赤ちゃんはメロンをいつから食べていい?下痢や嘔吐の注意点と3つのレシピ

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甘くて美味しいメロンは、大人、子供、お年寄り……多くの人から愛されている食べ物です。

値段が高いので毎日というわけにはいきませんが、ちょっとした記念日やご褒美に子供に食べさせてあげたいなという気持ちになりますよね。

私も息子が1歳を過ぎたころに初めてメロンを食べさせたのですが、顔を綻ばせてほっぺに手を当て「おいち、おいち♪」と喜んでいました。

そんなみんなを笑顔にしてくれるメロンですが、ウリ科の食べ物が苦手だという方も中にはいるようです。

ある日、たわいのない会話の中で友人がこう言いました。

「メロンを食べると口の周りがかゆくなってしまう」

それを聞いたとき、アレルギーがあるのかな?と思ったのを覚えています。

そもそもメロンを食べてアレルギー反応を起こす人がいるのでしょうか?

そんな方は、メロンパンも食べてはだめなのでしょうか?

改めてメロンについて考えてみると、いろいろな疑問が浮かんできました。

この記事では、メロンについて詳しくご紹介していきます。

ポイントは6つです。

  • メロンとは?
  • 赤ちゃんにメロンを食べさせてもいい時期は?
  • メロンを食べさせるときの3つの注意点
  • メロンパンはアレルギーがあっても食べられる?
  • 美味しいメロンの見分けかた
  • 簡単おすすめメロンレシピ3つ

この記事を最後まで読んでいただければ、メロンについて詳しくなっているはずです。

ぜひ、参考にしてくださいね。

目次

メロンとは?

メロンはウリ科キュウリ属です。

昨今では、原産地はインドという説が濃厚だと考えられています。

以前は、東アフリカ地方や中近東地方だと考えられていました。

食べごろは夏で、スーパーなどで多く出回る時期は4月~9月です。

国内では、茨城県がもっとも多く生産しており、北海道、熊本県と続きます。

香りがよく果汁も上品な甘みのメロンですが、この段階までなるのにはとても時間がかかります。

メロンを摂ったあと、香りが強くなってくるまで追熟させたのち、スーパーなどに出荷されて私たちの元へとやってくるのです。

主な品種は、『アンデスメロン』『夕張メロン』『ホームランメロン』『クインシーメロン』などがあります。

メロンは果肉の種類によって「赤肉系」「青肉系」「白肉系」の3つにわけられます。

夕張メロンやクインシーメロンは赤肉系、アンデスメロンは青肉系、ホームランメロンは白肉系に分類されます。

赤ちゃんにメロンを食べさせてもいい時期は?何歳から大丈夫?!

「メロンはいつから食べられるの?」

甘くて美味しいメロンを、是非わが子にも食べさせたいと思いますよね。

メロンは離乳食はじめのころ、生後5カ月・生後6か月あたりから与えて大丈夫です。

このころは離乳食初期の段階、ごっくん期なので、果肉をつぶすか、すりおろした果汁を与えましょう。

離乳食が進んだら、歯の生え具合や咀嚼ができているかで加減をしながら、1,2cm角に切ったものを食べさせます。

窒息しないか不安な場合は、スプーンやフォークなどで果肉をつぶしておくと安心です。

メロンは消化がよく、筋肉の疲労回復や風邪予防にも良いので、離乳食に適している食材と言えるでしょう。

甘味の強い部分は種の近くなので、その周辺をあげると赤ちゃんは甘さに喜んでパクパク食べてくれるかも。

初めて与えるときは、スプーン1杯から。

かかりつけの小児科が開いている時間に食べさせてください。

果実の場合は、特に加熱は必要ありませんので、そのまま与えることが可能です。

冷たいのでお腹を冷やしてしまわないか心配でしたら、白湯などに浸したりして温めても問題はありませんが、メロン独特の風味が失われてしまう可能性があります。

メロンを食べさせるときの3つの注意点

1.アレルギー反応に注意

メロンはアレルギーを起こしやすい20品目には入っていませんが、どの食品であってもアレルギーが出る可能性があるので注意が必要です。

メロンを食べて出るアレルギーとして『口腔アレルギー症候群』というものがあります。

症状は口の周りや唇が赤く腫れ、かゆみがでたりします。

冒頭でお話した私の友人は、やはりこの口腔アレルギーを起こしていたというわけですね。

アレルギーが重症化すると、嘔吐や下痢を引き起こすばかりでなく、呼吸困難などのアナフィラキシーショックに陥る場合があります。

メロンを初めて食べさせるときは、赤ちゃんの口の周りを注意深く見ることが大切です。

もしアレルギー反応が出たら、同じウリ科の食べ物でも反応してしまう可能性があります。

キュウリやスイカ、リンゴ、桃、バナナ、キウイフルーツ、オレンジなどを食べさせるときも注意したほうがいいでしょう。

2.初めて食べさせるときは、平日の午前中がよし

なぜ平日の午前中がいいのか。

それはアレルギー反応が出たときや、急な体調不良に襲われたとき、すぐに治療してもらえる時間だからです。

夜や土日に病院へかけこむと、平日の午前中とは診療までに行きつく時間がかなり違ってきます。

重度のアレルギー反応が出てしまったとき、この差はとても大きく、もしかしたら命にかかわることにもなってしまいかねません。

その理由から、初めての食材を与えるときは平日の午前中にするようにしましょう。

リスクは極力減らして離乳食を与えるようにすると、ママも赤ちゃんも安心です。

3.あまり食べさせ過ぎないように

メロンをよく食べてくれるからといっても、食べさせすぎは下痢や嘔吐の原因になります。

夏野菜に分類されるメロンは、身体を冷やす効果があります。

同じウリ科のキュウリやスイカもその効果があり、暑い夏に食べるととても快適になる食べ物ではありますが、

乳児は消化機能が未熟なので、食べ過ぎるとお腹が緩くなってしまいがちです。

与える量は、1日に生後5,6ヶ月は20グラム、生後7,8ヶ月は30グラム、生後9,10ヶ月は40グラム程度にしておきましょう。

関連記事⇒赤ちゃんにアレルギー症状がでたらどうする?乳児のアレルギーの原因と6つの予防策

メロンパンはアレルギーがあっても食べられる?

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メロンパンですが、実はメロンを使って作っているものはほとんどありません。

見た目が『マスクメロン』に似ているから、その名前がつけられただけで、原材料は小麦や砂糖、食パンなどとほぼ同じです。

本物のメロン果汁を使用したメロンパンも最近出回るようになってきてはいますので、アレルギーが心配の場合は購入前に原材料を確認しましょう。

大半は包装紙やシールに書かれていますので、チェックを忘れずに。

包装紙に書かれていない場合(パン屋さんなど)は、お店の方にメロンが使われているか訊ねてみると安心です。

メロンが使われていない場合は、メロンアレルギーの方が食べても問題ありません。

関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でメロンパンをいつから食べて大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ

美味しいメロンの見分けかた♪

表面に網の模様があるメロンの場合は、キレイな丸みで網目がくっきりと細かく均等に広がっているものが甘くて美味しいでしょう。

網目なし網目ありどちらとも『表面の皮の色が均一で重みがある物』を選ぶと失敗しません。

簡単おすすめメロンレシピ3つ

①ジュース

↓作り方↓

メロンの種を取り除き、果肉をひとくち大の大きさに切ってフードプロセッサーにかけます。

ジュース状になったらできあがりです。

※お好みで粉ミルクを溶いたものや、一歳以上になったら牛乳を混ぜて飲んでも◎です。

②メロンヨーグルト

↓作り方↓

メロンの種を取り除き、果肉を角切りにします。(サイズは月齢に合わせて加減してください)

お皿にメロンを盛り、ヨーグルトをかけてできあがりです。

※離乳食はじめのころは、果汁をヨーグルトに混ぜて食べるのもオススメです。

③ゼリー

↓作り方↓

①のジュース状になったメロンか、②の角切りメロンをお好みで用意します。

粉ゼラチンと適量の水を火にかけ沸騰させます。

お好みの型に入れて、メロンを加えて冷蔵庫へ。

1時間から2時間ほど冷やしたらできあがりです。

(冷える時間はゼリーの型や冷蔵庫の温度によって違います)

メロンはやっぱり果物の王様?

離乳食初期から食べられて、とても甘くて美味しい、加えて風邪予防にもいい。

『果実の王様』だと呼び声が高いメロンですが(実際はドリアン)、赤ちゃんへの効果も王様クラスです。

他の果実よりお高めでお財布に優しくないという欠点はありますが(笑)

たまには美味しいメロンを食べさせてあげたいですよね。

安く売っているときを狙って買ったり、誕生日などの記念日デザートにしてみたり、離乳食の一品にメロンを上手に活用してくださいね。