食パンに塗るのは、バターですか?マーガリンですか?
コクのあるバターのほうが美味しいですが、マーガリンは安価で手に取りやすいですよね。
味はどちらも同じようですが、脂肪分などの大きな違いがあります。
マーガリンはバターの代わりとして作られたもので、人造バターとも呼ばれているようです。
では、バターやマーガリンは、赤ちゃんはいつから食べられるのでしょうか?
この記事では、マーガリンについて詳しくご紹介するとともに、離乳食に利用できるかどうかもお伝えします。
ポイントは5つです。
- マーガリンってどんな食べ物?
- マーガリンの栄養価
- 赤ちゃんはマーガリンを何歳から食べてもいい?
- トランス脂肪酸とは?
- マーガリンを食べてはいけない2つの理由
最後まで記事を読んでいただければ、マーガリンについてかなり詳しくなっているはずです。
離乳食で必要な情報も含まれていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
マーガリンの栄養価
マーガリンは脂質、ビタミンE、ビタミンKが豊富。
脂質はエネルギー源になるので、身体に欠かせない栄養素ですね。
ビタミン類は骨を丈夫にし、健康維持にも効果が期待できます。
赤ちゃんはマーガリンをいつから食べてもいい?
トランス脂肪酸を多く含むので、離乳食には不向きです。与えないほうがいいでしょう。
マーガリンを利用したいときは、バターで代用しましょう。
バターであれば、モグモグ期(生後7、8か月)から食べさせても大丈夫です。
ただし乳製品に対するアレルギーがないことを確認した上で、無塩のものをごく少量にとどめましょう。
バターについては、赤ちゃんの離乳食でバターはいつから使って大丈夫?4つのポイントとおすすめレシピ の記事で詳しく紹介していますので、目を通してみてくださいね。
トランス脂肪酸とは?
突然ですが、『トランス脂肪酸』を知っていますか?
体に悪いものとして認識している人もいるかと思いますが、実際にどういうものか知らない人も多いようです。
トランス脂肪酸とは、不飽和脂肪酸を多く含む植物油脂を加工するときにできるもの。
マーガリンやショートニングなどに多く含まれます。
多量に摂取すると、悪玉コレステロール、中性脂肪を増加させる危険性があり、欧米などでは規制されているところもあります。
日本は欧米に比べて摂取量が少ないと言われていますが、動脈硬化や心臓疾患のリスクがあるので、赤ちゃんには与えないほうがよいでしょう。
マーガリンを食べさせてはいけない2つの理由
「バターは良いのに、なんでマーガリンはダメなの?」
と思ってしまいますよね。
離乳食でマーガリンを赤ちゃんに食べさせてはダメな理由が2つあります。
①トランス脂肪酸が含まれているから
上記のポイントで説明したように、マーガリンにはトランス脂肪酸が含まれています。これが一番の理由ですね。
成人でも摂取を控えたほうが望ましいのだから、赤ちゃんには尚更、与えてはいけません。
離乳食完了までは、マーガリンを使用するのはやめて、代用品としてバターやオリーブ油などを利用すると良いですよ。
関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でオリーブオイルをいつから使って大丈夫?注意点とおすすめレシピ
マーガリンやショートニングは、赤ちゃんに食べさせないことが大事です。
息子の離乳食を作るようになり、私はマーガリンやショートニングなどに含まれるトランス脂肪酸がどれほど恐ろしいものなのかを知りました。
皆さんは、パンやお菓子などにもショートニングが使用されているのを知っていましたか?
ざっとスーパーで見ただけでも、数多くの製品に使用されています。
たくさん使用している製品があるということは、リスクはあっても摂りすぎなければ危険は少ないとも言えます。
現に、マーガリンやショートニングを含む食品を食べていても、健康な人はいますよね。
成長したら自主的に食べることがあるので、生涯絶対に子供に食べさせないというのは不可能かもしれません。
しかし、赤ちゃんの胃腸が未熟なうちは、極力身体にリスクのある食べ物は口にさせたくないですよね。
マーガリンに過敏なほど神経質になる必要はありませんが、トランス脂肪酸を含む製品には注意するようにしましょう。