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妊娠超初期は汗っかきになる?原因と6つの汗の臭いと量対策
妊娠超初期の症状として「汗」があります。
普段は全く汗をかかない人でも、ポタポタと垂れる位に汗をかくことも。
寝汗をかくようになったという方もいるでしょう。
あまりにも汗をかいてしまうと、洋服に汗染みがついてしまったり、臭いも気になってしまいますよね。
そこで今回は、妊娠超初期の汗っかきの原因と6つの汗の臭いと量対策についてご紹介します。
今回のポイントは下記の4つです。
- 妊娠超初期の汗のかき方とは
- 何故たくさん汗をかくの?妊娠超初期に汗をかく原因とは
- 6つの汗の臭いと量対策
- 異常の汗の場合は病気かもしれない!?
普段汗をかかない人が急に汗をかき始めたら驚いてしまいますよね。
汗をかくという症状は、妊娠の超初期の期間だけではなく、後期にまで渡ってかき続ける妊婦さんも多いです。
そして汗を放っておくと身体が冷えて風邪を引いてしまうことも。
ママやお腹の赤ちゃんのためにもしっかりと対策をしましょう。
妊娠超初期の汗のかき方とは
妊娠超初期の汗のかき方は人それぞれです。
もちろん全くかかない人もいますし、普段かかないひとがポタポタと垂れるくらいに激しくかいたり、ビッショリと着替えが必要になる程汗をかく人もいます。
また、身体が常にポカポカしているために、脇汗が出たり顔が赤く火照ってしまったりと千差万別。
普段と違う汗のかき方なので、もしかしたら妊娠したのかも!と変化に気づけるかもしれないですね。
逆に普段から汗をかきやすい人は、変化がない場合もあるので妊娠に気づきにくいかもしれませんね。
そして晴れて?妊婦さんになった方の中には、妊娠前よりなんだか汗臭い!と感じる人もいるようです。
何故たくさん汗をかくの?妊娠超初期に汗をかく原因とは
では、なぜ妊娠超初期に汗をたくさんかくようになるのでしょうか。
原因を探ってみましょう。
汗を書き出すのはいつ位から?
そもそも妊娠超初期とは、妊娠0週から4週頃。
妊娠検査薬で調べ出すのが妊娠5週位なので、ほとんどの人が自分の妊娠に気づいていません。
妊娠0週は最終生理期間なので普段となんら変わりはないでしょう。
妊娠2週くらいになると排卵し受精卵ができますが、体に変化はありません。
受精卵が子宮内に着床して妊娠成立するのが妊娠3週ですので、妊娠3~4週に汗をかくなどの妊娠超初期症状が現れ始めることがあります。
妊娠超初期に汗をかく原因は「プロゲステロン」
妊娠2週位に排卵し受精卵ができますが、丁度この時期から女性ホルモン「プロゲステロン」が分泌し始めます。
「プロゲステロン」は、妊娠を継続するための大切な女性ホルモンです。
体温を上昇させる働きがあるので、身体がポカポカして眠たくなる症状を引き起こします。
体温が上がるということは、代謝が良くなり汗をかきやすくなるのです。
乳腺の発達
プロゲステロンの分泌以外に、ママの身体は少しずつ出産後の準備も始めて行きます。
例えば、赤ちゃんが生まれたら母乳をあげますよね。
赤ちゃんに栄養豊富な母乳をあげるため、胸まわりの血流が良くなり乳腺が発達し始めます。
すると胸まわりの体温が上昇し汗をかきやすくなるのです。
実は乳輪にはアポクリン汗腺という汗腺があります。
その汗腺から出る汗にはタンパク質や脂質の他、アンモニアなども含まれてます。
よって普段でてくる汗よりも、アポクリン汗腺から出る汗は臭くなります。
乳腺が発達することによりこの汗腺の活動も活発化。
プロゲステロンの分泌で汗をかきやすくなることに相まってアポクリン汗腺からも汗が出るので、妊娠をすると普段以上に臭いがするように感じるのはそのためです。
ちなみにアポクリン汗腺は乳輪の他に、わきの下、耳の後ろ、陰部にも存在します。
6つの汗の臭いと量対策
妊娠超初期の汗は妊娠を継続させるため、生まれてくる赤ちゃんのためにも必要なことかもしれません。
しかし、汗の臭いも気になりますし、ポタポタと垂れてきては洋服に汗染みがついてしまうことも。
そこでこちらでは、気になる汗の臭いや量対策を6つ紹介しますので、是非参考にしてみて下さいね。
①制汗スプレーや汗拭きシート
汗で一番気になるのが臭いですよね。
ツーンと鼻を衝く臭いは耐え難いものがあります。
自分も気になりますが、相手を不快にさせてしまうので最低限のエチケットが必要。
そこで活躍してくれるのが制汗スプレーや汗拭きシートです。
いまでは香りも様々で種類も豊富。
リラックスできるような香りを選ぶと気分転換にもなって良いですね。
外出する際も、小さめのスプレーやロールオンタイプ、コンパクトなシートを持参すれば安心ですね。
②着替えやタオルの準備
汗ポタポタと垂れる位かいてしまった場合は、洋服も濡れてしまうことが多いでしょう。
そんな時は、タオルでしっかり拭いてから着替えるようにしましょう。
汗をかいた後、そのまま放置すると身体を冷やして風邪を引いてしまうこともありますし、雑菌を増やしてしまい不衛生。
妊娠をしていると風邪薬も飲めなくなるので長引いてしまいがちです。
しっかりとケアして下さいね。
③汗脇パッド
脇の汗が酷いと汗染みがついてしまいます。
折角の洋服に汗染みがついてしまうのは残念ですし、見た目も嫌ですよね。そんな時に活躍してくれるのが汗ワキパッド。
汗しっかり吸収してくれるので安心です。
それでもたくさん脇汗をかいてしまう人は、2枚重ねて使用したり、すぐに交換できるよう予備を持っておくようにしましょう。
④マタニティ用の下着
まだ妊娠に気づく前だとマタニティ用の下着をつける人は少ないかもしれませんが…
マタニティ用の下着は、汗をしっかりとキャッチしてくれたり通気性が凄く良いのでおすすめです。
妊娠が確定したら直ぐにでも装着すると良いですよ。
⑤シャワーを浴びる
ビッショリと汗で濡れてしまった場合は、シャワーで洗い流すとさっぱりして汗疹を防ぐこともできますね。
外出時では難しいですが、自宅で寝汗をかいてしまった時は着替える前にシャワーを浴びるとさっぱりして良い気分転換にも。
⑥水分補給
妊娠超初期にかく汗はホルモンバランスによるものなので、汗の量を調整することはもはや不可能です。
水分が出てしまった分、しっかりと補うことが大切です。
妊娠すると水分量が普段より多く必要になるので適宜しっかりと飲むようにして下さいね。
異常の汗の場合は病気かもしれない!?
汗が異常に出る場合は、病気が潜んでいる場合もあります。
例えば、甲状腺の病気です。実は最近、甲状腺の疾患をもつ女性が増えているのです。
妊婦健診で甲状腺の検査を行う病院もあります。
というのも甲状腺の疾患を持ったまま妊娠を継続すると流産や妊娠高血圧症候群のリスクが高まるからです。
甲状腺の症状は、浮腫みや汗、眠気、肌トラブルなど比較的妊娠の症状と似ています。
しかし、手のふるえや無気力感が生じたら要注意です。
もし、少しでも不安があれば早めにお医者さんに相談してみて下さいね。
まとめ
妊娠をすると女性の身体は変化をします。
たとえ妊娠超初期の期間でも、妊娠が成立すれば普段とは違った症状を伴うことも。
そのひとつとして「汗」があります。
汗をかくと身体がベタベタして気持ち悪くなったり、臭いや汗染みも気になってしまいますよね。
妊娠による汗なので無理矢理止めることは不可能ですが、しっかりと対策をすれば不快さも軽減できます。
妊娠による自身の身体の変化と上手に付き合っていきましょう。