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赤ちゃんには甘えびをいつから食べさせていい?3つの注意点とレシピ
お寿司のネタやお刺身として食べられることが多い甘えび。
ねっとりとした食感と強い甘みが特徴です。
私はお寿司を食べに行くと必ず注文しますし、甘えびの頭で出汁を取ったお味噌汁も大好きです。
甘えびは身が柔らかく食べやすいので、「もしかしたら赤ちゃんでも食べられるのかも!」と思われる人がいるかもしれません。
うちの子供が離乳食を食べ始めた頃には、「いつから甘えびを食べさせていいの?」と感じたことがありました。
この記事では、
- 赤ちゃんは何歳から甘えびを食べても大丈夫?
- どうやって食べさせたらいい?
- アレルギーが気になる!
- 簡単でおいしい離乳食レシピを知りたい!
以上4点のポイントについて詳しく紹介します。
甘えびを赤ちゃんに食べさせるときに一番気になるのは、やはりアレルギーについてですよね。
うっかり食べさせて後悔することがないように、食べさせる目安の時期をきちんと把握しておくことが大切です。
赤ちゃんは甘えびをいつから食べさせて大丈夫?
冒頭でも触れたように、甘えびの最大の特徴は柔らかくねっとりとした食感です。
甘えびは加熱しても柔らかいので、一見離乳食向きに感じるかもしれませんが、赤ちゃんが甘えびを食べられるようになるのは早くて1歳以降からとされています。
1歳でも早いという見解も多く、できれば離乳食が完了してから少しずつ、2~3歳頃からが理想という判断をする人も多いです。
その理由は?
柔らかくて食べやすそうなのに、なぜ甘えびは離乳食期に食べさせないほうがいいのでしょう。
その大きな理由は、アレルギーです。
- 卵
- 乳
- 小麦
- 落花生
- えび
- そば
- かに
消費者庁によると、上記の7つが食物アレルギーの特定原材料に指定されており、これらを使った食品には表示が義務付けられています。
えびは5つ目に上がっていて、重篤なアレルギー症状の症例が多いとされています。
(参照:消費者庁『アレルギー表示について』より)
甘えびを赤ちゃんに食べさせるときの3つのポイント
アレルギーのリスクがある。と聞くと、なんとなく赤ちゃんに甘えびを食べさせるのを遅らせようと考える人もいるでしょう。
しかし食べさせる時期を遅らせたからといって、アレルギー症状が出にくくなるわけではありません。
3歳頃になったら少しずつ与えてみることをおすすめします。
初めて食べさせるときはちょっとだけ緊張するかもしれませんが、以下3つのポイントをおさえておけば安心して与えることが出来ます。是非参考にしてみてくださいね。
- 初めて食べるときは午前中に
- よく加熱してから与える
- 細かく刻んで食べやすくする
1.初めての甘えびは平日の午前中がマスト!
甘えびは特にアレルギーの症例数が多いことから、アレルギーには注意して与えたい食品です。
初めて甘えびを食べさせるときは、平日の午前中がおすすめ。
もしもアレルギー症状が出てしまった場合、平日の午前中なら医療機関が開いているためすぐに受診することができます。
甘えびを食べたあとに、次のような症状があらわれたら、かかりつけの小児科に相談しましょう。
- 口の周りが赤くなる
- 口の中や喉が腫れている
- 体にじんましんや発疹が出た
- 体中をかゆがる
- 鼻水や咳が出る
- 目が充血している
- おう吐
- 下痢
呼吸が苦しそうな場合は、アナフィラキシーショックに陥っていることもあるので、すぐに救急車を呼びましょう。
また、甘えびでアレルギー症状が出ると、蟹(かに)などの甲殻類でもアレルギーが出るのでは?という心配があるかと思います。
甘えびだけでなく蟹でもアレルギー症状が出ることもありますが、まったくでないことも珍しくありません。
甘えびでアレルギー反応が出たからといって、安易にすべての甲殻類を除去する必要はないので安心しましょう。
関連記事⇒赤ちゃんは離乳食でカニをいつから食べて大丈夫?3つのポイントと蟹レシピ
2.甘えびはよく加熱してから与えよう
甘えび=お刺身というイメージが強いですが、赤ちゃんに甘えびを与えるときは中までしっかり加熱したものを与えることが基本です。
離乳食が完了した1歳半以降であっても、まだ生ものは原則避けた方がよいです。
その理由としては、
- 生ものは細菌が付着していることもある
- 生ものは消化に時間がかかり体の負担になる
この2点が挙げられます。
大人ではほとんど影響がない細菌でも、抵抗力の低い赤ちゃんにとっては、重篤な食中毒を起こしてしまうケースもあります。
消化に時間がかかる生ものは、消化器官が未熟な赤ちゃんの体に大きな負担となってしまうため、生ものは絶対に避けましょう。
では「生の甘えびはいつから?」というのが気になるところですね。
私が所持している離乳食の本によると、
『大人と同じものが食べられるのは8才ごろ』
『肝臓の「解毒」機能もなんとかととのい。腎臓の機能もようやく完成期。原則的にはやっとこの時期に生ものもOKに。』
とあります。
(引用:Baby-mo『いつからOK?離乳食食べていいもの悪いもの』P10、P16より)
生の甘えびは8歳頃を目安に、本人が食べたがっていたら与えるようにするのがおすすめです。
3.細かく刻んで食べやすく調理
ブラックタイガーや車エビなど大型のえびと比べると、甘えびは加熱しても身が柔らかいですが、小さな赤ちゃんや幼児にとっては食べにくさを感じることもあります。
加熱した甘えびを細かく刻み、ほかの食材と組み合わせて与えるといいでしょう。
- スープ
- あんかけ
- お粥
- すり身
とろみをつけると食べやすくなるのでおすすめですよ。
私の娘は、八宝菜のようにほかの野菜と炒めてとろみをつけたものがお気に入りでした。
簡単♪おいしい!おすすめ甘えびレシピ2選
ここでは簡単に作ることができる甘えびレシピを2つ紹介します。
大人用のお刺身から子どもの分を少し取り分けて、パパッと調理しちゃいましょう♪
甘えび団子
○材料(赤ちゃん1人分)
甘えび・・・4尾
タマネギ・・・10g
片栗粉・・・少々
○作り方
1.甘えびは尻尾などを取り除き、細かく刻んでからすり鉢で粗めのすり身にします。
2.タマネギはみじん切りにしておきましょう。
3.小さめのボウルに甘えびのすり身とタマネギを入れて、粘りが出るまで混ぜ合わせます。
4.片栗粉を加えてさらに混ぜ、一口大の大きさに丸めます。
5.鍋に分量外のお湯を沸かし、丸めた甘えびのすり身を落としてゆで上げたら完成です。
6.そのまま食べさせてもいいですし、スープや炒め物の具として使うのもおすすめです。
甘えびとブロッコリーの炒め物
○材料(赤ちゃん1人分)
甘えび・・・4尾
ブロッコリー・・・1房
バター・・・少
パルメザンチーズ・・・少々
○作り方
1.甘えびは尻尾などを取り除き、熱湯でさっと下ゆでしておきます。
2.ブロッコリーは食べやすい大きさにカットして、柔らかくなるまでゆでましょう。
3.フライパンにバターを入れて弱火にかけ、バターが溶けたら小さくカットした甘えびとブロッコリーを加えてサッと炒めます。
4.最後にパルメザンチーズを加えて混ぜ合わせ、火を止めたら完成です。
甘えびはアレルギーを考慮して慎重に与えよう
甘えびは柔らかく甘みも強いため、赤ちゃんでも問題なく食べられそうと思われがちですが、アレルギーの心配があるため慎重に与える必要があります。
- 甘えびは早くても1歳以降から少しずつ
- 生の甘えびはNG
- 食べやすいように工夫しよう
この3つに注意するとともに、子どもの様子を見ながら与えることが大切です。
ちなみに私の娘が初めて甘えびを口にしたのは、3歳の時に与えた甘えびの頭のお味噌汁でした。
甘えびのお味噌汁で大丈夫だったので、そのあとから甘えびだけでなく大型のえびも与えるようになりました。
参考にしてみてくださいね。