「雨の日、子どもとどう過ごせばいいか分からない」「家の中だけでは直ぐ飽きる」そんな悩みを持つ方もいますよね。
外で思いっきり走り回ることができない雨の日は、子どもの体力が余ったり、退屈でグズグズが続いたりして親子揃って辟易するもの。
この記事では、そんな悩みを解決する次のような4つの方法を紹介します。
・家の中で時間をかけて遊ぶ3つの方法
・雨でもあえて外へ!
・公共交通機関で濡れずに散歩
・児童館へ午前中に行く
4つの方法をローテーションで繰り返すのもおすすめ!
では、ひとつずつ見ていきましょう。
目次
家で遊ぶ
雨の日に一番楽で、簡単なのが家の中で遊ぶこと。
雨に濡れませんし、オムツや着替えの不安なく遊ぶことができて親としては理想ですよね。
でも、家の中は子どもが直ぐに飽きてしまいがち!
そんな家の中でテンション高く遊べる方法を3つ紹介します。
新聞や広告をビリビリと破る
保育園でもよく取り入れられている遊びが「新聞紙を破る遊び」です。
細く割いたり、小さくちぎったり、色々な形に破ったり、帽子や服、メガネなどを作ったり。
思いつくままに新聞をビリビリと好き勝手に破ります。
ストレス発散だけでなく、指先の器用さや知力UPに繋がる子どもにピッタリの遊びなんです。
新聞を破る遊びは指先を使う練習になり、考えた形を実現するスキルや何を作るか想像する力を高めてくれます。
最近は新聞を取っていない家庭も多いようですが、新聞は次のようなメリットがあるので取って損はありません。
<新聞を取るメリット>
・新聞に挟まれているチラシにクーポン券が多く入っている
・新聞販売店から映画や遊戯施設のチケットを定期的にもらえる
・古新聞をスーパーなどに設置された資源回収機でポイントを貯められ割引券が手に入る
・資源ゴミ回収業者に出すと、ゴミ袋やトイレットペーパーと交換してくれる
・離乳食を食べさせる時に新聞紙を床に敷くと掃除が楽
・小学校の図工や書道の時間に新聞が必要
・自治体の広報紙が新聞と一緒に手に入るので、子育て支援などの情報が簡単に手に入る
今はスマホやSNSが普及したおかげで、新聞を取らなくても情報がたくさん手に入ると思っていませんか?
しかし、スマホやSNSで得られる情報はあくまで自分が興味を持っている情報だけ。
非常に偏った内容の情報しか手に入っていません。
一方、新聞は幅広いジャンルの情報が毎日、自動的に届きます。
普段、自分が目を向けないような情報も手に入るのが大きなメリット。
情報源になり、育児にも役立つ新聞はとっておいて損はないですよ。
牛乳パックやトレイ、折り紙、チラシ、ダンボール箱などを使って工作する
雨の日に自宅で子どもが夢中になれる遊びといえば、工作です。
材料は牛乳パックやトレイ、折り紙、チラシ、ダンボール箱など、家にあるものでOK!
自由に切ったり、好き勝手にペンやクレヨンで絵を描いたり、子どもの思うままにさせてあげましょう。
お手本がある訳ではありませんし、なにかの展示会に出すわけでもありません。
自由な発想で作ることが、子どもの好奇心と脳の発達を育てます。
「お花をつけてみようか?」「窓を描いてみる?」「誰が乗っているの?」「これはどこにあるのかな?」など。
いろいろな情景や物語を想像しながら作ってみると楽しいですよ。
家の中でかくれんぼ
家の中でかくれんぼをするのも楽しいもの。
これは「絶対に見付からないようにする」のではなく、「いかに見付けないようにするか」がポイントです。
安全なエリアを確保し、まず、子どもに隠れさせましょう。
ほとんどの場合、親御さんはすぐに子どもを見付けられますよね。
でも、見付けないんです!見付からない、というのがポイントなんです!
「あれ?机の下にはいないね?」
「カーテンの後ろにもいないなぁ」
「本棚の横にもいない!」
「どこかなぁ?」
隠れても大丈夫な所を例にあげながら、子どもに聞こえるように「いないなぁ」「おかしいなぁ」「ママ、困ったなぁ」と言ってみてください。
さらに「ここだ!」「あ、分かったぞ!」と自信があるように振る舞った後、「あれれ?いない!」と大袈裟に驚いてみてください。
すると、子どもは次、どこに隠れるのかアレコレ考えたり、ここだよ!と痺れを切らして自分から出てきたり、次は自分が鬼になる!
(ママみたいに「いないなぁ」と言いたい)など。
いろいろなことを考えて「やりたい!」「次は違うことをやってみよう!」と目を輝かせるでしょう。
狭くて隠れるところが少ない家の中でも「見付からないフリをするかくれんぼ」は楽しいですよ。
なお、隠れられては困るところは絶対に口に出して言わないでください。
「冷蔵庫にはいないなぁ」なんて言ってしまうと、子どもの頭に冷蔵庫が隠れる場所としてインプットされてしまいます。
隠れてもいいところだけ言ってくださいね。
雨でも外へ出ちゃう
雨が降ると「外に行けない」と思いがちですよね。
でも、濡れて汚れることを前提に、外へ出ちゃうのも手です。
2~3歳くらいの子は大喜び!
泥んこ遊び、水たまりで遊ぶ、雨の日に出てくる生き物を探すといった、晴れた日にはできない遊びがたっぷり楽しめます。
風邪を引いては困るので、気温や雨の量、遊ぶ時間、遊び方は親御さんが調節してあげてください。
レインコートや長靴、カサといった、いつもと違うグッズも子どものテンションを上げるのに役立ちますよ。
公共交通機関を使って近場をグルッと回ってくる
家の中は退屈だし、雨の中の外遊びは嫌。
そんな方には、バスや電車を使って、近場をグルリと一周してくるのがおすすめ。
未就学児であれば、多くの公共交通機関が大人1人につき2人まで無料といったサービスがありますよね。
市内循環バスや電車を利用して、いつもは乗らない線に乗ってみてはどうでしょう。
遊びに行くのが目的ではなく、バスや電車に乗るのが目的のお出かけです。
適度な駅まで行き、駅近くのコンビニでお菓子や飲み物を買って駅の中のベンチで食べる。
電車を何台か見送ってから帰ってくるなど、濡れない場所でいつもと違う時間を外で楽しむというのもいいですよ。
バスや電車が好きな男の子向けのプチ遠出です。
児童館へいく
年齢を問わず、おすすめなのが児童館。
ほとんどの自治体に児童館は設置されていますから、広報紙や自治体のHPで場所を確認してみるといいですよ。
<児童館でできること>
・0歳児から小学生まで自由に出入りできる
・季節のイベントに参加できる
・設置されている遊具で遊べる
・年齢に応じたオモチャを借りて遊べる
・保健師による相談会や講習会に参加できる
・保育士さんなどから保育園や幼稚園情報が得られる
・ママ友を作れる
・持参したお弁当を食べられる
筆者は子どもの首がすわった頃から、頻繁に児童館を利用していました。
ただ、雨の日は混雑します。
自由に遊びたいなら、午前中の早い時間から出掛けるのがおすすめ。
午後2時を過ぎると幼稚園から帰ってきた子達がやってきたり、午後3時を過ぎると小学生の子達が来ます。
雨の日は朝から児童館で自由に遊び、帰宅してお昼ご飯&お昼寝にすれば半日は簡単に潰れます。
児童館はおすすめです。
まとめ
雨の日はマンネリ化しがちですし、なかなか自由に遊べないもの。
ですが、家の中で工夫して遊んだり、あえて外へ出たり、公共交通機関を遊びの道具にしてしまったり、児童館で過ごすなど、晴れの日には選ばない遊び方をしてみませんか?
親御さんが横に付いていないといけなくて疲れる、と感じるかもしれませんが、雨の日の遊びで脳や手先の発達を促すこともできます。
子どもと一緒に遊ぶ期間は短いもの。
ちょっと手を休めて雨の日の遊びに付き合ってみてはどうでしょうか。