育児や家事、仕事などで忙しい毎日、毎食手作りの離乳食を用意するのは難しいこともありますよね。
特に忙しい朝や、おやつは手軽に済ませたいお母さんも多いと思います。
そんな時、ミルクをかけるだけで食べられるコーンフレークはとても便利です。
赤ちゃんが食べるとしたらいつから、何に気をつけたら良いのでしょうか?
そこで今回はコーンフレークについて。記事のポイントは3つです。
- 赤ちゃんはコーンフレークをいつから食べて大丈夫?
- 赤ちゃんがコーンフレークを食べるときの注意点
- 赤ちゃんにおすすめなコーンフレークレシピ
それでは解説していきます。
参考にしてみてください。
目次
赤ちゃんはいつからコーンフレークを食べて大丈夫?
赤ちゃんがコーンフレークを食べられるのは、早くて離乳食開始1ヶ月程度、より安心して食べられるのは中期以降です。
コーンフレークは、基本的にはとうもろこしを潰して焼き上げたものです。
主な主食食品と併せて栄養素をみてみましょう。
可食部
100g中 |
エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | ナトリウム | カリウム |
㎉ | ℊ | ℊ | ℊ | ℊ | ㎎ | ㎎ | |
コーンフレーク | 381 | 7.8 | 1.7 | 83.6 | 2.4 | 830 | 95 |
白米 | 168 | 2.5 | 0.3 | 37.1 | 0.3 | 1 | 29 |
玄米 | 165 | 2.8 | 1.0 | 35.6 | 1.4 | 1 | 95 |
食パン | 260 | 9.0 | 4.2 | 46.6 | 2.3 | 470 | 88 |
コーンフレークは、たんぱく質や炭水化物が豊富なので重要なエネルギー源となり、食物繊維も豊富なので便通を良くしてくれる効果も期待できます。
しかし、栄養成分をみて分かるようにコーンフレークにはナトリウムが多く含まれています。
これは、製造段階で塩分が添加されるものが多いためです。
また、市販のものでは原料や味を調整されたものも多く、商品によって成分はさまざまです。
赤ちゃんにあげる場合、市販のものならプレーンタイプや塩分の少ないものを選ぶようにしましょう。
赤ちゃんがコーンフレークを食べるときの3つの注意点
赤ちゃんが安心してコーンフレークを食べるために、気をつけてほしいポイントが3つあります。
それでは1つずつ見ていきましょう。
素材に注意
本来コーンフレークの原料はとうもろこしですが、市販のものには玄米や小麦粉、大豆などが含まれているものもあります。
製品表示をよく確認して、食べる時期やアレルギーの有無に合わせて赤ちゃんに合ったものを選ぶようにしましょう。
味付けに注意
プレーンタイプのコーンフレークはそれほど甘みがありません。
市販のものでは、おやつ感覚でおいしく食べられるような砂糖やチョコレートなどが含まれているものも多くあります。
このような味付けは、離乳食期の赤ちゃんにとっては糖分の摂り過ぎになってしまいます。
添加されている風味もよく確認して選びましょう。
形態に注意
離乳食初期からでも食べられるコーンフレークですが、そのままでは硬くパサパサしているので、飲みこみやすいよう調理方法には工夫が必要です。
おかゆと同じようなイメージで硬さを調節してあげるようにしましょう。
各離乳食期に合わせた調理の目安がこちらです。
- 離乳食初期:ドロドロになるまでふやかして、すりつぶす
- 離乳食中期:細かく砕き、ドロドロになるまでふやかす
- 離乳食後期:細かく砕き、柔らかくなるまでふやかす
食べ方には個人差があるので、赤ちゃんの成長や離乳食の進み具合も併せて食べやすいように調整してみてください。
赤ちゃんにおすすめなコーンフレークレシピ
市販製品の塩分や糖分が気になるお母さんにおすすめな、意外と簡単な手作りコーンフレークレシピを紹介します!
材料
- とうもろこし 1本
- 牛乳(豆乳でも可) 大さじ3
作り方
①とうもろこしを電子レンジ(600W)で5分程加熱する
②身の部分をそぎ落とし、牛乳と一緒にフードプロセッサーにかける
➂粒がなくなり、粘土状になるまで混ぜる
(水分が足りなければ少量ずつ追加する)
④耐熱皿にクッキングシートを敷き、その上に➂を薄くひきのばす
⑤電子レンジで4分程加熱する
(こげないように確認しながら)
⑥粗熱が取れ、硬くなったらシートからはがし砕いて完成
塩や砂糖を含まない、完全プレーンのコーンフレークです。
さらに、コーンフレークを使った応用レシピも紹介します!
コーンフレークおやき(離乳食後期頃)
材料
- コーンフレーク、30ℊ
- 牛乳、100ml(豆乳やフォローアップミルクでも可)
- かぼちゃ、50g(さつまいもやにんじん、バナナでも可)
作り方
①かぼちゃを柔らかくふかして潰しておく
②コーンフレークを細かく刻む
➂①に牛乳を50ml入れて電子レンジ(500W)で30秒ほど加熱する
④➂に①を混ぜ合わせ、残りの牛乳で焼きやすい硬さに調整する
⑤フライパンに薄く油を惹き、一口大の大きさで焼き上げて完成
この他にも細かく砕いて揚げ物の衣代わりにしたり、定番の果物やヨーグルトと食べるなど使い道色々です。
ぜひ試してみてください!
まとめ
とうもろこしが主原料のコーンフレークを赤ちゃんが食べられるようになるのは、早くて離乳食開始1ヶ月程度、より安心して食べられるのは中期以降です。
製品によっては塩分や糖分が多く含まれているものもあるので、離乳食初期に食べさせる場合はこれらを控えたプレーンタイプのものを選ぶようにしましょう。
また、コーンフレークは固くてパサパサした食感なので、赤ちゃんの発達に合わせて食べやすい形態になるよう調理の工夫が必要です。
食塩や砂糖不使用でコーンフレークを手作りすることもでき、おやつやおかずにとレシピも豊富です。
いつものメニューに取り入れるだけで違った食感を楽しむこともできるので、ぜひ試してみてください!