赤ちゃんが『ママ、ママ』と両手を広げて抱っこをせがむ姿って、とっても可愛いですよね。
「ああ、後追いの時期なのね」と、息子が産まれる前は他人の赤ちゃんを微笑ましく眺めていたのですが、
いざ、自分が息子にされるようになると、こんなに辛いものだったのか!と泣きたくなるほど辛い時期でした。
私(ママ)を必要としてくれるのは嬉しい。嬉しいんですが、その度合いが強すぎて、家事がなにもできなくてストレスが溜まる一方。
そのストレスが爆発する前にどうにか後追い対策をして乗り切りましたが、本当に『赤ちゃんの後追い』って大変です。
この記事では、後追いについて経験談からの対策方法などをご紹介します。
ポイントは6つです。
- 後追いとは?
- 赤ちゃんはいつから後追いをし始める?
- 後追いが終わるのはいつ?
- 後追いをしない子っているの?
- 保育園に行くようになると後追いが酷くなる?
- 後追いで家事ができない!?悩まないための〇つの対策
それでは解説をしていきます!
目次
後追いとは?なぜ赤ちゃんはパパとママの後追いをするの?
赤ちゃんは成長していくにつれて視力が上がっていき、ママと他の人との区別がつくようになってきます。
いつも一緒に居てくれる大好きなママだと、言葉で伝えなくてもわかっていくのですね。
そのママの姿が見えなくなると、不安で泣きだしたり探し回ったりする行動を『後追い』と言います。
赤ちゃんはいつから後追いをし始める?
赤ちゃんによって個人差が大きいですが、生後9ヶ月~10ヶ月ごろに一般的には始まるとされています。
私の息子も10ヶ月ごろから始まり、1歳半ぐらいまで後追いと人見知りが続きました。
後追いが始まるとほぼ同じころに、人見知りも始まります。
これはママやパパと他の人の区別がつくようになるからで、成長している証ではありますが、
ちょっと家事で離れるだけでも泣いてしまうので、ママにとっては悩みの種になるのです。
パパとの接触が少ない赤ちゃんの場合、パパ見知りをする子も。
そうなると、育児を分担することができなくなるので、ママは息抜きが出来ずに大変。
パパ見知りをしてしまう赤ちゃんでしたら、家事をパパにやってもらうなど、後追いが終わるまで役割分担の工夫が必要になってきます。
他には、知らない場所、たとえば頻繁には足を運ばない実家や義実家など、数か月ぶりに訪れるとギャン泣きしてママ抱っこになってしまう赤ちゃんも。
私の息子の場合は、しばらくしたら場に慣れたのか遊び始めましたが、赤ちゃんによってはずっとママに抱き着いている子もいるようです。
後追いは、数多くのママを悩ませる赤ちゃんの成長過程というわけですね。
後追いが終わるのはいつ?
終わりも個人差がありますが、1歳~1歳半ごろには落ち着くとされています。
私の息子も、1歳半からは後追い人見知りはなくなり、誰に対してもにこにこバイバイ手を振るようになりました。
1歳2ヵ月から歩けるようになって、興味があるものがたくさんできてきたのが良かったのでしょう。
記憶力もついてきて、台所に行ってもママは戻ってくるとわかるようになり、好奇心と興味からオモチャで遊ぶことに夢中になっていました。
いつの間にか、後追いは終わっていた、という感じでしたね。
後追いをされていたころは、いつまで続くんだろうと永遠に感じられて苦しくなったときもありますが、今思い返すとほんの一時のことでした。
後追いで悩んでいるママは、いずれ終わりがきますので、しょうがないと諦めて赤ちゃんに付き合ってあげてください。
遅くても2歳までには、終わりが訪れる成長過程です。
後追いをしない子っているの?
結論から言うと、しない子はいます。
赤ちゃんの性格や生活環境によって『しなくてもいい』場合や、『しようと思ったけどできなかった』場合などがあります。
まず、しなくてもいい場合。
ママの他に上に兄弟がいたり、おじいちゃんやおばあちゃんがいたり、他の家族がたくさん居て常に遊んでいる状態ならば、ママが居なくても不安になりにくい環境です。
赤ちゃんはひとりになると不安になるので、不安な状態がうまれないので後追いをすることも必然的に少なくなります。
次に、しようと思ったけどできなかった場合。
赤ちゃんは色々な性格の子がいます。
のんびり屋さんの子は、「ママが居なくなった」「どうしよう、追いかけようかな」
と考えているうちにママが家事や用事を済ませて戻ってきて、後を追う必要がなくなってしまった。
他には、一人遊びに熱中していて、ママが居ないことに気付かなかったなどで、しない子もいるのです。
家族が他に居ない環境で後追いをしないと、『自閉症なのでは』と疑う人がいますが、赤ちゃんの中にはこのようにのんびり屋さんもいます。
自閉症の特徴でもある『笑わない』『視線が合わない』などの症状が見られない場合は、性格なので心配しなくても大丈夫でしょう。
もし不安のようならば、かかりつけの小児科に相談してみてください。
保育園に行くようになると後追いが酷くなる?
一時的に酷くなりますが、大半の子はしばらくすると環境の変化に慣れてきてしなくなっていきます。
私の息子も、1歳半ごろ保育園に一時預かりした当日、預かり時間中ずっと泣いていたそうです。
その後も家に戻ってから私の傍から離れず、いつも一緒に入っていたパパとお風呂も拒否。誰もが敵のような顔つきになって、とても心配になりました。
2、3日すると、後追いもなくなり顔つきも元に戻り、その後は一時預かりの回を重ねるうちにだんだんと後追いをしなくなっていき、今ではバイバイと手を振られるまでに。
保育園で後追いが酷くなりましたら、その時はたくさん甘やかしてあげてください。そして、いっぱい抱きしめてあげてください。
大好きだよと伝えてあげてください。そうすることで、赤ちゃんは愛情を感じて安心をします。
保育園に預けられてもママは絶対に迎えに来てくれる。とわかってきて、後追いもしなくなります。
後追いで家事ができない!?悩まないための6つの対策
①料理
基本はおんぶをして料理をすることが一番ストレスの溜まらない方法です。
どうしてもおんぶが出来ない時などは、大人の分は総菜を買って、赤ちゃんの離乳食は市販ものにしたりして、手抜きをしてしまいましょう。
後追いはいずれ終わります。それまでの間ですので、パパにも手抜きになる理由をちゃんと伝えて、自分のできる範囲内ですると負担に感じることが少なくなりますよ。
②掃除や洗濯などの家事
基本は料理と同じでおんぶでこなします。
おんぶが出来ない時は、赤ちゃんが眠っている時にやるようにしましょう。
掃除機は音が出てしまうので赤ちゃんが起きてしまう可能性が高くなるので、コロコロやほこり取りなどで掃除を行うと充分掃除が可能です。
洗濯は、夜に子供が眠ってから干すことにすると、家事が出来なくてイライラしてしまうのを軽減することができますよ。
③トイレ
赤ちゃんと一緒に入るか、衛生面などで抵抗があるようならば、扉を開けっぱなしにして赤ちゃんをトイレの前に居させてあげましょう。
扉を開けるのも抵抗があるならば、出るまでずっと声をかけること。『ママはここに居るよ』アピールをするのも有効的です。
④お風呂
赤ちゃんと一緒に入るのが一番楽です。
お風呂ぐらいゆっくり入らせてと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そんな人は、子供が寝てパパが帰ってから入ると決めておいたほうが、「ひとりでゆっくり入りたいのに」とやきもきしなくて済みます。
後からゆっくり入ることが出来ない場合は、今の時期はしょうがないと腹をくくって後追いが終わるまでの楽しみにとっておきましょう。
⑤自分の時間を作りましょう。
後追いの時期は、赤ちゃんが四六時中ママを求めているので、疲れやストレスが溜まりやすくなります。
少しは一人にして!と思う時もあります。
そんな時は、赤ちゃんとたくさん遊びましょう。
そうするとお昼寝を長い時間してくれます。その時に、自分のしたいことをして育児疲れを癒してください。
ママも自分だけの時間は大切です。疲れているなと感じたら、自分の好きなことをやれる時間を作って、リフレッシュをしてくださいね。
⑥赤ちゃんには声をかけること
家事や料理の対策をしても、どうしても赤ちゃんと離れなければならない時もあるでしょう。
そんなときは、「ママ、トイレに行くから待っててね」「麦茶とってくるからオモチャで遊んでいてね」など、必ず声をかけましょう。
赤ちゃんって、どんどんママやパパの言葉がわかるようになってきます。
喋られなくてもしっかりと伝わっていることもあるんです。たとえ意味がわからなくても、ママは帰ってくると、その身で覚えていきます。
赤ちゃんの傍を離れるときは声をかけることと、その間に遊べるようお気に入りのオモチャを手渡してあげましょう。
そうすると、夢中になっている間にママが戻ってきたりして、不安を幾分和らげてあげることができますよ。
後追いは必ず終わりがやってきます。
後追いに悩まされているママたち、たくさんいらっしゃるでしょう。
私もそのひとりでした。それはそれは悩みました。
一人の時間が欲しいと何度も感じ、そんな自分は息子を愛していないんじゃないかと暗い考えにまで及んだことも。
ネガティブ思考は疲れや寝不足からきたもので、自分の時間を家族と相談しながら作ったことで、だんだんと改善していきました。
今は永遠にも思えるかもしれない『後追い』は1歳半、遅くても2歳には終わります。
だからどうか、深く悩まないでください。無理に子育ても家事もやろうとするとつぶれてしまいます。
手を抜いていきましょう。今はとても便利な世の中です。美味しい総菜や離乳食、楽に掃除ができるアイテムがたくさんあります。
それらを上手に利用して、後追いという我が子のちょっとしんどいけれど嬉しい成長過程を乗り切ってくださいね。