「赤ちゃんの服選びに困っている…」
赤ちゃんの服装は、季節によって素材や着せる枚数が違うので、何をどのように着せれば良いか迷ってしまいますよね。
初めての育児であれば尚更です。
種類も豊富にあるので、いつどのように着せて良いのか分からなくて困っていませんか?
気温や室温によっても服装を選ぶ必要がありますよね。
そこで今回は、季節別の服装選びと3つの注意点、ベビー服の種類や素材、小物やアプリの活用法についてご紹介します。
記事のポイントは下記の6つです。
- ベビー服ってどんな種類があるの?
- 月齢と季節ごとの服装選びと3つの注意点
- ベビー服の役割や工夫とは
- 1年中通して使える4つの万能素材
- 手に小物を活用しよう!
- ベストな服装を教えてくれるアプリって?!
赤ちゃんは、自分の言葉で暑い寒いを伝えることができません。
だからこそママやパパが季節やその日の気温、室温に注意して服装を選んであげる必要があります。
赤ちゃんが快適に過ごすための服装選びの参考にしてみて下さいね!
目次
ベビー服ってどんな種類があるの?
コンビやロンパース、ショートオールって何だか分かりますか?
実は、全てベビー服の種類なんです。
ベビー服の種類は実に豊富で、初めて育児をされる方は「何だそれ?」と戸惑ってしまう程。
種類の多さに困ってしまうママやパパのために、ベビー服の種類と特徴をご紹介します。
ベビー服は大きく分けて3つ
ベビー服は、大きく分けて3つのカテゴリーに分かれます。
- 肌着
- ウェア
- 小物
赤ちゃんも大人と同様で、直接肌に身につける肌着、肌着の上に着るウェア、おくるみやレッグウォーマー、帽子などの小物を身につけます。
大人と違う所は、肌着やウェアの種類の多さです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「肌着」だけでも7種類!
大人の肌着であれば、半袖や長袖、キャミソールと3種類がいい所です。
しかし、赤ちゃんともなれば、なんと7種類もあるんです。
短肌着
新生児から3カ月までの定番肌着です。
股下が開いているタイプなので、オムツ替えがしやすいのが特徴。
お腹を覆うくらい短めの丈なので、コンビ肌着と重ねて調節します。
必要枚数:3~4枚
選び方:新生児は、サイズが調整できる紐で結ぶタイプがお勧めです。
他にもボタンやマジックテープで止めるタイプがあるので赤ちゃんの成長にあった物を選びましょう。
長肌着
短肌着よりも裾が長いので秋冬の寒い時に着せると◎。
短肌着と同様にオムツ替えがしやすいのが特徴です。
足をバタバタと動かすとはだけてしまうので、新生児から1カ月位までしか使いませんのでマストではありません。
必要枚数:秋冬生まれの赤ちゃん1~2枚、春夏生まれの赤ちゃんには短肌着だけでも大丈夫です。
コンビ肌着
新生児から6カ月位まで使われます。
股が分かれてズボンのようになっているので足を動かしてもはだけないのが特徴です。
股下に留めるスナップがついています。
必要枚数:3〜4枚
選び方:1番頻繁に使う肌着ですので多めに用意しておくと便利です。
前開きボディスーツ
3カ月から12カ月位まで使われる肌着です。
前開きで股下にスナップがついているので着替えしやすいのが特徴です。
足さばきがよく重ね着に便利。
必要枚数:3〜4枚
カエルロンパース
3カ月から12カ月位まで使われます。
赤ちゃんの脚の形に合わせたM字型とお尻のマチで足が動かしやすいのが特徴です。
必要枚数:3〜4枚
ボディスーツ
6カ月から12カ月位まで使用します。
首がすわったら頭からかぶせて着せられるのではだけにくいのが特徴です。
足さばきが良いので重ね着に便利。
股下にスナップが付いているのでオムツ替えも簡単にできますよ。
必要枚数:3〜4枚
選び方:3カ月くらいまでは前開きボディスーツを使い、首がすわったら頭からかぶせるボディスーツを選ぶようにしましょう。
ショートオール
6カ月から12カ月位まで使われます。
股ぐりが立体的で丈が短めなのが特徴。
カバーオールなどの足が分かれるウェアのインナーに最適。
必要枚数:3〜4枚
「ウェア」は大きく分けて3種類
ウェアはメーカーやブランドによって少し名前が異なる場合があります。
洋服の特徴や役割を知れば違いも分かるようになるので心配いりませんよ。
ツーウェイオール
スカート型とパンツ型に分かれます。
スカート型は、股下にスナップがないのでオムツ替えが頻繁な新生児から3カ月位までがお勧め。
パンツ型は股下がズボンのように分かれ、スナップ留めが付いているので長く使えますよ。
必要枚数:3〜4枚
選び方:スカート型は3カ月位までなので少なめで、長く使えるズボン型は多めに用意しておくと良いでしょう。
カエルロンパース
活発に動き始める5カ月位からお勧め。
赤ちゃんの脚の形に合わせたM字型とお尻のマチで足が動かしやすいのが特徴。
必要枚数:3〜4枚
カバーオール
首がすわり始める6カ月位からがお勧めのウェア。
トップスとボトムスが繋がっているのが特徴。
1枚でコーディネートが完成するので初めて育児のママやパパにお勧めのウェアです。
どんなに寝返りしてもお腹が出ないのでパジャマとして使うのもお勧め。
必要枚数:3〜4枚
「小物」も忘れずに用意しよう!
エアコンや外出で手足が冷えてしまう時に、小物アイテムをプラスするのがおすすめです!
よく使われる小物7点をご紹介します。
おくるみ
少し肌寒い時にくるんであげたり、お昼寝の時に引いたり掛けたりと重宝します。
首のすわらない新生児にも使えるので退院時にも人気。
また、授乳ケープ代わりにもなるので出産前に1枚用意しておくと安心のアイテムです。
ベスト
室内外問わずに使用できる万能アイテム。
前開きなので首のすわらない新生児から2歳くらいまで長く使えます。
ちょっと肌寒い時の体温調整に1枚あると便利です。
帽子
寒い時はもちろんですが日差しよけとしても活躍してくれます。
夏はつばの広めの物、冬は暖かくて耳まで隠せる物がお勧め。
関連記事⇒赤ちゃんにはニット帽がおすすめ!2018年人気のベビーニット帽10選
レッグウォーマー、靴下
レッグウォーマーは、室内外関係無く使えるのでとても重宝するアイテム。
足が冷えている時にサッと簡単に履かせることができます。
靴下は、室内では基本的に履かせる必要はありませんが、外出する時に足を冷えから守ってくれるので寒い冬場には履かせてあげましょう。
レギンス
ハイハイやあんよが出来るようなる8カ月位からがお勧め。
素足で過ごすことの多い赤ちゃんの足の保護に最適ですよ。
ミトン
赤ちゃんは驚くほど爪が伸びるのが早いです。
自分の爪で顔を引っ掻いてしまうことがあるので、予防のためにもミトンをしておくと良いでしょう。
しかし、赤ちゃんは何でも口の中に入れてしまうので、注意して見てあげましょう。
スリーパー
就寝時に着せる布団のようなものです。
服の上から着せられるベストのような形が特徴。薄くて軽くて保温性も抜群!
寒い冬場はもちろんですが、ガーゼタイプの物であれば夏のエアコンの寒さから守るのにも重宝しますよ。
シーズンにあった素材を選ぶのがポイントです。
いつ何を着せたら良いの?~月齢と季節ごとの服装選びと3つの注意点
月齢と季節ごとの肌着とウェアの組み合わせ方法をご紹介します。
新生児~3カ月までの赤ちゃんの服装
オムツ替えが頻繁な時期ですので、股下が開いているタイプの服を選びましょう。
この月齢の赤ちゃんは、外出はせず室内で過ごすことがほとんどです。
赤ちゃんが快適に過ごせるよう部屋の換気をこまめにしましょう。
【春秋の服装 3月~5月、9月~11月】
室内用:短肌着+ツーウェイオール(スカート型)
お出掛け用:短肌着+ツーウェイオール+おくるみ、帽子、靴下
【夏の服装 6月~8月】
室内用:コンビ肌着
お出掛け用:前開きロンパース+帽子、カーディガン
【冬の服装 12月~2月】
室内用:短肌着+コンビ肌着+ツーウェイオール(スカート型)
お出掛け用:短肌着+コンビ肌着+ツーウェイオール+ジャンプスーツ+手袋、靴下
4カ月~9カ月までの赤ちゃんの服装
首がすわり寝返りやお座りができ始める時期。
新生児期に比べると動き出すので前開きや紐タイプのものだと着替えがしにくかったりはだけてしまいます。
頭からかぶせたり股下のスナップタイプがお勧めです。
【春秋の服装 3月~5月、9月~11月】
室内用:コンビ肌着又はボディスーツ+ロンパース
お出掛け用:ボディスーツ+カバーオール+ジャケット+帽子、靴下
【夏の服装 6月~8月】
室内用:コンビ肌着のみ又は半袖・ランニングボディスーツ+ボトムス
お出掛け用:ボディスーツ+半袖カバーオール又はセパレート+帽子、カーディガン
【冬の服装 12月~2月】
室内用:ボディスーツ+長袖カバーオール+カーディガン又はベスト
お出掛け用:ボディスーツ+長袖カバーオール又はトップスとオーバーオール+ジャンプスーツ+耳まで被る帽子、靴下、手袋
10カ月以降の赤ちゃんの服装
つかまり立ちやハイハイをする時期。
動きが活発になると、上下が繋がっているタイプの服だと動きを妨げてしまいます。
上下が離れたセパレートタイプがお勧めです。
【春秋の服装 3月~5月、9月~11月】
室内用:ボディスーツ+セパレートの上下+ベスト
お出掛け用:ボディスーツ+セパレートの上下+ジャケット+帽子、靴下
【夏の服装 6月~8月】
室内用:ボディスーツ+パンツ
お出掛け用:ボディスーツ+パンツ+カーディガン+帽子
【冬の服装 12月~2月】
室内用:ボディスーツ+セーター+パンツ
お出掛け用:ボディスーツ+セーター又はトレーナー+パンツ+ダウンジャケット+耳まで隠れる帽子、手袋、靴下
赤ちゃんの服装選び 3つの注意点
赤ちゃんの服装選びの際に気をつけたいポイントが3つあります。
1.気温・室温による調整が必要
服装は気温や室温によって選び方が変わります。
【春秋】平均気温は20度~25度前後で、大人でもエアコン無しで過ごせる快適な時期です。
しかし、朝晩は冷えますので就寝時は長肌着にするか、おくるみやタオルケットを用意しておくと良いでしょう。
【夏】この時期の日中の最高気温は30度前後です。
室内はもっと高くなるのでエアコンで室温調整は必須。
最近は温暖化により夏場はぐんぐんと気温が上がっているので室温調整も難しいですね。
赤ちゃんはエアコンのかかったお部屋に長くいることが多いので、手足の冷えを確認して冷たい場合は、レッグウォーマーやミトンで調節してあげましょう。
【冬】冬場の室温は20度~22度が赤ちゃんには最適。
暖房で温めすぎないように注意しましょう。
また、冬は乾燥すると風邪のウィルスが繁殖しやすくなります。
湿度は50%~60%が最適。加湿器をつけて湿度調節をしましょう。
外へ出かける時は重ね着をしますが、室内に入ると暖房が効いているため温度差が生じます。必ずジャンプスーツや小物類は外しましょう。
それでも汗をかいている場合は、肌着を1枚脱がせてあげると調整できますよ。
2.外出時は必ず着替えの用意を
汗をかいた場合は、必ずガーゼで拭き取り着替えさせてあげましょう。
また、ウンチやおしっこが漏れて洋服が汚れてしまうこともしばしば。
外出時は必ず着替えと汚れた服をしまう袋を持参しましょう。
関連記事⇒赤ちゃんの外出はいつから大丈夫?荷物や注意点とおすすめがいしゅつグッズ
3.日差しには気をつけて
特に夏のお出掛けの際は、紫外線に注意して下さい。
赤ちゃんのお肌はとても敏感です。
ちょっと日差しに触れるだけで赤くなってしまうので、帽子やカーディガンは必須。
冬であっても曇りの日でも、帽子を忘れずに!
ベビー服の役割や工夫とは
体温調節が自分で上手にできない赤ちゃんは服装で調整していかなければなりません。
デリケートな肌に触れる肌着やウェアには赤ちゃんが快適に過ごすための様々な工夫が施されています。
例えば、首回りは直接肌にあたらないよう襟ぐりにゆとりを持たせたり、洗濯ネームが肌へ触れないよう外側につけられていたり。
肌がデリケートな赤ちゃんに合った素材はもちろん、ストレスを与えないような着心地を考えて作られているです。
一見「これって裏側じゃない?」と思ってしまうのは赤ちゃんへの配慮だったんですね。
1年中通して使える4つの万能素材
汗っかきな赤ちゃんは、夏はもちろんですが寒い冬でもたくさん汗をかきます。
吸湿性や通気性に優れお肌に優しい素材選びが大切。
季節を問わず1年中使える4つの素材をご紹介します。
素材ごとの特徴を知って上手に選びましょう。
ガーゼ
通気性が良く柔らかい素材のガーゼは、デリケートな赤ちゃんのお肌に安心の素材です。
吸湿性も高いので、よく汗をかく夏や就寝時のパジャマにお勧め。
スライス
通気性と伸縮性に優れた素材。ゴムのように伸びたり縮んだりするのが特徴。
厚みがあって柔らかいので肌着の素材にお勧めです。
スムース
スライスよりもやや厚手で保湿性に優れた素材。
なめらかな肌触りが特徴。寒い冬はもちろんのこと肌寒い時にも大活躍です。
パイル
吸湿性に優れたタオルのようなふんわり素材。
吸収性に優れているので夏に使用するスリーパーやベスト生地にお勧めです。
上手に小物を活用しよう!
赤ちゃんの服装に意外と重宝するのが小物アイテムです。
おくるみやレッグウォーマー、ミトンに帽子、ベスト、スリーパーの小物を活用することで赤ちゃんも更に快適に過ごせますよ。
例えば、真夏や真冬の就寝時に何を着せてよいのか迷ってしまいがち。
そこで役に立つのがスリーパーです。
赤ちゃんは暑い夏はもちろんですが、寒い冬でも寝汗をかきます。
汗で身体が冷えないようにしてくれたり、布団をはいでしまうこともないので寝冷えを防ぐ効果があるんです。
服装だけなく小物を上手に取り入れてみましょう!
ベストな服装を教えてくれるアプリって?!
赤ちゃんの服装選びを手助けしてくれる万能アプリがあるのをご存知ですか?
赤ちゃんの生年月日や性別を登録して場所や気温、発育状況の設定を行うと、環境に適したベビー服を選定してくれるものです。
何を着せたらいいのか分からない場合には、このようなアプリにサポートをしてもらうのも良いですね。
お出かけの時や季節の変わり目の服装選びは大人でも難しいもの。
帽子や靴下などの小物の活用までも教えてくれるので何をいつまでに用意すればいいのかも参考になりますね!
まとめ
赤ちゃんの服装選びは本当に難しいですよね。
平熱が高いので少しのことで汗をかいたり、身体が冷えて風邪を引いてしまいます。
赤ちゃんのお腹を触って熱ければ一枚脱がせたり、手足が冷えているようであればミトンや靴下などの小物を活用してみたりして下さいね。
赤ちゃんが自分の言葉で言い表せない分、ママやパパが赤ちゃんの様子を確認して、心地良い洋服を選んであげるようにしましょう。