「赤ちゃんのお部屋を作ろう!」と思っても、何から手をつけたら良いのか分かりませんよね。
初めての育児であれば尚更。
赤ちゃんが安全で快適に過ごせるような部屋作りをするために、気をつけることとは何でしょうか?
今回は、赤ちゃんと過ごすお部屋作りはいつから始めたらよいのか、お部屋を作る前に注意したいポイントを5つご紹介します。
- 赤ちゃんのお部屋はいつ用意したらいいの?
- 赤ちゃんに快適な季節ごとの室温と湿度とは?
- お部屋や寝具はいつも清潔に!
- ママやパパから見える所に赤ちゃんスペースを作ろう~お部屋の広さ別に注意することとは…
- 安全対策!家具の配置や固い床はどうしたらいいの?
- お世話グッツは一ヶ所にまとめよう
これまで夫婦2人で快適に過ごしてきたお部屋。
これからは赤ちゃん目線になってお部屋を作ってあげましょう!
お部屋作りの際に注意したいポイントをご紹介しますので、是非参考にしてみて下さいね。
目次
赤ちゃんのお部屋はいつ用意したらいいの?
赤ちゃんのお部屋作りは、妊娠中期の安定期に入った頃が目安。
妊娠初期は悪阻(つわり)で体調を崩しやすかったり、妊娠後期はお腹が大きくなり始めたりして、家具を移動するにも一苦労になります。
また、出産後はママの体調の戻りが悪かったり、赤ちゃんのお世話でお部屋を作る暇なんてありません。
妊娠中期頃から、赤ちゃんが生まれる前に少しずつ始めていきましょう。
赤ちゃんに快適な季節ごとの室温と湿度とは?
赤ちゃんは自分の言葉で暑い寒いを伝える事ができません。
体温調整機能も未熟なのでママやパパがしっかりと室温や湿度を管理してあげる必要があります。
室温は、外の温度のプラスマイナス5℃が目安。
<春夏のポイント>
- 室温26℃から28℃
- 湿度40%から60%
- エアコンで冷やし過ぎないよう注意
- タオルケットやおくるみで体温調節
- 窓を開けて風通しをよくする
<秋冬のポイント>
- 室温20℃から23℃
- 湿度50%から60%
- 乾燥しやすいので加湿器で湿度調整
- インフルエンザなどの感染症に気を付ける
- 窓を開けて換気を適宜おこなう
以上のことを意識して、赤ちゃんの部屋作りを行いましょう。
関連記事⇒赤ちゃんの室内の明るさって?新生児が寝る時の部屋の明るさ7ポイント
お部屋や寝具はいつも清潔に!
ホコリやダニはアレルギーを引き起こす危険性があるので、こまめに掃除機をかけたり、布団を干したりして、いつも清潔に保ちましょう。
赤ちゃんは、頻繁にミルクやおっぱいを吐いたり、おしっこやうんちが漏れてしまいがち。
お洋服だけではなく、シーツや布団カバーを取りかえるのをお忘れなく。
ホコリやカビ、ダニの発生を防ぐためにも、1日数回は窓を開けて換気をするようにして下さい。
赤ちゃんには、日当たりが良く風通しの良いお部屋を選んであげましょうね!
ママやパパから見える所に赤ちゃんスペースを作ろう~お部屋の広さ別の注意点~
ベビー部屋には、赤ちゃんが安全に過ごせるような部屋作りが大切。
もし何かがあったとしても直ぐに助けられるよう、ママやパパから見える場所に赤ちゃんのスペースを作りましょう。
家庭にもよりますが、日中はリビングで過ごし、夜は寝室でママやパパと一緒に寝るケースが多いようです。
さらに、お部屋の広さや間取りによっても注意するポイントは異なります。
1DKと2DKのポイントとは…
1DKは、1部屋+4.5帖から8帖未満のダイニングキッチン
2DKは、2部屋+6帖から10帖未満のダイニングキッチン
部屋数が限られているので、1DKの場合は、1部屋で昼夜を過ごします。
一方2DKは、1部屋をリビングとし、2部屋目を寝室とします。
ハイハイするようになると、ダイニングキッチンと各お部屋の間に侵入を防ぐベビーゲートの設置が必要になります。
1LDKと2LDKのポイント
1LDKは、1部屋+8帖以上のリビングダイニングキッチン
2LDKは、2部屋+10帖以上のリビングダイニングキッチン
日中は、リビングで過ごし、夜はお部屋で過ごす最も理想的なパターン。
リビングが広いのでベビーベッドを置いたり、専用のオムツ替えの台を置いたりできます。
ハイハイするようになると、キッチンへの侵入を防ぐためのベビーゲートは必須。
2LDKの場合は、お部屋が2つあるので最初から子ども部屋として活用することも可能です。
しかし、日中家事をしているママが赤ちゃんの様子を見渡せない場合は、モニターを置くなどの対応が必要でしょう。
戸建のポイント
階段のあるお家でドアが付いていない場合は、侵入を避けるためのベビーゲートの設置が必要です。
万が一階段から転落してしまったら大惨事になるので、赤ちゃんの成長時期をみながら早めに用意しておくと良いですね。
安全対策!家具の配置や固い床はどうしたらいいの?
妊娠前には、家具の配置や床の素材に気にとめてはいませんでしたよね?
赤ちゃんは、自ら危険を察知することも出来なければ、動いて避けることも出来ません。
安全をきちんと配慮した場所で快適に過ごせるよう、ママやパパが気を付けてあげましょうね。
では、具体的にどのように注意したら良いのでしょうか。
家具はどのように置いたらいいの?成長に合わせた安全対策とは…
新生児のうちは一日を寝て過ごすことがほとんど。
目も30㎝先がぼんやりと見える程度なので自ら何かを手にとって遊ぶこともありません。
赤ちゃんの寝ている周りには、基本的に何も置かないようにしましょう。
背の高い家具は転倒の恐れがあるので置かないように。
子どもはどんどん成長し、出来ることも少しずつ増えていきます。
赤ちゃんの成長に合わせた安全対策が必要になってきます。
寝帰りやお座りをしだしたら?
生後6カ月頃になると寝帰りやお座りをし始めます。
ベビーベッドで寝ている場合は、柵をしっかりと固定させましょう。
お布団や座布団で寝ている子は、寝帰りでゴロゴロし始めると直接床へゴロンなんてことも。
お座をしていてバランスを崩しコツンと頭を打ってしまうこともしばしば。
フローリングの床は硬くて冷たいです。
怪我防止のためにもジョイントマットがおすすめ。掃除も簡単ですし、防音対策にも優れていますよ。
関連記事⇒赤ちゃんの床にマットは必要?布製やコルク製、ジョイントマットなどおすすめ商品9選!
ずりばい、ハイハイをしだしたら?
生後7、8カ月頃になるとずりばいやハイハイをし始めます。
赤ちゃんの平均身長は、62㎝~73㎝。
つまり床から30㎝以内のもの、コンセントや電気コード、低い家具の角に気をつけましょう。
使っていないコンセントにはカバーをしたり、電気コードを隠したり、家具の角にはクッションをつけておくと安心です。
歯が生えはじめ、離乳食も始まっている頃なので、なんでも口に入れてしまいがち。
手で小さなものをつかめるようになるので、乾電池やビー玉、タバコの吸い殻はしっかりと隠しておきましょう。
関連記事⇒赤ちゃんのコンセント事故に注意!乳幼児におすすめのコンセントカバー3選と対策
つかまり立ち、伝い歩きをしだしたら?
生後9,10カ月頃になるとつかまり立ちや、伝い歩きを始めるようになります。
赤ちゃんがなるべく転ばないように電気コードなどは整理しておきましょう。
お世話グッズは一ヶ所にまとめておこう!
おむつやお尻拭き、ガーゼに綿棒、クリーム、体温計、着替えといったお世話グッズはひとまとめにして収納しておきましょう。
昼夜をそれぞれ別の場所で過ごすのであれば、収納カゴやカートに入れておくと持ち運びに便利ですよ。
戸建の場合は、部屋を移動する際に階段を使います。
日中過ごすお部屋と夜寝るお部屋とでわけているのであれば、それぞれにお世話グッズを用意しておくと良いでしょう。
また、深夜のオムツ替えや授乳時に間接照明があると更に便利ですよ。
まとめ
赤ちゃんと過ごす新生活にドキドキそわそわ。
赤ちゃんにとって安全で過ごしやすいお部屋作りをしてあげましょう。
狭い部屋でも工夫さえすれば、赤ちゃんが過ごしやすい環境を作ることができます。
新生児のうちは寝て過ごすことがほとんど。
とりあえずは赤ちゃんが昼夜、安全に快適に過ごせる場所を確保してあげましょう。
その後は、先を見込んで早目にレイアウトを変更するのも良いですが、赤ちゃんの成長に合わせて少しずつ変えても問題ありませんよ。