お父さんのおつまみや、子どもたちのおやつ、お弁当などに人気の枝豆。
茹でると綺麗な緑色をして、食卓やお弁当を鮮やかにしてくれて、
また調理も簡単なのでお母さんにも嬉しい食材のひとつですね。
枝豆は、大豆が熟する前の未熟果で、200種類ほどの品種があります。
ビタミンや葉酸、たんぱく質、カルシウムなども多く含まれている栄養たっぷりの食べ物です。
旬の時期は7月から9月ですが、冷凍保存もでき、冷凍食品なども売られているので、
季節関係なく楽しむことができます。そんな枝豆を赤ちゃんに食べさせてあげたいですね。
「赤ちゃんはいつから枝豆を食べることができる?」
「枝豆を食べさせるときに気を付けることはある?」
「枝豆を使った離乳食のレシピが知りたい!」
など、赤ちゃんに枝豆を食べさせたいなと考えたときに、色々な疑問や不安などが出てきませんか?
今回は、そんな疑問や不安、そしておすすめの離乳食レシピをご紹介していきます。
- 赤ちゃんが枝豆を食べられる時期
- 枝豆を食べさせるときの3つの注意点
- ゴックン期のおすすめレシピ
- モグモグ期のおすすめレシピ
- カミカミ期のおすすめレシピ
- パクパク期のおすすめレシピ
離乳食を作る前に、注意点も一緒に踏まえて読んでいきましょう。
離乳食の進め方や料理の方法など、困っているお母さんの参考になればと思います。
目次
赤ちゃんは枝豆をいつから食べても大丈夫なの?
ビタミンB、C、E、K、カリウムや鉄分、たんぱく質、カルシウム、食物繊維など、多くの栄養を含んでいる枝豆は、トロトロに調理することで生後5ヶ月以降のゴックン期から、食べさせることができます。
しかし、調理にも少し手間がかかるので、焦る必要はなく、ゆっくり離乳食を進めたいという人や、アレルギーが気になる人は、生後7ヶ月以降のモグモグ期から食べさせるご家庭が多いようです。
優しい味わいと色鮮やかな枝豆ですので、赤ちゃんも喜んで食べてくれることが多く、離乳食にも向いている食材です。
ここで豆知識なのですが、赤ちゃんに調理するときには、長めに茹でがちですが、枝豆は沸騰して4分過ぎるころから、うまみがどんどん外に流れ出してしまう性質があります。
ゴックン期には、4分くらい茹でた後に、一度取り出して、ミキサーやスープに入れてから、再度加熱すると、うまみも一緒に楽しむことができますよ♪
赤ちゃんに枝豆を食べさせるときに気を付けてほしい3つのこと
下準備はしっかりとすること
枝豆には、うぶ毛が生えています。
これは、新鮮な証拠にもなるのですが、食べない方がよいです。
まずは、茹でる前に、塩を振り揉みこみましょう。これで、残留農薬やうぶ毛も取ることができます。
塩もみしたら、水で洗わずに、そのままたっぷりの沸騰したお湯にいれて茹でましょう。
茹で上がったら取り出して、離乳食用には、よく水で洗ってさやの部分と、豆の薄皮をひとつずつ剥く必要があります。
少し手間がかかりますが、多めに準備して冷凍保存することで、次のときには、さっと料理することができます。
枝豆は大豆アレルギーに気を付けること
枝豆は、大豆の成長途中で、緑色の状態のときに収穫しています。
そのため、大豆アレルギーを発症する赤ちゃんは特に、枝豆を食べてアレルギーを起こす可能性があります。
絶対にアレルギーを発症するというわけではありませんが、初めて赤ちゃんに枝豆を食べさせるときには、アレルギー反応が出ないかどうかを確認しておいた方がよいです。
まず、午前中に一口だけ食べさせて、その日1日様子をみます。
口周りの腫れやかゆみ、蕁麻疹、呼吸器の異常などが出なければ、その後も少しずつ量を増やし食べさせていきましょう。
もし、いつもと違うような症状や様子が出たときには、早めにかかりつけ医に相談することをおすすめします。
食べ過ぎに注意して!
パーティーやイベント、外食先でもお皿にたくさんの枝豆がのって出てくることがあります。
手づかみ食べが自由にできるようになってくると、枝豆が好きな赤ちゃんや子どもたちは、びっくりするくらいの量の枝豆を食べてしまうことも…。
枝豆には栄養もたくさん含まれているのですが、食物繊維も多く含まれているので、食べ過ぎると腸を刺激して、下痢になってしまうことがあるので気を付けましょう。
またカロリーも高いので、血糖値が急に上がる可能性もあります。
食べ過ぎずに、できるだけ、毎日少しずつを目安にしていきましょう。
また、誤嚥には十分注意しましょう。
ゴックン期(生後5~6か月頃)のおすすめレシピ
枝豆香る♡枝豆粥
<材料>
- 10倍粥 大さじ3
- 枝豆 8粒程
<作り方>
1.10倍粥が滑らかになるまですりつぶします。
2.茹でた枝豆の薄皮をむいて、すり鉢ですりつぶしていきます。
3.おかゆと枝豆を混ぜ合わせたら完成です。
枝豆のクリーム煮♪トマト添え
<材料>
- 10倍粥 1食分
- トマト 大さじ1
- 枝豆 10粒
- 粉ミルク 20ml
- 水溶き片栗粉 少々
<作り方>
1.トマトは湯剥きしてから、種をとり、裏ごししてなめらかにします。
2.枝豆を皮のままゆがき、薄皮をむいてすりつぶします。
3.すりつぶした枝豆を粉ミルクで煮ます。お水を少しいれたほうがよいかもしれません。
4.水溶き片栗粉でとろみをつけたら、お粥の上にもりつけ、トマトも飾れば出来上がりです。
モグモグ期(生後7~8ヶ月頃)のおすすめレシピ
トマトと玉ねぎ入りの枝豆ポタージュ
<材料>
- トマト 5g
- 玉ねぎ 5g
- 枝豆10g
- 野菜出汁 20g
<作り方>
1.トマトは湯剥きし、種をとり、角切りにします。
2.玉ねぎはくし切りにし、熱湯でやわらかくなるまで茹でます。
3.枝豆は茹でてから薄皮をむき、すりつぶします。
4.野菜からとった出汁と、全ての材料を耐熱容器にいれて、ラップをしてレンジ600wで40秒加熱します。
5.軽く冷ましたら出来上がりです。
枝豆とじゃがいものお粥
<材料>
- 7倍粥 大さじ2
- じゃがいも 大さじ1
- 枝豆 5粒ほど
<作り方>
1.じゃがいもは皮を向き、やわらかくなるまでゆで、なめらかにすり潰します。
2.枝豆は皮が付いたまま茹で、豆の薄皮をむき、すりつぶします。
3.7倍粥、じゃがいもペーストをよく混ぜ合わせお皿に入れます。
4.最後に枝豆をのせたら出来上がりです。
かぼちゃと枝豆のヨーグルト和え
<材料>
- かぼちゃ 大さじ1
- 枝豆 10粒
- ヨーグルト 大さじ2分の1
<作り方>
1.枝豆とかぼちゃはやわらかく煮ます。
2.枝豆は薄皮をむき、細かく刻むかすりつぶして、かぼちゃと合わせ、さらにすりつぶします。
3.ヨーグルトを和えれば出来上がりです。
カミカミ期(生後9~11ヶ月頃)のおすすめレシピ
枝豆としらすのおやき
<材料>
- 軟飯 茶碗1杯半分
- 枝豆 さや12個
- しらす 35g
- いりごま 小さじ1
- 片栗粉 大さじ1
- サラダ油 適量
<作り方>
1.鍋にお湯を沸騰させ、枝豆を入れて3分加熱します。
2.1にしらすも入れて、さらに1分茹で、お湯を切ります。
3.枝豆は薄皮をむき、枝豆としらすを細かく刻みます。
4.枝豆としらす、軟飯、いりごま、片栗粉をボウルに入れてよく混ぜ合わせます。
5.フライパンに薄く油をひき、弱火にかけます。
6.おやきを成形しフライパンに並べていきます。
7.焼き目が付いたらひっくりかえして、両目焼き目を付けたら出来上がりです。
枝豆とトマトの白和え
<材料>
- 枝豆 12粒
- トマト 30g
- 絹ごし豆腐 40g
<作り方>
1.枝豆はやわらかく茹でて、さやからだし、薄皮をむきます。
2.枝豆は、包丁の側面で潰してから刻んでおきます。
3.トマトは皮をむき、種を取り除いて、1㎝角にきります。
4.豆腐は湯通しして、水気をきり、粗熱が取ります。
5.枝豆とトマト、豆腐を和えたら出来上がりです。
パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ
かぼちゃ茶巾
<材料>
- かぼちゃ 60g
- 枝豆 15粒
- 6Pチーズ 1個
<作り方>
1.かぼちゃは茹でて、ペースト状に潰しておきます。
2.6Pチーズは小さめのサイコロ状に切ります。
3.枝豆は塩ゆでして、薄皮をむいておきます。
4.かぼちゃにチーズと枝豆をまぜ合わせます。
5.ラップに一口サイズずつ取り出し茶巾しぼりをして、お皿に盛り付けたら完成です。
炊飯器でできるカレーピラフ
<材料>
- 米 2合
- 玉ねぎ 2分の1個
- にんじん 2分の1本
- コーン 適量
- 鶏ささみ缶 1缶
- 子ども用カレー粉 大さじ2
- 醤油 小さじ1
- バター 適量
- 枝豆 適量
<作り方>
1.米は研ぎ、ザルにあげておきます。
2.玉ねぎとにんじんはみじん切りにし、鶏ささみ缶は水気を切っておきます。
3.1の米を釜に入れて目盛り分の水をいれ、玉ねぎ、人参、鶏ささみ、コーンを入れます。
4.そこにカレー粉を大さじ2いれ、醤油も入れます。
5.軽く混ぜたら炊飯のスイッチをいれて、長けた後にバターを入れてかき混ぜます。
6.お皿に盛った後に、枝豆をちらしたら出来上がりです。
ひじきと枝豆の煮物
<材料>
- 乾燥ひじき 5g
- 山芋 250g
- にんじん 2分の1本
- しいたけ 2個
- 枝豆 適量
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 酒 大さじ2
- 水 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
<作り方>
1.ひじきは水でもどしておきます。
2.山芋の皮を向き、輪切りにした後に、4等分に切っていきます。
3.にんじんとしいたけは、細切りにします。
4.フライパンに油をひき、山芋をいため、人参・しいたけ・ひじき・枝豆をいれて炒めます。
5.火が通ったら、調味料を全て入れて、煮汁がなくなるまで煮込み、完成です。
枝豆と鮭のおやき
<材料>
- 薄力粉 大さじ3
- ベーキングパウダー ふたつまみほど
- 鮭 15g
- 枝豆 12粒
- 粉チーズ 小さじ2分の1
- サラダ油 小さじ1
- 水 大さじ3
<作り方>
1.鮭をラップで包み、レンジで1分ほど加熱してからほぐしておきます。
2.枝豆はやわらかくゆで薄皮をむき、粗みじん切りにします。
3.ボウルに薄力粉、バーキングパウダー、水をいれて混ぜ合わせます。
4.3に枝豆、鮭、粉チーズをいれて混ぜ合わせます。
5.熱したフライパンに薄く油をひき、両面に焼き色を付けたら出来上がりです。
まとめ
栄養価が高く、そして食べやすく、色どりもよい枝豆は、とても離乳食に向いています。
下準備が、少し手間暇がかかり面倒だなという人には、冷凍枝豆という強い見方もいるので、やわらかめにレンジで加熱して、ぜひ使ってみてくださいね。
また、カロリーや食物繊維もおおく含まれている食材なので、美味しいからといって、食べ過ぎは禁物ですよ♪