与を使った名前20選~与の意味や由来と読み方を徹底解説!

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目次

「与」という漢字について

音読み:よ
訓読み:あた-える、あずか-る、くみ-する
字画数:3画

名前の読み方は他にもある

名前に使われる場合は、「あと」、「ため」、「とも」、「のぶ」、「よし」という6読み方でも使われます。

「与」の意味や由来や成り立ちと特徴

「与」の意味については、

・仲間になる
・助ける
・許す、認める
・ともに何かを行う
・相手に影響を及ぼす
・相手が自分のものとしたり、自由に扱うことができるものを提供する

などがあります。

「与」の漢字の成り立ちは、「象牙を組み合わせたもの」と「人の手」を組み合わせた形で、もともとは「與」と書きました。やがて略字化され、現在の「与」になりました。

「与」という字は、貴重な象牙などを多くの人の手によって運ばれることから、「ともにする」や「仲間」という意味を持ち、運んだものを人に渡すことや分けることにより、「あたえる」という意味を持つようになりました。

特徴としては、「よ」の読みで使われることが多いですが、「とも」、「のぶ」、「よし」なども名前では使うことができるので、止め字としてや先頭字としても幅広く使うことができます。

「与」を使った熟語

続いて、「与」を使った熟語を紹介していきます。

天は、二物を与えず

天の神は、どんな人々に対してもたくさんの能力や才能を渡したりはしないという意味。

愛は惜しみなく与う

真実の愛は、自分の持つすべてのものを相手に与えても惜しいものではないという意味があります。

求めよ、さらば与えられん

新約聖書の中の言葉で、何かを与えられるのを待っているのではなく、自ら進んで努力する姿勢が大事であるという意味があります。

我に自由を与えよ、然らずんば死を

自由を勝ち取るために、死ぬ気で戦うことを決意した言葉。アメリカ独立運動でパトリック・ヘンリーが演説の終わりに行った言葉です。

応病与薬

仏教語で、病の症状によって合う薬を与えることから、人の性格や素質などの能力に合わせて、その人に合った指導をするという意味があります。

「与」の説明の仕方

電話でのやり取りの際、あなたの名前がどの漢字を使っているか聞かれることがありますよね?

そういったシーンで「与」を説明する例を紹介しておきます。

例えば、

A「名前は、○○与一といいます。」
B「○○よいちさんですね。「よいち」はどういった漢字を使いますか?」

と聞かれた場合、与の部分の説明の仕方としては、

A「よは、あたえるという字です。」
A「よは、関与のよです。」

などが挙げられます。

いくつかパターンを持っておくと、説明しやすく、確実に相手に伝えられます。

「与」を使った有名人・芸能人

林 与一さん
土方 与志さん
武藤 与志則さん
清水 依与吏さん
船戸 与一さん
藤村 与一郎さん
吉田 与志雄さん
中河 与一さん
小島 与一さん
津村 知与支さん

「与」を使った名前候補

哲与(あきよし、あきとも、あきのぶ)
和与(かずよし、かずとも、かずのぶ)
唯与(ただよし、ただとも、ただのぶ)
昌与(まさよし、まさとも、まさのぶ)
真与(まよ)
与夢(あとむ)
与紀(ともあき、よしあき、のぶあき)
与嵩(ともたか、よしたか、のぶたか)
与大(ともひろ、よしひろ、のぶひろ)
与之(ともゆき、よしゆき、のぶゆき)
与輝(ともてる、よしてる、のぶてる)
与典(とものり、よしのり)
与将(ともまさ、よしまさ、のぶまさ)
与士登(よしと)
与志矢(よしや)
与志久(よしひさ)
与史郎(よしろう)
与莉斗(よりと)
依与利(いより)
季与志(きよし)

「与」を選ぶ親の気持ちとは?

わが子の名付けの候補に「与」を使いたいと考えのお父さん、お母さんも多いでしょう。

なぜ、この「与」を選んだのか?

将来、子どもに聞かれたときに両親の名付けへの思いを伝えてあげたいですね。

そこで、「与」に込めた気持ちについて紹介していきます。

仲間に恵まれる人

多くの人の手によって運ばれ、分け与えるという漢字の成り立ちを意識して、良い仲間に恵まれ、仲間同士で励まし合い、心も体も成長できる人にと願いを込めるのもよいでしょう。

与える人

哲与なら、知識や才能を与えられる人。

与夢なら、多くの人に夢を与えることのできる人に育ってほしいなど、読みの「あたえる」を意識して、「与」と組み合わせる漢字の想いを与えられる人にという意味で使うこともおすすめです。

まとめ

「与」という漢字を使った名前と言って思い浮かぶのは、源氏の武将、那須与一ではないでしょうか?

弓の名手と言われ、屋島の合戦では、平家が舟に掲げた扇の的を一矢で射ぬいた話は有名です。

「与」という漢字を使う場合は、「よし○○」、「とも○○」、「のぶ○○」など、同じ漢字の組み合わせでも、読み方が違うと印象が変わります。

このような場合は、音の持つ印象も考えてあげたいものです。

「よし」と読む場合は、意志が強く、頼られるリーダー的な印象。

「とも」の場合は、広い視野を持ち、バランス良くものごとを見る力を持つ印象。

「のぶ」の場合は、落ち着きがあり、おおらかな印象など、漢字と音の響きを組み合わせて、子どもに最良の名前をプレゼントしてください。