日本ではホワイトアスパラガスというと缶詰や瓶詰になって売られているものが主流です。
ホワイトアスパラガスはフランス料理やイタリア料理などでよく使われていますね。
この前スーパーでホワイトアスパラガスの缶詰を見つけた時に、ふと「赤ちゃんはいつからホワイトアスパラガスを食べられるんだろう」という疑問が浮かびました。
- 赤ちゃんはいつからホワイトアスパラガスを食べられる?
- 食べさせるときのポイントはある?
- グリーンアスパラガスとの違いは?
- 簡単♪ホワイトアスパラガスのレシピを知りたい!
赤ちゃんの離乳食が始まると、どの食材をいつから食べさせていいのか迷ってしまいますよね。
ホワイトアスパラガスに関しては、具体的にいつから赤ちゃんに食べさせていいのかという情報が少なく、迷ってしまう食材のひとつだと思います。
ここでは詳しく紹介していますので、離乳食作りの参考にしてみてくださいね。
目次
赤ちゃんはホワイトアスパラガスをいつから食べて大丈夫?
缶詰や瓶詰になっているホワイトアスパラガスは、柔らかい独特の食感が特徴です。
「缶詰などは赤ちゃんには向かないのでは?」と思われがちですが、基本的には水煮缶も普通の野菜と同じような感覚で赤ちゃんに与えることができます。
ホワイトアスパラガスは苦みを感じることがありますが、トロトロに調理しやすいので赤ちゃんが6か月頃になったら少しずつ与えてみてください。
ホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガスの違いは?
日本でホワイトアスパラガスというと、ほとんどが缶詰や瓶詰です。
欧州ではグリーンアスパラガスよりもホワイトアスパラガスのほうが主流ですが、日本では生のホワイトアスパラガスはスーパーで手に入れることは難しいでしょう。
その理由は、栽培に手間がかかるためそもそもの流通量が少ないからです。
ホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガスの違いは、
- ホワイトアスパラガス・・・日に当てずに土をかぶせて栽培する
- グリーンアスパラガス・・・日に当てて栽培する
このように日に当てるか当てないかということです。
日に当てて育てると鮮やかな緑色になり、日に当てないと柔らかく真っ白なホワイトアスパラガスになります。
栄養価は、カルシウムと鉄分はホワイトアスパラガスのほうがやや多いですが、ビタミンやミネラル類はグリーンアスパラガスのほうが多く含まれています。
欧州ではグリーンアスパラガスよりも断然ホワイトアスパラガスのほうが人気が高いようですよ。
生のホワイトアスパラガスが手に入ったらぜひ!
スーパーなどでは購入することは難しいですが、直売所などで生のホワイトアスパラガスが売られていたら、ぜひ購入してみてください。
缶詰や瓶詰のホワイトアスパラガスは、独特の食感がありますが、生のホワイトアスパラガスは全く別の食感です。
上品な香りとサクッとした食感が特徴で、甘みも十分に感じられます。
グリーンアスパラガスと違って、表面の皮も気にならないので、柔らかくゆでれば赤ちゃんにも食べさせやすいです。
3月から5月頃がホワイトアスパラガスの旬ですので、この時期を逃さずに味わってみてくださいね。
赤ちゃんにホワイトアスパラガスを食べさせるときの3つのポイント
ここでは赤ちゃんにホワイトアスパラガスを食べさせるときのポイントを3つ紹介します。
日本で定番の缶詰や瓶詰のホワイトアスパラガスに注目して紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
- 塩分があるので少量が基本
- 月齢に合わせた大きさで与えよう
- アレルギーにも注意!
塩分が気になるため赤ちゃんには少量を与えよう
ホワイトアスパラガスに水煮には、塩分が含まれています。
塩分量はそこまで多いものではないですが、ほとんど塩分を必要としない赤ちゃんにとっては微量の塩分でも避けたいところです。
赤ちゃんにホワイトアスパラガスを食べさせるときは、塩分のことも考えて少量を与えるようにしましょう。
なるべく塩分を減らしてあげるために、次のような工夫をすることもおすすめです。
- お湯でゆでる
- 水につけて塩出しする
- スープなどの具にすれば味付けなしでOK
お湯でゆでるときも水で塩出しするときも、ホワイトアスパラガスをある程度細かく切ってから行ったほうが、効率的に塩出しをすることができますよ。
ホワイトアスパラガスは月齢に合わせた大きさに
缶詰や瓶詰のホワイトアスパラガスは、すでに柔らかく調理されているのですぐに離乳食に使うことができます。
赤ちゃんに食べさせるときは、月齢や離乳食の進み具合に合わせた大きさにしてあげることが大切です。
- 6か月頃・・・塩出ししたものをペースト状にして与える
- 7か月~8か月頃・・・塩出ししたものを粗くつぶして与える
- 9か月頃~11か月頃・・・小さく刻み、ほかの食材と混ぜ合わせれば塩出しなしでOK
- 1歳以降・・・1cm角程度の大きさまでOK
上記の大きさなどは目安です。普段の赤ちゃんの様子を見ながら、大きさを変えて食べさせてあげてくださいね。
ホワイトアスパラガスのアレルギーにも気を付けて!
離乳食が始まると、どうしてもアレルギーについて敏感になってしまいますよね。
「ホワイトアスパラガスにはアレルギーの心配はないの?」ということが気になるポイントだと思います。
消費者庁のアレルギーに関する情報によると、ホワイトアスパラガスは重篤なアレルギーのリスクがある特定原材料には指定されていません。
(参照:消費者庁『アレルギー表示について』より)
特定原材料に指定されていませんが、ホワイトアスパラガスはもともと流通量も少ないため、アレルギーの症例数がほかの食材よりもかなり少ないと考えられます。
ホワイトアスパラガスも食品である以上、アレルギーが絶対に出ないとは言い切れません。
「もしかしたらアレルギー反応が出るかも」ということを理解しておくことが大切です。
ホワイトアスパラガスを食べさせたあとに、
- 口の周りが赤くなる
- 口の中や喉が腫れている
- じんましんが出た
- 鼻水や咳が出るようになった
- おう吐
- 下痢
などの症状があらわれた場合、アレルギーの可能性があります。
かかりつけの小児科に相談するようにしてください。
赤ちゃんに食べさせたい!ホワイトアスパラガスレシピ2選
ホワイトアスパラガスはどんなメニューに加えたらいいのかわからない、という人もいるかもしれません。
私もホワイトアスパラガスを家で食べるということが少ないので、どんな料理にしたらいいのか迷ってしまいました。
ここでは簡単に作れて赤ちゃんも食べやすい、ホワイトアスパラガスのレシピを2つ紹介します。
参考にしてみてくださいね。
ホワイトアスパラガスのリゾット
○材料(赤ちゃん1人分)
ご飯・・・40g~60g
ホワイトアスパラガス・・・15g
玉ねぎ・・・10g
水で溶いた粉ミルクもしくは牛乳・・・50ml
カッテージチーズ・・・小さじ2分の1杯
○作り方
1.ホワイトアスパラガスは塩出しをし、細かく刻んでおきます。
2.玉ねぎはみじん切りにし、耐熱容器に分量外の水と玉ねぎを入れてレンジで40秒ほど加熱します。
3.小鍋にカッテージチーズ以外の材料をすべて入れ、弱火で10分ほど加熱します。水分が足りなくなったら都度足してください。
4.火を止めてからカッテージチーズを加え、ひと混ぜしたら完成です。
ホワイトアスパラガスの和風トマトスープ
○材料(赤ちゃん1人分)
ホワイトアスパラガス・・・10g
玉ねぎ・・・10g
トマト・・・6分の1切れ
だし汁・・・50ml
○作り方
1.ホワイトアスパラガスと玉ねぎは、食べやすい大きさに刻んでおきます。
2.トマトは皮と種を取り除き、粗く刻みます。
3.だし汁に具材を入れ、柔らかくなるまで加熱したら完成です。
ホワイトアスパラガスはほかの食材と組み合わせて上手に使おう
ホワイトアスパラガスはなかなか馴染みの少ない食材ですが、赤ちゃんには「こんな野菜もあるんだよ」というような感じで食べさせてみてはいかがでしょう。
生のホワイトアスパラガスが手に入ったら、ぜひ赤ちゃんにも味わわせてあげてくださいね。
赤ちゃんにホワイトアスパラガスを食べさせるときは、
- 缶詰などは塩分が気になるので少量を与える
- ほかの食材と組み合わせて食べやすく
- アレルギーにも注意!
などに気を付けて与えましょう。