赤ちゃんの離乳食で鶏肉はいつから食べて大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ!

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目次

赤ちゃんは鶏肉をいつから食べて大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ!

チキンライス、唐揚げ、親子丼…鶏肉を使った料理は、子どもが大好きなものがたくさんありますね。

豚肉や牛肉に比べて低カロリーなのに栄養が豊富に含まれていて、お手頃価格。そんな鶏肉を

赤ちゃんはいつから食べられるのでしょうか。

4つの注意点とおすすめレシピをご紹介します。

この記事のポイントは4つです。

  • 赤ちゃんは鶏肉をいつから食べていい?
  • 鶏肉をあげる時の4つの注意点
  • アレルギー反応が出た時の対応!
  • 簡単おすすめ!鶏肉の離乳食レシピ

それでは解説をしていきます!参考にしてください♪

赤ちゃんはいつから鶏肉を食べていいの?

赤ちゃんは鶏肉を、離乳食中期のモグモグ期(7〜8ヵ月)から食べることができます。

豆腐や白身魚などのたんぱく質に慣れたら、初めてのお肉として与えてあげます。

初めてあげるときは一番脂肪分の少なく、消化吸収がしやすいささみ肉。

ささみ肉になれたらレバーや胸肉、次はもも肉を与えてあげます。

その際必ず皮は取り除きましょう。

赤ちゃんにとって皮は、脂肪が高すぎます。

ひき肉も使用できますが、皮が含まれていない、脂肪の少ないものを与えましょう。

お肉屋さんでもスーパーでも、店員さんに皮が含まれていないか訪ねてみると分かります。

また、鶏肉はアレルギー反応が出ることもありますので、注意が必要です。

鶏肉を食べる時の注意点4つ

高タンパクなのに低カロリーの鶏肉。

しかし、赤ちゃんに与える時には注意しなければいけないことが4つあります。

1つめは、初めて食べる時は少量だけ。

鶏肉は、アレルギー症状が出る可能性があります。

アレルギーのランキングから見ると、かなり下位の方で鶏肉のアレルギーは珍しい方かもしれません。

しかし、アレルギーが発症した時に重症化しないよう、初めて与える時は必ず少量にとどめましょう。

また、身内に鶏肉のアレルギーがある場合は医師に相談してから与えて下さい。

2つめは、よく加熱すること。

大人がお酒のおつまみに、鶏肉を生で食べることもありますが、赤ちゃんはそれは絶対にできません。

鶏肉には、肉の鮮度に関係なくカンピロバクターという細菌がいることがあります。

万が一食中毒が発生した時、赤ちゃんは食中毒への抵抗力がないので、最悪の場合死に至ります。

そして大人でも、鶏肉を生で食べる事は本来ならばとても危険な事です。

2011年の集団食中毒の事件で、5人の幼い命が失われたように、生肉の食中毒は本当に恐ろしいもの。

赤ちゃんに鶏肉を与える際の加熱は徹底し、中まで火がよく通っているか確認することが大切です。

3つめは、下処理をきちんとすること。

ささみ肉を食べさせるときは、筋をきちんと取ります。

この筋は、大人が食べる時でも取り除くように、噛み切ることができないもの。

レバーは牛乳に浸して、臭みを抜いてから茹でてあげましょう。

胸肉は、脂肪分が多い皮を取り除くこと。

もも肉は皮だけでなく、白い脂肪や筋も取り除きましょう。

4つめは、赤ちゃんが食べやすいようにすること。

赤ちゃんに初めて食べさせるささみ肉は、特に脂肪が少なく、茹でるとパサパサになってしまいます。

筋をしっかり取ってあげていても、口に含んだ時にむせやすく食べづらいです。

片栗粉を混ぜてとろみをつけるなどして、赤ちゃんが食べやすいようにしてあげましょう。

1回の鶏肉の量は?

月齢別で1回の鶏肉の摂取量は、おおよそ以下のようになっています。

モグモグ期(7〜8ヶ月頃)は10〜15g

カミカミ期(9〜11ヶ月頃)は10〜15g

パクパク期(1歳〜1歳6ヶ月頃)は15〜20g

鶏肉のアレルギー反応が出たら…!

ビタミンAを豊富に含み、脂質には不飽和脂肪酸が多く含まれ、良質なタンパク質は体力回復にも役立つ鶏肉。

そんな素晴らしい鶏肉がアレルギーだった場合、どうすればよいのでしょうか。

症状と対応・治療方法を簡単にまとめました。

アレルギー症状

皮膚症状…発疹やかぶれ

呼吸症状…息苦しくなる、過呼吸になる

消化器症状…下痢や嘔吐

他にも唇腫れ、痙攣などがあります。

食べたあと1〜2時間が、一番症状が出やすいので注意が必要です。

いつもと何か様子が違っていないか、よく観察しましょう。

大きなアレルギー反応だったらすぐに分かりますが、小さな反応の場合は食物を特定するのはとても難しいもの。

またアレルギーは、その食材の状態、食べた本人の体調によって症状が変わってしまいます。

対応と治療法

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大きなアレルギー反応が出た場合、すぐに救急車を呼びましょう。

対応が手遅れになると、最悪の場合死に至ることがあります。

アレルギー物質の特定が出来たら、病院で専門医の元で指導を受け、除去食と、必要ならば薬を使います。

除去食とは、アレルギーの原因食材を食べず、代替品で生活するということです。

アレルギー症状やその子の月齢などにもよりますが、除去食で危険を回避しつつ、医師の指導の元で少しずつ食べて負荷試験をし、最終的には全部食べられるようになることもあります。

簡単!おすすめレシピを紹介

胸肉、もも肉は厚みがあり締まっていてハリのあるもの、またドリップが出ていないものを選びましょう。

モグモグ期(7〜8ヶ月)向け!

ささみとかぼちゃのクリーム煮〜冷凍OK!〜

材料:とりささみ(筋なし)…9g

かぼちゃ(皮・種なし)…20g

ミルク…大さじ3

水溶き片栗粉…少々

青のり…少々

作り方:1.鶏ささみはゆでて、粗みじん切りにして細かくほぐす。かぼちゃはやわらかくゆでて潰す。

2.鍋に1、ミルクを入れて中火にかけ、煮立ったら水溶き片栗粉でとろみをつけ、青のりをふる。

★かぼちゃは焦げつきやすいので、火にかけたらよく混ぜながら調理しましょう。

クリームチキンがゆ〜冷凍OK!〜

材料:ご飯…大さじ2

鶏ひき肉…10g

じゃがいも…25g

ほうれん草の葉先…2g

水…100ml

ミルク…大さじ1

作り方:1.じゃがいもとほうれん草はみじん切りにする。

2.鍋にミルク以外の材料を入れ中火で6〜7分煮る。

3.ミルクを加えて中火で3分煮る。

★鶏ひき肉はそのまま料理に使えるので便利です。胸肉やささみ肉など脂が少ない部位を選びましょう。

カミカミ期(9〜11ヶ月)向け!

鶏ひき肉と大根のあんかけご飯〜ひき肉はゆでて脂を抜き、上品な味わいに〜

材料:鶏ひき肉…15g(大さじ1)

大根…30g(3cm角一個)

大根の葉…少々

軟飯…90g(子供茶碗軽く一杯)

だし…1/4カップ

片栗粉…小さじ¼

水…小さじ1

作り方:1.大根は皮をむき5mm角に切る。大根の葉は細かく刻む。ひき肉はひたひたの熱湯でほぐしながらさっと茹でザルにあげる。

2.鍋に大根、だしを入れて弱火で3分ほど煮て、葉を加えて火を通す。ひき肉を加えAを混ぜて加えとろ火をつける。

3.器に軟飯を盛り、2をかける。

チキンコーンスープ〜とろーりスープで鶏肉がしっとり食感に〜

材料:鶏胸肉…15g

クリームコーン…30g(大さじ2)

水…1/3カップ

水溶き片栗粉…少々

作り方:1.鶏肉は7mm大に切る。クリームコーンは裏ごしする。

2.鍋に水、クリームコーンを入れて中火で煮立て、鶏肉を加えて弱火で煮る。

3.肉に火が通ったら水溶き片栗粉でとろみをつける。

パクパク期(1歳~1歳6ヶ月)向け!

肉ボールと野菜のだし煮〜お肉ふんわり煮えて最高の口あたり!〜

材料:鶏ひき肉…15g(大さじ1)

好みの野菜(大根、人参、ブロッコリーなど)…計40g

だし…適量

作り方:1.野菜は1cm角ぐらいのコロコロに切る。ひき肉はよく練り、ボーロ状に丸める。

2.鍋に野菜、ひたひたのだしを入れ、やわらかく煮る。

3.肉ボーロを加え、火を通す。

★ポイント:ひき肉を市販のお菓子「ボーロ」ぐらいに成形して手づかみしやすく。

チキンライス〜肉も野菜もペロリ!の大人気メニュー〜

材料:鶏もも肉…15g

トマト…30g(中1/5個)

玉ねぎ…10g(1cm幅のくし形切り)

ピーマン…少々

ご飯…80g(子ども茶碗八分目)

植物油…少々

作り方:1.トマトは皮と種を除き、細かく刻む。玉ねぎ、ピーマンはみじん切りにする。鶏肉は皮と脂肪を除き、1cm角に切る。

2.フライパンに油を中火で熱し、鶏肉、玉ねぎ、ピーマンを入れてさっと炒め、弱火にしてトマトを加え1分ほど炒める。

3.ごはんを加え、全体をまぜながらさらに1分ほどいためる。

まとめ

赤ちゃんと鶏肉についていかがでしたでしょうか。

赤ちゃんは鶏肉をモグモグ期(7〜8ヶ月)から食べることができます。

初めてはささみから。

慣れてきたら、胸肉・もも肉・レバーと幅を広げていきますが、筋や皮は必ず取り除きましょう。

食中毒の心配もあるので、加熱は徹底して、美味しいメニューを作ってあげてください。