反射によるもの。
鼻づまりや暑いなど、体調の変化が関係している可能性があるので、赤ちゃんが夜に何度も起きてしまう時は健康状態をチェックしてみましょう。
我が家の赤ちゃんが夜起きる時の対策方法
夜に何度も赤ちゃんが起きるので、ママやパパは寝不足が続き困ってしまいますよね。
赤ちゃんのほかに上の子が居たり、仕事をしながらの育児は、寝不足が続くと体力的につらいものです。
我が家の子どもたちは生まれた時から夜眠らない子で、1日に何度も起きていました。
授乳すれば眠ってくれるのですが、数時間もしないうちにまた起きるため、どうしていいのか本当に悩んだ経験があります。
私の母親やママ友など、いろんな人から対策を聞き実践。
その中で、一番効果的だった5つの方法をご紹介します。
1.部屋の湿度や温度、汗の状況をチェックする
赤ちゃんが起きる原因はいくつかありますが、我が家で一番多かったのが暑さです。
気温が低くても湿度が高い、無風、いつもより2℃部屋温度が高いなど、ちょっとした環境の変化で赤ちゃんって起きてしまいます。
夜に起きる時は必ず「後頭部の汗」をチェック!
赤ちゃんは頭に汗をかきやすく、まるでシャワー後のようにびっしょり汗ばんでいる場合があります。
このような時は、大人より1枚薄着を心がけて、布団やシーツなども涼しいものに変えました。
すると、布団を1枚薄くするだけでスーと眠ってくれることもあり、暑さ対策はかなり重要なポイントになるのでおすすめですよ。
2.抱っこやトントンで安心させる
夜に突然ギャーギャーと、火がついたように泣くことありませんか?
小児科の先生に相談したところ、赤ちゃんから夢は見るそうで、怖い夢などを見て恐怖で突然叫びながら起きてしまう場合があるそうです。
はじめは夜泣きが始まったのかと、ビックリしました。
突然の出来事にどこか痛いのかなど、悪い方向へ考えてしまいますよね。
少しでも赤ちゃんの恐怖心を落ち着かせるために、突然大泣きした時はギュッと包み込むように抱っこしたり、トントンしてママやパパの声を聴かせてあげることが大切だと、医師にいわれました。
実際に「ママ、ここにいるよ~」と声をかけて肌に触れてみたところ、目をパッチリ開けて居るか確認してから深い眠りへ・・・。
怖い思いを忘れると、赤ちゃんも安心して寝てくれますよ。
3.夜だけ断乳をしてみる
ミルクや母乳だけで栄養を摂る時期は、どうしても夜間の授乳は欠かせません。
しかし、夜に2回3回って起きるのって、本当に大変ですよね。
離乳食が始まると授乳量が減るので、我が家ではこの時期に夜間の断乳を決意!
はじめは泣きましたが、代わりにおしゃぶりに切り替えたところ、少しずつ夜に起きる回数が減りました。
夜間断乳から1ヶ月後、今では夜21時に眠って朝6時までぐっすり眠るように成長。
おしゃぶりの利用は意見がそれぞれあるので、抱っこしたりトントンするなど、授乳を忘れさせる方法で代用するのもおすすめです。
4.就寝5時間前の昼寝を止める
我が家の子供たちは就寝時間が夜21時と決めています。
昼寝で体力を回復する三番目の赤ちゃんは、夕方17時頃に必ずウトウトして1時間は眠ってしまいます。
変な時間帯に昼寝をすると、寝る時間が遅くなったり、夜に1回は起きてしまったりと、あまり良くないんですよね。
我が家の三番目は昼寝を午後に小分けしてする子だったので、昼寝時間を長くして1回にまとめることにしました。
すると最後の昼寝時間から5時間ほど開けてみたところ、夜21時頃には眠くなるらしく、布団に横たわると眠りモードへ!
私の経験からすると、昼寝の時間帯は夕方5時前までに済ませておくことで、夜にまとまって眠るようになりました。
5.眠りやすい環境を作る
どうしても部屋の構造上、寝室がリビングの隣になってしまう我が家。
夜、電気を消しても隣の部屋から明かりや音がモレてくるため、布団に入ってもなかなか眠ってくれません。
あまり静かな環境だと神経質になってしまいそうなので、明かりだけは入らない環境にして寝室の模様替えをしました。
やはり明るい部屋で眠るのとは違い、薄暗い部屋だと眠るまで何度も起きること無く寝てくれますね。
明るくて眠れない時やうるさくて眠れないなど、ちょっぴり神経質な赤ちゃんは、眠りやすい環境づくりをしてあげるといいですよ。
まとめ
今回は、赤ちゃんが夜に起きてしまう理由と我が家で実際におこなった5つの対策方法をご紹介しました。
どうしても赤ちゃんは大人より睡眠リズムが違うため、夜に起きる回数が増えてしまいます。
我が家では5つの対策方法で、夜起きないような環境づくりをしました。
- 暑さ対策をする
- 抱っこやトントンで安心させる
- 夜だけ断乳に挑戦
- 就寝5時間前の昼寝をストップ
- 眠りやすい環境作り
夜に何度も起きる赤ちゃんも多く、朝までぐっすり眠りたいママやパパにとってつらい時間帯ですよね。
夜起きる原因はさまざまありますが、おむつを交換してもトントンしても寝てくれない場合は、暑さ対策など心地よく睡眠できる環境を整えてみましょう。
ちょっとした対策で、コロンと眠ってくれる可能性が高まりますよ。