妊婦健診で担当医から毎回「頭大きめの赤ちゃんだね」といわれていました。
さらに生後1ヶ月健診でも、頭が大きいと診断。
その言葉を聞いてから、赤ちゃんの成長や生まれた後も頭大きいのかなど不安で押しつぶされそうに・・・。
ネットの口コミを見ると、
・水頭症など病気の疑いがある
・自閉症など発達障害の可能性
・自然分娩できずに帝王切開
・首すわりが遅いなど発達に影響がある
どれもこれから生まれる子供の成長に心配なことばかり・・・。
ネットの情報なんて、誰かがイメージしているだけの口コミなので、私はあまり本気で捉えないようにしています。
今回は、妊婦健診で頭大きいと赤ちゃんに病気や発達障害があるのか、口コミで多く見られる悩みごとについて、直接医師に聞いたことをご紹介します。
出産や赤ちゃんの将来が心配なママは、ぜひ参考にしてください。
目次
頭大きい赤ちゃんは以外にも多くいる?
妊婦健診のときに「頭が大きいですね。」といわれる赤ちゃんは、実は多いことが判明しました!
そして多くの赤ちゃんは、成長とともに頭の大きさは人並み(標準)となり、あまり気にせず過ごせています。
私の妹やママ友たちの統計上の話ですが、赤ちゃん5人のうち2人は頭が大きめといわれています。
逆に頭小さいといわれるママもおり、これも悩みごとの一つだったそうです。
私も妊婦健診で赤ちゃんの頭囲のサイズなどエコー越しに見ていると、担当医が独り言のように「いいですね、標準並ですね、標準より大きめですね」などの言葉に敏感になっていました。
わが家は2人目・3人目の頭が標準より大きめといわれました。
さらに、生後1ヶ月健診でも頭大きめといわれています。
その言葉が妙にひっかかり、ネットや育児雑誌・ママ友などに相談したところ、結構な高確率で頭大きめといわれていることを知ったのです。
同じ人がたくさん居ると知ると、なぜか心がホッとしました。
なので、もし妊婦健診や1ヶ月健診などで同じようなことをいわれたママは、家事ができないほど考え込まなくても大丈夫だと私は思います。
頭大きい赤ちゃんは病気を患いやすい?
出産時、お世話になった産院の担当医へ、「頭大きい赤ちゃんは病気など発症しやすい?」と聞いてみました。
「病気を絶対に患うとは限らないけど、場合によっては水頭症(脳の内側に髄液がたまる病気)などの病気が疑われる可能性もあります。」とのこと。
ただし、病気を患っている場合、頭の大きさだけを判断にするのではなく、頭蓋骨の形や臓器に異常がないかなども確認するそうです。
わが家の場合、頭蓋骨の形がキレイに丸みを帯びており、心臓や内臓機能の働きもしっかりしている。
現段階ではなにかの病気を患っていると断言できないといわれました。
医師がいうのだから安心感がありますが、今後、数パーセントの可能性でも病気を患う可能性があるのだとしたら、親として不安ですよね。
結果的に妊婦健診で毎回「頭が大きい」といわれていましたが、わが子2人共、病気の疑いもなく出産しました。
また、さまざまな小児科などの意見をネットで調べていたところ、一般社団法人「日本小児神経学会」がこのような内容を発表していることを発見!
・両親どちらかの頭が子供の時から大きいと、赤ちゃんの頭囲も大きくなりやすい
・生後1.2年は一時的に脳の液が貯まりやすい時期
さらに赤ちゃんの頭の大きさや健康状態で、このような場合はすぐ病院を受診してくださいとも伝えています。
頭の大きさが標準で生まれてきたのに、生後2・3ヶ月で急に頭がおおきくなった
・噴水のような嘔吐、引きつけなどを起こしている
・大泉門(前頭部のペコペコする部分)が張っている
いつもと違う症状のときは、早急に病院を受診することが大切ですね。
頭大きい赤ちゃんは自閉症など発達障害?
神戸大学院医学研究科内科系口座小児科学分野によると、生まれた時の赤ちゃんは頭が胸のサイズよりも1センチくらい大きいのですが、生後4ヶ月あたりになると頭は胸より小さくなると伝えています。
そして頭が胸より5センチ以上大きいときは、MRIなどの精密検査が必要とのこと。
お腹の中で過ごしていた時から、頭大きい赤ちゃんといわれていたけど、生まれてきて成長することで頭の大きさは標準サイズになるケースが多いそうです。
出生後、月齢に応じて小児科などによる健診があるため、ほとんどが頭の大きさなどの異常を判断できます。
頭が大きくなる原因の一つに、自閉症などの発達障害が関係しているといわれています。
一概にすべてが発達障害とはいえず、先ほどお伝えしたように頭の大きさは両親の遺伝なども関係。
頭大きいと診断されても、自閉症などの発達障害であるとは限らないので、心配な方はかかりつけ医へ相談や精密検査のお願いするなどおこなってみてはいかがでしょうか。
出産時に頭大きい赤ちゃんは大変?私の出産方法をご紹介!
よく「頭大きい赤ちゃんは出産が大変」や「分娩で必ず会陰切開される」、「緊急で帝王切開になった」など聞きます。
これから出産するママにとって、この言葉はとても不安で恐怖心が高まりますよね。
わが子2人も、妊婦健診で毎回頭が大きいといわれていましたが、どちらも自然分娩で出産しています。
ただ、会陰切開については経産婦にもかかわらず2人目は、切らずに出産できないとのことで緊急切開がありました。
陣痛前の話では切らなくて大丈夫とのことだったのですが、突然切るとなったので怖かったのを覚えています。
3人目のときは会陰切開せずに自然分娩できました。
頭が大きいと産道を通るのが大変なため、緊急で帝王切開になるときいていたので、助産師にそのことについて聞いてみることに!
自然分娩から帝王切開に切り替える判断は、さまざまな理由があって、
・陣痛が長く出産まで母子ともに体力が持たない時
・赤ちゃんの心拍数が落ちている
など、緊急性があると医師が判断した時だけだそうです。
赤ちゃんの頭が大きく産道が通らないなど、事前にわかっているときは緊急ではなく計画的に帝王切開になります。
最終的に私は自然分娩で出産したのですが、頭が大きいから分娩が大変だったということはありませんでした。
2人目は陣痛から分娩まで50分ほど、数回力んだだけでスルンと生まれてきたので、苦労は何一つなかったです。
頭大きいと言われた赤ちゃんは首すわりなどに悪影響する?
妊娠時から頭大きいといわれてきた赤ちゃんでしたが、出産時も緊急帝王切開にならずスムーズに生まれてきました。
その後も順調に成長し、1ヶ月健診ではやはり“頭大きめ”と診断。
担当医は「成長とともに首から下の方が大きくなり、バランスが取れるようになる」といわれたため、とくに気にすることなく成長を見守っています。
4ヶ月健診の首すわり検査でも問題なしといわれ、頭囲も胸囲も標準のラインです。
とくに首すわりが遅い、できないということはありません。
3人目は男の子だからか、体型にあった洋服のサイズを着用させているのですが、首回りがほとんど小さくて頭を通すのが大変というのがあります。
お腹にいる時から頭が大きかったので、もしかしたらほかの子よりも頭のサイズが大きいのかもしれません。
男の子は女の子に比べて骨格がしっかりしているといわれているので、これらも関係していると私は成長を見守り続けています。
まとめ
今回は、頭大きいといわれた赤ちゃんの出産は大変なのか、病気や発達障害・成長に悪影響があるのかについてご紹介しました。
私の経験談を元に、頭が大きいさまざまな悩みをお伝えしてきましたが、改めてまとめます。
・妊婦健診で頭大きいといわれるママが多い
・頭が大きいと病気とは限らない
・生後4ヶ月あたりで胸より頭が大きい時は注意
・赤ちゃんの頭が大きくても自然分娩できる
・会陰切開せず出産できた
赤ちゃんの頭の大きさはみんなバラつきがあるため、ほかの子と違うと不安になるママが多いと思います。
実際に私も医師やママ友の言葉に心配する日がたくさんありました。
妊娠中や育児中は悩みが絶えず出てきますが、心配な時はかかりつけ医などに一度相談してみてはいかがでしょうか。