赤ちゃんの水疱瘡に注意!乳幼児の水疱瘡の初期症状と3つの注意点

スポンサードリンク

水疱瘡は小さい子供がよくなる病気というイメージがあります。

その原因は、大人で水疱瘡になったとあまり聞かないからでしょうか。

大人も水疱瘡になることはありますが、発症する年齢は10歳未満が多数を占めるそうです。

ママ友たちからも『水疱瘡に気を付けたほうがいい』と言われたりしましたが、お恥ずかしい話、最近まで『水疱瘡』という病気について赤いブツブツが身体に出るぐらいしか知りませんでした。

それから数か月経ったある冬の日、甥っ子が水疱瘡になりました。

そして、私の息子と遊ぶ予定だったけれど、感染する可能性があるから会わないほうがいいと言われたのです。

「そうか水疱瘡は感染病なのか」とその時に知り、そしていったいどんな病気なのかも詳しく知ることになりました。

同時に、子供がなりやすい病気についてしっかりと知っておいがほうがいいと考えるきっかけになったのでした。

この記事では、水疱瘡について知っておきたいポイントを紹介します。

ポイントは全部で6つです。

  • 水疱瘡っていったいどんな病気?
  • 初期の段階で見極めるコツは?
  • 水疱瘡はうつる?お風呂は?外出は?3つの注意点
  • 何科にかかればいい?小児科?皮膚科?
  • 水疱瘡はどうやって治療するの?
  • 水疱瘡の予防ワクチン接種を忘れずに。

この記事を最後まで読んでいただければ、水疱瘡に我が子がなった時に慌てずに済むはずです。

ぜひ参考にしてくださいね。

目次

水疱瘡っていったいどんな病気?

幼少期によくみられる病気のひとつです。

主に4歳ぐらいまでに感染することがほとんどで、患者数は10歳以下の子供が約9割を占めます。

症状の特徴としては、3~5日38℃前後の発熱のあと、赤いボツボツ(水ぶくれ)が全身に広がります。

その後水ぶくれが破けてかさぶたになっていき、一週間ほどで治るのが大半です。

水疱瘡の流行時期は冬から初夏までと長期間であり、感染率がとても高いのが特徴。

保育園や幼稚園で流行すると、瞬く間に感染が園児たちへと広がり、クラスの半数以上が休んでしまうことがしばしば起こるようです。

感染力の強さから、『子供は水疱瘡に必ず1度はなる』と言われているほど、子供の病気としてポピュラーなものですが、

悪化すると、命を落とす人もいるので、早期発見早期治療が求められます。

初期の段階で見極めるコツは?

お腹や頭に赤いボツボツが出てきたら、水疱瘡を疑ってもいいでしょう。

虫刺されの場合もありますが、他にこんな特徴がないかその時は確かめてください。

赤いボツボツの中心が白くなっている場合(水ぶくれ)、水疱瘡の可能性が高くなります。

水疱瘡の特徴は、38℃前後の熱が3日~5日ぐらい続いたのち、身体の中心に近い部分から発疹が現われ、全身に広がっていきます。

1日ほどで全身にブツブツが広がるので、ここまで来ると水疱瘡だとママたちでも容易にわかるようになるでしょう。

発熱した後に赤い発疹が現われましたら、水疱瘡の可能性がありますので早めに病院を受診しましょう。

水疱瘡はうつる?お風呂は?外出は?3つの注意点

①水疱瘡は他の人にうつるの?

水疱瘡の潜伏期間は2週間です。

ウイルス感染してから、発熱や発疹などの症状が出るまで、2週間かかるということになります。

風邪と同じく空気感染・飛沫感染・接触感染なので、患者と同じ空間に居ると感染。

しゃみや咳でも感染。

ウイルスのついた手や身体に触っても感染。

と、その感染力は強大です。

水疱瘡になったお友達がいましたら、2週間ほどは遊ぶのをやめたほうがいいでしょう。

幼稚園や保育園で流行していたら、子供の皮膚の様子を注意深く見守ってください。

水疱瘡になったら幼稚園や保育園はお休みすることになります。

登園許可がおりるのは、水疱瘡がかさぶたになった時で、だいたい一週間ぐらいお休みすることになると考えたほうがいいでしょう。

②お風呂は入っても大丈夫?

38℃以上の熱がある場合は、お風呂やシャワーはやめましょう。

赤いブツブツ(水ぶくれ)があるときは湯船に入るのはやめて、シャワーだけにしたほうが、細菌などの感染の懸念がなく安心です。

患部を清潔にしておきたいので、ブツブツがあるからシャワーも浴びないのはよくありません。

具合がとても悪いとかそういった理由がないかぎりは、毎日シャワーで身体を洗ったほうがいいですね。

その際、使ったタオルなどは他の家族とは共有はしないでください。

感染の可能性があります。

お湯が熱いとかゆみが増しますので、少しぬるめのシャワーにすると皮膚に優しいです。

③外出しても平気?

脅威の感染力がある水疱瘡です。

外出は感染の恐れがなくなる『水ぶくれがかさぶた』になるまで待ちましょう。

どうしても外出が必要な場合は、水疱瘡のお子様を家族にみてもらうか、ベビーシッターサービス・ファミリーサポートサービスなどの利用を検討してみてください。

何科にかかればいい?小児科?皮膚科?

水疱瘡は子供がなりやすい病気なので、小児科に行くのが一番です。

子供特有の病気(水疱瘡の他にヘルパンギーナや手足口病など)のスペシャリストに診てもらったほうがよいでしょう。

小児科を受診したのち、皮膚科を案内される場合がありますので、そのときは医師の指示に従ってくださいね。

上のポイントでお伝えしたように、水疱瘡はとても感染力が強い病気です。

病院に行く前に『水疱瘡の可能性がある』ことを伝えてから行くようにしましょう。

水疱瘡はどうやって治療するの?

水疱瘡はインフルエンザと同じように、発症から48時間以内に抗ウイルス薬を処方するのが一番です。

発疹には、かゆみ止めの軟膏や細菌感染を防ぐために抗生物質を使い、完治に導いていきます。

水ぶくれがかゆくて子供がかいてしまわないように、ミトンなどで手を覆うなどして対処をしてあげてください。

もし引っ掻いてしまってもばい菌などが入らないように、爪は短く切り、手は常に清潔な状態にしておくことが大切です。

水疱瘡の予防ワクチン接種を忘れずに。

予防のワクチンを打っておくと、もし水疱瘡になったとしても軽く済む場合が多いので、忘れずに受けてください。

水疱瘡のワクチンは1歳から受けられ、費用も無料なので、必ず2回、打つようにしましょう。

水疱瘡は初期に発見、治療することが大事です。

記事でお伝えしたように、48時間以内に水疱瘡への治療を行うことによって、かゆみなどの症状がだいぶ変わってきます。

感染拡大が予想される季節や流行の兆しがきましたら、水疱瘡になる可能性があると頭の片隅に入れておくと、初期の段階で感染に気付くことが出来るはずです。

赤いブツブツの水ぶくれ。想像しただけで手や足がかゆくなってきます。全身が常にかゆい状態は想像を絶するほどの辛さだと思いますので、我が子がそんなことにならないように、早め早めに治療を行い、症状を少しでも軽く、そして早く完治へと導いてあげてくださいね。

水疱瘡は、年齢が大きくなるほど重症化しやすくなります。

小さいころのうちになっておいたほうがいいと言われるのはこのためです。

極端な例ですが、早く水疱瘡になってもらいたいからと、上の子がなったときに下の子にわざとうつしたというママもいるとか。

しかし、現在では予防接種が定期化されているので接種を忘れないようにしましょう。

『子供なら一度はなる病気』だと言われる水疱瘡の特徴を知っておき、感染したときにどう対処するか覚えておくのがベストですね。