健康のために100%野菜ジュースを飲んでいるとい人も多いのではないでしょうか。
私もよく100%野菜ジュースを飲むのですが、ふと「赤ちゃんにも100%野菜ジュースを飲ませてもいいの?」という疑問がわきました。
私には娘が一人いるのですが、離乳食が進むとつい「100%なんだから少しくらい与えても大丈夫だよね!」という気持ちがあったことを覚えています。
大丈夫と思いつつも、「本当に大丈夫なの?」という気持ちがあったことも事実です。
私と同じような思いを抱えている人のために、
- 赤ちゃんには100%野菜ジュースを与えてもいいの?
- OKならいつから与えていいの?
- 上手な与え方を知りたい!
- 離乳食への活用法はある?
など、赤ちゃんに100%野菜ジュースを与えるときのポイントを紹介します。
不安を感じながら与えるのではなく、正しい知識を身につけて安心して与えられるといいですね!
目次
赤ちゃんに100%野菜ジュースはいつから飲ませてもいいの?
100%野菜ジュースを赤ちゃんに与える時期に関しては、様々な見解があるのが事実です。
野菜の成分100%でつくられているのだから、離乳食が始まってすぐから与えてもいいという意見と、1歳ごろまでは控えたほうがいいという意見があります。
私が持っている離乳食本によると、100%野菜ジュースは離乳食に少し慣れた6か月頃から与えられるとされています。
しかし1歳未満赤ちゃんは完全にOKというわけではありませんので、与え方には気を付けたいところです。
スーパーなどで購入することができる100%野菜ジュースは、基本的には赤ちゃん向けではなく大人用の商品ということも理解する必要があります。
なぜ100%野菜ジュースでも赤ちゃんには不向きなの?
100%野菜ジュースといっても、野菜のエキスだけでできているわけではありません。
1歳未満の赤ちゃんに不向きの理由は、
- 塩分が含まれていることがある
- 糖分が多い
- 栄養素を摂りすぎてしまう
- はちみつが入っているものもある
などです。
100%野菜ジュースであっても風味を良くするために香料が使われていたり、甘みをアップさせるために加糖されていたりすることもあります。
また、保存料などの添加物も気になります。
はちみつ入りのものもあり、1歳未満の赤ちゃんにはボツリヌス症の恐れがあるため、はちみつ入りは厳禁です。
赤ちゃんに100%野菜ジュースを与えるときの3つのポイント
赤ちゃんに100%野菜ジュースを与える場合、どのようなことに気を付けて与えればいいのでしょう。
100%野菜ジュースの上手な与え方を3つにまとめましたので、参考にしてください。
- 無糖・無塩のものを与えよう
- 薄めたものを少量だけ
- 赤ちゃん向けのものを選ぼう
100%野菜ジュースは無糖・無塩のものがおすすめ!
先にも少し触れましたが、100%野菜ジュースには糖分や塩分が加えられているものも多いです。
野菜ジュースといえば『カゴメ』が有名ですが、カゴメに寄せられた「野菜飲料は赤ちゃんに飲ませてもいいですか?」という質問に対し、
「カゴメトマトジュース(食塩入り)」および「カゴメ野菜ジュース(食塩入り)」は、1歳6ヶ月未満のお子様にはお勧めしておりません。
また、「カゴメ野菜ジュース」および「あまいトマト」は、香辛料を使用しておりますので、離乳食を完了し、普通食に慣れられた時期から少しずつ差し上げてください。
と回答されています。
赤ちゃんに100%野菜ジュースを与えるなら、無糖・無塩のものを選ぶようにしましょう。
赤ちゃんには薄めたものを少量だけ与えよう
離乳食期の赤ちゃんに100%野菜ジュースを与える場合、そのまま与えるのではなく薄めたものを与えるようにします。
薄味が基本の赤ちゃんには、100%野菜ジュースの味は濃すぎます。
湯冷ましなどで2~3倍に薄めたものを飲ませてあげてください。
また、量はごく少量が基本です。
100%野菜ジュースは薄めたものでもしっかりと味を感じることができるので、たくさん欲しがるかもしれません。
1歳未満の赤ちゃんには10mlほどをお楽しみのために与える程度にしましょう。
赤ちゃん向けの野菜ジュースなら安心
大人向けの野菜ジュースは、味が濃く塩分や糖分、ミネラルなどの過剰摂取が気になります。
100%野菜ジュースは必ず与えなければいけないものではありませんが、おやつを食べ始めたころから嗜好品のひとつとして与えることもあるでしょう。
そんな時は、大人用の100%野菜ジュースではなく、赤ちゃん向けの100%野菜ジュースを選ぶと安心です。おすすめは、
和光堂『元気っち!くだものと野菜』
ピジョン『緑黄色野菜とりんご100』
ピジョン『緑黄色野菜とぶどう100』
グリコ『幼児 野菜&フルーツ』
この4つです。
ベビーメーカから販売されている100%野菜ジュースは、6か月頃からが目安とされていますが、初めのうちは薄めて飲ませてあげるといいでしょう。
離乳食に100%野菜ジュースを取り入れよう
100%野菜ジュースはそのまま飲ませるだけでなく、離乳食や幼児食にも活用できる便利なアイテムです。
私も100%野菜ジュースをよく離乳食に活用していました。おすすめは、
- パンケーキを作るときに牛乳の半分を野菜ジュースに変える
- 蒸しパンを作るときの水分に使う
- 水で薄めてゼリーに
- トマトジュースはスープに
などです。
私は娘が1歳ごろのときは、いくら100%とはいえ野菜ジュースをそのまま飲ませることに少し抵抗がありました、パンケーキや蒸しパンの水分として使うことで量を調整でき、甘みも押さえることができたのでよく活用していましたよ。
ぜひ試してみてくださいね。
100%野菜ジュースは1歳を過ぎたら少しずつ
100%野菜ジュースは6か月頃から与えることができるとされていますが、大人用の100%野菜ジュースは1歳頃まで控えたほうがよさそうです。
与える場合は、
・湯冷ましで薄めたものを与える
・少量だけ与える
・子供用なら安心
この3つを押さえて与えるようにしてください。
私も野菜ジュースを与え始める時期には少し迷いがありましたが、おやつを食べ始める1歳頃を目安に、たまに与えることもありました。
与えすぎには注意しましょう。