赤ちゃんが寝すぎ!新生児の睡眠時間が長い原因と病気や障害リスク、3つ注意点

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赤ちゃんが寝ない、寝てもすぐ起きるという睡眠に関する悩みが付きものですが、中には、「寝すぎ?」と心配になる赤ちゃんもいます。

しかし、赤ちゃんの睡眠時間は個性のひとつと言われています。

「ずっと寝ているけど平気なの?」

「授乳のときには起こした方がいいの?」

「もしかして何かの病気?」

など、傍から見ればちょっとしたことかもしれませんが、とても不安になりますよね。

そんなお母さんの疑問や心配を解消していきます♪

  • 新生児の睡眠
  • 病気のリスク
  • 気を付けること

この3つについて順にご紹介していきます。参考になれば嬉しいです。

目次

知っておきたい、新生児の睡眠時間

赤ちゃんは寝るのが仕事と言われるほど、よく寝ています。

では、どれくらい寝るのが基本なのかご存知ですか?

生後間もない赤ちゃんは、1日に17時間ほど寝ます。1日ほとんど寝ている状態です。

しかし、母乳やミルク、おむつ替え等でこまめに起きるので、まとまった睡眠がなかなかありません。

さらに、生後3ヶ月くらいまでは、まだ生活のリズムが作れないので、睡眠時間や起きている時間はバラバラです。中にはまとまって眠ってくれる赤ちゃんもいます。

生後3ヶ月から4ヶ月以降は、昼夜の区別もついてくるので、リズムが少しずつ整ってきます。

しかし、生後5か月くらいから夜泣きが始まる赤ちゃんもいるので、お母さんはまだまだ、赤ちゃんのリズムに合わせて生活をしていかなければなりません。

「うちの子、寝すぎ?」と思っていても、それが普通なのかもしれませんね。

長い睡眠時間による病気のリスク

それでも、赤ちゃんが1日ほとんど寝ていて心配になることもあるでしょう。

病気や発達障害の心配も頭をよぎるかもしれません。

まずは体重を確認してみましょう

赤ちゃんが長い時間寝ているので、なかなか母乳やミルクを飲んでくれないこともあります。

育児書には「時間がきたら、赤ちゃんを起こして授乳してあげましょう。」と書いてありますが、その通りにいかないのが子育てですよね。

まずは、赤ちゃんの体重をしっかりと測り、健康状態を確認してみましょう。

生後2ヶ月までは、1ヶ月で800g程増えていれば、問題はありません。

その後も、母子手帳に記載してある赤ちゃんの体重の基準をもとに、把握しておくとよいですね。

体重が増えていない、減っているようであれば、母乳やミルクが足りていない可能性もあります。

助産師やかかりつけ医に相談の上、対処していきましょう。

病気のリスク

赤ちゃんが寝すぎるというのは、発達障害や自閉症による睡眠障害のひとつとしても考えられますが、それは稀であり、睡眠だけでの判断はできません。

起きている間は元気にしっかりと遊んでいるのであれば、ほとんど心配はないでしょう。

参考までにですが、自閉症やADHDなどの発達障害の二次障害として、睡眠障害があります。

睡眠障害に該当するような様子を例に挙げてみます。

例えば、夜中に大声で叫びだしパニックを起こす・夜中に歩き回る・夜しっかりと寝ているのに日中も眠そうにしている・落ち着きがなく衝動性が強いなど、赤ちゃんには該当しないものもありますが、子どもも同様、このような症状がみられるときがあります。

自閉症やADHD以外にも、「いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)」も考えられます。

小さな子どものいびきや無呼吸は睡眠を邪魔し、成長に悪影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。

逆に、睡眠不足から、普段が体調不良になりイライラしがちで発達障害の誤診に繋がるケースもあります。

色々なケースがあるので、普段の赤ちゃんや子どもの睡眠を観察しておくことも大切ですね。

睡眠時間が長い赤ちゃんはこれに気を付けよう

よく寝る赤ちゃんは、そのまま寝かせておくだけというわけにはいきません。

いくつか気を付けてほしいことがあります。

こまめに様子をみること

新生児や赤ちゃんが長い時間寝ているときには、こまめに様子をみてあげましょう。

汗をかいていないか、うつぶせのまま寝ていないか、寝返りをしているか、おむつはいっぱいになっていないかなど確認してあげるとよいでしょう。

汗をたくさんかいていれば、お布団の枚数を調節してあげる、着替えさせるなどしましょう。

うつぶせのまま寝ているのであれば、適度に寝返りをさせ、呼吸を確認しましょう。

日中であれば30分から1時間おきに様子をみてくださいね。

赤ちゃんを起こす方法

外出予定や、来客など時には赤ちゃんを起こさないといけないこともあるでしょう。

急に抱き上げると赤ちゃんも驚いて泣いてしまう、また、それでも起きない赤ちゃんもいます。

赤ちゃんを起こす方法として以下の方法も試してみてくださいね。

優しく声掛けをする・窓を開けて部屋の空気を入れ替える・おむつを替える・足の裏をくすぐる

無理に起こさず、優しく起こしてあげるとベストですね♪

授乳のために無理に起こすけど…

良く寝る赤ちゃんで、一番悩むのは、授乳の時間が長く空くということです。

新生児は、3,4時間おきに母乳やミルクをあげてくださいと産院でも進められますが、無理に起こして授乳をしても、全然飲んでくれないこともあります。

飲みながら、すぐに寝てしまう赤ちゃんもいますね。

しかし、お母さんは授乳の時間の間隔が空きすぎると、母乳の分泌が促進されにくくなるようです。

また、母乳が乳腺につまって乳腺炎を発症することも少なくありません。

3時間おきに授乳をすることで、母乳育児が進みやすいとも言われています。

ミルク育児の場合は当てはまりませんが、こういった意味では授乳時間の間隔をしっかりとキープしていくことは大切です。

まとめ

赤ちゃんの睡眠時間が長いからと言って、すぐに病気や発達障害を疑う必要はないでしょう。

良く寝る赤ちゃんも、なかなか寝ない赤ちゃんもおり、それは個性だと受け止めてあげましょう。

良く寝る赤ちゃんは、ほったらかしにはせず、様子をみて、気になれば睡眠時間をメモして、病院に行った際に尋ねてみてもよいと思います。

温かく見守ってあげてくださいね♪