赤ちゃんは、母乳やミルクでしっかりと水分を補うことができますが、風邪や発熱による水分不足、夏に汗をたくさんかいた後などは、ミネラルウォーターや麦茶で水分補給をさせることがあります。
水分がしっかりと摂れていないと、便秘の原因となったり、脱水の原因になったりして大変ですよね。
「赤ちゃんにスプーンで口に水分を含ませても出してしまう。」
「コップを近づけると、嫌がってひっくり返してしまう。」
など、赤ちゃんが飲み物を飲んでくれずに困ってしまう時もあります。
無理に飲ませても逆効果で、機嫌が悪くなり、ますます大変です。
そこで、赤ちゃんが飲み物を嫌がる原因と、飲ませる方法をご紹介していきます。
- 赤ちゃんが飲み物を嫌がる原因
- 先輩ママに学ぶ上手な飲ませ方10つ
赤ちゃんが飲み物を楽しく飲んでくれるような素敵な方法も見ていきましょう♪
目次
赤ちゃんが飲み物を嫌がるのはなぜ?
そもそも、どうして赤ちゃんが飲み物を飲んでくれないのか原因を見つけてみましょう。
機嫌が悪い、飲む気分ではない
機嫌が悪い事により、なんにでも反発や抵抗をしようとしています。
こうなると、飲み物だけではなく、何をしてもダメですよね。
まずは、ご機嫌になってもらうことや落ち着かせることに専念してみましょう。
抱っこしてあげたり、おもちゃで遊んだりしてみてください。
ご機嫌が良くなったときに、また改めて飲んでくれるかもしれません。
口の中や喉が痛い
喉が赤くはれている、口の中にできものができているなど、もしかしたら口や喉に何かしら異常があるのかもしれません。
いつも飲んでいるのに、急に飲まなくなっている場合は、まず口の中を見てみてください。
麦茶や水を人肌の温度にしてみる
母乳やミルクは人肌の温度であげています。
そこへ、急に冷たい麦茶や水を飲ませて赤ちゃんが戸惑っているのかもしれません。
お茶や水もなるべく初めは人肌くらいの温かさにしてあげてみてください。
ジュース・牛乳など他の飲み物が好き
人間は甘いものが大好きです。
赤ちゃんも、その甘さや母乳の甘さに慣れてしまい、味のない水やお茶を飲まなくなっているのかもしれません。
お茶は特に苦みがあるので、嫌がるのは当然なのです。
果汁100%のリンゴジュースなど与えすぎていないか見直す必要があるのかもしれません。
水や麦茶の味に驚いている
麦茶には、ミネラルやビタミンが豊富に含まれているので、胃の粘膜を保護する作用や、体を冷やしてくれる作用があり、ぜひ飲ませていきたい飲み物のひとつです。
水やお茶の飲み始めの頃は、ミルクや母乳以外の飲み物に驚いているかもしれません。
口に入れてもべーっと出して飲みこんでくれません。
この場合は、少しずつ、そして毎日繰り返して、水や麦茶の味を覚えさせてあげるとよいでしょう。
先輩ママに聞いた!上手に飲ませる方法
では、赤ちゃんが飲み物を飲まない時、他のママはどのようにして克服していたのでしょうか。
実際に先輩ママの体験談をもとに、その方法をまとめてみました。
飲み物の容器を替えてみる
赤ちゃんの飲み物専用の容器には、哺乳瓶やストローマグ、コップなど様々な種類があります。
コップのみはできないけど、ストローのみが上手な赤ちゃんや、その逆もあります。
赤ちゃんが飲みやすい専用の容器を使うようにしてみましょう。
また、現在使っているものの月齢は合っていますか?
たくさんの種類があるので間違えやすいようです。確認してみてください。
スプーンで1口ずつ飲ませる
ストローやコップだと一気に飲み物が口に入ってくるので、赤ちゃんも飲みにくいことがあります。
初めのうちは、まず離乳食用の赤ちゃんスプーンを使って、少しずつ飲ませてみましょう。
1口でも飲んでくれれば、成功の第一歩です!
コップに少しだけ入れて飲ませてみる
コップ飲みが得意な赤ちゃんには、取っ手付きのコップに、一口か二口分の飲みものをいれてあげます。
こぼしても少量なので安心ですし、赤ちゃんも飲みやすいので、コップのみがさらに上達していきます。
ジュースはできるだけ後から飲ませる
先に甘くておいしい飲み物の味を知ってしまうと、味のない水やお茶を嫌がる傾向があります。
ジュースやイオン飲料は、糖分も含まれており、飲ませすぎると虫歯や肥満の原因になるので注意が必要です。
赤ちゃんの時期はなるべく控えるようにしましょう。
下痢や嘔吐などのときには、イオン飲料を飲ませる程度にしておくとよいですね。
親も一緒に飲む真似をする
赤ちゃんもお父さんやお母さんの様子をよく見ています。
生後半年くらいからは真似する赤ちゃんもいます♡
親も一緒にコップやストローで飲み物を飲んでみましょう。
その時には、楽しそうに、美味しそうに飲むのがコツです♪
離乳食にスープや果汁、ゼリーなどをメニューにを加える
水分補給は、お茶や水以外にもできます。
母乳やミルクからも水分が補給できますが、離乳食が始まっている赤ちゃんは、ぜひ、メニューの中にスープや果汁、ゼリーなどを加えてみてくださいね。
赤ちゃんの目に入る場所に飲み物を置く
赤ちゃんが、自分で手を伸ばして飲もうとする機会を作ってあげてもよいでしょう。
目に入るところに置いておけば、そのうち飲んでみようかなという気持ちになる赤ちゃんもいます。
飲み物の容器を赤ちゃんの好きな色やキャラクターのもので目を惹くという手もあります。
お茶や水を牛乳で割る
お茶や水は飲まなくても、同じ容器なのに牛乳やジュースなら飲むのであれば、お茶や水を牛乳で割ってみてください。
見た目は牛乳なので、飲んでくれることがあります。
飲んでくれたら、少しずつお茶や水の割合を増やしていき、味に慣らしてみましょう。
冷蔵庫の中を見せる
ジュースや牛乳が飲みたいと意思表示をする赤ちゃんや子どもには、冷蔵庫の中にお茶や水しかないことを見せてあげるとよいです。
中にないので、すぐに諦めてくれるでしょう。
水や緑茶以外のものを飲ませてみる
お茶の渋みや苦み、水の味のなさが原因で飲まないこともあります。
大人用のノンカフェインの麦茶やノンカロリーで甘みのある甜茶(てんちゃ)がおすすめです。
その他にも、ルイボスティーなどを飲ませている先輩ママもいますよ。
まとめ
赤ちゃんが飲み物を飲まない原因にもいろいろありますよね。
まずは、原因をつきとめてから対策をしてみましょう。
先輩ママたちの体験談をもとに試してみて、もし赤ちゃんが飲んでくれたらうれしいです。
でも、お母さんも赤ちゃんも無理はせずに、ゆったりと成長していく過程を楽しんでくださいね。