赤ちゃんの離乳食できゅうりはいつから食べて大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ

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爽やかなシャキシャキの食感が楽しいきゅうりは、サラダの定番食材です。

洋風サラダの他には和え物などの和風テイストの料理にもかかせない存在。

さっぱりと食べたいときにはきゅうりを使用する方も多いのではないでしょうか。

私の家では夏場は特にきゅうりを食べる機会が増えます。

私は味噌をつけて2歳になる息子はそのままきゅうりをおやつ替わりに食べるのが定番。

そんな我が家で人気のきゅうりですが、調理する手間が少ないので、離乳食にも利用しやすい食材だというのは知っていましたか?

しかし少しだけ調理方法に注意しなければならない点もあります。

この記事では、きゅうりについて詳しくご紹介していきます。

ポイントは6つです。

  • きゅうりってどんな野菜?
  • きゅうりの栄養価
  • 美味しいきゅうりの見分け方
  • 赤ちゃんはきゅうりをいつから食べてもいい?
  • きゅうりを食べさせる時の3つの注意点
  • 離乳食時期別オススメレシピ

最後まで記事を読んでいただければ、離乳食にきゅうりを使いたくなるはずです。

ぜひ、参考にしてくださいね。

目次

きゅうりってどんな野菜?

原産地はインド。スーパーなどに多く出回る時期は5月~8月です。夏野菜です。

日本の主な産地は、宮崎県、群馬県、福島県。

夏野菜ではありますが、一年中出荷量はあまり変わらないので、季節を問わず食べることができる野菜です。

きゅうりの栄養価

カリウム、βカロテンが豊富です。

カリウムは高血圧や動脈硬化、脳梗塞などの予防になります。

βカロテンは免疫力アップやガン予防、老化防止に役立つ栄養素です。

他にきゅうりは利尿作用があるので、むくみ対策にも適しています。

身体を冷やす効果もあり、夏場に暑さをとりたいときにオススメの食材です。

美味しいきゅうりの見分け方

皮に張りがあって、トゲがすっと尖っているものが新鮮です。

皮の緑色が濃く、持ったときに重みがある、上から下まで太さが均一のものが良品とされています。

真っ直ぐ、曲がっている等は、鮮度や味の良し悪しには関係しません。

大きく曲がっていても、他に良品とされる項目が問題ないのならば、美味しいきゅうりというわけです。

保存方法は、乾燥と低温、水気に弱いので、しっかりと水分を拭きとってからポリ袋に入れて冷蔵庫へ入れてください。

風味が落ちやすいので、なるべく一本使い切るようにしましょう。

きゅうりは日持ちしません。買ってきたものは2~3日以内で使うようにしてください。

塩や味噌、醤油やお酢など、数多くの調味料と相性がいいので、いろいろな料理に使うことができます。

青臭みが苦手だというかたは、塩を少量振りかけて数分置き、ぎゅっと絞って水気を切ると軽減します。

赤ちゃんはきゅうりをいつから食べてもいい?

ゴックン期(生後5、6か月)から食べさせることができます。

ゴックン期とモグモグ期(生後7、8か月)は、すり下ろして与えましょう。

カミカミ期(生後9~11か月)は、スライサーなどで5mm角に切って食べさせてください。

パクパク期(生後1歳~1歳半)は、皮を剥いてスティックサイズに切って与えても大丈夫です。

きゅうりは冷凍保存も可能です。

下ごしらえをした後、製氷皿に小分けして冷凍してください。その際は、一週間以内で使い切るようにしましょう。

きゅうりを食べさせる時の3つの注意点

すり下ろしたり細かく刻むときは加熱をしましょう。

きゅうりはすり下ろしたり細かく刻むと、ビタミンCを破壊する酵素(アスコルビナーゼ)が活性化してしまいます。

この現象を防ぐには、加熱、もしくはお酢を加えること。

離乳食初期(ゴックン期)でもすり下ろせば生のまま食べることは可能ですが、ビタミンCを破壊されるのは嫌ですよね。

赤ちゃんへの離乳食に使用するときは、加熱することを前提に考えておくようにしましょう。

冷凍保存はできますが1週間以内に使い切りましょう。

冷凍保存が可能ですが、赤ちゃんは消化機能が未熟ですので、食あたりなどの心配がないよう鮮度が落ちない一週間以内に使い切ってください。

そのときは、鍋で再加熱したりして熱を一度加えることを忘れずに。

自然解凍してそのまま食べさせるのは避けてください。

稀なケースですがアレルギー反応が出る場合もあります。

きゅうりは食品アレルギーが心配される食べ物の中には入っておりません。

しかし稀ではありますが、きゅうりを食べたことによってアレルギー反応が出たケースが報告されています。

症状としては、口の周りや口の中がかゆくなったり赤く腫れたりする、『口腔アレルギー症候群』が疑われます。

目の充血や痒み、鼻水や身体の発疹などが現れましたら、アレルギーを疑いましょう。

たとえ呼吸困難などの症状がなく緊急性が低くても、アレルギー反応が出た場合は、かかりつけの小児科を受診するようにしてください。

離乳食時期別オススメレシピ

下処理方法

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・ゴックン期&モグモグ期

皮を厚めに剥いて、おろし器ですりおろしましょう。

・カミカミ期以降~

皮ごと刻んでも大丈夫です。

皮を嫌がる子供もいますので、そのような時は剥いて与えても問題ありません。

ゴックン期(生後5、6か月)

・きゅうりおかゆ

材料:きゅうり大さじ1、10倍がゆ大さじ1、だし汁大さじ2

↓作り方↓

①下処理したきゅうりを電子レンジで20秒ほど加熱します。(加熱時間はレンジによって違うので調節ください)

②10倍がゆとだし汁を入れ、電子レンジで20秒ほど加熱してください。

③できあがったおかゆにきゅうりを混ぜ合わせてできあがりです。

・きゅうりとリンゴの和え物

材料:きゅうり大さじ1、リンゴ大さじ1

↓作り方↓

①きゅうりとリンゴをすり下ろします。

②耐熱容器にきゅうりとリンゴを入れて軽く混ぜ合わせ、電子レンジで20秒ほど加熱しましょう。

モグモグ期(生後7、8か月)

・きゅうりとしらすのうどん

材料:きゅうり大さじ1、しらす大さじ1、うどん30g、だし汁大さじ3

↓作り方↓

①きゅうりをすり下ろします。

②しらすに湯をかけて塩分をとってから細かく刻みましょう。

③うどんを柔らかく茹でて細かく刻みます。

④だし汁を鍋に入れ、うどん、きゅうり、しらすを加えてひと煮立ちしたらできあがりです。

カミカミ期(生後9~11か月)

・ひき肉ときゅうりのみそ炒め

材料:きゅうり大さじ1、豚ひき肉大さじ2、にんじん大さじ1、だし汁大さじ1、味噌少々、油少々

↓作り方↓

①耐熱容器にひき肉を入れて水を少々かけます。

②ふんわりとラップをかけてひき肉を電子レンジで30秒ほど加熱してください。

③きゅうりを1センチの長さに刻みます。

④にんじんは柔らかくなるまで茹でるか、電子レンジで加熱してください。

⑤加熱したにんじんを1センチの長さに刻みます。

⑥耐熱容器に、味噌、だし汁、サラダ油を入れ、材料を加えてよく混ぜ合わせます。

⑦ふんわりとラップをしてレンジで30秒ほど加熱してできあがりです。

パクパク期(生後1歳~1歳半)

・ツナときゅうりのサラダ

材料:きゅうり大さじ1、コーン缶大さじ1、ツナ缶(ノンオイル)大さじ1、トマト大さじ1、塩少々

↓作り方↓

①きゅうりを食べやすい大きさに刻みます。

②トマトの皮を湯剥きし、食べやすい大きさに切りましょう。

③ツナときゅうり、コーン、トマトをボールに入れて混ぜ合わせます。

④お好みで塩を少々加えてできあがりです。

生後8か月までは、加熱処理を忘れずに。

きゅうりは生で食べたほうが食感はいいので、赤ちゃんにもそのまま食べさせてあげたくなるかもしれません。

しかし、記事でお伝えしたように、細かくすることでビタミンCを破壊する成分が活性化してしまいます。

その点がなくとも、離乳食初期のころは赤ちゃんへの胃腸の負担や食あたり防止のためにも食材の加熱は必須です。

冷凍保存ができるので、時間に余裕があるときにまとめて作っておくと手間が減るので時短になるのでオススメですよ。