赤ちゃんが生まれて、1歳頃までに首座り~一人歩きと大きく成長していきます。
その中でも、今回は寝返りについて詳しくご紹介していきます。
「うちの子はなかなか寝返りしないけど大丈夫なの?」
「寝返りが上手にできない赤ちゃんへの補助の仕方が知りたい。」
「寝返りで何か注意することってあるのかな?」など、特に初めての子育てのお母さんは、寝返りひとつにとっても不安や分からないことばかりですよね。
そんな不安をひとつでも多く取り除くことができるように、次のことについてみていきましょう。
- 寝返りをする時期
- 寝返りの練習5つのステップ
- 寝返りをするときの注意点
寝返りについてたくさんの知識を得て、少しでも不安が減っていただけたら幸いです♪
目次
寝返りをするのはいつから?
寝返りやハイハイなど、赤ちゃんは1歳になるまでにたくさんの成長を遂げていきます。
その成長は、とても微笑ましく、そしてとてもうれしいものですよね♡
寝返りは、多くの赤ちゃんは早ければ生後3か月頃からできるようになります。
ゆったりとした赤ちゃんは、生後6か月頃に寝返りをすることもあります。
寝返り、ずりばい、おすわり、はいはい、つかまり立ちなどは、それぞれがこの時期にできるようになることが多いという基準がありますが、その通りにいかないことがほとんどです。
寝返りより先にお座りが完成している赤ちゃんもいます。
中には、「生後4ヶ月になったのに、まだ寝返りをしない。」
と、焦ったり不安になったりするお母さんもいるでしょう。
ですが、それが当然であり、不安になる必要はありません。
寝返りをするのが遅いからと言って、成長過程が遅れているのではないのです。
その赤ちゃんのペースに合わせた成長を、陰ながら見ていきましょうね。
寝返りの練習をしてみよう
寝返りの練習は必要?
寝返りをする気配がない、寝返りが上手くできない赤ちゃんに対して、お母さんの手助けは、絶対に必要というわけではありません。
赤ちゃんの中には、寝返りができて目の前の景色が変わりとても喜ぶ子どももいれば、逆に寝返りをするのが怖かったり苦しかったりと嫌がる子どももいます。
でも、親が知らず知らずのうちに、赤ちゃんも寝返りが上手になっていくので安心してくださいね♪
あくまでも、赤ちゃんとのコミュニケーションをとるというくらいの気持ちで、寝返りのサポートに当たってみましょう!
ステップ1「足を交差してあげる」
順を追って、寝返りの練習方法をご紹介していきます。
まずは、身体をねじることもまだしていない赤ちゃんへのサポートの方法です。
仰向けで寝かせて、赤ちゃんの両足を握り、優しく交差させてあげましょう。
ゆっくりと、両方の足を交差させていきます。
何か歌などを歌いながら、楽しくコミュニケーションが取れるとよいですね♪
何日か続けてみると、交差した瞬間に合わせて身体をよじろうとする瞬間があります。
もし、その瞬間に出会ったら、少し背中を支えてあげてみてください。
上手くいけば、コロンと寝返りに繋がるかもしれません。
ステップ2「寝返りしそうな方向におもちゃなどを置いてみる」
少しずつ身体をねじるようになってきた赤ちゃんへのサポートに進みましょう。
赤ちゃんがよく身体をねじるほう(赤ちゃんが眠っているときに、首がよく向いている方向)の、少し先の上の方に、赤ちゃんの好きなものを置いてみます。
すると、それを追ってもっと寝返りをしようと赤ちゃんも頑張ってくれます。
足を使って、おもちゃの方にいこうとする赤ちゃんもいますよ。
そのときに、背中を支えてあげてみましょう。
ステップ3「腕を抜いてあげる」
さて、だいぶ寝返りができてきた赤ちゃんには、最後に、どうしても腕が身体の下に残った状態で頭を起こすことがあります。
初めのうちはまだまだ、自分で腕を抜くことが難しいようで、そのまま泣いてしまう赤ちゃんもいます。
身体の下に残った腕は、お母さんが優しく前に出してあげるようにしましょう。
そのうち、自分でできるようになってくるので、寝返りが窮屈でなく楽しいものであることを教えてあげてくださいね♪
ステップ4「寝返り返りの練習」
仰向けから寝返りをするのが『寝返り』、うつぶせの状態から仰向けになるのを『寝返り返り』といいます。
先に寝返り返りをマスターする赤ちゃんもいるので、寝返りがなかなか進まないときには、先に寝返り返りをさせてみてはいかがでしょうか?
頭が重いので、自然にコロンと寝返り返りができる赤ちゃんも多いようです。
しかし、頭が重たいぶん、床に頭をぶつけてしまうこともあるので、お布団やマットの上で楽しんでくださいね。
ステップ5「服装を見直す」
赤ちゃんは寝返りをしたそうなのに、どうしてもうまくできない!
というときには、一度赤ちゃんの服装を見直してみましょう。
冬は特に厚着をさせてしまいますが、厚着だと思うように身体が動かせないので、寝返りがスムーズにできません。
寝返りの練習をする際には、部屋の温度を調節して、薄着でチャレンジしてみましょう。
寝返りができたときに気を付けること
うつぶせ寝による窒息事故
寝返りが完成し、コロコロ遊んでいる間に、うつぶせの状態で眠る赤ちゃんもいます。
しかし、鼻や口を抑えたままで窒息する危険性があるのです。
特に、柔らかすぎるお布団の上だと、口や鼻がすっぽりと覆われやすくなってしまうので、適度に固いお布団で寝かせるようにするとよいでしょう。
また、お母さんが家事やトイレで赤ちゃんから目を離すときに寝返りしてしまわないか心配というときには、寝返り防止のクッションで、ガードしておくと安心です。
ベッドからの落下
下に敷くお布団ではなく、ベッドに赤ちゃんと一緒に寝ているご家族も多いですよね。
しかし、寝返りが上手になってくると、赤ちゃんは寝たままコロコロ転がっていくことがあり、ベッドから転落してしまう事故も実際に起きています。
ソファーなどでお昼寝させている場合も同じく注意が必要です。
ベッドで眠る場合は、柵を付けたり、寝返り防止用にクッションを置いてみるなどの工夫をしましょう。
移動範囲が広くなる
ずりばいやはいはいが出来なくても、赤ちゃんは寝返りにより移動することができるようになります。
ちょっと目を離したすきに、場所を移動していることがあるので、その時に、小さなものなどを飲みこむ、またはさみなどの危険なものを手にしてしまうことがあります。
寝返りができるようになった際には、赤ちゃんの手が届きそうなところは整理整頓して、安全な空間作りに心がけるようにしましょう。
まとめ
寝返りは無理に補助してやらせる必要はないのですが、足をにぎってあげる、背中を支えてあげる、おもちゃで遊ぶなど日々のコミュニケーションや遊びの中に取り入れるような形で、サポートしていくとよいですね。
寝返りが始まると、想像もしていないような大移動をしているときもあり、夜にお布団で寝て、朝起きると足元にいた!なんてこともあります。
しっかりと、周りの環境を整えて、赤ちゃんとお母さんやご家族が安心して寝返りの練習ができるようにしておきましょう。
焦ることなくゆったりとした気持ちで臨んでくださいね。